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深楽朱夜

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第016部 魔なる神たる人の子よ*尊き血と古き血/自己犠牲の先の解

第8幕 イリス偏第10話 イリスからの × Stage.8-8 編成*まじない偏依存case30/《アーケディア》 偏 dress:28 反

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第8幕 イリス偏第10話 イリスからの
「……」
面白いか面白くないかと言われたら面白いが、これはこれで嵌められているので思う所はある。
「うぐ…」
グレスナーの苦し気な声、リュバシーやイザラとイデアたちのうめき声に城の者達の苦しそうな息、よくもまあここまでやるなと蒐集家は嗤ってグレスナーの血清を造っていく。
「魔人の血、複雑な肉体構造ですね」
試験管に入れた血に万能薬を混ぜ振っていく、そこに体内の毒を吸収させる為にカルナラー石を砕いた粉に吸収と消滅魔法を絶妙な割合で掛けて試験管に薬包紙を使い入れてもう1度振ってみれば血が透明な物へと変わった。
「試してみましょう、これを飲んでください」
「……か…うっぐ!」
「ダメか」
グレスナーに飲ませれば嚥下した途端、吐き出し更に苦しむ。
「最上位の魔人ならばこの程度耐えて下さい、これを飲んで眠って下さい。皆さんも、血清が出来るまで寝ていた方が楽ですよ?」
「ですが…」
「かまわん」
苦しむグレスナーを見下ろし1つ提案をすれば、リュバシーが剣聖を2名も眠らせるとは帝国の守備がと言いかけヴァルキアが了承する。
「イザラ様…イデア様」
「俺は…平気」
「俺もだ、親父たちをこんなにした奴を倒したい位には元気だ」
オベリスカが不安そうにしているが、イザラもイデアもそれを拒み一先ず様子とする。
「俺がいるから、大丈夫。きついだろ?寝とけよ、な」
城の護りは任せろと胸を張るパスヴァに、リュバシーが頷き渡された瓶入りの薬を意識がほぼないグレスナーと自分に飲ませ後を託しゆっくりと訪れる眠りに身を委ねた。
「貴方達も眠る事をお勧めします、その毒は徐々に蝕む物です。眠っている間は広がらないので血清を造る私の時間も短くて済みます、蝕まれれば蝕まれれる程血清も複雑になりますから」
「イザラ、イデア。寝ておけ、大丈夫だ」
「うん、俺達がグリを見ておくよ」
「はい、守ります」
「私も皆さんを守りますから」
大河、詠斗と燈火そしてイザラの手を握るオベリスカに絆され、互いに顔を見合って頷き合い蒐集家から薬を受け取りテントに用意されたベッドで眠る事にした。
「すぐに出来るのか?」
「この件が片付くまでは…造っても効かないでしょうね」
「なんだと?」
「この城に地下にいる存在が面白がって妨害してくるので、目も耳も全て視え状況も分かっている上であの場所に留まっているんです」
「……」
「性格がとても悪い」
「お前が言うな」
大河が蟀谷を押さえ、蒐集家は嗤った…チリン…。

Stage.8-8 編成
《ウワムス国》結局出立は昼過ぎになり、《仮面卿》トゥナーやフィズとファラルシェスも同行する事に決まった。
「行ってくる、頼んだぞ」
「メンルェト、なんかあったらすぐ連絡くれよ。すぐ戻れるし」
「…行ってらっしゃい」
「ええ、こちらはいつも通りに…スノン頼みました」
「はい、マスター」
「では頼む、なあに様子を見て橋の建造も鉱物で補強出来るからの船もあるすぐ戻る」
キッフ、アコミア、オジガトも笑顔でエスティアと子ども達の肩を叩き国の留守を頼む、スノンも優雅に一礼しメンルェトは頷き兵士達を連れてオジガトが転移石を使い《クナアンジ二ツ国》へと向かった。
「私は執務があります……」
「……」
「メンルェト様、お茶を淹れますからこちらでお仕事をされては如何です?私も手伝いますよ」
「お昼は焼きそば」
「…分かりました」
メンルェト達は彼らの出発を見送り城へ戻ろうとすれば、エスティアが不安げな表情を浮かべているのでヒスンスが提案し頷いて図書室の部屋を借り仕事を行うと決め、エスティアは子ども達とお昼の焼きそばの準備を始めてた…。

