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第016部 魔なる神たる人の子よ*尊き血と古き血/自己犠牲の先の解
Precious Blood01:現在の彼らは…
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時は遡る…
「何処だここは」
「んーダンジョンか?」
「遺跡かも」
『ここはそのどちらもだな』
《カテラント帝国》の新ダンジョンの下層か超長距離転移で見知らぬ場所へと出た、グステナ、ドゥ、犬とチキとヒヨコの5名、周囲は白い木々が高く茂る場所だが天井が遥か上に見えどうやら建物の中だと言うのが知れる、周囲を警戒しながらどうするか話し合っていると天井からふわりと白い服とフードを被った何者かが静かに舞い降りて来る。
「おかえりなさい、ドラウガル。ようこそ、魔人と魔王の子、そして異国の王と数外個体魔王殿そして…。ここは《テレンシオ統一帝国》の城の地下の遺跡です」
「あんたは…グリ?」
「本当だ、似ている…って俺ここに来た事はないな」
「魔人と魔王の子?俺?」
『こいつは魔人だな…だが…』
「ええ、私は四千年前の魔人です。《聖者の魔人》と呼ばれているメルゴール・ジュピトナーと申します」
白いフードを取った何者か…メルゴールと名乗る存在、白い髪と肌と整った容姿、目を惹く美貌だが一際異相なのは白地に金の糸で細かい刺繍を施した布で目を覆っている部分、見えないのか見えているのかは分からないがその佇まいはグローリーに良く似ていた。
「陛下…ドラウガル貴方の子が上で待っています、そこで話しをしましょう」
「は?え?子って俺に子ども?」
「ええ、《テレンシオ統一帝国》皇帝ミロスラー・アグラヴェイン・ニトラ・テレンシオです。フラウカントとの間に儲けた子ですね」
「い、いや、俺知らないけど」
「ええ、分かっています。全て我々が四千年前に起こした事です…ミロスラーに会って下さい」
「知らない間に子どもがいるって…相手の事も知らないんだけど…ついこの間まで生きるのに精いっぱいだったのに…」
「すごいな、ドゥ。こう言って貰っているんだから会ったら良いだろう」
メルゴールの話に頭を抱えているドゥの肩を叩く犬、いきなり来てしまった場所でまさかの話を言われ困ってしまっているドゥだが犬も犬で引っ掛かっている話がある。
『コイツが魔王?確かに魔人のような存在なのは間違いないが。魔王と魔人の間に産まれたとは信じられない、鑑定にも出ない』
「はい、彼は間違いなく魔王と魔人の子です。母体が魔王なので魔人の血は薄いのかもしれません」
『どの魔王だ?魔王と魔人は似て非なる存在、その間で子を成す…不可能だと言い切れるぞ』
「……その話は長くなります、上に出ましょう。食事を用意しましょう」
チキがドゥの肩で疑問を呈する、メルゴールは少し困ったような曖昧な笑みを浮かべ転移で全員を別の場所へと移した。
「四千年振りでしょうか父上、ようこそ他の方達も。私はミロスラー・アグラヴェイン・ニトラ・テレンシオです」
メルゴールの転移で訪れたのは陽の光をふんだんに入るように設計された温室の様な場所、細かい細工を施したテーブルで茶を楽しむ大国の皇帝が淡い笑みを浮かべ歓迎をしてくれた。
傍らにはメイドや侍従と騎士が控えている、濃い藍色の前髪後ろはその藍色に黒を混ぜた髪色、瞳は深海を思わせる瞳、額の宝石をあしらった繊細な飾りに見劣りしない容貌は優雅と高貴さの象徴のような存在だった。
「皇帝って美人じゃないと慣れないのかよ」
「確かになー綺麗だな」
「俺にまっったくぜんっぜん似てないじゃん」
『ああ、そいつはお前の子で間違いないぞ。見れば分かる』
「ええー」
グステナがミロスラーを見て見知った皇帝達の顔を思い出す、犬も見惚れているがドゥは首を振って自分に似てないと首を振るがチキが止めを刺した。
「元来魔人に親子の情はありません、現魔神皇が愛情深く子ども達を大切にしているというのは把握しています。気にしないで下さい父上、覚えていない事が当たり前なのです。さあ、どうぞ掛けて下さい」
いきなり自分の子が目の前にいるドゥが戸惑うがミロスラーは気にせず、椅子に座るよう促す。
それに合わせてメイドと侍従達が茶と茶菓子の用意をする、グステナがさっさと座りメルゴールもミロスラーの隣に座るのでドゥも犬のそれに倣って座った。
『まあまあだな』
チキがテーブルの上で焼き菓子を食べヒヨコも食べる、ヒヨコに微笑みメルゴールがヒヨコを優しい手つきで撫でた。
