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第016部 魔なる神たる人の子よ*尊き血と古き血/自己犠牲の先の解
第014話 来た×第0139話 《バーススカ集合国》編 来た*まじない偏依存case12/《アーケディア》 偏 dress:9 声かけ
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第014話 来た
『崇幸様、《アンツクイア》のドロップ品が送られて来ました。こちらに如何です?』
「なるほど、いいな!無人販売の店に置いて村の人には毎日配れるようにしようか」
「美味くないって聞いたぞ」
「朝とか一食ならそれでいんじゃない?」
食料を配ったといっても200人程の小さな村、3名とゴーレム姿の風早が配れば早めに終わる、皆パンや焼いた肉、スープやミルクを嬉しそうに食べていた。
赤い花は蒐集家に送って貰い、長が淹れてくれた茶は美味かったのでコーカスのお茶の店でどうかと《ザッタス国》に送ってみる事にした。
《アンツクイア》から贈られた塔のドロップ品が漸く《アタラクシア》に届き、崇幸達にも配られた物をここで1つ利用してみようかと思ったが…。
「うーん、固いな。ここは年配の方が多いから向かないかもな…」
「スープに全部混ぜたらいいんじゃねぇか、ゴーレムどもに店番させるついでに配れば」
「そうだな、毎日200人分のスープを作って配ろうか。収入があれば支援として僅かでも金を貰った方がいいんだが…それはまた考えよう。店を置いて…ゴーレム達に頼んで食事を用意して貰って、あとは今まで通りして貰おう。村長さんにそう言っておこう」
風早が出してくれたパンを1つ取ると1つ増える皿と干し肉の皿、タイムラグがない分取り放題のパンと干し肉を食べてみれば味はともかくその固さに崇幸は思案するが、簡単に考えをまとめ店を置き村長に話をする為家に向かった…。
第0139話 《バーススカ集合国》編 来た
「これはこれはまさか此処でお会い出来るとは…」
「お久しぶりですね、ヴァルキア様」
ガイッセの体内の血の書き換えが終わり苦しんでいた表情が穏やかになり静かな寝息が聞こえ始めた頃、2名の訪問者が扉の前にいた。
「サムーデ殿、ウスコー殿…」
「サニドツノス殿のおじい様とその伴侶で《カテラント帝国》の元皇族です」
「それってつまり…」
「ヴァルキア、お前の親戚か?」
「……」
サニドツノスが微笑むサニドツノスとよく似た顔立ちの男と淡い黄色の髪と瞳の男を眺める、ラジカが千歳と大河にこそと耳打ちしヴァルキアの方を見るがヴァルキアは無表情だった。
「招集に遅れ申し訳ない。初めまして、救世主の方々。《ラグライック商会》支配人殿、名高い蒐集家殿そして…」
「久しぶりだな」
「お元気そうで何より、そうそうガイッセが死に掛けていると報告をサニドツノス様から受けましてね。驚きましたよ、暗殺されかけたと…暗殺したのは側近のギワと聞きました。それで処分は?」
「まだだ、バーンが私に無断で処刑を行おうとしたので2名は拘留中だ」
「おや、サニドツノス様に報告なくですか?それはおかしいですね」
恭しくサムーデが一礼しウスコーが大輪の花の様に艶やかに微笑み処刑の有無を確認する、サニドツノスの話にふむとサムーデが顎に手を当てた。
「ああ、丁度名高い蒐集家殿がいる事ですし。この暗殺の真相を暴いて貰っては?ギワとバーンを処刑すれば話は終わりですが折角の機会ですしね?如何です旦那様」
「それは良い考えだ、如何ですかな?蒐集家殿」
「構いませんが彼が間も無く目を覚ますでしょう、それまで待ってみては?」
「待て、この件は盟主たるサニドツノスの領分、隠居した老害共が決める場では無い」
ぽんと手を叩きウスコーが提案すればサムーデも同意し蒐集家に乞う、蒐集家は嗤うが事の成り行きを見ていたサニドツノスが口を挟む。
「ふふ…ヴァルキア様。ここは帝国ではありませんよ?ここでは貴方は我々より立場は下、お帰り下さい、あの貧しく広いだけの国へ」
