あなたは異世界に行ったら何をします?~良いことしてポイント稼いで気ままに生きていこう~

深楽朱夜

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第014部 君分かれる事なかれ/君離れる事なかれ

第040話 異界の生物 /第40話 《天魔会議》開始

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第040話 異界の生物
目を閉じたフェマー何時までも何も起こらないと、強く閉じた目をそっと開けると目の前の人影が男の剣を受けていた。
「ガーランバラーダか…海の覇王は陸でも強い…か」
「…魔人にそう言われると自分の腕も満更ではないと思わせてくれるな」
「謙遜か?剣聖級だ、見事。だが、それは相手が悪過ぎよ。貴様は運がない」
魔人の剣を受けたカトゥーシュカ、魔人が歪んだ笑みを浮かべ自らの剣に魔力を込めた所で白い華が魔人とかカトゥーシュカ達の間を舞い大河達の元へとカトゥーシュカとフェマーと傷を負ったザレナダーラを運び距離を置いた。
「フルカリス殿、どういう事だ?」
「それはこちらの話しですよ、グレスラー殿。ザレナダーラに傷を付けるなと言った筈」
「抵抗した挙句、テイマーを連れ逃亡を図った故の事だ致し方あるまい」
「貴様が帝国の最上位魔人か」
「いかにも、メシュレラ・ネバイデン・ジュピトナー殿、我は《カラテント帝国》三剣聖の一振グレスラー・アスモロヴァだ」
「そうか、では引け」
「我はどちらでも構わん、テイマーと異界生物の移送が仕事。魔王と最上位と救世主と戦うのは今回の任務に含まれていない」
フルカリスに視線をグレスラーが向ければフルカリスは少々怒りを露わにし、メシュレラは引くように言いグレスラーは剣を鞘に納めた。
「その件で彼らと話し合いを行います」
「そうか…」
『俺らの出番は無しかよ、そいつ大分悪いな』
『ヴェリ!』
『無事に事無きであればあっしは構いませんが、こちらの御仁傷が深いでっせ。レグの回復札で治してもらいましょうや』
「暴れるので少々躾を行なっただけだ」
チキは出番が無いと不満そうだがヴェリとネズミは何事も無くて良かったとほっとしている、大河が回復札でザレナダーラの傷を癒し、話し合いの場を設ける事になり《ヴリトヘル商会》へ戻る事にした。

「特に大した事はしていないが、フェマーはまずこちらで引き取らせて貰いたい」
「……そうですね、構いません。テイマーではないようですし、それで同盟の件はどうします?」
「結ばせて貰った上で、ザレナダーラを貰う」
「欲張りな方ですね、無理ですよ」
「それはやってみないと分からないだろう?交渉には俺が行く」
「何故、そこまでするのでしょうか?」
「そうした方が良いと思ったからだ」
《ヴリトヘル商会》の応接間、メシュレラとツァヒグ達は家に戻りフェマーはエンエへの元へ行く事になりカトゥーシュカとメンルェトが連れて行く、後に残ったのは大河、コーカス、アガニータ、タナトス、グステナが参加しザレナダーラは千華が治療し様子を見る。
「そちらの移送で帝国に付くまでどれ位掛かる?」
「20日程ですね」
「分かった、それよりも早く着くようにしよう。飛行船を用意する」
「ならば、我もそれで戻るとしよう。フルカリス殿貴殿も一度戻れ」
「そうします、分かりました。移動手段はそちらに任せます」
一応話の決着が着きガイドが夕食というには遅い食事のすき焼きを出してくれ、グステナがはしゃぎフルカリスとグレスラーが見慣れぬ鍋や肉に興味を持った。
「うまそうだな!」
「お腹が空きましたね」
「生卵を絡めるのか?そそられる食べ方ですね」
「………」
「いただきます」
『お代わりはありますから、沢山食べて下さい。外神様からの異界の肉もありますよ。しめは雑炊にしましょう』
『いただきます』
ガイドがテーブルにすき焼きの鍋をいくつか並べ、椀と生卵まで用意してくれ大河がよそい声を揃えて食べ始めた…。

『フェマー…フェマーアイタカッタ…』
「エンエ!良かった無事だった…」
カトゥーシュカの家でずっとフェマーを待っていたエンエが笑みを浮かフェマーにしがみ付く、フェマーは涙を零してエンエの方に顔を埋めた。
「よかったー」
「ちゅごー」
『……』
ナビヤとサニートが面倒を見ていた魔人の幼児を1名預かりその子と合成精霊が夜の遅い時間にも関わらず、起きて拍手を贈った。
「ああ、会えたな。だがもう遅い、寝るとしよう」
カトゥーシュカが子ども達を抱え寝室に向かう、フェマーとエンエはゼナドが連れて行きメンルェトはしばし思考する為に居間の畳の上に座って目を閉じた…。

第40話 《天魔会議》開始
『大会議室の準備整いました』
『飲み物もオッケーよん』
『モニターの準備も問題ないです』
【昼食は会議開始から2時間後に始めます】
【よろしくお願いしますぅ】
厨房には懐記と外神が指示を出しながら、忙しなく準備を始めていく、懐記達に壁のモニターから会議の様子が伺えるようになり、食事を出すタイミングもそれで変えようという話しになった。
大会議室の長いテーブル悪魔達側は黒を多用し天使側は白を用いた物にし、飲み物は果実水とお茶の2種類を用意していた。

「ではこれより《天魔会議》を行う」
アンフルパスの厳かな声と共にモニターには《アタラクシア》の神々、そこを上座とし《ホローリングレース》の操者の順位の並びで座り、反対側の天使側には対の天使たちが座り上座の正面の席には天帝とその弟が座り、《天魔会議》が始まった。
「ようこそ、歓迎するのじゃ。異界の者達よ、余は《アストマーズ》中央界を統べし《耀帝》じゃ。面妖な城余は気に入ったぞ。なにやら趣のある遊びも用意してあると誠に愉しみじゃ」

「なんだ、子供が天帝なのかよ」
「子供の姿をしているだけだ…」
「ふうん、ま、えらそうって感じ」
厨房で調理をしつつジラ達が不遜に笑う耀帝を見ている、他の人々や悪魔や獣民達は畏れ多いと画面を見ない様に作業を行っていた。
まずは自己紹介とこの建物の話し、軽く《アタラクシア》の話しをしつつ会議が進んで行った…。



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