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第014部 君分かれる事なかれ/君離れる事なかれ
第042話 店を置く/第42話 天帝の無茶振り
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第042話 店を置く
『前回のあの崖の上に中継器を置き、空間が大分安定したようですね』
『《ハイコン王国》に中継器を置けば《ガルディア》までなら行けるようになったわよ~すごいわぁ』
「そうか、大河君達と合流出来そうだし、燈火君と蒐集家さんの飛行船も楽しみだな」
《ハイコン王国》の店の前、出来上がったチョコレートカラーをメインに使ったお菓子の家を置く、外神からも送って欲しいと言われたので張り切って造った物で晴海達も大喜びしている。
「やっぱりこうやって見てもうまそうだな」
「うん…かわいいね」
「すごい!本当にお菓子の家だよねー」
「絵本のお菓子の家って感じだ」
「塩のお店ですけどね、何か他にも売りたいですけれど。この街は然程塩が売れないとの事なので無人販売でも良さそうですし」
各々感想を述べていく、この国の食事は基本甘めな物が多い、砂糖の名産なので砂糖が手軽に入る為だ、砂糖を仕入れに来る商人達が砂糖を仕入れる為に一定量を卸すので塩を売る店も多くは無いがあるので然程忙しくないだろうと無人販売を行う事にした。
「戻った…」
「ただいま…」
「ここのドロップ品は率さん達がとても喜んでますね、遊び甲斐があります」
不人気の水ダンジョンには本日もエスティアとグローリーと魔人の子どもはチグリスやトゥナーを誘って遊んでいたのが戻ってくる、トゥナーがドロップ品を率達に送ったと笑顔を浮かべた。
「おかえりなさい、おやつにしましょう。お菓子の家で」
『はーい』
綴が戻ったグローリー達とおやつにしようとお菓子の家のドアを開ける、明日にはこの国を出て《ナイジアナ皇国》へ戻り次の旅の準備を行った。
「本当、パパ達凄すごい!」
「そうだね、グローリーさん達すごいね」
商業エリアの率達の店、エツィア達がきゃきゃと盛り上がっていた。
「髪飾りや首飾りも皆さんが素敵な物を作ってくれて…」
「今日から売るの愉しみです」
棚に並べられたアクセサリー達、グローリー達が水ダンジョンで手に入れたドロップ品の板は微量の魔力ですぐ形が変えられ、魔法を使うと色も変わる安価なアクセサリーや小瓶に用いられ今日から販売される、新たに従業員として入ったサニートも張り切っている。
「もうじき開店しますよー」
「外に…お客さん沢山いるよ」
『はーい、いらっしゃいませ!』
テスカ、カヌイが新商品に夢中になっている率達に声を掛け、皆笑顔でお客様を出迎えた。
「カトゥーシュカ殿、おはようございます」
「おはよう、アガニータ殿」
最近カトゥーシュカはとても充実していた、昨夜の件エンエとフェマーが無事に会えザレナも傷を癒す名目で保護しているので、肉ダンジョンで肉を仕入れようかと言ったタイミングでスマホにアガニータから連絡が入る正直2人で会いたくはないが、表情に出さず《空船》のラウンジに向かえば艶やかな正に猛毒な華と呼ばれるに相応しい笑みで出迎えられた。
「昨夜は中々愉快でしたね、帝国にはカトゥーシュカ殿も?」
「ああ、カジノタワーと船を繋げるのであれば助力は惜しまない」
「そうですか、それでは共に空の船旅ですね、それは嬉しい事だ」
「………」
ゴーレム達が朝食にとトーストと茹で卵とサラダとスープにコーヒーを運んでくれる、ここは量は少な目だが落ち着いて過ごしたい者達用の場所だ。
