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第015部 繋がる糸たちへ/繋がらない糸たちへ
問題発症解決編080幕 発つそして幕を降ろす×第096話 《バーススカ集合国》編 植物に詳しい人/第096話 《アンツクイア》編 第貳拾漆
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問題発症解決編080幕 発つそして幕を降ろす
『大河様、お疲れ様でした。次は帝国の端の海の領地に向かい中継器を置くのが良いかと』
「ああ、そうする。他の場所への中継器は領主達がしてくれるからな彼らでも依頼をしても行くのが難しい場所へ中継器を置く、ダンジョンに関してはグステナ達がいる場所が分かり次第調査を再開すると決めた」
『はい、そのように』
「詠斗くんと燈火さん、崇幸さんを呼んでくれ」
『承知しました』
《白鷺》に戻り会議室のソファで風早から次の目的地を聞き同意する、崇幸達にも伝え後の補佐はゴーレム達に行って貰おうと決め深くソファに体を沈めた。
「大河君、お疲れ様だったな」
「またちょくちょく来よう、やる事はあるし」
「大河ちゃん、本当にお疲れ様でした」
集まった崇幸と詠斗、燈火が笑顔で大河を労う、崇幸の胸に止まっていた千眼が人型をとり大河の顔を覗き込む。
「……休め…精神が疲弊している…」
「疲れた」
千眼が大河の目に手を当てる、ひんやりとした手に大河はぽつりと漏らし目を閉じてその寝入り、崇幸が収納から毛布を出してそっと掛けてやる。
「風早さん、このまま暫く目的地の上空で停滞してくれ。少し休もう、燈火君はニスム君の所へ、詠斗君は龍皇国に戻るか?」
「率君の所に行くよ、話をしたいし。学院も店を出すんだってその辺聞いたら戻るよ」
「僕もニスムちゃんの所に戻って、ここの状況を確認しつつ様子を見に来ますね」
「ああ、俺は引き続き大河君と向かう。さ、店とか建物を造ろう!また船や飛行船とかも造りたいんだよなー」
「ゆき…休もう…」
崇幸のやる気に千眼が先ずは休息をと言い詠斗と燈火が笑う、またすぐにいつでも来られる場所になっ帝国の中心部からゆっくりと《白鷺》が離れていく、問題や色々な事は片付いてはいないがこの国に住み生きる人々がよりよく生活していく為に変わっていくだろうと崇幸達は思いながら《カテラント帝国》の首都から離れた…。
第096話 《バーススカ集合国》編 植物に詳しい人
「これ毒の草なのは確かだけど、どうしてそっちは体調がおかしくなってこっちは体調が悪い奴がいないのかって事か」
「コッツェ、この水草を川に生やしたのはこちらだというんだ」
「あー違うよ、この草はこの辺に生えていない。で、これ、前に来た隊商が食い散らかしをそのままで獣が村に来ただろう?それを食った獣でおかしな死に方をしていたからな」
「おかしな死に方と言うのは?」
「泡を吹いて吐いて死んだんだ、獣は本能で毒を避けたりするだろう?でもその隊商は食い散らかした物の中に毒を入れていたんだ、獣避けに使ったんだろう」
「それが川の水草となんの関係がある、どうしてそっちは無事なんだ」
「簡単な話しですよ、そちらが毒を摂取するのと一緒に解毒もしていたからです」
コッツェという《サトゥア》で植物に詳しく薬師の真似事もしているという青年が水草を確認し、30日前の隊商の状況もはなしてくれるがイライラとしていたノケイネが口を挟んだ所でいつの間にか来ていた蒐集家が嗤って立っていた。
「この水草の毒抜きは熱、彼らは水を沸騰させて飲んでいたのでしょう。もちろん普通の他の水ではなく川の水を熱して飲む事が解毒に繋がります」
