あなたは異世界に行ったら何をします?~良いことしてポイント稼いで気ままに生きていこう~

深楽朱夜

文字の大きさ
701 / 1,104
第014部 君分かれる事なかれ/君離れる事なかれ

第080話 お祝い準備/第80話 お祝い準備

しおりを挟む
第080話 お祝い
率の店の朝、グローリー宅で朝食を摂って店の準備を行なった率達は恒例のお茶会をしていた。
「で、お付き合いって何をするの?」
「カトゥーシュカさん、すごいですね」
「でも、バウンドランドトーカーの長様といえば…」
「でも、とてもおめでたいことなんでしょ?」
「お付き合いはデートとかしてお互いの事を知っていく結婚前の準備段階みたいな物だけど…僕も誰かとお付き合いをした事がないから、大河さんから本を借りて読もうかな」
「僕もその本興味あります」
「読みたい」
昨日の一件は瞬く間に広がり、率達の周囲も浮足立っていた。
エツィアとチナス、エピシュとキートは興味津々に率に尋ね一旦は強引な婚姻を先延ばしにしては見た物の交際をした事がない率も困惑しながら本を読んで知識を得ないとというのでサニートやテスカも読みたいというので頷いた。
『ワタシの可愛いマスター達ぃウズラちゃんの解呪が成功したわよ~お祝いを今夜するわよ~持ち寄りパーティで主要場所は《アタラクシア号》《島船》新しく出来た《白鷺》のお披露目も含めて中継でやるわよ~』
「素敵」
「うん、今日は早めにお店を締めて皆でチーズ料理を用意しようね」
『はーい』
識からの連絡にチャスも顔を綻ばせ、率がお店を始めようと立ち上がり片づけを行い店をオープンさせた。

「お祝いですか?」
「あ、みんなの練習がてらあれがいいかもしれないですね」
「そうですね、懐記さん達の所にも。あの蜜を使ってみましょう、丁度完成した物もありますし」
料理ギルドで本日何を作るかメニューを考えていると、風早からの連絡でウズラの解呪祝いを行うパーティをするというのでカイネとバルタルとナイルが丁度良い物を用意しようと、パタパタと準備を行った。
ナイルが嬉しそうにする、皇国の祭典の前と詠斗達が旅に出る前に沢山美味しい物を用意しようととある物を取りに行った…。

「学院の建物は完成しましたね、人手も集まりました」
「宿舎も出来ました、とても良い物ですね。食堂も畑の整備も」
「授業の基盤も整いましたし」
《コレメキバ学院》の新たに設けられた学舎の教官室の隣の会議室にて、綴とイーノキィとケークス、それと教官達が集い学院の再開の日時を決める。
「学者の見学と説明、ルール等の周知と慣れるまで7日を設けてその後から授業を始めて行きましょう」
「最初の学年では基礎、2学年目から専攻、3学年目は実習を入れていくという事でよろしいでしょうか?」
「はい、学科は普通、薬師、経済、料理、農業、服飾の6科ですね」
『失礼します、綴様。ウズラ様の解呪に成功したので今夜は合同で宴を行うとの事です』
「それは良かった、会議は此処までにしてせっかくなので何か作りますか?」
「それなら、私が作りますよ。最近料理ギルドに顔を出して料理を教わっているんです、ピザはナイル殿から上手だと褒めてもらいましたね」
「手伝いますね」
「私も」
風早からの報告に顔を綻ばせる綴、イーノキィがピザを作るというのでケークスも綴も手伝うと学舎の食堂を使う事にした。

「それはよかったすね」
「ええ、おめでとうございます」
ガイドからの報告で《ホウラク》のトゥナーの食堂で定食の準備をしていた、ラウラスとトゥナーが喜び何か向こうに差し入れをしたいと思い、何を贈るか話し合う。
「あ、ナイル様の所に行ってくるす。何か面白そうな食材と料理を聞いてくるす」
「分かりました、少ししたら店を開けますね」
「はいす」
ラウラスが転移で料理ギルドへ向かい準備を終えた食堂でトゥナーがテーブルを拭き、店の看板を開店に変えればすぐさま客達は入る、混雑しても1人で回せる程の小さな店だ。
定食は1種類、野菜の具沢山スープとキノコ木の実のソテーにチーズをたっぷり使ったパン、デザートは果物の砂糖漬けとトゥナーが煎ったお茶、若物よりかは近所の高齢者達が世間話を行う社交場のような食堂だ、客達は皆馴染みの常連たち、トゥナーとも会話を行いゆっくりと時間は過ぎていった。