気まずいというよりかはカトゥーシュカはこの目の前の人物に非常に困っていた、目の前の人物が少し前に提示した願いを受け入れるつもりはないのだ、だが立場上無下にするつもりはない。
「私の事を少しでも考えてくれましたか?」
「……何度でも言うが断る」
「では、何度でも言いますが諦めるつもりもありませんよ?貴方は受け入れる他ありません」
「……」
「ふふ、困った顔も魅力的ですね。私は気は長い方ですから、今は朝食を楽しみましょう」
実質カトゥーシュカに拒否権は無い、カトゥーシュカは黙って2度目の朝食を平らげた。
「……」
「タナトス?どうした?少し休んだ方がいいんじゃないのか?」
「そうだよ、タナトスちゃん。働き過ぎだよ?今日はお休みにしない?家で休んだら?」
「そうー」
「うんーあそぼ」
「……休みはしますよ、遊びません。ごちそうさまです」
朝食、グローリー宅での朝食タナトスが好物の卵料理を食べていれば少し動作が止まり、ウォルゾガが声を掛けカーテスやエクトとセレネも首を傾げている、朝食を平らげ席を立ち自室へと籠る、遣るべき事は多々あるが左眼に手を当てる、何か違和感を覚えつつ自室で休むと言いつつ仕事を行なった。
第42話 天帝の無茶振り
会議室にて《アタラクシア》の神々も懐記達に対しての待遇に満足していると感謝を述べ、この世界の話しや《アタラクシア》の話しをしながら前半は恙無く進んで行く。
「では昼食を、今回は異界人の者達や共に我らが操者達が用意した物です」
話しが一段落し懸念していた悪魔達側もほっと内心胸を撫で下ろす、アンフルパスの声でゴーレムと共に操者達が朝食を乗せたワゴンを運び天使達側、悪魔側に食事を並べ天帝…耀帝と弟…燕碑にはアンフルパスとツェスタスが用意する。
「おお、これは愉快」
「全て植物性と乳性で我々の食事は用意されています、素晴らしい」
「天人の特性を異界人に伝え用意して貰った物です、後ほど異界人達によって齎されたこの塔をご紹介します」
「ここは魔聖なる建造物じゃ、隣は神聖なる建造物、とても心地よい。天界と変わらぬ神聖性を持つのじゃ」
『我が世界の、魔王魔神そして我々の鉱物を使って産み出された物ですので純度は高いでしょう』
「ええ、そしてこの食事に使われる食材も素晴らしい物ですね、美味です」
「燕碑様がそう褒めるとは、後ほど彼らに会うのが楽しみですね」
並べられた食事、先ずは耀帝が手を付ける箸で焼き立ての餃子を口にすれば美味と頷きそれから各々食事が始まった。
「うむ、美味じゃ、天界の食事は薄くいつも同じじゃ…そうじゃ天界の料理人をここで預かり異界の料理をマスターさせよ」
「それは、尋ねてみなければ分かりません」
「ふん、そなたたちの考えなど見通しておる。今回の《天魔会議》この条件を呑むのであればこれで終わりにしてやろう。いじらしいお前達への慈悲だ、呑まねば《ホローリングレース》の改定を行う」
「どうぞ、お好きに天帝」
「ファーツコクスよ、相も変わらず無礼な下の悪魔よ。貴様がアスナタリタスにの対でなければとうに追放しておるのじゃ」
『おけおけ、おたくのコックをこっちで料理を教えればいいんでしょ、いいよ。デザート食べたらカジノとか案内するから、会議終わりね」
耀帝からの命に勝手は出来ないとアンフルパスが言うが強引に事を進める、誰もそれ以上何も言えない上に更に今回の本題《ホローリングレース》の改訂迄持ち出された所で唐揚げを食べていたファーツコクスが笑ってどうぞと言いその向かいの天使アスナタリタスがピクリと正面のファーツコクスを見据える、耀帝は外見が子どもだが皮肉めいた嘲笑を浮べた所で神々が映るモニターの半分を使い、軽く了承した。
「ほう、異界人は話しが早い。天界の誇り高い料理人に異界の料理を教え込ませれば褒美をやろう」
