あなたは異世界に行ったら何をします?~良いことしてポイント稼いで気ままに生きていこう~

深楽朱夜

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第016部 魔なる神たる人の子よ*尊き血と古き血/自己犠牲の先の解

第006話 複雑×第0130話 《バーススカ集合国》編 少し休憩*まじない偏依存case4/《アーケディア》偏 dress:1 名刺   

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 第006話 複雑
「うーん」
「グリ君達の事か?」
「そう、複雑と言うか…俺達の世界じゃ考えられない話しだし」
「そうですね、親子関係が希薄のようだし…メシュレラちゃんは驚いていたけどグリちゃんもチコちゃんもお母さんに関してはなんというか…」
ボナム達に店を託し、グローリーとメシュレラはチコとチタを連れ《龍皇国》の家に戻って行った。
《白鷺》に戻り大河とも合流した詠斗、崇幸、燈火はなんとも言えない気持ちでいた。
「だが、他の兄弟と会えて良かったな…グローリーも言いたくない理由があるんだろう」
「そうだな、まずは会えた事に喜ぼう。他にも兄弟がいるようだしな」
「そうだね、俺達もこの旅でグリの他の兄弟を探してみる」
「目的が1つ増えました」
ゴーレム達が夕食にシチューとパン、サラダと果物を運んで来てくれ夕食を摂る、千眼が少し濃い目のお茶を淹れてくれ挨拶し食べ始めた。
『いただきます』
「千歳君や舵達にも伝えておこう」
「そうしよう、あ、そうだ。明日は休みにしない?」
「いいですね、率ちゃんの所に行きませんか?お祭りの事もありますし」
「そうだな」
明日は詠斗と燈火の提案で商業エリアの率の店に顔を出す事にする、大河は今夜はここでゆっくり本でも読もうかと決め夕食を堪能した。

「チコお兄ちゃん、お風呂良かった?」
「うん、ありがとう」
「楽しかったー」
グローリー宅で皆に歓迎され風呂に入ったチコとチタ、風呂に入り真新しい服に身を包んだチコのはにかむ笑顔はイザラやイデアよりも幼い印象だった。
「親父、良かったな!兄ちゃんに会えて」
「うん、嬉しい…」
「……うん」
グローリーは口元に笑みを浮かべ、チコは少し戸惑っている様子だった。
チタはエクトとセレネと一緒に遊び、カーテスとウォルゾガが夕食のハンバーグとポテトサラダを山積みし、具沢山スープをチカが運んで来る。
「魔力の無い魔人ねぇ、お前階級がないな。お前らの母親?魔人を産む魔人には心当たりはねぇな…メンルェトのやつなら何かしっているかもな。あいつ魔人に育てられているからな」
チカがまじまじとチタを視るが、魔人としか分からない。
「いいんです…お母さんに会いたくないんです…もし弟達が会いたいなら…」
「…俺もいい、家族はいる」
「私もだ、産んだ者に関心はない。チコ兄が言うなら知る必要はない」
「う…うえぇぇぇん!」
「ナビヤちゃん?よしよし」
チコの浮かない表情にグローリーもメシュレラも母親の事は知らなくても構わないと言うと、それまでおもちゃで遊んでいたナビヤが激しく泣きカーテスが抱きかかてあやす。
「ごめんね」
「あう」
チコが泣くナビヤの額に手を置いて謝ればナビヤは泣き止みじっとチコを見つめる、チコは頭を優しく撫でた…。
「お兄ちゃんだね、チコちゃんも」
「……」
カーテスの笑みにチコは曖昧に笑う、ウォルゾガが飯にするぞといつもの賑やかな夕食が始まった。

第0130話 《バーススカ集合国》編 少し休憩
「景色が変わったね」
「良い物ですね」
「お前たちのお陰だな」
一瞬にして景色が変わった《ヘイッキ》カルナラー石から水は出るようにし川も造り、家畜達が水を飲み草を食べる光景を千歳は出した椅子に座りコーヒーをラジカとサニドツノスと飲む。
「どんどん家畜を殖やして、肉を売ったりミルクや毛皮を加工していけば豊かになっていくよ」
「何せ、異界から来た家畜だ希少性もある」
「そうですね、飲食店等も増やして商業エリアでも店を持って貰いましょう」
3名は頷き《アウトランダーズ商会》からも更に食料、金銭や薬等の支援も行う。
「《バーススカ集合国》で最も最も貧しい国だ」
『俺ちゃんも神々と《アストマーズ》から輸入頑張ったよん』
「お疲れ様、千早」
「お疲れ様でしたね」
「お前がいてくれてよかった、他の国との事で忙しいと思うが引き続き頼む」
『おけおけ、他の国も順調よん。お金持ち国家が近づいている感じ』
他の国の運営にも携わり、随時サニドツノスに報告を上げている千早もフル稼働で忙しくしている。
「少し休憩して次の国へ行こうか、千早何かあったらすぐ教えて欲しい」
『もち、《アストマーズ》の植物も神々に頼んで此処で育てるつもり』
千早の声は弾んでいる、楽しくやっているのが伝わり千歳も嬉しく感じた。