第80話 お祝い準備
「お祝いは夜って事だが、今日は休みたい奴は休んで…」
「酒は…夜…」
「って言いたい事だけど、宴には準備が必要…」
「さ、沢山作るぞ!」
カジノタワーの食堂で懐記と外神の元、今夜の食事の支度を朝も早くから行っていた。
ウズラとチェカは子供達と一緒に畑作業と採取…なんらいつもと変わらないが、皆いつもより張り切っている、操者やマイスター達は最後のレース調整を行い午後から仕込みや手伝いを行うというのでいつもより食堂に集まる面子は減っている。
【天使の皆さんがお祝いをくれましたよー】
【説明がるので天使様達のいる建物へ来てくださーい】
「へぇ、いこ」
ナビからの報告に懐記達は作業の手を止め、皆を連れて天使達が待つ会議室へと向かった。

「天帝からも祝いの品が来ていますよ」
向かうとテーブルに置かれた品々と天使4名が待っていた、耀帝…いや昨日カジノで遊んでた上に負けて悔しそうに帰っていったけれどもとティスとフェシェスタは思いつつ、ウズラとチェカも呼び皆で祝いの品々を見て行く。
『いや、解呪まで天使と悪魔に世話になって祝いまで…』
「本当だよ」
「気になさらず、君達はそれ以上の事を我々にしてくれている。他の天使達もとても喜んでいる、悪魔と会える時間が増えたのだ」
「さぁ、まずは品々を」
困惑しているウズラとチェカにヂュークシウスとイアペトゥスがニコリと微笑む、祝いの品々はどれも素晴らしいものでとある品にウズラが狂気乱舞した…。
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

私を裏切った夫が、後悔しているようですが知りません

藤原遊
恋愛
政略結婚として、公爵家に嫁いだ私は 愛のない夫婦関係を「仕事」だと思い、正妻の役目を果たしてきた。 夫が愛人を持つことも、 その子を屋敷に迎え入れることも、黙って受け入れてきた。 けれど―― 跡取りを、正妻の子ではなく愛人の子にする。 その言葉を、人前で軽く口にした瞬間。 私は悟ったのだ。 この家では、息子を守れないと。 元々、実家との間には 「嫡子以外の子は実家の跡取りにする」という取り決めがあった。 ならば話は簡単だ。 役目を終えた私は、離縁を選ぶ。 息子と共に、この家を去るだけ。 後悔しているようですが―― もう、私の知るところではありません。

召喚とか聖女とか、どうでもいいけど人の都合考えたことある?

浅海 景
恋愛
水谷 瑛莉桂(みずたに えりか)の目標は堅実な人生を送ること。その一歩となる社会人生活を踏み出した途端に異世界に召喚されてしまう。召喚成功に湧く周囲をよそに瑛莉桂は思った。 「聖女とか絶対ブラックだろう!断固拒否させてもらうから!」 ナルシストな王太子や欲深い神官長、腹黒騎士などを相手に主人公が幸せを勝ち取るため奮闘する物語です。

伝説のS級おじさん、俺の「匂い」がないと発狂して国を滅ぼすらしいい

マンスーン
BL
ギルドの事務職員・三上薫は、ある日、ギルドロビーで発作を起こしかけていた英雄ガルド・ベルンシュタインから抱きしめられ、首筋を猛烈に吸引。「見つけた……俺の酸素……!」と叫び、離れなくなってしまう。 最強おじさん(変態)×ギルドの事務職員(平凡) 世界観が現代日本、異世界ごちゃ混ぜ設定になっております。

ガチャと異世界転生  システムの欠陥を偶然発見し成り上がる!