「ああ、そうだよ。俺がこの国に来た時に川の水をそのまま飲んでるって言うからさ、俺のいた故郷はそのまま川の水を飲むと腹を壊すんだ。温めて飲むかお茶にして飲むと良いって教えたんだ」
「そうだな、コッツェはとても腕の良い薬師なんです。彼のお陰で《サトゥア》は病が減ったんです」
「ここは薬草が豊富だから、ごめんな、そっちがそんな事になっているとは…水草を取り除いて熱した水を飲むと良いと思う」
蒐集家の説明とコッツェの話でノケイネの怒りが収まり、深く頭を下げた。
「すまない、勝手にそっちがやったと思い…申し訳ないすぐに水草を取り除く」
「悪いと思うなら取り除いた後のその水草こっちにくれ、獣避けにも虫よけにもなる」
「こちらも貰っておきます、千歳さん取り除いた後川を浄化してください」
「分かった、任せて」
「こちらでも人を出します」
急ぎノケイネとサトゥイが動き出し、蒐集家の指示に千歳が頷いた、サニドツノスはその光景を眺めていた。
第096話 《アンツクイア》編 第貳拾漆幕 物々交換
「申し訳ありません、現在瓶の材料が不足していて今店にある在庫が全てです」
「それは困ったな…」
「干した果物や干し肉など瓶が必要のない物は十分あります」
「それも貰うが、ほかの国ではこれが人気なんだが」
瓶詰の店に入ると商人らしい客たちと店主が会話をしている、どうやら瓶の在庫が不足している為店に並んだ瓶詰の商品は全て買い上げられ、奥から他の従業員が干し肉や干し果物、干し芋等の在庫を出して商人達が買い上げていく。
「懐記君、外神君。空の瓶はある?売ってその金で他の物を買おうか」
「そうね」
「はい」
「すみません、手ごろな瓶があるんで買い取って貰えませんか?」
「…質を確認したいので奥へどうぞ」
店主が外神達を値踏みする、本来ならば契約している工房からしか仕入れをしないがこの状態では致し方ないと従業員に店を任せ奥へと案内する。
「恥ずかしい所を…工房の責任者が怪我をし採取に行けず、瓶の供給が少なくなっていた所に…ですが食品を入れる瓶なので厳しく査定させて頂きます」
案内された商談室には瓶に入った果物やキノコ、肉や魚まで並んでいて興味が惹かれるが外神が収納から空き瓶を幾つも出して店主が目を見開く。
「素晴らしい、どれもこれも密封性も高く形も均一!大きさも様々!これ全て買い上げさせて下さい!」
「はい、構いません」
「俺らも買いたいんだけど、おすすめある?」
「そうですね…本当は瓶の物が…と言いたいんですが大量に瓶を購入させてもらったのでこちらを…塩漬け肉です、中は少し生の肉のようですがそのまま食べてもいいですし、塩味が濃いのでスープに入れてもいいですよ」
懐記が聞くと店主が奥から台車に乗せて出して来たのは何かの動物の足の塩漬け、生ハムの原木の様な物だった。
「これは高級品、店主がかなり気に入ったみたいだ」
細身の鋭い長い剣の様な物で削り皿に盛って店主が渡し、外神が興味深く見ている、佳月が関心して試食をすると生ハムと違い皮も食べられるらしく、どの部位も美味しい。
「わが店自慢の特製調味液で漬けた物です、貴族や王族の方々が好んで食べます。塔の低い階層で出る肉ですよ」
「美味いわ、どうも」
「ありがとうございます」
外神も懐記も気に入ったのか、更に瓶を追加し瓶の代金から、他にも木の実や干した果物に干し芋等も大量に買いプラスマイナスほぼ0で売買が完了した。
「これほどの瓶…もし瓶の材料をお持ちでしたら工房にも売っていただけませんか?塔でも採れるんですが…工房主が怪我で行けないので材料があれば造る事は出来ますから、紹介状を書きます」
「いんじゃない」
「そうですね」
「工房も面白いと思う」