「この大陸は貴方達のいた大陸からかなり離れています、神々との連絡はこちらから取れません」
「スマホも圏外だしな、どうすっかな」
「大切な客人として丁重にもてなしますよ、いつまでもいて貰って構いません」
「ま、そんな急いで帰る理由は無いし。色々聞きたい事が出来たな」
「そうだね、複雑な事情もあるみたいだし俺を知ってくれる人達がいるから」
『神々も俺達を探すだろうからな、少し待てばいいだろう』
メルゴールの話にグステナがスマートフォンを出すがやはり圏外、犬は自分の出自の事をドゥはどこか居心地が悪そうにちらとミロスラーの方を見ている、チキは菓子を食べ追加を貰い食べ散らかしている。
「部屋の用意はありますから、連絡が来るまでこの国を周ってみてはどうです?」
「金がねぇから稼ぎてぇな」
「…ではダンジョンがいくつかありますし、ギルドもありますから依頼も豊富ですよ」
「それで稼ぐか」
「俺も、せっかく遠い国に来たことだしやりたいことをしよう」
「……」
「父上、自由に過ごして下さい。もとはこの帝国は貴方が治める筈だった国、今からでも皇帝に…」
「い、いや!むりむりだから!」
「そうですか?」
ミロスラーのあっさりと皇帝の座を降りるという発言にドゥが首を激しく振って拒否をする、茶会が終わり部屋に案内すると言うのでメルゴール達と分かれる。
「今日の所はゆくっくりすごして下さい、また明日お会いしましょう」
メルゴールが口元を綻ばせ見送り、ミロスラーも立ち上がり騎士達と共に執務室へ戻る。
「はぁ、もうなんだか頭が整理できない」
「明日詳しい話を聞こう」
「すぐにもどれねーからな、ゆっくりやろうぜ」
「グステナ、いいのか?王様だろう?」
「そ、そうだよ!国どうするんだ?」
「あーじじいとあいつがいるからなんとでもなるだろ、気にすんな」
メイドに案内され磨き上げられた廊下を歩く、ドゥが頭を抱え犬がグステナに《ウワムス王国》の事は問題ないのかと訊ねればあっさりと言う。
「そうか、でもなるべく早く連絡がつくようにしたい、皆心配してるだろ」
『すぐに連絡が来る、ここの菓子はどれも同じ味だ。食事の楽しみが減る』
「出されたもんに文句はねーよ」
チキが犬の肩でつまらなさそうに言い、グステナが肩を竦めた。
部屋に案内され、そこでグステナ達の新天地での生活が始まった…。
Precious Blood02へ続く…
「何処だここは」
「んーダンジョンか?」
「遺跡かも」
『ここはそのどちらもだな』
《カテラント帝国》の新ダンジョンの下層か超長距離転移で見知らぬ場所へと出た、グステナ、ドゥ、犬とチキとヒヨコの5名、周囲は白い木々が高く茂る場所だが天井が遥か上に見えどうやら建物の中だと言うのが知れる、周囲を警戒しながらどうするか話し合っていると天井からふわりと白い服とフードを被った何者かが静かに舞い降りて来る。
「おかえりなさい、ドラウガル。ようこそ、魔人と魔王の子、そして異国の王と数外個体魔王殿そして…。ここは《テレンシオ統一帝国》の城の地下の遺跡です」
「あんたは…グリ?」
「本当だ、似ている…って俺ここに来た事はないな」
「魔人と魔王の子?俺?」
『こいつは魔人だな…だが…』
「ええ、私は四千年前の魔人です。《聖者の魔人》と呼ばれているメルゴール・ジュピトナーと申します」
白いフードを取った何者か…メルゴールと名乗る存在、白い髪と肌と整った容姿、目を惹く美貌だが一際異相なのは白地に金の糸で細かい刺繍を施した布で目を覆っている部分、見えないのか見えているのかは分からないがその佇まいはグローリーに良く似ていた。
「陛下…ドラウガル貴方の子が上で待っています、そこで話しをしましょう」
「は?え?子って俺に子ども?」
「ええ、《テレンシオ統一帝国》皇帝ミロスラー・アグラヴェイン・ニトラ・テレンシオです。フラウカントとの間に儲けた子ですね」
「い、いや、俺知らないけど」
「ええ、分かっています。全て我々が四千年前に起こした事です…ミロスラーに会って下さい」
「知らない間に子どもがいるって…相手の事も知らないんだけど…ついこの間まで生きるのに精いっぱいだったのに…」
「すごいな、ドゥ。こう言って貰っているんだから会ったら良いだろう」
メルゴールの話に頭を抱えているドゥの肩を叩く犬、いきなり来てしまった場所でまさかの話を言われ困ってしまっているドゥだが犬も犬で引っ掛かっている話がある。
『コイツが魔王?確かに魔人のような存在なのは間違いないが。魔王と魔人の間に産まれたとは信じられない、鑑定にも出ない』
