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第015部 繋がる糸たちへ/繋がらない糸たちへ
第097話 休み×第097話 《バーススカ集合国》編 毒も薬も/第097話 《アンツクイア》編 第貳拾捌幕 瓶工房
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第097話 休み
大河目を覚ますと空はもう夕暮れが終わる頃、《白鷺》の中からみる空を久しぶりにまともに見たなと感想を抱いているとゴーレムがお茶と軽食を運んで来てくれた。
『今夜中に海の領地《バメイ》上空に着きます、崇幸様と千眼様は自室で制作作業を行い、他の皆様は戻っています。帝国の領地も問題なく、造酒所はトイ様とニト様がいます。ゴーレムの数も増産し、イザラ様とイデア様達や他の魔人の皆様も領地を見てくれます。ダンジョンは現在10階層まで解放され大けがをする者も無く順調にドロップ品を回収しています。裏街のカフェや食事処はまだ準備段階ですが、バルタル様やカイネ様達が料理のメニュー等を考えています、店が始まるまでの支援も滞りなく行われています』
「…そうか報告、助かる」
『いえ、食事を行いその後は読書を勧めます。ガイド殿からですが今いる《アンツクイア》でも面白い本が手に入ったので荷物の移行が可能になれば贈るとの事です』
「それは楽しみだ、食事をしたら風呂に入って読書を楽しむ」
『はい』
大河が風早の報告に頷き、魔人の本と絵を後でじっくり見てみるか…本に関しては蒐集家に聞いてみるかと思いながら、具沢山のスープと野菜とハムと卵サンド、果物の食事を食べ始めた…。
「生徒達も寮に馴染んでいますね、貧困の生徒には学業に支障が出ない程度に労働作業も設けています」
「はい、薬草の栽培や収穫、加工に学食の下拵えの手伝い、学院内で目の届く中で仕事をして貰えるのが良いですね」
学院の寮生を受け入れ、希望する生徒達に仕事を与え間も無く学院が本格的に始まる、入学式の日程とスケジュール、クラス割を決めて後は動き出していけば良い、綴とイーノキィとケークスが学院長室で話をしていた。
常に大河達や千歳達、懐記達の報告は綴も受けているが、ここを任された以上責任を持って理事として職務を全うするつもりだ。
「……綴殿、明日は休日ですから1度皆さんの元へ、私も兄上が行方不明になった…心配はしていませんがメンルェト殿とおじいさまに会いに行きますし」
「イーノキィ殿、私も手伝いますよ」
「ありがとうございます、ケークス殿」
「そうですね、千歳さん達の所へ行ってみます」
明日は学院全体を休日にし、生徒達も家がある者達は戻り残留を希望する者達や1部の教官達は残ると言うので任せ、イーノキィとケークスは《ウワムス王国》へ綴は《バーススカ集合国》にいる千歳達の元へ行こうと決め書類を纏めた…。
第097話 《バーススカ集合国》編 毒も薬も
「植物に詳しいようですね」
「ああ、旅をしていてあちこちの薬師の元で働いたりしたんだ、毒も使い方次第で薬や便利な物に変わるのが面白いだろ?」
甘栗色の髪と瞳の愛嬌のある顔でニコニコ笑うコッツェ、蒐集家は興味深そうにコッツェを見ていた。
「あの隊商本当にひどかったんだ」
「そうなんですね、彼等の目的地は知ってします?」
「いや、あちこち旅して仕入れて売ってを繰り返して生計を立てているとしか聞いていないな」
「そうですか、薬師という事は薬を作っているんですか?」
「まあ、ある物でね。あんたもそうだろう?俺は鼻が効くんだ、植物の匂いがする」
「ええ、そうですよ」
「ならあっちで苦しんでる人達がいるんだろ?治療してくれているのか?」
「解毒は済んでいますよ、この毒草は20日前後で成長しますからその隊商が枯れたか何かした草を川に捨てた物が増えたんでしょうね。故意に毒草を川に植える理由がありませんから」
「そうだな、毒草って根強い植物だし…あいつらこの毒草何に使うつもりだ…虫よけや獣避けの薬を作れるやつがいたのか?」
「さあ?」