店主の頼みに3人とも同意し、次は工房に向かう事にした…。
あなたは異世界に行ったら何をしますAnotherSid×NoGodBless&Bless Playce ~蒐集話忌憚~
「では、話をどうぞ」
「はい、話は俺のこの失った左腕の事です…」
EP1、左腕
「戦で…行きたくはなかったんですが家が貧しく俺が行くほかなかったんです…それでいった戦場で……酷いものでした2度と思い出したくはない……そこでこの左腕を失い僅かな恩赦を貰って村に戻りました…」
男は左腕を服の上から撫でる、男は苦い表情を浮かべている。
「最初の頃は眠る事も出来ず、家族は心配してくれました…ですがこんな身体では碌に畑を耕す事も出来ず……いえ、そうではない……話はここからですね、すみません……ある日昼に軽く寝ていると夢を見たんす…俺の左腕がまだ戦場にいて戦っているんです……夢の中では左腕があって戦場で人を殺しているんです…毎日…毎日……沢山の人間を…」
「なるほどそれは興味深い、今あなたは不自由な体で故郷にいると」
「はい、毎日…不便な身体で…村人や家族は顔に出さないですが…俺を厭わし気な目でみるんです」
「そうですか…」
「この話に価値はありますか?」
「はい、もちろん、貴方はいまだ戦場にいて故郷にいる夢をみているんですよ。あなたはもう何が現実で夢なのか区別がつかない」
「え…」
「あなたは明日も戦場でその左腕で人を殺す、さ、願いをどうぞ?五体満足で故郷に帰りますか?」
「へ…あは……イヤダ…かえらない…帰らない…カエラナイィィィ…腕…いつもまでもずっと戦場で殺せる腕がホシイ!」
「はい、どうぞ。面白い話をありがとうございました」
男は悶え目を充血させその息で蝋燭の火が消える、男の話は真実で男の願いが叶った瞬間だった。
男の姿は消え、火が消えた蝋燭とフードの男が残る。
「彼はこれからも戦場で殺し続ける、願いは叶いました…故郷に帰り穏やかな生も望めたのに…さあ、次のお客様の願いを叶え続けた先に私の願いも叶う」
男は深い笑みを刻み、部屋が丸ごとその場から消えた…。
『大河様、お疲れ様でした。次は帝国の端の海の領地に向かい中継器を置くのが良いかと』
「ああ、そうする。他の場所への中継器は領主達がしてくれるからな彼らでも依頼をしても行くのが難しい場所へ中継器を置く、ダンジョンに関してはグステナ達がいる場所が分かり次第調査を再開すると決めた」
『はい、そのように』
「詠斗くんと燈火さん、崇幸さんを呼んでくれ」
『承知しました』
《白鷺》に戻り会議室のソファで風早から次の目的地を聞き同意する、崇幸達にも伝え後の補佐はゴーレム達に行って貰おうと決め深くソファに体を沈めた。
「大河君、お疲れ様だったな」
「またちょくちょく来よう、やる事はあるし」
「大河ちゃん、本当にお疲れ様でした」
集まった崇幸と詠斗、燈火が笑顔で大河を労う、崇幸の胸に止まっていた千眼が人型をとり大河の顔を覗き込む。
「……休め…精神が疲弊している…」
「疲れた」
千眼が大河の目に手を当てる、ひんやりとした手に大河はぽつりと漏らし目を閉じてその寝入り、崇幸が収納から毛布を出してそっと掛けてやる。
「風早さん、このまま暫く目的地の上空で停滞してくれ。少し休もう、燈火君はニスム君の所へ、詠斗君は龍皇国に戻るか?」
「率君の所に行くよ、話をしたいし。学院も店を出すんだってその辺聞いたら戻るよ」
「僕もニスムちゃんの所に戻って、ここの状況を確認しつつ様子を見に来ますね」
「ああ、俺は引き続き大河君と向かう。さ、店とか建物を造ろう!また船や飛行船とかも造りたいんだよなー」
「ゆき…休もう…」