「はい、彼は間違いなく魔王と魔人の子です。母体が魔王なので魔人の血は薄いのかもしれません」
『どの魔王だ?魔王と魔人は似て非なる存在、その間で子を成す…不可能だと言い切れるぞ』
「……その話は長くなります、上に出ましょう。食事を用意しましょう」
チキがドゥの肩で疑問を呈する、メルゴールは少し困ったような曖昧な笑みを浮かべ転移で全員を別の場所へと移した。
「四千年振りでしょうか父上、ようこそ他の方達も。私はミロスラー・アグラヴェイン・ニトラ・テレンシオです」
メルゴールの転移で訪れたのは陽の光をふんだんに入るように設計された温室の様な場所、細かい細工を施したテーブルで茶を楽しむ大国の皇帝が淡い笑みを浮かべ歓迎をしてくれた。
傍らにはメイドや侍従と騎士が控えている、濃い藍色の前髪後ろはその藍色に黒を混ぜた髪色、瞳は深海を思わせる瞳、額の宝石をあしらった繊細な飾りに見劣りしない容貌は優雅と高貴さの象徴のような存在だった。
「皇帝って美人じゃないと慣れないのかよ」
「確かになー綺麗だな」
「俺にまっったくぜんっぜん似てないじゃん」
『ああ、そいつはお前の子で間違いないぞ。見れば分かる』
「ええー」
グステナがミロスラーを見て見知った皇帝達の顔を思い出す、犬も見惚れているがドゥは首を振って自分に似てないと首を振るがチキが止めを刺した。
「元来魔人に親子の情はありません、現魔神皇が愛情深く子ども達を大切にしているというのは把握しています。気にしないで下さい父上、覚えていない事が当たり前なのです。さあ、どうぞ掛けて下さい」
いきなり自分の子が目の前にいるドゥが戸惑うがミロスラーは気にせず、椅子に座るよう促す。
それに合わせてメイドと侍従達が茶と茶菓子の用意をする、グステナがさっさと座りメルゴールもミロスラーの隣に座るのでドゥも犬のそれに倣って座った。
『まあまあだな』
チキがテーブルの上で焼き菓子を食べヒヨコも食べる、ヒヨコに微笑みメルゴールがヒヨコを優しい手つきで撫でた。
「この大陸は貴方達のいた大陸からかなり離れています、神々との連絡はこちらから取れません」
「スマホも圏外だしな、どうすっかな」
「大切な客人として丁重にもてなしますよ、いつまでもいて貰って構いません」
「ま、そんな急いで帰る理由は無いし。色々聞きたい事が出来たな」
「そうだね、複雑な事情もあるみたいだし俺を知ってくれる人達がいるから」
『神々も俺達を探すだろうからな、少し待てばいいだろう』
メルゴールの話にグステナがスマートフォンを出すがやはり圏外、犬は自分の出自の事をドゥはどこか居心地が悪そうにちらとミロスラーの方を見ている、チキは菓子を食べ追加を貰い食べ散らかしている。
「部屋の用意はありますから、連絡が来るまでこの国を周ってみてはどうです?」
「金がねぇから稼ぎてぇな」
「…ではダンジョンがいくつかありますし、ギルドもありますから依頼も豊富ですよ」
「それで稼ぐか」
「俺も、せっかく遠い国に来たことだしやりたいことをしよう」
「……」
「父上、自由に過ごして下さい。もとはこの帝国は貴方が治める筈だった国、今からでも皇帝に…」
「い、いや!むりむりだから!」
「そうですか?」
ミロスラーのあっさりと皇帝の座を降りるという発言にドゥが首を激しく振って拒否をする、茶会が終わり部屋に案内すると言うのでメルゴール達と分かれる。
「今日の所はゆくっくりすごして下さい、また明日お会いしましょう」
メルゴールが口元を綻ばせ見送り、ミロスラーも立ち上がり騎士達と共に執務室へ戻る。
「はぁ、もうなんだか頭が整理できない」
「明日詳しい話を聞こう」
「すぐにもどれねーからな、ゆっくりやろうぜ」
「グステナ、いいのか?王様だろう?」
「そ、そうだよ!国どうするんだ?」
「あーじじいとあいつがいるからなんとでもなるだろ、気にすんな」
メイドに案内され磨き上げられた廊下を歩く、ドゥが頭を抱え犬がグステナに《ウワムス王国》の事は問題ないのかと訊ねればあっさりと言う。
「そうか、でもなるべく早く連絡がつくようにしたい、皆心配してるだろ」
『すぐに連絡が来る、ここの菓子はどれも同じ味だ。食事の楽しみが減る』
「出されたもんに文句はねーよ」
チキが犬の肩でつまらなさそうに言い、グステナが肩を竦めた。
部屋に案内され、そこでグステナ達の新天地での生活が始まった…。
Precious Blood02へ続く…
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