コッツェが鼻をひくひくさせ、蒐集家は嗤う、《ノケライネン》の中毒を起こしている者達の解毒も済それを聞いたコッツェはほっとしたが新たな疑問が浮かぶ、千歳達が川の浄化と草の除去が完了し戻って来る、コッツェが疑問を提示しその件の隊商追う為事にした。
「私も行くが」
「サニドツノスさんはまず先に長の皆さんと仕事を…」
「これも私の仕事だ、行くぞ」
「俺も」
「私も行きますよ」
ノケイネとサトゥイにはラジカ達と合流しタブレットなど使い方や説明を受けて貰うようサニドツノスが指示を出し、千歳とサニドツノス、コッツェと蒐集家で隊商を追う為《エッダス》へ向かった…。
第097話 《アンツクイア》編 第貳拾捌幕 瓶工房
「塔へ行くぞ!材料がなきゃ仕事が出来ん!」
「無理ですよ、その足じゃ!」
「瓶はできませんけど、皿とかは売れますから!」
懐記達は保存食屋の店主に乞われ向かった工房、工房主らしい大柄な男が足を引き摺り戦斧を担いで行こうとするのをどうやら弟子達3人掛かりで止めていたようだが止まらない。
「すみません、保存食屋の店主の方に頼まれてきました」
「これ、手紙、ま、中で読んで」
外神と懐記が前に塞がり手紙を渡せば工房主が手紙をふんだくり読み込んで、顎で中へ来るように伝えた。
「瓶の材料があるらしいな、出してみろ」
「どうぞ」
「ふうむ」
店の裏手の工房は雑然とし適当に丸太を切った椅子もどきに座らせ、外神がガラスの材料になる鉱物、塔からマユラ達が入手した物を出す。
「中々の手練れだなやったのは」
「はい」
「これほどの物ならば、100万ロデで買い取らせてもらおう」
「ね、店の物買っていい?それから引いて」
「無論構わん好きにしろ」
鉱物の質と量と重さを確かめ買い取り額を出し、懐記が折角だから店の商品を買う事にした。
あなたは異世界に行ったら何をしますAnotherSid×NoGodBless&Bless Playce ~蒐集話忌憚~
「ここで話をすれば願いが叶うって…」
「ええ、正し真実を話して下さい。最後にこの蝋燭の火を消せば貴女の願いが叶います」
「そうですか…私の話しは…」
テーブルとイスと火が灯された蝋燭と僅かな灯り、フードを被った男がいる薄気味悪い部屋に着いた若い女性、フードの男に促されるまま椅子に座り語り始めた…。
EP2、恋人と幼馴染
「私には大切な幼馴染と恋人がいます、2人ととても大事です。3人でよく遊んでいました…でも見てしまったんです…幼馴染と恋人が密会しているの…とても親密で…それを見た私は身を引こうと思っています…彼も大事ですが彼女も大事なんです…」
「そうですか」
「そう悩んでいたら…最近その幼馴染にも最近恋人が出来たんです、お金持ちで優しくて素敵な人です。それで恋人と幼馴染の関係は終わるかもと思いました…でも続いています…今日も2人は逢瀬を重ねていました…」
ありがちな話しだ、幼馴染たちの3角関係の歪み。
「彼女はもうじき結婚します、恋人は彼女が結婚しても関係を続けていくんでしょう、私は…私は…傍観者でありたい、彼らのこれからを1番の特等席で見ていたいんです、なんの犠牲も何の損もせずに、私の何も損なう事無く」
クスクスと笑うどこにでもいる若き女性の朗らかな笑み、恋人と結婚せず別れないないのは彼らの結末を見たいからだと言う。
「とても大胆なんですよ、もう町で知らない人はいない関係で、周囲はみんな私に同情してくれます。私はそれに悲し気な笑みを浮かべているだけで、皆憐れんでくれる…それが…心地よくて…」
「なるほど…貴女の望みは1番良い席で見続けたいと、彼らがこれからも上手くやり続け順風な生涯を送っても良いと」
「……ええ、私がそこに関わっていかなければ」
「分かりました、どうぞ息を吹き掛け蝋燭の火を消してください」
「はい」
息を吹き掛け赤い蝋燭の火が消える、願いは叶うだろうゆるりと女性の姿が消えた。
「彼女は恋人と別れ、幼馴染の恋人が浮気を知り彼女がそれを慰め2人は浮気された者同士結ばれ、浮気した者同士は制裁を受ける、女性はしたたかですね。確かに彼女は彼らの結末を何も損なう事無く特等席で見続けられる」