「口が過ぎる、ウスコー殿。ガイッセが目を覚ますまで待ち、同時にギワとバーンに尋問を行う。大河殿、ヴァルキア殿を帝国へ。悪名高き蒐集家、この件に手を貸して貰いたい」
「ええ、いいでしょう。血石に変える毒に興味を持ちました」
「分かった、また戻る。千歳さんまた後で、ヴァルキア帰るぞ」
クスクスと笑うウスコー、ヴァルキアを見下すような悪意のある笑みは艶やかだった。
サニドツノスの決定に大河と蒐集家は同意し、ヴァルキアを連れ帝国へ戻ろうとするがヴァルキアは考え込む。
「ふふ…ヴァルキア様、まさか未練が?確かに優秀ですよ、サニドツノス様はね。400年振りでしたか?久しぶりの再会は如何です?何度か手紙を贈る程焦がれた相手ですからね、貴方も可愛らしい方ですよ、本当に」
「手紙?」
「大河、戻るぞ」
「……ああ」
ウスコーの言葉、悪意と棘を含みサニドツノスが疑問を口にするがサニドツノスは大河を連れて転移でこの場を立ち去ろうとしたがうっすら目を開け混濁した意識を戻したガイッセがゆっくりと口を開いた…。
まじない偏依存case12
「コーカスさん、馬ありがとう!カッコいいね」
「躾の行き届いた馬を用意しました、気に入って頂けて何よりです。馬車が完成し買い取りを始める際はお手伝いしますよ。この店の管理をカンビさんに任せた後はまた《アタラクシア号》に乗せて貰いますね」
「うん!」
お茶を飲み茶菓子を楽しんだ後従業員が用意した馬2頭を預かりカンビが手綱を引いてくれ、コーカスと一旦分かれて孤児院へと向かった。
「みんな《選択の意思》を使ってる…」
「使えば必ず良い方を選んでくれますから」
「うーん、良い方を選んでくれるのは良い事なんだろうけど…」
「支配されている……みたいです」
カンビと並んで馬を引いて街を歩く晴海、至る場所で《選択の意思》を使っている様子を見かけカンビが呟く。
「きゃー!」
「うわぁぁ!」
「なに!?どうしたの?」
「向こうで血の匂いがします…危険です早くいきましょう」
「え、血?誰か怪我しているの?俺薬あるよ」
「晴海さん、何が起きているのか分からない…巻き込まれるかも…しれません。僕は無事に晴海さんを舵さんの所に連れて行くのが仕事です」
「あ……でも…」
行こうとする晴海の腕をカンビが掴む、カンビの手は酷く冷たい、晴海は自分がカンビに守られている立場だと気づかされ…それでも…。
「いたい!」
「きゃーおかあさん」
「だ、だってこうしろってこれが…コレガ…コレガァァァ」
声が近づく、女性と子供の悲鳴と男の雄たけび、晴海はカンビの目を真っ直ぐ見つめる。
「ごめん、カンビ!俺行くよ!」
「……僕が行きます、馬の手綱持っていて下さい」
「でも…」
「大丈夫です、怪我をしている人達の手当てを」
「わ、分かった!識さん!舵さんとチグリスさんを呼んで」
『大丈夫よ!晴海ちゃんもう呼んだわ、少し待ってねすぐ来るわ!ごめんなさいゴーレムを持ってくれば良かったわ…』
識を呼べばすぐに応えてくれ、カンビが手綱を晴海に渡し腰に下げていたナイフを2本持ち叫ぶ男の方へ向かって行った…。
《アーケディア》 偏 dress:9 声かけ
「結羅ちゃん、久しぶり」
「みなさんお久しぶりですわ、今回皆さんをご招待しに来ましたの」
宿にあぶれた者達が街の外壁周辺でキャンプを行っている場所を訪れ、結羅は顔見知りや来たばかりの旅人達に声を掛けていく。
「私と同郷の方がホテル…宿を造ってくれたんですの。宿に焙れた皆さんをお連れしますわ」
「1人1泊3000ロピ、飯も簡単な物だけど2食付で風呂もあるよ」
『おお!』
チェカの宣伝に人型の動物達が歓声を上げる、結羅もニコニコして声を掛けてホテルに泊まるといった旅人達の荷物と一緒に次々ウズラが転移札で連れていく。
「いやあ、嬉しい!ありがたい!祭りは本当に素晴らしい物でね。宿はいつもこのじきは一杯なんだ」
「そうそう、街も人が溢れていてね、こうしてここで夜を過ごすのも楽じゃないからなー」
「安いよ!屋根があって寝れたら最高さ」
結羅が次々声を掛け誘い、皆口々に感謝をしていく、それだけ祭りを皆が楽しみにしていた。
「結構いるな」