崇幸のやる気に千眼が先ずは休息をと言い詠斗と燈火が笑う、またすぐにいつでも来られる場所になっ帝国の中心部からゆっくりと《白鷺》が離れていく、問題や色々な事は片付いてはいないがこの国に住み生きる人々がよりよく生活していく為に変わっていくだろうと崇幸達は思いながら《カテラント帝国》の首都から離れた…。
第096話 《バーススカ集合国》編 植物に詳しい人
「これ毒の草なのは確かだけど、どうしてそっちは体調がおかしくなってこっちは体調が悪い奴がいないのかって事か」
「コッツェ、この水草を川に生やしたのはこちらだというんだ」
「あー違うよ、この草はこの辺に生えていない。で、これ、前に来た隊商が食い散らかしをそのままで獣が村に来ただろう?それを食った獣でおかしな死に方をしていたからな」
「おかしな死に方と言うのは?」
「泡を吹いて吐いて死んだんだ、獣は本能で毒を避けたりするだろう?でもその隊商は食い散らかした物の中に毒を入れていたんだ、獣避けに使ったんだろう」
「それが川の水草となんの関係がある、どうしてそっちは無事なんだ」
「簡単な話しですよ、そちらが毒を摂取するのと一緒に解毒もしていたからです」
コッツェという《サトゥア》で植物に詳しく薬師の真似事もしているという青年が水草を確認し、30日前の隊商の状況もはなしてくれるがイライラとしていたノケイネが口を挟んだ所でいつの間にか来ていた蒐集家が嗤って立っていた。
「この水草の毒抜きは熱、彼らは水を沸騰させて飲んでいたのでしょう。もちろん普通の他の水ではなく川の水を熱して飲む事が解毒に繋がります」
「ああ、そうだよ。俺がこの国に来た時に川の水をそのまま飲んでるって言うからさ、俺のいた故郷はそのまま川の水を飲むと腹を壊すんだ。温めて飲むかお茶にして飲むと良いって教えたんだ」
「そうだな、コッツェはとても腕の良い薬師なんです。彼のお陰で《サトゥア》は病が減ったんです」
「ここは薬草が豊富だから、ごめんな、そっちがそんな事になっているとは…水草を取り除いて熱した水を飲むと良いと思う」
蒐集家の説明とコッツェの話でノケイネの怒りが収まり、深く頭を下げた。
「すまない、勝手にそっちがやったと思い…申し訳ないすぐに水草を取り除く」
「悪いと思うなら取り除いた後のその水草こっちにくれ、獣避けにも虫よけにもなる」
「こちらも貰っておきます、千歳さん取り除いた後川を浄化してください」
「分かった、任せて」
「こちらでも人を出します」
急ぎノケイネとサトゥイが動き出し、蒐集家の指示に千歳が頷いた、サニドツノスはその光景を眺めていた。
第096話 《アンツクイア》編 第貳拾漆幕 物々交換
「申し訳ありません、現在瓶の材料が不足していて今店にある在庫が全てです」
「それは困ったな…」
「干した果物や干し肉など瓶が必要のない物は十分あります」
「それも貰うが、ほかの国ではこれが人気なんだが」
瓶詰の店に入ると商人らしい客たちと店主が会話をしている、どうやら瓶の在庫が不足している為店に並んだ瓶詰の商品は全て買い上げられ、奥から他の従業員が干し肉や干し果物、干し芋等の在庫を出して商人達が買い上げていく。
「懐記君、外神君。空の瓶はある?売ってその金で他の物を買おうか」
「そうね」
「はい」
「すみません、手ごろな瓶があるんで買い取って貰えませんか?」
「…質を確認したいので奥へどうぞ」
店主が外神達を値踏みする、本来ならば契約している工房からしか仕入れをしないがこの状態では致し方ないと従業員に店を任せ奥へと案内する。
「恥ずかしい所を…工房の責任者が怪我をし採取に行けず、瓶の供給が少なくなっていた所に…ですが食品を入れる瓶なので厳しく査定させて頂きます」