まじない偏依存case4
「あーもうおわっちゃった」
「新しいの買わないとー」
「今日は恋人に会うんだけど何を食べたらいいかな……お、今日はあっちの食堂か」
「うーん、こっちとこっちどっちを買えばいいのかしら…こっちね」
街のあちこちで《選択の意思》を使い何を選べば良いか決めている姿が見られる、確かに自分の意思ではなく道具に頼るのは良くないかなと舵は思いながらカンビに案内された場所へ足を運んでもまたも空振りになってしまった。
「ここでもないですね」
「舵…」
「どうしたのチグリスちゃん」
「あれ食べたい」
「焼き…何かな?あれ」
「あ、あれは焼いた芋串です。安いんでおやつによく買います」
「そうなんだ、じゃチグリスちゃん何本食べる?」
「5本」
「すみません、これ9本下さい」
「あいよ、沢山買ってくれたから1本おまけね」
チグリスが芋を串に刺して焼いている屋台を見つけ舵に強請り、晴海とカンビと自分の分も買い10本貰って配る。
「あ、ありがとございます」
「気にしないで、あ、おにーさん。ここで《選択の意思》を売ってるって聞いたんだけど」
「ん?ああ、そういやここんとこここには来てないな。ここから反対側の市場で売ってるのをこの間見たな、俺も場所をよく変えるからたまに会うんだ。多分売っているやつは3人か4人いるぞ、貴族にも売ってるからな、商売繁盛結構な事だよな、俺もあやかりたい」
芋串を焼きながら店主が零す、はふはふと熱い芋を食べながら舵は工房も突き止めようかと思いながらもう一か所回って孤児院に戻ろうと思った…。

《アーケディア》偏 dress:1 名刺 
「私、この《アーケディア》で色々仕事をしているんです。良かったら名刺をどうぞ」
「ん、ありがと」
「ありがとうございます《ユラ・カレギ商会》オーナーなんですね」
「へえ、《冠婚葬祭プランナー》なんだ」
「ええ、パーティのプロデュースもしています。お兄さんたち皆素敵な方達ばかりですね、結婚式の相談やプロポーズの演出には是非《ユラ・カレギ商会》にお値引きしますわ」
渡された名刺は硬質なカードの様な素材に文字が刻まれ、全員に丁寧に結羅は渡していく。
「えーこれすごい!いいね!俺も作りたい!」
「良ければ、作りますわ。デザインやロゴに素材も希望を言って下さい」
チェカが自分も名刺を作りたいと言えば結羅がニコニコと笑っている、ウズラも熱心に名刺を眺めていた。
「この世界の金持ってないから物でも良い?」
「もちろん、買い取りもしますわ。そうだ皆さん、私の家に遊びにいらして下さい。もうじき大きなお祭りをやるんです。私が総合プロデューサーを務めていて今準備しているんです。是非参加して下さいな」
懐記が金の事を言えば結羅は鈴の音を転がすような声で笑いぽんと手を叩く、ここから少し離れていると言うので《異空鳥》で向かう事にした…。



あなたは異世界に行ったら何をしますAnotherSid×I don't know that feeling~怪物は己を知らない~
case9*喧騒にはご用心
「薬草10本で4,500ロポです」
「……はい」
少し価格が下がってしまった、質は前回と一緒の筈だけれど買い取り相場はその日によって変わる。
基本変動しにくい薬草を選んだ筈だけれど、500ロポは多きい一食分以上の値段だ…だが文句を言える程気が強くもないので頷いてコインを貰って足早に去ろうとすると、入り口付近でもめ事が起きていた。
「おい、この薬色がおかしいぞ!傷んでいるんじゃないのか」
「薬の配合が変わりその色になっているんです、品質に問題はありません」
「匂いもいつもと違うぞ」
大柄な冒険者が薬師に食って掛かっている、木の小さな携帯用薬入れに入った傷薬はどうやらいつもと色と匂いが違うらしい…出入口付近で止めて貰いたい。
「…それは」
「これじゃだめだ、金を返してくれ。他の街で買う。冒険者を舐めているな」
木箱を冒険者が付き返す、最初に購入する時に伝えておけばこういうトラブルは起こらないだろうなと思いながら薬師が金を返し冒険者吐き捨てるように言って去って行く。
「ギルドマスターが変わってから問題ばかりだな、俺も隣の街で買うか」
「私も、買い取りも安いし」
その場にいた客達もそう言って空いた出入口から出ていく、自分の次はそうしようと薬師ギルドを後にした…。
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