フードの男はパチパチと三文芝居にもならい結末を知って乾いた拍手を送る、フードの男は口元に笑みを浮かべた…。
大河目を覚ますと空はもう夕暮れが終わる頃、《白鷺》の中からみる空を久しぶりにまともに見たなと感想を抱いているとゴーレムがお茶と軽食を運んで来てくれた。
『今夜中に海の領地《バメイ》上空に着きます、崇幸様と千眼様は自室で制作作業を行い、他の皆様は戻っています。帝国の領地も問題なく、造酒所はトイ様とニト様がいます。ゴーレムの数も増産し、イザラ様とイデア様達や他の魔人の皆様も領地を見てくれます。ダンジョンは現在10階層まで解放され大けがをする者も無く順調にドロップ品を回収しています。裏街のカフェや食事処はまだ準備段階ですが、バルタル様やカイネ様達が料理のメニュー等を考えています、店が始まるまでの支援も滞りなく行われています』
「…そうか報告、助かる」
『いえ、食事を行いその後は読書を勧めます。ガイド殿からですが今いる《アンツクイア》でも面白い本が手に入ったので荷物の移行が可能になれば贈るとの事です』
「それは楽しみだ、食事をしたら風呂に入って読書を楽しむ」
『はい』
大河が風早の報告に頷き、魔人の本と絵を後でじっくり見てみるか…本に関しては蒐集家に聞いてみるかと思いながら、具沢山のスープと野菜とハムと卵サンド、果物の食事を食べ始めた…。
「生徒達も寮に馴染んでいますね、貧困の生徒には学業に支障が出ない程度に労働作業も設けています」
「はい、薬草の栽培や収穫、加工に学食の下拵えの手伝い、学院内で目の届く中で仕事をして貰えるのが良いですね」
学院の寮生を受け入れ、希望する生徒達に仕事を与え間も無く学院が本格的に始まる、入学式の日程とスケジュール、クラス割を決めて後は動き出していけば良い、綴とイーノキィとケークスが学院長室で話をしていた。
常に大河達や千歳達、懐記達の報告は綴も受けているが、ここを任された以上責任を持って理事として職務を全うするつもりだ。
「……綴殿、明日は休日ですから1度皆さんの元へ、私も兄上が行方不明になった…心配はしていませんがメンルェト殿とおじいさまに会いに行きますし」
「イーノキィ殿、私も手伝いますよ」
「ありがとうございます、ケークス殿」
「そうですね、千歳さん達の所へ行ってみます」
明日は学院全体を休日にし、生徒達も家がある者達は戻り残留を希望する者達や1部の教官達は残ると言うので任せ、イーノキィとケークスは《ウワムス王国》へ綴は《バーススカ集合国》にいる千歳達の元へ行こうと決め書類を纏めた…。
第097話 《バーススカ集合国》編 毒も薬も
「植物に詳しいようですね」
「ああ、旅をしていてあちこちの薬師の元で働いたりしたんだ、毒も使い方次第で薬や便利な物に変わるのが面白いだろ?」
甘栗色の髪と瞳の愛嬌のある顔でニコニコ笑うコッツェ、蒐集家は興味深そうにコッツェを見ていた。
「あの隊商本当にひどかったんだ」
「そうなんですね、彼等の目的地は知ってします?」
「いや、あちこち旅して仕入れて売ってを繰り返して生計を立てているとしか聞いていないな」
「そうですか、薬師という事は薬を作っているんですか?」
「まあ、ある物でね。あんたもそうだろう?俺は鼻が効くんだ、植物の匂いがする」
「ええ、そうですよ」
「ならあっちで苦しんでる人達がいるんだろ?治療してくれているのか?」
「解毒は済んでいますよ、この毒草は20日前後で成長しますからその隊商が枯れたか何かした草を川に捨てた物が増えたんでしょうね。故意に毒草を川に植える理由がありませんから」
「そうだな、毒草って根強い植物だし…あいつらこの毒草何に使うつもりだ…虫よけや獣避けの薬を作れるやつがいたのか?」
「さあ?」
コッツェが鼻をひくひくさせ、蒐集家は嗤う、《ノケライネン》の中毒を起こしている者達の解毒も済それを聞いたコッツェはほっとしたが新たな疑問が浮かぶ、千歳達が川の浄化と草の除去が完了し戻って来る、コッツェが疑問を提示しその件の隊商追う為事にした。
「私も行くが」
