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第015部 繋がる糸たちへ/繋がらない糸たちへ
問題発症解決編063幕 製作×第078話 切れない糸たち:まじない篇 商売繁盛/第78話 《アンツクイア》編 第玖幕 思ってたのと違う
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問題発症解決編063幕 製作
「お疲れのようですね、状態異常無効を持ってしても精神の疲労は癒えないようですね。回復薬でも飲みますか?」
「いや、コーヒーを淹れろ」
「ついでに淹れます」
カジノタワーの最上階の蒐集家の自室に戻った大河、ソファに座り長い足を組めば蒐集家が皮肉を口にし煩わし気に大河がコーヒーを頼み崇幸からの連絡に出る。
『大河君、これから《ヴァンガー》を高齢者の方々が住みやすい都市にして行こうと思うんだ、イザラ君達の考えを聞いてね。身体が不自由な人達がリハビリに通ったり、家で手が行き届かない場所の手助けや日常生活の手助けが出来るようにしたいんだ』
「イザラ達がですか…良い考えだと思います、家に思い入れがありそこで残りの人生を過ごすという気持ちも分かりますから」
『そうだな、長年住んだ家を出て新しい生活を…と急に言われても難しい人もいる、家で最期を迎えたいという方達の手助けをしたい、それでゴーレム達の増員をしようと考えている、介護用や支援用のゴーレムを』
「ならば《ホウラク》に依頼しますか?」
『いや、ゴーレムを使う人々に造って貰おうと思ってる。自分で造ったゴーレムなら愛着が湧くだろう』
「そうですね、良い案だ」
『うん、それでゴーレムをと思ったら普通の人は魔力が足りないから簡単には造れないだろう?それで蒐集家さんに少ない魔力でも造れる材質、以前子ども達に贈った粘土を使わせて貰おうと思っているんだ。頼めるかい?』
「分かりました、後でまた連絡します」
『ありがとう、よろしく』
そうして通話が切れ丁度コーヒーを運んで来た蒐集家を隣に座らせ崇幸からの頼みを伝える、蒐集家が収納空間から粘土の塊を幾つも出してテーブルの上にはピラミッドの様な形に積み重なった。
「どうぞ、確かにこれなら少ない魔力でゴーレムを造れますね。普通のゴーレムと違って耐久性は低い物になると思います」
「そうか…」
以前店の開店準備を手伝ってくれた子供達に渡した物、少ない魔力で粘土を捏ねて形を作ると固さが調整出来る物だった、大河が1つ手に取り粘土を捏ねていく、耐久性を確認する為に1つ造ってみる。
「造るつもりですか?」
「ああ、どういうゴーレムになるか先に造って知っておいた方が良いだろう」
蒐集家が興味無さそうに隣で大河の手元を眺める、大河はなんとなく人型になれば良いし傀儡魔法を使うつもりもないと思いつつ手元を動かした…。
第078話 切れない糸たち:まじない篇 商売繁盛
「こんにちは、お店は繁盛していますよ」
「良かったね!」
「ええ、本当にありがとうございます」
商業ギルドから戻った千歳達、孤児院に造った店は客がぼちぼち入り塩や刺繍がされたハンカチ、華鏡等が売れ中にいたアンとカウンターの中で座って会計を行う院長が顔を綻ばせた。
「ゴーレムさん達が良く働いてくれていますから、商品作りに専念できますし」
「千歳さん達の提案の品切れや目標額を越えたら店仕舞いというのも助かります、間も無く今日の商品は売り切れになるので店仕舞いです」
アンの側にいるゴーレム達が店仕舞いの看板を用意してくれる、院長は客達に丁寧に頭を下げている。
「それなら良かった、僕達は間も無くこの町をでますがゴーレム達は残りますから彼らをお願いします」
「ええ、もちろんですよ。かれらも家族です」
「はい、これでまた子ども達を受け入れられます」
千歳が院長とアンに頭を下げれば院長とアンが頷き、また親に捨てられた子供達を引き取る事が出来ると笑みを浮べるが晴海は複雑そうな表情を浮べた。
