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第013部 序列第13位と生きた山脈×まだまだ続くよ空の旅
第03話 家畜
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第03話 家畜
「昨日は楽しかったね!」
「うん、盛り上がったなぁ」
「千歳君と大河君…飲み過ぎてないと良いですね」
「あんな美味いもん食ったの初めてだよー」
「ああ、また食べたいな」
「また作るすよ」
「詠斗…」
「はいチグリスドーナツね」
《エンビ》の街を歩く詠斗達、昨夜の宴会を思い出しまたやろうと話しをしつつ子ども達と手を繋ぎ歩く、昨日商業ギルドに提出した買い取り品の膨大な数にギルドマスターは禿げた頭を抱え計算している事だろうとアコミアは思い出す、金額も高額になるだろう冒険者ギルドや商人や店を巻き込んで金を用意するだろう、何せ詠斗達が出して来た資材は質や量もこの街で手に入る物を遙かに超えていた、資金が足りないから買える物を減らす事は出来ないだろう。
「お、あそこが商隊の拠点だよ」
「みんなはぐれないように手を離さないで下さいね」
『はーい』
「えうー」
「空もだよ」
綴が子供達に再度注意を促し、晴海が抱っこ紐でだっこしている空を指先で頬をつつく、子ども達が彫ってくれた木工細工を握ってきょろきょろしていた。
「わあ、大きい動物だねぇ」
人が多く行き交う商隊達が拠点にしている広場で家畜達が繋がれ商人達や客が値段交渉等を行い、活気づいていた。
「こいつは力もあって大人しいから荷物を運ぶのに良いんだ」
「晴海達が最初に目に入ったのは馬よりも大きいサイズの羊のような動物がむしゃむしゃと食べていて、子ども達がはしゃいでいる。
「トンに土産と嫁さん探すかー」
「俺のおススメはあの店だよ、顔なじみなんだ」
「お、どれ?」
魔人の子供を肩車するヤクハと奥の一角の店をを指して顔なじみというアコミア、他の店には客がいるがアコミアの知り合いの店には客がいなかった。
「やあ、キッフ」
「よ、アコミアー」
「相変わらず客いないね」
「ま、うちは毛色が変わったやつとか身体の小さいのが多いからなー」
「元気で毛艶も良くて人懐こいんだけどね」
「そう、それが売りなんだけどな」
キッフという店主の青年はアコミアの顔を見て手を振る、キッフの店にいる家畜は鎖で繋がれていないがのんびりと草を食んでいる。
「あの馬小さいね」
「可愛いなー仔馬?」
「人懐こい馬ですね」
「いやそいつは成体、普通の馬なんだがその大きさのままなんだよ」
晴海が気になったのは奥で草を食べている小さな馬、栗色の毛色に脚は太いし身体もしっかりしているが大型犬よりも少し小さい位の馬がこちらにやって来て子ども達の身体に興味深そうに身体を擦り付けていた。
「こっちの動物は?」
「そいつはギモさ、ミルクが美味いよ、アコミアの連れだからご馳走するよ」
『ギモ?』
詠斗が気になったのは小さい牛、毛色は灰色で長い尻尾をぺしぺしと動かし虫を払っている、キッフが素早く数頭のギモの乳を搾りコップに入れて渡してくれる、受け取った子ども達は美味しいと口々に言い、魔人の子供達も喜んでいた。
「甘いですね」
「だろ?」
キッフがニカと笑う、子ども達が小さい馬を気に入ったようなのでその馬と、ギモを番で買う事にした。
「あーそうか、買ってくれるのか…」
「キッフどうかした?彼らはの飼育環境はすごいよ、大丈夫だ」
「あ、いやそうじゃないんだ、代金は3頭分で良いから良ければ全員引き取ってくれないか?」
「それは構いませんけど…何かあるんですか?」
「商売を畳もうと思ってね、ガキの頃から商隊の手伝いでずっと家畜と付き合っていたんだが俺が育てたりすると丈夫で元気にはなるんだが…ちょっと毛色が変わって売れにくいんだよ…店畳んで冒険者か別な商売始めるよ、商隊でも居場所ないしな」
「そんな…」