「ええ、大きな祭りですからこんや辺りから街並みも雰囲気が変わりますよ」
「へえ、夜皆と来ようか」
「ぜひ見て下さいな、私は祭りの準備がありますから」
「結羅は何を出すの?」
「服や小物や雑貨ですわ、ジャムも」
『良ければ見せて貰いたい』
「ええ、構いませんわ」
「ウズラ、俺達も出そうよ。あの倉庫で造ってさ。いい?結羅」
「もちろんですわ、お祭りは前夜祭と後夜祭みたいな物もあってメインは7日間ですがその前後もとても賑やかで変わった物が出ますからお2人も出来た物から売ってみて下さいな」
チェカとウズラと結羅が声を掛けながら話す、チェカがやる気を出せばウズラも頷き結羅はクスクスと笑っていた…。
あなたは異世界に行ったら何をしますAnotherSid×Cry&Trigger~弱虫な僕と強い君~
Cry×Trigger6 公衆浴場
「あー今日の狩りも終わったーつかれたー」
「帰るぞ」
「僕は風呂屋にいくよ」
「そうか」
狩りが終わりどっと疲れたような(実際は疲労はない)感覚を味わい、搔いた汗を流したいのと大きな風呂に入りたいと全は公衆浴場に向かう事にしセロはさっさと家に帰って行く、後ろ姿も美しく夜明けのが良く映える。
「ふぃー」
公衆浴場は1日中解放され、2,000ロべと高いが白い岩造りのお湯はいつでも綺麗に浄化された物が流れ掃除も行き届きたまの贅沢には持ってこいのご褒美だった。
「朝方は人が少ないから最高」
いるのは全以外は外で日光浴をしている常連や熱い風呂に浸かっている老人位で居心地も良い、水着のような短パンを履き温かい湯につかり長風呂を楽しむ、今日は店も休みで……相棒が高い買い物をしなければ最高だが…嫌な予感を抱えつつご褒美タイムを楽しんだ…。
「なんでこの短時間で200万ロペの買い物が出来るの!僕は2,000ロペのお風呂でも贅沢なのに!」
「そうか、お前の幸せはそれで私の幸せはこれだ、良い彫刻が手に入った」
「あーもう嘘だって言って…」
「本当だ」
気持ち良い気分で家に戻ればセロが白い鳥が何羽も重なった彫刻をテーブルに置き悦に浸っていた、ご褒美タイムの余韻も吹き飛び値段に頭を抱える、どうして目の前の美形の価値観がこうも違うのか…そして稼ぎが持っていかれてしまう事にがっくりと肩を落とした…。
『崇幸様、《アンツクイア》のドロップ品が送られて来ました。こちらに如何です?』
「なるほど、いいな!無人販売の店に置いて村の人には毎日配れるようにしようか」
「美味くないって聞いたぞ」
「朝とか一食ならそれでいんじゃない?」
食料を配ったといっても200人程の小さな村、3名とゴーレム姿の風早が配れば早めに終わる、皆パンや焼いた肉、スープやミルクを嬉しそうに食べていた。
赤い花は蒐集家に送って貰い、長が淹れてくれた茶は美味かったのでコーカスのお茶の店でどうかと《ザッタス国》に送ってみる事にした。
《アンツクイア》から贈られた塔のドロップ品が漸く《アタラクシア》に届き、崇幸達にも配られた物をここで1つ利用してみようかと思ったが…。
「うーん、固いな。ここは年配の方が多いから向かないかもな…」
「スープに全部混ぜたらいいんじゃねぇか、ゴーレムどもに店番させるついでに配れば」
「そうだな、毎日200人分のスープを作って配ろうか。収入があれば支援として僅かでも金を貰った方がいいんだが…それはまた考えよう。店を置いて…ゴーレム達に頼んで食事を用意して貰って、あとは今まで通りして貰おう。村長さんにそう言っておこう」
風早が出してくれたパンを1つ取ると1つ増える皿と干し肉の皿、タイムラグがない分取り放題のパンと干し肉を食べてみれば味はともかくその固さに崇幸は思案するが、簡単に考えをまとめ店を置き村長に話をする為家に向かった…。
第0139話 《バーススカ集合国》編 来た
「これはこれはまさか此処でお会い出来るとは…」
「お久しぶりですね、ヴァルキア様」
ガイッセの体内の血の書き換えが終わり苦しんでいた表情が穏やかになり静かな寝息が聞こえ始めた頃、2名の訪問者が扉の前にいた。
「サムーデ殿、ウスコー殿…」
「サニドツノス殿のおじい様とその伴侶で《カテラント帝国》の元皇族です」
