あなたは異世界に行ったら何をします?~良いことしてポイント稼いで気ままに生きていこう~

深楽朱夜

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第013部 序列第13位と生きた山脈×まだまだ続くよ空の旅

第08話 そりゃ目立つ

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「明日は決闘会だから今日なるべくやれる事をやっておこうね」
「ああ…詠斗…」
「はい、チグリス。サンドイッチね中身は魚のフライ」
「塩の準備すよねって、なんか人が沢山いるすよ」
「俺、何でなのか理由分かったよ」
「俺も」
『あれは目立つ』
詠斗、チグリス、ラウラス、アコミア、キッフが店の準備に訪れば人だかりが店の前に出来ていてアコミアとキッフが眼前の店の佇まいにそりゃ人が来るわと納得した。
「そう?崇幸さんが造った店の中では大人しめなんだけど」
「えぇ、こんなすごいの初めてみたけど」
「空飛ぶ船が在るくらいだしな」
「一旦内にはいるすよ」
ラウラスが内に入ろうと人波を掻き分けて行く、詠斗がガラスの入り口を魔力を注いで開ければ周囲が
歓声に湧いた。
『詠斗様、外にアナウンスしてまだ始まらないと伝えます』
「お願い、風早。こう見られてたらやりづらいなぁ」
『壁のスイッチを押してみて下さい、ガラスが不透明な物に変わります。先ほどこの人波を見て内部を弄りました』
【中に入ろうとしている人達がいましたよ、《カンタス王国》の店も連日大人気です、塩の大口取り引きも入りそこから商業エリアへの誘致も行ってます、中継器も試験的に稼働して連日大にぎわいです】
「それはすごいなぁ、忙しいと大変だよね」
『他にも従業員を雇い入れて…無人販売は難しいですね』
「なら、俺とキッフが来る日に店を開ける?」
「そうだな、他に雇ってもいいかもしれないし
。落ち着いたら無人販売?というのも出来ると思うけどこの集まり具合だと難しいなあ」
「そうだね、なら準備だけしとく?」
「了解す」
「詠斗…」
「はい、干し肉」
「塩の岩出すから削って」
チグリスに詠斗が干し肉を渡し、収納空間から詠斗の背丈程の塩の岩を出しチグリスとラウラスの魔法で細かくしていき、アコミアとキッフが瓶や草で編んだ袋に入れていく作業が暫く続いた。

「あー酒うま、おはよう~」
「ん、朝かよ。おかわり、崇幸」
「いつまで飲んでいるんだ?明日は大事な日だから
体調整えておけよ?水も飲んで」
「崇幸、おはよう。俺にはたんさん水を」
「ああ、呑んだな。崇幸コーヒーを」
「ん~久し振りに呑んだ呑んだ、おはよう崇幸。俺はミルク」
《黒鳶》の食堂死屍累々のフェシェスタ、フォン、シュリ、マユラとジラ達を昨夜適当な時間に引き上げた崇幸が呆れ返りながら飲み物を渡していく、ゴーレム達や《ノゼバ国》の難民達が片付けてくれたらしく食堂は綺麗な物で厨房からは朝食の臭いが漂って崇幸の食欲を刺激してくれる。
「今日は療養街の続だな、懐記君と外神君は料理を皆に教えるって言うし」
「おはよう、崇幸、みんな」
「おはよう、ひどい有り様だな」
「すごく良く眠れたよ」
「朝飯取りに来いよー」
チェカ、ギーギス、ナチュと子供たちが訪れ、地べたで酒瓶抱えている大人達を尻目に厨房を手伝っているイデアが声を掛けカウンターに向かった。

「んー酒飲んだ次の日の味噌汁はうまいなぁ」
「おにぎりうま」
「卵焼き美味しい」
酒を浴びる様に呑んだ面々は半分寝ながら、おにぎり、卵焼きと味噌汁、後は大皿のおかずを適当に食べている。
「おはよう」
「おはようございます、みなさん」
「おはよー」
ノイズとジュナイ達も合流し、次々温かいおかずやおにぎりや卵焼きが運ばれミュナイや子供たちが美味しそうに食べている、厨房を手伝っていたグローリー達とイシュターも席に着き魚の煮付けも出された。
「なあ、崇幸またあのなめろう?ってやつ作ってくれよ」
「あ、あれおいしかった~」
「いいぞ、気に入ったのか?」
「俺に作り方教えて欲しい、魚で色々な料理が出来るって知れて嬉しいんだ」
「もちろん、教えるよ。簡単だから」
「ありがとう」
ジラが昨夜崇幸が出した最後の特別料理は、色々な調味料を組み合わせ崇幸のなめろうだった。
酒が進むと大好評だった、ナチュが作り方を教えてくれと頼み快諾した。
「食ったらまた呑むぞ」
「外神に唐揚げを頼もう」
「芋揚げも、野菜も欲しいな」
「肉焼いて貰お」
ジラ達は今日は1日呑みっぱなしと決め込み、外神に食べたい料理を頼んだ。
「やれやれ、程々にな。さ、俺も作業に行こう」
「俺も行くよ、今日の朝飯もうまかった。」
「俺も、ごちそうさま」
「俺も、面白いからな」
崇幸はチェカとノイズ、ギーギスと共に作業部屋に向かい、イシュターが子供達や難民達の中に字や計算を出来るようにしたいと言う希望者達の為に教室を会議室に設け、グローリー達はその手伝いを行う事にした。
「イシュター教室終わったら飲みに来いよー」
「ジラ、程々に…」
「へーい」
酒瓶を振るジラにイシュターは頷きつつ釘を刺す、ジラも字を書けるし読めるようになり大河のお勧めの本等も読む様になった、字が読めたら世界が広がったと喜ぶジラ、だから字が読みい書きたいと思う人々が学べる場所が沢山あって欲しいという、イシュターもその気持ちは大切だと、こうしてこの《黒鳶》に教室を設けた。
オベリスカも《アタラクシア号》の生徒達と画面越しに此方の授業も行っている、歴史や作法等も取り入れ、ナイル達とも連絡を取り合い授業の内容を話し合い共有している。
人々は様々だ、学を得てより良い生活と仕事を得る、純粋に読み書き出来るようになりたい、自分のような境遇の人々に教えたい、する事がないから暇潰し等、計算も同じような感じだった。
「始める…」
会議室には既に大勢の人々が座って待っている、机の上には皆ペンとノート、ノートは率のスキルの物を神々に頼み運んで貰い、晴海の魔法で出した紙をイザラが配り、淡々としたけれども良く通るイシュターの声で始まった…。
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