案内された商談室には瓶に入った果物やキノコ、肉や魚まで並んでいて興味が惹かれるが外神が収納から空き瓶を幾つも出して店主が目を見開く。
「素晴らしい、どれもこれも密封性も高く形も均一!大きさも様々!これ全て買い上げさせて下さい!」
「はい、構いません」
「俺らも買いたいんだけど、おすすめある?」
「そうですね…本当は瓶の物が…と言いたいんですが大量に瓶を購入させてもらったのでこちらを…塩漬け肉です、中は少し生の肉のようですがそのまま食べてもいいですし、塩味が濃いのでスープに入れてもいいですよ」
懐記が聞くと店主が奥から台車に乗せて出して来たのは何かの動物の足の塩漬け、生ハムの原木の様な物だった。
「これは高級品、店主がかなり気に入ったみたいだ」
細身の鋭い長い剣の様な物で削り皿に盛って店主が渡し、外神が興味深く見ている、佳月が関心して試食をすると生ハムと違い皮も食べられるらしく、どの部位も美味しい。
「わが店自慢の特製調味液で漬けた物です、貴族や王族の方々が好んで食べます。塔の低い階層で出る肉ですよ」
「美味いわ、どうも」
「ありがとうございます」
外神も懐記も気に入ったのか、更に瓶を追加し瓶の代金から、他にも木の実や干した果物に干し芋等も大量に買いプラスマイナスほぼ0で売買が完了した。
「これほどの瓶…もし瓶の材料をお持ちでしたら工房にも売っていただけませんか?塔でも採れるんですが…工房主が怪我で行けないので材料があれば造る事は出来ますから、紹介状を書きます」
「いんじゃない」
「そうですね」
「工房も面白いと思う」
店主の頼みに3人とも同意し、次は工房に向かう事にした…。
あなたは異世界に行ったら何をしますAnotherSid×NoGodBless&Bless Playce ~蒐集話忌憚~
「では、話をどうぞ」
「はい、話は俺のこの失った左腕の事です…」
EP1、左腕
「戦で…行きたくはなかったんですが家が貧しく俺が行くほかなかったんです…それでいった戦場で……酷いものでした2度と思い出したくはない……そこでこの左腕を失い僅かな恩赦を貰って村に戻りました…」
男は左腕を服の上から撫でる、男は苦い表情を浮かべている。
「最初の頃は眠る事も出来ず、家族は心配してくれました…ですがこんな身体では碌に畑を耕す事も出来ず……いえ、そうではない……話はここからですね、すみません……ある日昼に軽く寝ていると夢を見たんす…俺の左腕がまだ戦場にいて戦っているんです……夢の中では左腕があって戦場で人を殺しているんです…毎日…毎日……沢山の人間を…」
「なるほどそれは興味深い、今あなたは不自由な体で故郷にいると」
「はい、毎日…不便な身体で…村人や家族は顔に出さないですが…俺を厭わし気な目でみるんです」
「そうですか…」
「この話に価値はありますか?」
「はい、もちろん、貴方はいまだ戦場にいて故郷にいる夢をみているんですよ。あなたはもう何が現実で夢なのか区別がつかない」
「え…」
「あなたは明日も戦場でその左腕で人を殺す、さ、願いをどうぞ?五体満足で故郷に帰りますか?」
「へ…あは……イヤダ…かえらない…帰らない…カエラナイィィィ…腕…いつもまでもずっと戦場で殺せる腕がホシイ!」
「はい、どうぞ。面白い話をありがとうございました」
男は悶え目を充血させその息で蝋燭の火が消える、男の話は真実で男の願いが叶った瞬間だった。
男の姿は消え、火が消えた蝋燭とフードの男が残る。
「彼はこれからも戦場で殺し続ける、願いは叶いました…故郷に帰り穏やかな生も望めたのに…さあ、次のお客様の願いを叶え続けた先に私の願いも叶う」
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