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第016部 魔なる神たる人の子よ*尊き血と古き血/自己犠牲の先の解
第8幕 イリス偏第30話 目的地×第0156話 むかしむかし≠《商業エリア》編10祭 ブックカフェ /《アーケディア》 偏 dress:4
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第8幕 イリス偏第30話 目的地
「あーあ、身体は再生が遅いしー狙ってた場所に連れていかれるしー魔王も皇帝もソードブレイカーも弱いけど数でくると手ごわいねーあーたのしいなぁたのしくてたのしくて、ふふふ…おかしくなりそう」
《トランサーケージ》に括られ、爆破魔法で吹っ飛んだ身体が再生はするものの腐食魔法で自ら切り落とした腕はまだ再生出来ていなかった。
「やっぱり、ついでに生まれただけじゃだめかーでも、あきらめないんだーいいよー僕を完全に封印したいだろうし殺したいだろうし、そこを利用するよん」
口は軽快に良く喋る、だが脳の思考は全く違う事を考えている、イリス彼にとってもこれはチャンスなのだ…目的地まで間も無く…。
むかしむかし…
「《アタラクシア》って弱いし脆いなぁ、僕ここで生きていけないかもーやっぱりお父さん達といたらいいのかなーお兄ちゃんは魔人の所に行ったし……遊んでくれる友だちもいないし」
「だれ」
「ん?あ、こんにちわー僕、イリス。ね、あそぼ!」
「ぼくはヴァロニカ…遊ぶ…」
イリスは少年とも言える姿で独り《アタラクシア》を彷徨っていた、帝国に来ては帝国に来てはみたものの、どこの国も場所も変わらない。
帝国の象徴の《ツヴァルキア城》に迷い込んだイリス、そこで薄汚れたやせ細った小さな子供に出逢う、イリスは一緒に遊ぼうと誘うが、ヴァロニカという子どもはもじもじしながらお腹を鳴らし白い顔を赤くして俯いた。
「はい、これあげる。食べたらあそぼ」
「うん!」
収納から黄色い果物を出してヴァロニカは嬉しそうに頷いて食べて、その後一緒に遊んだ…。
《商業エリア》編10祭 ブックカフェ
「広くなったなー」
『はい、祭りの影響でお客様が増えましたからね」
《商業エリア》のブックカフェは広くなり、盛況だった。
テーデと精霊のユピカはカウンター越しに静かだが満席のカフェを眺めた、異界の本も眼鏡で読める為店に通う客は幅広い年齢層がいる。
現在ヤハネは祭りの手伝いで呼び出され、ヴィッセはタナトスと千歳の仕事の1部を引き受け執務室に閉じ籠っているのでテーデとユピカ、それとストフスや本好きのバイトで回している。
「本の討論会を行いたい奥を借りるよ」
「3時間、1,000ログね」
客達が気に入った本を持って1,000ログを支払い談話室の札を貰って奥へと向かう、現在ブックカフェは地下1階から地上3階の4階建て、1階が受付とよく読まれている本を置いてカフェと本について話をしたい談話室として機能し2階と3階はリクライニングチェアとそれに屋根を付けたちょっとした個室仕様のスペースになっている。
2階が男性スペース、3階が女性スペースと分けているのがまた人気の1つだった。
「この本を借りたいんじゃ、それとこちらの本は買いたい」
「じーさん、隙だなー。貸出10冊1,000ログ、そっちは2,000ログね」
「ほほ、学院の図書館も良いがのこちらは異界の本も読めて最高じゃ」
《コレメキバ学院》の教官でもあり、このブックカフェの常連の老人がゴーレムに本を運んで貰い会員カード兼ポイントカードも出してテーデが手続きを行い預かっていた貴重品を返し、収納袋に本を入れて満足気に店を出ていく、その背を見送りテーデは程ほどにと思いながらカウンターで作業を行う。
「テーデ、面白い本が来た…」
「なに?」
「蟲の本」