ぽりぽりと頬を掻くキッフ、確かに他の店と恐らく同じ家畜を扱っているのだろうが大きさや毛色が全く違う、変わった物を好む貴族には好評で飼育はそれなりにされているが見世物のように扱われている、そんな状況に嫌気が差したとキッフは語った。
「なら俺達とくる?動物沢山いるしエサもあるから」
「うん、行こう!」
「是非一緒に行きましょう、仕事としてちゃんとお給料も払いますし土地もありますから」
「ええと…」
「あーそういう事すね」
「ああ……お前は獣人と人魚の混血だ…動物の成長に影響をもたらす」
「地の人魚すすね、俺達と来た方がいいすよ?」
「え?俺獣人なの?孤児で親の顔知らないし」
「鑑定出来る魔人がいるから詳しい事が分かる…」
「そ、そうなのか?」
「人魚?下半身魚で上半身人の?」
「地の人魚という事は他にもいるんですか?」
「そうすよー後で教えるす」
晴海と綴の質問にラウラスが頷く、キッフは少し考えてアコミア達と行く事を決めた。
「分かった、頼むよ。今から出る準備をするし、商隊にも挨拶するからまた後で来てくれ」
「これは準備やお世話になった方達に使って下さい、支度金です。これからよろしくお願いします」
「これ後で食べてね」
綴が収納から小袋を出してキッフに渡す、キッフはその小袋の重さに目を開くがありがたく貰う事にして夕方に迎えにくると約束を交わし、詠斗は昼食の葉に包んだサンドイッチを渡した…。
とある巨大な湖の畔、巨大な魚が水面を跳ねるその瞬間弓が綺麗な弧を描き魚の鰓に吸い込まれ苦しむ間もなく絶命し水面に落ちた。
「よし」
湖の周辺の木の陰から見ていた青年が声を上げ矢に括った紐を手繰り、1人巨大な魚を岸辺に手繰り寄せた。
「やた」
「さかなー」
「たべよ」
「ああ、こいつは素材としても売れるからな」
カサカサと木陰から幼子たちが3名転がるようにやって来て釣果に喜ぶ、青年が鼻を擦り自慢げに早速自分の身長よりも巨大な魚の鱗をナイフで剥がし幼子たちが魔法で出した水で丁寧に洗い風魔法で乾かし収納空間に入れていく。
「塩もないなぁ、明日は素材売りと買い出しにいくからな」
『あーい』
幼子たちの揃った声に青年が笑う、もうすぐ昼になるので手早く魚を焼いて、その辺で採取したキノコや葉物を刻んでスープにしようと慣れた手つきで魚を捌いていった…。
「昨日は楽しかったね!」
「うん、盛り上がったなぁ」
「千歳君と大河君…飲み過ぎてないと良いですね」
「あんな美味いもん食ったの初めてだよー」
「ああ、また食べたいな」
「また作るすよ」
「詠斗…」
「はいチグリスドーナツね」
《エンビ》の街を歩く詠斗達、昨夜の宴会を思い出しまたやろうと話しをしつつ子ども達と手を繋ぎ歩く、昨日商業ギルドに提出した買い取り品の膨大な数にギルドマスターは禿げた頭を抱え計算している事だろうとアコミアは思い出す、金額も高額になるだろう冒険者ギルドや商人や店を巻き込んで金を用意するだろう、何せ詠斗達が出して来た資材は質や量もこの街で手に入る物を遙かに超えていた、資金が足りないから買える物を減らす事は出来ないだろう。
「お、あそこが商隊の拠点だよ」
「みんなはぐれないように手を離さないで下さいね」
『はーい』
「えうー」
「空もだよ」
綴が子供達に再度注意を促し、晴海が抱っこ紐でだっこしている空を指先で頬をつつく、子ども達が彫ってくれた木工細工を握ってきょろきょろしていた。
「わあ、大きい動物だねぇ」
人が多く行き交う商隊達が拠点にしている広場で家畜達が繋がれ商人達や客が値段交渉等を行い、活気づいていた。
「こいつは力もあって大人しいから荷物を運ぶのに良いんだ」
「晴海達が最初に目に入ったのは馬よりも大きいサイズの羊のような動物がむしゃむしゃと食べていて、子ども達がはしゃいでいる。
「トンに土産と嫁さん探すかー」
「俺のおススメはあの店だよ、顔なじみなんだ」
「お、どれ?」
魔人の子供を肩車するヤクハと奥の一角の店をを指して顔なじみというアコミア、他の店には客がいるがアコミアの知り合いの店には客がいなかった。
「やあ、キッフ」
「よ、アコミアー」
「相変わらず客いないね」