よっしぃ
ファンタジー
偶然神のガチャシステムに欠陥がある事を発見したノーマルアイテムハンター(最底辺の冒険者)ランナル・エクヴァル・元日本人の転生者。 獲得したノーマルアイテムの売却時に、偶然発見したシステムの欠陥でとんでもない事になり、神に報告をするも再現できず否定され、しかも神が公認でそんな事が本当にあれば不正扱いしないからドンドンしていいと言われ、不正もとい欠陥を利用し最高ランクの装備を取得し成り上がり、無双するお話。 俺は西塔 徳仁(さいとう のりひと)、もうすぐ50過ぎのおっさんだ。 単身赴任で家族と離れ遠くで暮らしている。遠すぎて年に数回しか帰省できない。 ぶっちゃけ時間があるからと、ブラウザゲームをやっていたりする。 大抵ガチャがあるんだよな。 幾つかのゲームをしていたら、そのうちの一つのゲームで何やらハズレガチャを上位のアイテムにアップグレードしてくれるイベントがあって、それぞれ1から5までのランクがあり、それを15本投入すれば一度だけ例えばSRだったらSSRのアイテムに変えてくれるという有り難いイベントがあったっけ。 だが俺は運がなかった。 ゲームの話ではないぞ? 現実で、だ。 疲れて帰ってきた俺は体調が悪く、何とか自身が住んでいる社宅に到着したのだが・・・・俺は倒れたらしい。 そのまま救急搬送されたが、恐らく脳梗塞。 そのまま帰らぬ人となったようだ。 で、気が付けば俺は全く知らない場所にいた。 どうやら異世界だ。 魔物が闊歩する世界。魔法がある世界らしく、15歳になれば男は皆武器を手に魔物と祟罠くてはならないらしい。 しかも戦うにあたり、武器や防具は何故かガチャで手に入れるようだ。なんじゃそりゃ。 10歳の頃から生まれ育った村で魔物と戦う術や解体方法を身に着けたが、15になると村を出て、大きな街に向かった。 そこでダンジョンを知り、同じような境遇の面々とチームを組んでダンジョンで活動する。 5年、底辺から抜け出せないまま過ごしてしまった。 残念ながら日本の知識は持ち合わせていたが役に立たなかった。 そんなある日、変化がやってきた。 疲れていた俺は普段しない事をしてしまったのだ。 その結果、俺は信じられない出来事に遭遇、その後神との恐ろしい交渉を行い、最底辺の生活から脱出し、成り上がってく。

貴族令嬢、転生十秒で家出します。目指せ、おひとり様スローライフ

ファンタジー
第18回ファンタジー小説大賞にて奨励賞を頂きました。ありがとうございます! 貴族令嬢に転生したリルは、前世の記憶に混乱しつつも今世で恵まれていない環境なことに気が付き、突発で家出してしまう。 前世の社畜生活で疲れていたため、山奥で魔法の才能を生かしスローライフを目指すことにした。しかししょっぱなから魔物に襲われ、元王宮魔法士と出会ったり、はては皇子までやってきてと、なんだかスローライフとは違う毎日で……?

「俺が勇者一行に?嫌です」

東稔 雨紗霧
ファンタジー
異世界に転生したけれども特にチートも無く前世の知識を生かせる訳でも無く凡庸な人間として過ごしていたある日、魔王が現れたらしい。 物見遊山がてら勇者のお披露目式に行ってみると勇者と目が合った。 は?無理

婚約者チェンジ? 義理の妹は公爵令嬢の地位もチェンジされました』 ~三日で破談、家ごと褫奪の末路です~

ふわふわ
恋愛
「お姉様の婚約者、私がいただきますわ。だって“公爵令嬢”ですもの」 義理の妹コンキュはそう言って、王太子との婚約を奪いました。 父はそれを容認し、私は静かに受け入れます。 けれど―― 公爵令嬢とは“地位”ではなく、“責任”の継承者。 王宮で礼儀も実務も拒み、「未来の王太子妃」を名乗った義妹は、わずか三日で婚約破棄。 さらに王家への不敬と統治能力の欠如が問題視され、父の監督責任が問われます。 そして下されたのは――家ごとの褫奪。 一方で私は、領地を守り、帳簿を整え、静かに家を支え続ける。 欲しがったのは肩書。 継いだのは責任。 正統は叫びません。 ただ、残るだけ。 これは、婚約を奪われた公爵令嬢が “本当に継がれるべきもの”を証明する物語。

私と子供より、夫は幼馴染とその子供のほうが大切でした。

小野 まい
恋愛
結婚記念日のディナーに夫のオスカーは現れない。 「マリアが熱を出したらしい」 駆けつけた先で、オスカーがマリアと息子カイルと楽しげに食事をする姿を妻のエリザが目撃する。 「また裏切られた……」 いつも幼馴染を優先するオスカーに、エリザの不満は限界に達していた。 「あなたは家族よりも幼馴染のほうが大事なのね」 離婚する気持ちが固まっていく。

処理中です...