『ふうん、ま、それに興味はないけど飯冷めないうちに食べて、じゃ後で』
褒美とやらはどうでもよいと懐記がモニターを切る、その後昼食は差し障りなく進んだ。
『前回のあの崖の上に中継器を置き、空間が大分安定したようですね』
『《ハイコン王国》に中継器を置けば《ガルディア》までなら行けるようになったわよ~すごいわぁ』
「そうか、大河君達と合流出来そうだし、燈火君と蒐集家さんの飛行船も楽しみだな」
《ハイコン王国》の店の前、出来上がったチョコレートカラーをメインに使ったお菓子の家を置く、外神からも送って欲しいと言われたので張り切って造った物で晴海達も大喜びしている。
「やっぱりこうやって見てもうまそうだな」
「うん…かわいいね」
「すごい!本当にお菓子の家だよねー」
「絵本のお菓子の家って感じだ」
「塩のお店ですけどね、何か他にも売りたいですけれど。この街は然程塩が売れないとの事なので無人販売でも良さそうですし」
各々感想を述べていく、この国の食事は基本甘めな物が多い、砂糖の名産なので砂糖が手軽に入る為だ、砂糖を仕入れに来る商人達が砂糖を仕入れる為に一定量を卸すので塩を売る店も多くは無いがあるので然程忙しくないだろうと無人販売を行う事にした。
「戻った…」
「ただいま…」
「ここのドロップ品は率さん達がとても喜んでますね、遊び甲斐があります」
不人気の水ダンジョンには本日もエスティアとグローリーと魔人の子どもはチグリスやトゥナーを誘って遊んでいたのが戻ってくる、トゥナーがドロップ品を率達に送ったと笑顔を浮かべた。
「おかえりなさい、おやつにしましょう。お菓子の家で」
『はーい』
綴が戻ったグローリー達とおやつにしようとお菓子の家のドアを開ける、明日にはこの国を出て《ナイジアナ皇国》へ戻り次の旅の準備を行った。
「本当、パパ達凄すごい!」
「そうだね、グローリーさん達すごいね」
商業エリアの率達の店、エツィア達がきゃきゃと盛り上がっていた。
「髪飾りや首飾りも皆さんが素敵な物を作ってくれて…」
「今日から売るの愉しみです」
棚に並べられたアクセサリー達、グローリー達が水ダンジョンで手に入れたドロップ品の板は微量の魔力ですぐ形が変えられ、魔法を使うと色も変わる安価なアクセサリーや小瓶に用いられ今日から販売される、新たに従業員として入ったサニートも張り切っている。
「もうじき開店しますよー」
「外に…お客さん沢山いるよ」
『はーい、いらっしゃいませ!』
テスカ、カヌイが新商品に夢中になっている率達に声を掛け、皆笑顔でお客様を出迎えた。
「カトゥーシュカ殿、おはようございます」
「おはよう、アガニータ殿」
最近カトゥーシュカはとても充実していた、昨夜の件エンエとフェマーが無事に会えザレナも傷を癒す名目で保護しているので、肉ダンジョンで肉を仕入れようかと言ったタイミングでスマホにアガニータから連絡が入る正直2人で会いたくはないが、表情に出さず《空船》のラウンジに向かえば艶やかな正に猛毒な華と呼ばれるに相応しい笑みで出迎えられた。
「昨夜は中々愉快でしたね、帝国にはカトゥーシュカ殿も?」
「ああ、カジノタワーと船を繋げるのであれば助力は惜しまない」
「そうですか、それでは共に空の船旅ですね、それは嬉しい事だ」
「………」
ゴーレム達が朝食にとトーストと茹で卵とサラダとスープにコーヒーを運んでくれる、ここは量は少な目だが落ち着いて過ごしたい者達用の場所だ。
気まずいというよりかはカトゥーシュカはこの目の前の人物に非常に困っていた、目の前の人物が少し前に提示した願いを受け入れるつもりはないのだ、だが立場上無下にするつもりはない。
