あなたは異世界に行ったら何をします?~良いことしてポイント稼いで気ままに生きていこう~

深楽朱夜

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第014部 君分かれる事なかれ/君離れる事なかれ

第029話 《水ダンジョン》?/第29話 試食は続くよ店も増えるよ  

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第029話 《水ダンジョン》?
難易度の割にドロップ品が割に合わないから不人気な《水ダンジョン》グローリー、エスティア、アコミアとキッフとアコミアに抱かれた魔人の子の5名で挑む、夕飯迄には帰ろうという話しで中へ進んだ。
「エスティア…手をつなご」
「はい…父上…」
「うんうん、良い親子だな」
「まあ、ここじゃなければなー」
「ドロップ品を回収するのよーこれは水あめの瓶が出来るのよー」
暗いじめじめした洞窟内、向かって来る敵はドロドロとした蝙蝠や地を這うヘドロのような魔物達、グローリーは滑らない様にエスティアと手を繋ぎ、キッフは剣で薙ぎ払いグローリーとエスティアは魔法で弾き飛ばす、グローリーの魔法からヒヨコが次々生まれ地面に着きたくないのかグローリー達の身体や必死に小さい羽をパタパタさせているので魔人の子が手を翳し宙に幾何学的な魔法陣を出現させヒヨコ達がその上に纏まり跳ねて遊んでいる。
「これ何だ?」
「魔術よー魔法も使えるけど魔術の方が長く使えるのよー」
「魔術ねぇ、本で読んだ事あるけど実際みれるとはすごいな」
「魔術も魔法もあまり変わらないのよー陣があると調整や長持ちがやりやすいのよぉ」
キッフが陣を突くと陣が進みヒヨコ達が嬉しそうに喜んでいる、魔術だと言えアコミアが以前呼んだ本を思い出す、魔法は魔力から成り立ち魔術は陣や触媒を使い発動させる、魔術の方が効率は悪いが持続性や制御が容易い……魔術の中に魔導もあるとされ4千年前にその技術は喪失したとされているとアコミアが説明し次々ヘドロに塗れた魔物達を屠っていった。
「なんか萎える」
「分かる」
「ボス?」
「入る」
「いくのよー
アコミアとキッフのやる気はイマイチ上がらない、敵も序盤だから弱いので手ごたえもなくボス部屋に辿り着き扉を開ければ…。
『げ…』
「倒すと綺麗な物がドロップするのよー」
アコミアとキッフの声が同時に上がる、ボスは天井まで身体が届きそうな巨大なヘドロのスライムだった。

「陛下!大変です!」
「あ?んだよ」
「西の方で…異変が起きていると!伝令兵がこれを」
「何が……っち、行くぞ」
グステナが《ウワムス王国》の城にトラングの家から《コレメキバ学院》を経由し城に戻ると臣下が顔を青くし丸められた伝令書の紐を解き目を通しすぐさま動ける兵を集め転移石で王国の西の領地へと向かった。

「どいつが持ちこんだんだ?」
「奴隷商です!他国の奴隷商が!」
「水魔法が使える奴は火を消せ、俺はタータスの所へ行く」
『は』
グステナと数名の兵士と魔法に長けた臣下達を連れて西の領地に着けばすでに辺りには火の手が上がり、民が逃げまどい兵士達が誘導し川の方へ向かわせ、グステナは剣を構えて火の勢いが激しい方へと向かった。
伝令書の内容は『西の領地《コンヴェ》が攻め込まれている…たった1人で…助けて下さい』と、転移石が無ければ西の領地は落ちていただろう、剣を握る手に力が籠る西の領主は貴族として商人としてもやり手で用心深い、彼の眼を擦り抜け持ち込んだ何かがたった1人で此処を火の海にしたのだ。 
水魔法を出し火を消し逃げ惑う民に川へ向かえと伝え、火の手が激しい領主の屋敷へと民の誘導をしつうつ向かった。

「……あー俺今日死ぬかも、クソ、タータス生きているか?」
「へ、陛下…お逃げ…」
「コロス…コロス」
「てめぇのご主人は消し炭かよ、っち」
タータス・メキバの屋敷の庭、丁寧に手入れされた彼の庭は《ウワムス王国》において最も美しいに庭とされ、有名な物だったが今は見る影もない、タータスが庭で炎に囲まれ苦しんでいる中その背後で口から火の玉を放つ顔に魚の様な鱗を所々生やし耳は魚の鰭、目は白目がなく眼は赤、額には第三の目がギョロギョロと周囲を見ている青年がボロ布1枚を見に纏っていた。
「人魚…禍蚪級(まがつきゅう)か…」
人魚が大きく口を開けば口が裂け炎の玉をグステナに向かって吐き出す、それを剣で真っ二つにし……。
「勝てねぇな…いや勝てるけど…」
「シネェ!!!!」
「てめぇに殺される気はねぇよ、来いよクソ人魚」
人魚が咆哮し鋭い爪を出しグステナに襲い来る、グステナは懐からタナトスから貰ったスマートフォンを取り出し口を開く。
「ししょー助けてー」
タナトスの助けを求めつつ人魚を交わすが爪が掠りグステナの腕に血が奔る、傷口がじゅわと嫌な煙を立て腐食した…。

第29話 試食は続くよ店も増えるよ
「唐揚げと餃子は肉入り無し、肉まんと野菜まんね。後は卵と野菜の炒め物に蒸した肉に辛めのソース、蒸した野菜のチーズ掛け、デザートはクッキーとドーナツとアイスね。こんな物でいいっしょ」
「ああ、十分だ」
「じゃ、ついでにカジノもやるから会議終わったら寄って、カジノはこっち用意するから」
「頼む」
試食会は順調に進むメニューは餃子と肉まんを中心に中華になり、デザートは自由に選べるように大皿に盛りアイスは1人1つにする事にきまり生地の準備や肉の準備と併せてカジノの準備も行うといってもチェカ、ノイズ、ナチェ以外はカジノで遊んだことも仕事もしているので問題ない、風早達もいるしメダルも利用出来るから、そちらはフェシェスタ達に任せる事にした。
「餃子にジャムも入れて焼いてみるとお菓子っぽくなる、肉まんも中身は自由」
「なるほど」
「追加で餃子出来たぞ!」
「肉まんも出来た」
何時の間にか悪魔や人が増え試食という名目で料理が次から次へと消えていく、皆口々に美味いと喜び店をやりたいと多くの声が上がり、風早達が対応する事にし受付をする。
《アウトランダーズ商会》《ゼロ商会》出張所としてオフィスタワーには外神の魔法でエクトから送られた砂糖の木や果物の木、シャボンや小麦の木の実の収穫も行っていた。
「カジノタワーと商業エリアの公開は会議後にしますか?」
「そうね、ちょうど良いプレオープンになるじゃん」
「はい」
外神が店を出す者達が多い為正式なカジノタワーの稼働は会議後と決め、もう良い時間だからと此処で区切りをつけ店を借りたい者達は手続きと説明を受けそれ以外の面子は準備の為に戻る者達と、カジノタワーに興味本位で泊りたい者達、ファーツコクス達の家に向かう者達で分れた…。



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