「それってつまり…」
「ヴァルキア、お前の親戚か?」
「……」
サニドツノスが微笑むサニドツノスとよく似た顔立ちの男と淡い黄色の髪と瞳の男を眺める、ラジカが千歳と大河にこそと耳打ちしヴァルキアの方を見るがヴァルキアは無表情だった。
「招集に遅れ申し訳ない。初めまして、救世主の方々。《ラグライック商会》支配人殿、名高い蒐集家殿そして…」
「久しぶりだな」
「お元気そうで何より、そうそうガイッセが死に掛けていると報告をサニドツノス様から受けましてね。驚きましたよ、暗殺されかけたと…暗殺したのは側近のギワと聞きました。それで処分は?」
「まだだ、バーンが私に無断で処刑を行おうとしたので2名は拘留中だ」
「おや、サニドツノス様に報告なくですか?それはおかしいですね」
恭しくサムーデが一礼しウスコーが大輪の花の様に艶やかに微笑み処刑の有無を確認する、サニドツノスの話にふむとサムーデが顎に手を当てた。
「ああ、丁度名高い蒐集家殿がいる事ですし。この暗殺の真相を暴いて貰っては?ギワとバーンを処刑すれば話は終わりですが折角の機会ですしね?如何です旦那様」
「それは良い考えだ、如何ですかな?蒐集家殿」
「構いませんが彼が間も無く目を覚ますでしょう、それまで待ってみては?」
「待て、この件は盟主たるサニドツノスの領分、隠居した老害共が決める場では無い」
ぽんと手を叩きウスコーが提案すればサムーデも同意し蒐集家に乞う、蒐集家は嗤うが事の成り行きを見ていたサニドツノスが口を挟む。
「ふふ…ヴァルキア様。ここは帝国ではありませんよ?ここでは貴方は我々より立場は下、お帰り下さい、あの貧しく広いだけの国へ」
「口が過ぎる、ウスコー殿。ガイッセが目を覚ますまで待ち、同時にギワとバーンに尋問を行う。大河殿、ヴァルキア殿を帝国へ。悪名高き蒐集家、この件に手を貸して貰いたい」
「ええ、いいでしょう。血石に変える毒に興味を持ちました」
「分かった、また戻る。千歳さんまた後で、ヴァルキア帰るぞ」
クスクスと笑うウスコー、ヴァルキアを見下すような悪意のある笑みは艶やかだった。
サニドツノスの決定に大河と蒐集家は同意し、ヴァルキアを連れ帝国へ戻ろうとするがヴァルキアは考え込む。
「ふふ…ヴァルキア様、まさか未練が?確かに優秀ですよ、サニドツノス様はね。400年振りでしたか?久しぶりの再会は如何です?何度か手紙を贈る程焦がれた相手ですからね、貴方も可愛らしい方ですよ、本当に」
「手紙?」
「大河、戻るぞ」
「……ああ」
ウスコーの言葉、悪意と棘を含みサニドツノスが疑問を口にするがサニドツノスは大河を連れて転移でこの場を立ち去ろうとしたがうっすら目を開け混濁した意識を戻したガイッセがゆっくりと口を開いた…。
まじない偏依存case12
「コーカスさん、馬ありがとう!カッコいいね」
「躾の行き届いた馬を用意しました、気に入って頂けて何よりです。馬車が完成し買い取りを始める際はお手伝いしますよ。この店の管理をカンビさんに任せた後はまた《アタラクシア号》に乗せて貰いますね」
「うん!」
お茶を飲み茶菓子を楽しんだ後従業員が用意した馬2頭を預かりカンビが手綱を引いてくれ、コーカスと一旦分かれて孤児院へと向かった。
「みんな《選択の意思》を使ってる…」
「使えば必ず良い方を選んでくれますから」
「うーん、良い方を選んでくれるのは良い事なんだろうけど…」
「支配されている……みたいです」
カンビと並んで馬を引いて街を歩く晴海、至る場所で《選択の意思》を使っている様子を見かけカンビが呟く。
「きゃー!」
「うわぁぁ!」
「なに!?どうしたの?」
「向こうで血の匂いがします…危険です早くいきましょう」
「え、血?誰か怪我しているの?俺薬あるよ」
「晴海さん、何が起きているのか分からない…巻き込まれるかも…しれません。僕は無事に晴海さんを舵さんの所に連れて行くのが仕事です」
「あ……でも…」
行こうとする晴海の腕をカンビが掴む、カンビの手は酷く冷たい、晴海は自分がカンビに守られている立場だと気づかされ…それでも…。
「いたい!」
「きゃーおかあさん」