「晴海君、大丈夫。アンさんと先生には《アウトランダーズ商会》が支援をしていくから、望まぬ婚姻や労働をさせないようにとお願いしたから」
「あ…」
晴海の肩に手を置き千歳が貴族の後妻や過酷な労働に身を置く事はせず、彼らが望む道筋を応援するという話しを着けていた。
「晴海さん、ありがとうございます。彼女はいなくなってしまいましたが、皆さんのおかげでこの孤児院は救われます。晴海さん、よければ私と友人になりませんか?いつでも遊びに来て下さい」
アンが晴海に手を差し出す、ニコリと綺麗な笑みを浮べても造り物めいた印象は消えないが晴海はアンの手を握る、冷えた血が通っているのが感じさせない手に晴海の体温が移り手をゆっくりと離した。
「うん、俺の事晴海って呼んで」
「私の事もアンと呼んで下さい、晴海」
そうしてアンと晴海は友達になり今度イザラ達を連れて来ようと晴海は思う、暫し話を交わし晴海達は《アタラクシア号》へと戻った。
第78話 《アンツクイア》編 第玖幕 思ってたのと違う
「じゃ、入ろうか」
77階層の大きな扉の前、転移した先は白い壁と扉のみ窓も無い。佳月が扉に手を当て開くと目の前にいるボスは…この中の誰の容も成してなかった…。
「そうか、これがここのボスの真の姿なんだ。どうやら誰の姿にもなれなかったみたいだ」
「呑気に話しをているが、来るぞ」
「強いな、流石は最後の階層のボス」
眼前のボスは下半身は鱗を生やしたコブラのような下肢、上半身は髪の長い緑色の皮膚の女、顔は艶めかしい真紅の唇と鼻筋に目は布が巻かれ見えない、両腕には計6本の腕が生えそれぞれ武器を持ち、マユラとシュリが剣を構えて前に出る。
「佳月っちとどめ刺したら権能貰える感じでおけ?」
「そうだね、最後は懐記君に任せて欲しい。でもこのボス…弱いね」
『了解!』
マユラ、シュリが前衛、ギーギスとナチェが後方から矢を放ち後衛を担う、イシュターと外神が6本の腕から繰り出される魔法攻撃を相殺していく、巨大な下半身の尾が縦横無尽に暴れ攻撃を仕掛けてくるがノイズとチェカが盾で防ぐ。
「中々に面白い物だ」
「派手なボスだよな」
「何がドロップするかなぁ」
「腕を斬り落としても即座に再生かぁ」
『武器が興味深い』
見物組に回るイフターク、フォン、フェシェスタ、ジラ、ウズラが壁際でボスの動きを見る、6本の腕を自在に繰り出し剣や槍、盾や斧、杖と鞭を縦横無尽に使い、赤い唇から幾つもの魔法が放たれ、マユラとシュリが斬り落とした腕もすぐさま回復する。
「みんな、綺麗に戦うね」
「そうね」
壁際で座って懐から酒瓶を煽る佳月、懐記は皆から目を逸らさない。
「皆さん、同時に6本の腕を斬り落とします。3、2、1、0」
外神が声を掛け6名が頷きカウント0で同時に腕を斬り落とす、ボスは苦し気に藻掻き暴れ、口を大きく天井に向けて雄叫びを吠えた。
「外神!」
「はい」
外神が瞬時にボスの首を剣で斬り落とそうとした手前、懐記が背後からボスの心臓を剣で貫いた。
「すみません、懐記さん…咄嗟に…」
「へーきへーき」
外神が謝罪し懐記は首を振る、ボスの身体が塵にに変わり武器が落ち身体が消えるのと同時に宝箱と懐記の手元に丸められた紙が収まった…。
あなたは異世界に行ったら何をしますAnotherSid×EXTRA MYCLOSET~可愛いは世界の中心、世界の中心で可愛いを叫ぶ~
「ユラちゃん、見て見て!新作!」
「すてき!きれい!」
「でしょでしょ、自信作よ!」
ユラが次に向かった店は看板に宝石の絵をあしらった宝飾品店、店の中に入ればアクセサリを多く身に着けた2足歩行の白黒のアリクイの様な店主がニコニコ上機嫌でユラを出迎えた。
ショーケースの中の美しい細工を施したブローチにユラがはしゃぎ、店主も嬉しそうに見せていた。
「この石の加工素敵ー」
「そうでしょ、良い石が見つかったの!もう大興奮!うちの目玉商品よぉ」
「この大きな石に星の様な模様が走っているこのブローチ買ってもいいかしら?」
「もっちろん!」
「やったわ!おまつりの衣装に着けるわ」
「素敵!嬉しい」