「げ、気持ち悪い。店に出すな、奥で読めよ」
「面白い」
「いいから、奥行けって」
「すごいのに、大河にも早く見せたい」
表情筋が死んでいるストフスが無表情に興奮している、テーデがストフスの持っている本をよくじっくりと見てみると細かい蟲達が動き回り本の型を成しテーデはドン引きし顎で奥へ行くよう促しストフスは嬉しそうに奥へと行く。
「異界ってイカれてる…」
テーデはそう言って、肩を竦め乍らコップを洗った。
《アーケディア》 偏 dress:49 周辺の
「周辺の国といって遠いんですけれど、続々と同盟の申し入れがあって女王陛下は大忙しですわ」
「じゃ、おやつの差し入れするわ」
「きゃ、素敵懐記さん!」
「ん」
「あ、それと外神さん、鏡とかってあります?」
各国からの使者が続々とこの国に入り、順次女王との謁見を行い同盟を結んでいると結羅から言われ懐記は果実水とプリンのミルクアイス乗せをトレイに乗せれば結羅がふわりと笑い、外神の方を向く。
「鏡ですか、率さんの店にもありますね。造れますよ」
「ならお願いできますか?巨大な鏡があればゲートを造って各国に置こうかと思いますの」
「鏡を使って…ですか」
「俺とチェカとウズラで造ってみようかと思う」
「鏡に転移魔法と空間魔法を繋げて固定してみるんだよね、まずは試しに隣の国とやってみるって決まった」
『完成すれば、危険な魔法具だが出入りに監視を付けてこちらの許可が無ければ使えないようにしようと思う。国家間が遠いからな』
外神が鏡を用いての国同士の行き来に興味を示すチェカとウズラも色々と不安材料を抱えているので、探り探りといった感じで進めていくらしい。
「国家間は遠いですけれど、この世界の空間は密度が高いので鏡を大きくすればするほど空間固定と転移は安定し距離も伸びますの」
「そうですか、では鏡の設置はマンションかホテルにしますか?《カルテットタワー》でも良いと思います」
「そうですわね、女王陛下と相談しますわ」
「分かりました、鏡の材料に使えそうな物を用意します」
『皆様、それならば現在千歳様が入手した隕石が良いかと』
ガイドの提案に外神は僅かに驚き、チェカ達はとても驚いた…。
あなたは異世界に行ったら何をしますAnotherSid×EX~お猿の星の少年王~
EP015 猿は真似が好き
『もっき』
『まき』
『うき』
「お前ら服着てんの?へんなのーにあってるけど」
猿達は唯苳の真似をとにかくしたがる、朝は風呂で顔を洗い箸と椀を使って食事を摂り、今は複製魔法で増やした唯苳の服や靴を身に着けていた。
『……』
「なに?これくえんの?」
『……』
唯苳が笑っていればドラゴンが赤いキノコを唯苳に差し出す、受け取って食べられるの聞けば頷くので鍋に刻んで適当に野菜を入れて適当に瓢箪を細かく刻んで炒めてみる、猿達は皆興味津々でそれを見ている。
「焼く、煮る、そのまんまでいいよな……うま!なにこのきのこ!うま!」
箸で口に運んだキノコの何でも炒めは、かなり美味しい、キノコにうまみと甘みがあり弾力と歯ごたえ、他の野菜との調和と瓢箪の皮の調味料が程よく、猿達もちょっとずつ貰い興奮気味に跳ねて喜んでいた。
「ありがとーすげードラゴン!」
『……』
ドラゴンはペコリと頭を下げてキノコ炒めを分けて貰った後、また森の奥へと行ってしまった。
「あーあ、身体は再生が遅いしー狙ってた場所に連れていかれるしー魔王も皇帝もソードブレイカーも弱いけど数でくると手ごわいねーあーたのしいなぁたのしくてたのしくて、ふふふ…おかしくなりそう」
《トランサーケージ》に括られ、爆破魔法で吹っ飛んだ身体が再生はするものの腐食魔法で自ら切り落とした腕はまだ再生出来ていなかった。
「やっぱり、ついでに生まれただけじゃだめかーでも、あきらめないんだーいいよー僕を完全に封印したいだろうし殺したいだろうし、そこを利用するよん」