「私の事を少しでも考えてくれましたか?」
「……何度でも言うが断る」
「では、何度でも言いますが諦めるつもりもありませんよ?貴方は受け入れる他ありません」
「……」
「ふふ、困った顔も魅力的ですね。私は気は長い方ですから、今は朝食を楽しみましょう」
実質カトゥーシュカに拒否権は無い、カトゥーシュカは黙って2度目の朝食を平らげた。
「……」
「タナトス?どうした?少し休んだ方がいいんじゃないのか?」
「そうだよ、タナトスちゃん。働き過ぎだよ?今日はお休みにしない?家で休んだら?」
「そうー」
「うんーあそぼ」
「……休みはしますよ、遊びません。ごちそうさまです」
朝食、グローリー宅での朝食タナトスが好物の卵料理を食べていれば少し動作が止まり、ウォルゾガが声を掛けカーテスやエクトとセレネも首を傾げている、朝食を平らげ席を立ち自室へと籠る、遣るべき事は多々あるが左眼に手を当てる、何か違和感を覚えつつ自室で休むと言いつつ仕事を行なった。
第42話 天帝の無茶振り
会議室にて《アタラクシア》の神々も懐記達に対しての待遇に満足していると感謝を述べ、この世界の話しや《アタラクシア》の話しをしながら前半は恙無く進んで行く。
「では昼食を、今回は異界人の者達や共に我らが操者達が用意した物です」
話しが一段落し懸念していた悪魔達側もほっと内心胸を撫で下ろす、アンフルパスの声でゴーレムと共に操者達が朝食を乗せたワゴンを運び天使達側、悪魔側に食事を並べ天帝…耀帝と弟…燕碑にはアンフルパスとツェスタスが用意する。
「おお、これは愉快」
「全て植物性と乳性で我々の食事は用意されています、素晴らしい」
「天人の特性を異界人に伝え用意して貰った物です、後ほど異界人達によって齎されたこの塔をご紹介します」
「ここは魔聖なる建造物じゃ、隣は神聖なる建造物、とても心地よい。天界と変わらぬ神聖性を持つのじゃ」
『我が世界の、魔王魔神そして我々の鉱物を使って産み出された物ですので純度は高いでしょう』
「ええ、そしてこの食事に使われる食材も素晴らしい物ですね、美味です」
「燕碑様がそう褒めるとは、後ほど彼らに会うのが楽しみですね」
並べられた食事、先ずは耀帝が手を付ける箸で焼き立ての餃子を口にすれば美味と頷きそれから各々食事が始まった。
「うむ、美味じゃ、天界の食事は薄くいつも同じじゃ…そうじゃ天界の料理人をここで預かり異界の料理をマスターさせよ」
「それは、尋ねてみなければ分かりません」
「ふん、そなたたちの考えなど見通しておる。今回の《天魔会議》この条件を呑むのであればこれで終わりにしてやろう。いじらしいお前達への慈悲だ、呑まねば《ホローリングレース》の改定を行う」
「どうぞ、お好きに天帝」
「ファーツコクスよ、相も変わらず無礼な下の悪魔よ。貴様がアスナタリタスにの対でなければとうに追放しておるのじゃ」
『おけおけ、おたくのコックをこっちで料理を教えればいいんでしょ、いいよ。デザート食べたらカジノとか案内するから、会議終わりね」
耀帝からの命に勝手は出来ないとアンフルパスが言うが強引に事を進める、誰もそれ以上何も言えない上に更に今回の本題《ホローリングレース》の改訂迄持ち出された所で唐揚げを食べていたファーツコクスが笑ってどうぞと言いその向かいの天使アスナタリタスがピクリと正面のファーツコクスを見据える、耀帝は外見が子どもだが皮肉めいた嘲笑を浮べた所で神々が映るモニターの半分を使い、軽く了承した。
「ほう、異界人は話しが早い。天界の誇り高い料理人に異界の料理を教え込ませれば褒美をやろう」
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