ユラがひと際大きな目を惹く碧い石のブローチ中には十字星の模様が浮かび、丁寧な細工にうっとりとユラはした後代金を支払い店を出る、そろそろお茶の時間になるから馴染みの店でお茶をしに足を向けた。
「お疲れのようですね、状態異常無効を持ってしても精神の疲労は癒えないようですね。回復薬でも飲みますか?」
「いや、コーヒーを淹れろ」
「ついでに淹れます」
カジノタワーの最上階の蒐集家の自室に戻った大河、ソファに座り長い足を組めば蒐集家が皮肉を口にし煩わし気に大河がコーヒーを頼み崇幸からの連絡に出る。
『大河君、これから《ヴァンガー》を高齢者の方々が住みやすい都市にして行こうと思うんだ、イザラ君達の考えを聞いてね。身体が不自由な人達がリハビリに通ったり、家で手が行き届かない場所の手助けや日常生活の手助けが出来るようにしたいんだ』
「イザラ達がですか…良い考えだと思います、家に思い入れがありそこで残りの人生を過ごすという気持ちも分かりますから」
『そうだな、長年住んだ家を出て新しい生活を…と急に言われても難しい人もいる、家で最期を迎えたいという方達の手助けをしたい、それでゴーレム達の増員をしようと考えている、介護用や支援用のゴーレムを』
「ならば《ホウラク》に依頼しますか?」
『いや、ゴーレムを使う人々に造って貰おうと思ってる。自分で造ったゴーレムなら愛着が湧くだろう』
「そうですね、良い案だ」
『うん、それでゴーレムをと思ったら普通の人は魔力が足りないから簡単には造れないだろう?それで蒐集家さんに少ない魔力でも造れる材質、以前子ども達に贈った粘土を使わせて貰おうと思っているんだ。頼めるかい?』
「分かりました、後でまた連絡します」
『ありがとう、よろしく』
そうして通話が切れ丁度コーヒーを運んで来た蒐集家を隣に座らせ崇幸からの頼みを伝える、蒐集家が収納空間から粘土の塊を幾つも出してテーブルの上にはピラミッドの様な形に積み重なった。
「どうぞ、確かにこれなら少ない魔力でゴーレムを造れますね。普通のゴーレムと違って耐久性は低い物になると思います」
「そうか…」
以前店の開店準備を手伝ってくれた子供達に渡した物、少ない魔力で粘土を捏ねて形を作ると固さが調整出来る物だった、大河が1つ手に取り粘土を捏ねていく、耐久性を確認する為に1つ造ってみる。
「造るつもりですか?」
「ああ、どういうゴーレムになるか先に造って知っておいた方が良いだろう」
蒐集家が興味無さそうに隣で大河の手元を眺める、大河はなんとなく人型になれば良いし傀儡魔法を使うつもりもないと思いつつ手元を動かした…。
第078話 切れない糸たち:まじない篇 商売繁盛
「こんにちは、お店は繁盛していますよ」
「良かったね!」
「ええ、本当にありがとうございます」
商業ギルドから戻った千歳達、孤児院に造った店は客がぼちぼち入り塩や刺繍がされたハンカチ、華鏡等が売れ中にいたアンとカウンターの中で座って会計を行う院長が顔を綻ばせた。
「ゴーレムさん達が良く働いてくれていますから、商品作りに専念できますし」
「千歳さん達の提案の品切れや目標額を越えたら店仕舞いというのも助かります、間も無く今日の商品は売り切れになるので店仕舞いです」
アンの側にいるゴーレム達が店仕舞いの看板を用意してくれる、院長は客達に丁寧に頭を下げている。
「それなら良かった、僕達は間も無くこの町をでますがゴーレム達は残りますから彼らをお願いします」
「ええ、もちろんですよ。かれらも家族です」
「はい、これでまた子ども達を受け入れられます」
千歳が院長とアンに頭を下げれば院長とアンが頷き、また親に捨てられた子供達を引き取る事が出来ると笑みを浮べるが晴海は複雑そうな表情を浮べた。
「晴海君、大丈夫。アンさんと先生には《アウトランダーズ商会》が支援をしていくから、望まぬ婚姻や労働をさせないようにとお願いしたから」
「あ…」
晴海の肩に手を置き千歳が貴族の後妻や過酷な労働に身を置く事はせず、彼らが望む道筋を応援するという話しを着けていた。
「晴海さん、ありがとうございます。彼女はいなくなってしまいましたが、皆さんのおかげでこの孤児院は救われます。晴海さん、よければ私と友人になりませんか?いつでも遊びに来て下さい」