「ま、うちは毛色が変わったやつとか身体の小さいのが多いからなー」
「元気で毛艶も良くて人懐こいんだけどね」
「そう、それが売りなんだけどな」
キッフという店主の青年はアコミアの顔を見て手を振る、キッフの店にいる家畜は鎖で繋がれていないがのんびりと草を食んでいる。
「あの馬小さいね」
「可愛いなー仔馬?」
「人懐こい馬ですね」
「いやそいつは成体、普通の馬なんだがその大きさのままなんだよ」
晴海が気になったのは奥で草を食べている小さな馬、栗色の毛色に脚は太いし身体もしっかりしているが大型犬よりも少し小さい位の馬がこちらにやって来て子ども達の身体に興味深そうに身体を擦り付けていた。
「こっちの動物は?」
「そいつはギモさ、ミルクが美味いよ、アコミアの連れだからご馳走するよ」
『ギモ?』
詠斗が気になったのは小さい牛、毛色は灰色で長い尻尾をぺしぺしと動かし虫を払っている、キッフが素早く数頭のギモの乳を搾りコップに入れて渡してくれる、受け取った子ども達は美味しいと口々に言い、魔人の子供達も喜んでいた。
「甘いですね」
「だろ?」
キッフがニカと笑う、子ども達が小さい馬を気に入ったようなのでその馬と、ギモを番で買う事にした。
「あーそうか、買ってくれるのか…」
「キッフどうかした?彼らはの飼育環境はすごいよ、大丈夫だ」
「あ、いやそうじゃないんだ、代金は3頭分で良いから良ければ全員引き取ってくれないか?」
「それは構いませんけど…何かあるんですか?」
「商売を畳もうと思ってね、ガキの頃から商隊の手伝いでずっと家畜と付き合っていたんだが俺が育てたりすると丈夫で元気にはなるんだが…ちょっと毛色が変わって売れにくいんだよ…店畳んで冒険者か別な商売始めるよ、商隊でも居場所ないしな」
「そんな…」
ぽりぽりと頬を掻くキッフ、確かに他の店と恐らく同じ家畜を扱っているのだろうが大きさや毛色が全く違う、変わった物を好む貴族には好評で飼育はそれなりにされているが見世物のように扱われている、そんな状況に嫌気が差したとキッフは語った。
「なら俺達とくる?動物沢山いるしエサもあるから」
「うん、行こう!」
「是非一緒に行きましょう、仕事としてちゃんとお給料も払いますし土地もありますから」
「ええと…」
「あーそういう事すね」
「ああ……お前は獣人と人魚の混血だ…動物の成長に影響をもたらす」
「地の人魚すすね、俺達と来た方がいいすよ?」
「え?俺獣人なの?孤児で親の顔知らないし」
「鑑定出来る魔人がいるから詳しい事が分かる…」
「そ、そうなのか?」
「人魚?下半身魚で上半身人の?」
「地の人魚という事は他にもいるんですか?」
「そうすよー後で教えるす」
晴海と綴の質問にラウラスが頷く、キッフは少し考えてアコミア達と行く事を決めた。
「分かった、頼むよ。今から出る準備をするし、商隊にも挨拶するからまた後で来てくれ」
「これは準備やお世話になった方達に使って下さい、支度金です。これからよろしくお願いします」
「これ後で食べてね」
綴が収納から小袋を出してキッフに渡す、キッフはその小袋の重さに目を開くがありがたく貰う事にして夕方に迎えにくると約束を交わし、詠斗は昼食の葉に包んだサンドイッチを渡した…。
とある巨大な湖の畔、巨大な魚が水面を跳ねるその瞬間弓が綺麗な弧を描き魚の鰓に吸い込まれ苦しむ間もなく絶命し水面に落ちた。
「よし」
湖の周辺の木の陰から見ていた青年が声を上げ矢に括った紐を手繰り、1人巨大な魚を岸辺に手繰り寄せた。
「やた」
「さかなー」
「たべよ」
「ああ、こいつは素材としても売れるからな」
カサカサと木陰から幼子たちが3名転がるようにやって来て釣果に喜ぶ、青年が鼻を擦り自慢げに早速自分の身長よりも巨大な魚の鱗をナイフで剥がし幼子たちが魔法で出した水で丁寧に洗い風魔法で乾かし収納空間に入れていく。
「塩もないなぁ、明日は素材売りと買い出しにいくからな」
『あーい』
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