「サニドツノスさんはまず先に長の皆さんと仕事を…」
「これも私の仕事だ、行くぞ」
「俺も」
「私も行きますよ」
ノケイネとサトゥイにはラジカ達と合流しタブレットなど使い方や説明を受けて貰うようサニドツノスが指示を出し、千歳とサニドツノス、コッツェと蒐集家で隊商を追う為《エッダス》へ向かった…。
第097話 《アンツクイア》編 第貳拾捌幕 瓶工房
「塔へ行くぞ!材料がなきゃ仕事が出来ん!」
「無理ですよ、その足じゃ!」
「瓶はできませんけど、皿とかは売れますから!」
懐記達は保存食屋の店主に乞われ向かった工房、工房主らしい大柄な男が足を引き摺り戦斧を担いで行こうとするのをどうやら弟子達3人掛かりで止めていたようだが止まらない。
「すみません、保存食屋の店主の方に頼まれてきました」
「これ、手紙、ま、中で読んで」
外神と懐記が前に塞がり手紙を渡せば工房主が手紙をふんだくり読み込んで、顎で中へ来るように伝えた。
「瓶の材料があるらしいな、出してみろ」
「どうぞ」
「ふうむ」
店の裏手の工房は雑然とし適当に丸太を切った椅子もどきに座らせ、外神がガラスの材料になる鉱物、塔からマユラ達が入手した物を出す。
「中々の手練れだなやったのは」
「はい」
「これほどの物ならば、100万ロデで買い取らせてもらおう」
「ね、店の物買っていい?それから引いて」
「無論構わん好きにしろ」
鉱物の質と量と重さを確かめ買い取り額を出し、懐記が折角だから店の商品を買う事にした。
あなたは異世界に行ったら何をしますAnotherSid×NoGodBless&Bless Playce ~蒐集話忌憚~
「ここで話をすれば願いが叶うって…」
「ええ、正し真実を話して下さい。最後にこの蝋燭の火を消せば貴女の願いが叶います」
「そうですか…私の話しは…」
テーブルとイスと火が灯された蝋燭と僅かな灯り、フードを被った男がいる薄気味悪い部屋に着いた若い女性、フードの男に促されるまま椅子に座り語り始めた…。
EP2、恋人と幼馴染
「私には大切な幼馴染と恋人がいます、2人ととても大事です。3人でよく遊んでいました…でも見てしまったんです…幼馴染と恋人が密会しているの…とても親密で…それを見た私は身を引こうと思っています…彼も大事ですが彼女も大事なんです…」
「そうですか」
「そう悩んでいたら…最近その幼馴染にも最近恋人が出来たんです、お金持ちで優しくて素敵な人です。それで恋人と幼馴染の関係は終わるかもと思いました…でも続いています…今日も2人は逢瀬を重ねていました…」
ありがちな話しだ、幼馴染たちの3角関係の歪み。
「彼女はもうじき結婚します、恋人は彼女が結婚しても関係を続けていくんでしょう、私は…私は…傍観者でありたい、彼らのこれからを1番の特等席で見ていたいんです、なんの犠牲も何の損もせずに、私の何も損なう事無く」
クスクスと笑うどこにでもいる若き女性の朗らかな笑み、恋人と結婚せず別れないないのは彼らの結末を見たいからだと言う。
「とても大胆なんですよ、もう町で知らない人はいない関係で、周囲はみんな私に同情してくれます。私はそれに悲し気な笑みを浮かべているだけで、皆憐れんでくれる…それが…心地よくて…」
「なるほど…貴女の望みは1番良い席で見続けたいと、彼らがこれからも上手くやり続け順風な生涯を送っても良いと」
「……ええ、私がそこに関わっていかなければ」
「分かりました、どうぞ息を吹き掛け蝋燭の火を消してください」
「はい」
息を吹き掛け赤い蝋燭の火が消える、願いは叶うだろうゆるりと女性の姿が消えた。
「彼女は恋人と別れ、幼馴染の恋人が浮気を知り彼女がそれを慰め2人は浮気された者同士結ばれ、浮気した者同士は制裁を受ける、女性はしたたかですね。確かに彼女は彼らの結末を何も損なう事無く特等席で見続けられる」
フードの男はパチパチと三文芝居にもならい結末を知って乾いた拍手を送る、フードの男は口元に笑みを浮かべた…。
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