アンが晴海に手を差し出す、ニコリと綺麗な笑みを浮べても造り物めいた印象は消えないが晴海はアンの手を握る、冷えた血が通っているのが感じさせない手に晴海の体温が移り手をゆっくりと離した。
「うん、俺の事晴海って呼んで」
「私の事もアンと呼んで下さい、晴海」
そうしてアンと晴海は友達になり今度イザラ達を連れて来ようと晴海は思う、暫し話を交わし晴海達は《アタラクシア号》へと戻った。
第78話 《アンツクイア》編 第玖幕 思ってたのと違う
「じゃ、入ろうか」
77階層の大きな扉の前、転移した先は白い壁と扉のみ窓も無い。佳月が扉に手を当て開くと目の前にいるボスは…この中の誰の容も成してなかった…。
「そうか、これがここのボスの真の姿なんだ。どうやら誰の姿にもなれなかったみたいだ」
「呑気に話しをているが、来るぞ」
「強いな、流石は最後の階層のボス」
眼前のボスは下半身は鱗を生やしたコブラのような下肢、上半身は髪の長い緑色の皮膚の女、顔は艶めかしい真紅の唇と鼻筋に目は布が巻かれ見えない、両腕には計6本の腕が生えそれぞれ武器を持ち、マユラとシュリが剣を構えて前に出る。
「佳月っちとどめ刺したら権能貰える感じでおけ?」
「そうだね、最後は懐記君に任せて欲しい。でもこのボス…弱いね」
『了解!』
マユラ、シュリが前衛、ギーギスとナチェが後方から矢を放ち後衛を担う、イシュターと外神が6本の腕から繰り出される魔法攻撃を相殺していく、巨大な下半身の尾が縦横無尽に暴れ攻撃を仕掛けてくるがノイズとチェカが盾で防ぐ。
「中々に面白い物だ」
「派手なボスだよな」
「何がドロップするかなぁ」
「腕を斬り落としても即座に再生かぁ」
『武器が興味深い』
見物組に回るイフターク、フォン、フェシェスタ、ジラ、ウズラが壁際でボスの動きを見る、6本の腕を自在に繰り出し剣や槍、盾や斧、杖と鞭を縦横無尽に使い、赤い唇から幾つもの魔法が放たれ、マユラとシュリが斬り落とした腕もすぐさま回復する。
「みんな、綺麗に戦うね」
「そうね」
壁際で座って懐から酒瓶を煽る佳月、懐記は皆から目を逸らさない。
「皆さん、同時に6本の腕を斬り落とします。3、2、1、0」
外神が声を掛け6名が頷きカウント0で同時に腕を斬り落とす、ボスは苦し気に藻掻き暴れ、口を大きく天井に向けて雄叫びを吠えた。
「外神!」
「はい」
外神が瞬時にボスの首を剣で斬り落とそうとした手前、懐記が背後からボスの心臓を剣で貫いた。
「すみません、懐記さん…咄嗟に…」
「へーきへーき」
外神が謝罪し懐記は首を振る、ボスの身体が塵にに変わり武器が落ち身体が消えるのと同時に宝箱と懐記の手元に丸められた紙が収まった…。
あなたは異世界に行ったら何をしますAnotherSid×EXTRA MYCLOSET~可愛いは世界の中心、世界の中心で可愛いを叫ぶ~
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「すてき!きれい!」
「でしょでしょ、自信作よ!」
ユラが次に向かった店は看板に宝石の絵をあしらった宝飾品店、店の中に入ればアクセサリを多く身に着けた2足歩行の白黒のアリクイの様な店主がニコニコ上機嫌でユラを出迎えた。
ショーケースの中の美しい細工を施したブローチにユラがはしゃぎ、店主も嬉しそうに見せていた。
「この石の加工素敵ー」
「そうでしょ、良い石が見つかったの!もう大興奮!うちの目玉商品よぉ」
「この大きな石に星の様な模様が走っているこのブローチ買ってもいいかしら?」
「もっちろん!」
「やったわ!おまつりの衣装に着けるわ」
「素敵!嬉しい」
ユラがひと際大きな目を惹く碧い石のブローチ中には十字星の模様が浮かび、丁寧な細工にうっとりとユラはした後代金を支払い店を出る、そろそろお茶の時間になるから馴染みの店でお茶をしに足を向けた。
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