「だ、だってこうしろってこれが…コレガ…コレガァァァ」
声が近づく、女性と子供の悲鳴と男の雄たけび、晴海はカンビの目を真っ直ぐ見つめる。
「ごめん、カンビ!俺行くよ!」
「……僕が行きます、馬の手綱持っていて下さい」
「でも…」
「大丈夫です、怪我をしている人達の手当てを」
「わ、分かった!識さん!舵さんとチグリスさんを呼んで」
『大丈夫よ!晴海ちゃんもう呼んだわ、少し待ってねすぐ来るわ!ごめんなさいゴーレムを持ってくれば良かったわ…』
識を呼べばすぐに応えてくれ、カンビが手綱を晴海に渡し腰に下げていたナイフを2本持ち叫ぶ男の方へ向かって行った…。
《アーケディア》 偏 dress:9 声かけ
「結羅ちゃん、久しぶり」
「みなさんお久しぶりですわ、今回皆さんをご招待しに来ましたの」
宿にあぶれた者達が街の外壁周辺でキャンプを行っている場所を訪れ、結羅は顔見知りや来たばかりの旅人達に声を掛けていく。
「私と同郷の方がホテル…宿を造ってくれたんですの。宿に焙れた皆さんをお連れしますわ」
「1人1泊3000ロピ、飯も簡単な物だけど2食付で風呂もあるよ」
『おお!』
チェカの宣伝に人型の動物達が歓声を上げる、結羅もニコニコして声を掛けてホテルに泊まるといった旅人達の荷物と一緒に次々ウズラが転移札で連れていく。
「いやあ、嬉しい!ありがたい!祭りは本当に素晴らしい物でね。宿はいつもこのじきは一杯なんだ」
「そうそう、街も人が溢れていてね、こうしてここで夜を過ごすのも楽じゃないからなー」
「安いよ!屋根があって寝れたら最高さ」
結羅が次々声を掛け誘い、皆口々に感謝をしていく、それだけ祭りを皆が楽しみにしていた。
「結構いるな」
「ええ、大きな祭りですからこんや辺りから街並みも雰囲気が変わりますよ」
「へえ、夜皆と来ようか」
「ぜひ見て下さいな、私は祭りの準備がありますから」
「結羅は何を出すの?」
「服や小物や雑貨ですわ、ジャムも」
『良ければ見せて貰いたい』
「ええ、構いませんわ」
「ウズラ、俺達も出そうよ。あの倉庫で造ってさ。いい?結羅」
「もちろんですわ、お祭りは前夜祭と後夜祭みたいな物もあってメインは7日間ですがその前後もとても賑やかで変わった物が出ますからお2人も出来た物から売ってみて下さいな」
チェカとウズラと結羅が声を掛けながら話す、チェカがやる気を出せばウズラも頷き結羅はクスクスと笑っていた…。
あなたは異世界に行ったら何をしますAnotherSid×Cry&Trigger~弱虫な僕と強い君~
Cry×Trigger6 公衆浴場
「あー今日の狩りも終わったーつかれたー」
「帰るぞ」
「僕は風呂屋にいくよ」
「そうか」
狩りが終わりどっと疲れたような(実際は疲労はない)感覚を味わい、搔いた汗を流したいのと大きな風呂に入りたいと全は公衆浴場に向かう事にしセロはさっさと家に帰って行く、後ろ姿も美しく夜明けのが良く映える。
「ふぃー」
公衆浴場は1日中解放され、2,000ロべと高いが白い岩造りのお湯はいつでも綺麗に浄化された物が流れ掃除も行き届きたまの贅沢には持ってこいのご褒美だった。
「朝方は人が少ないから最高」
いるのは全以外は外で日光浴をしている常連や熱い風呂に浸かっている老人位で居心地も良い、水着のような短パンを履き温かい湯につかり長風呂を楽しむ、今日は店も休みで……相棒が高い買い物をしなければ最高だが…嫌な予感を抱えつつご褒美タイムを楽しんだ…。
「なんでこの短時間で200万ロペの買い物が出来るの!僕は2,000ロペのお風呂でも贅沢なのに!」
「そうか、お前の幸せはそれで私の幸せはこれだ、良い彫刻が手に入った」
「あーもう嘘だって言って…」
「本当だ」
気持ち良い気分で家に戻ればセロが白い鳥が何羽も重なった彫刻をテーブルに置き悦に浸っていた、ご褒美タイムの余韻も吹き飛び値段に頭を抱える、どうして目の前の美形の価値観がこうも違うのか…そして稼ぎが持っていかれてしまう事にがっくりと肩を落とした…。
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