まじない偏依存case30
「クロ、頼んだよ」
『……』
率の店の大き目の鏡を用意しその鏡の部分を1度大き目に砕く、使い終わった《選択の意思》を破片1つ1つに置き魔力で接着させる。
細かければ細かいほど範囲や場所の特定が広くなり精度が上がると記載がある、それをもう1度パズルのように鏡の枠に戻してつなぎ目をカルナラー石の粉を撒く、千歳がクロに頼むと懐から飛びその鏡に小さな手を出して何か魔力を注ぎ魔法を掛ければ《選択の意思》が鏡の破片の中に吸い込まれカルナラー石の粉が綺麗に鏡を修復した。
「上手くいったようだね。鑑定も《選択の反映》の上位版が出来たようだよ」
「良かった!クロちゃんありがとー」
本来は鏡を割った物に使い終わった《選択の意思》を置きその状態で使用するような物らしい、よくよく本を読めば《選択の意思》を探す物ではなく、位置を確認する為の物の様で使用目的も記載されていない。
「よし、これで交渉して回収していこう」
「千歳、私は1度《バーススカ集合国》へ向かいます」
「そうだね、頼んだよ」
「千歳さん、俺が舵さんを手伝うよ。向こうの国も大変なんでしょ?大丈夫だよ、コーカスさんもカンビもいるから」
「そうだね!大丈夫!」
「……2人ともありがとう、すぐに戻るよ」
ラジカもこれで回収は早くなるだろうと笑みを浮かべ、1度様子を見に向かうと言うので晴海が千歳も一緒にと背中を押し千歳は頷いて後を託し《バーススカ集合国》へ戻った…。

《アーケディア》 偏 dress:28 反響 
「チラシの効果がすごい」
「今まで泊まる場所や来ても出店出来ないって諦めていたけど来れて喜んでいる人達が多い…」
チラシを配ってすぐに客達が大勢やってくる、隠蔽魔法もチラシを配った直後解除し宙に浮かぶ巨大な建物が出現し国中が湧いていた。
それと同時に全員が受付案内に回り、ゴーレム達やマンドランドに野菜お化けたちやカエル達等動物達も従業員として活躍していた。
「出店希望の受付けはこちらだ」
「団体さんね、店も借りたいと…」
「ナチェー次こっちのお客さんご案内ー」
「いらっしゃいー荷物持つぞー」
受付が列を成し、ガイドが放送も掛けて案内を行う。
厨房にも客が押し寄せ、外神が拡張し料理人達も手伝いスープを作ってくれている。
『外神様、部屋数が足りないのでこちらで拡張しておきます。階数を増やしても構いませんか?』
「はい、お願いします」
『承知しました…』
「パンが足りないわ、崇幸っちのコンビニのパン並べとこ」
外神が厨房と食堂を広げ、懐記がパンが追い付かないと崇幸のスキルのパンを大量に並べ、ガイドは部屋数を増やし結羅は祭りに関してチラシを見た者達の質問を返していた。

『もちゃ様…分かりました』
『も!もも!』
「失礼する、もちゃ君何か用?」
『もも!も!もちゃ!!』
「なるほど、《アタラクシア》を脅かす存在、それに自爆魔法……」
もちゃ達の部屋、木々や池や噴水まで用意された上広く陽光をふんだんに取り入れた部屋、もちゃが《アタラクシア》の異変を察知しガイドに頼みタナトスと連絡を取った上、佳月を呼んで貰い事情を説明し助力を乞う。
「自爆魔法を発動し、被害が及ばないようにする空間を造るという訳」
『おそらくイリスという物は異界の神かもしれません、封じ込めや処刑も難しいですね。不死身なので粉々にして再生を遅らせ、蒐集家の毒を待つというのが14位様と数外個体魔王様の意見です』
「なるほど…封印具……ならばこれを魔王達に渡してみて欲しい、《伽藍の匣》という物、神々に視て貰い使えるのであればあげる」
『承知しました』
ガイドの話を聞き少し考え、収納から白く濁った正方形の匣を出し宙へ放れば消える。
「空間を造る手伝いをするよ、準備は万全にした方が良い」
『も!』
『ぎゅー』
『けこけこ』
「君たちは式の準備があるから程ほどに」
もちゃとぎゅーもカエルもやる気だが程ほどにと釘を刺し、空間作りに取り掛かった…。



あなたは異世界に行ったら何をしますAnotherSid×Angel Syndrome~パンドラプロジェクト~
Syndrome×16 無差別
店に戻りいつものように裏口から入れば自棄に静かで、偲狗は盛大に溜息を吐く。
「今回はこれか…後2日でリセットだから野宿でもするか…」
中に酒場で起きている事は分かっている、貴族が暴れた後はランダムで起こる現象で酒場にいけば一面夥しい量の血と死体が転がっていた。
「最初はそれはそれは驚いた、最初のうちは…結構慣れた。描写に力が入る、無差別に皆殺し、丁寧に。犯人も分かっているが…」
女王も部屋の真ん中で首を切られ事切れている、しばしその光景を眺め踵を返して外へと出た。
今夜の客達が店に来て驚くだろう、偲狗は犯人の元へと一応向かってみる事にした…。


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