口は軽快に良く喋る、だが脳の思考は全く違う事を考えている、イリス彼にとってもこれはチャンスなのだ…目的地まで間も無く…。
むかしむかし…
「《アタラクシア》って弱いし脆いなぁ、僕ここで生きていけないかもーやっぱりお父さん達といたらいいのかなーお兄ちゃんは魔人の所に行ったし……遊んでくれる友だちもいないし」
「だれ」
「ん?あ、こんにちわー僕、イリス。ね、あそぼ!」
「ぼくはヴァロニカ…遊ぶ…」
イリスは少年とも言える姿で独り《アタラクシア》を彷徨っていた、帝国に来ては帝国に来てはみたものの、どこの国も場所も変わらない。
帝国の象徴の《ツヴァルキア城》に迷い込んだイリス、そこで薄汚れたやせ細った小さな子供に出逢う、イリスは一緒に遊ぼうと誘うが、ヴァロニカという子どもはもじもじしながらお腹を鳴らし白い顔を赤くして俯いた。
「はい、これあげる。食べたらあそぼ」
「うん!」
収納から黄色い果物を出してヴァロニカは嬉しそうに頷いて食べて、その後一緒に遊んだ…。
《商業エリア》編10祭 ブックカフェ
「広くなったなー」
『はい、祭りの影響でお客様が増えましたからね」
《商業エリア》のブックカフェは広くなり、盛況だった。
テーデと精霊のユピカはカウンター越しに静かだが満席のカフェを眺めた、異界の本も眼鏡で読める為店に通う客は幅広い年齢層がいる。
現在ヤハネは祭りの手伝いで呼び出され、ヴィッセはタナトスと千歳の仕事の1部を引き受け執務室に閉じ籠っているのでテーデとユピカ、それとストフスや本好きのバイトで回している。
「本の討論会を行いたい奥を借りるよ」
「3時間、1,000ログね」
客達が気に入った本を持って1,000ログを支払い談話室の札を貰って奥へと向かう、現在ブックカフェは地下1階から地上3階の4階建て、1階が受付とよく読まれている本を置いてカフェと本について話をしたい談話室として機能し2階と3階はリクライニングチェアとそれに屋根を付けたちょっとした個室仕様のスペースになっている。
2階が男性スペース、3階が女性スペースと分けているのがまた人気の1つだった。
「この本を借りたいんじゃ、それとこちらの本は買いたい」
「じーさん、隙だなー。貸出10冊1,000ログ、そっちは2,000ログね」
「ほほ、学院の図書館も良いがのこちらは異界の本も読めて最高じゃ」
《コレメキバ学院》の教官でもあり、このブックカフェの常連の老人がゴーレムに本を運んで貰い会員カード兼ポイントカードも出してテーデが手続きを行い預かっていた貴重品を返し、収納袋に本を入れて満足気に店を出ていく、その背を見送りテーデは程ほどにと思いながらカウンターで作業を行う。
「テーデ、面白い本が来た…」
「なに?」
「蟲の本」
「げ、気持ち悪い。店に出すな、奥で読めよ」
「面白い」
「いいから、奥行けって」
「すごいのに、大河にも早く見せたい」
表情筋が死んでいるストフスが無表情に興奮している、テーデがストフスの持っている本をよくじっくりと見てみると細かい蟲達が動き回り本の型を成しテーデはドン引きし顎で奥へ行くよう促しストフスは嬉しそうに奥へと行く。
「異界ってイカれてる…」
テーデはそう言って、肩を竦め乍らコップを洗った。
《アーケディア》 偏 dress:49 周辺の
「周辺の国といって遠いんですけれど、続々と同盟の申し入れがあって女王陛下は大忙しですわ」
「じゃ、おやつの差し入れするわ」
「きゃ、素敵懐記さん!」
「ん」
「あ、それと外神さん、鏡とかってあります?」
各国からの使者が続々とこの国に入り、順次女王との謁見を行い同盟を結んでいると結羅から言われ懐記は果実水とプリンのミルクアイス乗せをトレイに乗せれば結羅がふわりと笑い、外神の方を向く。
「鏡ですか、率さんの店にもありますね。造れますよ」
「ならお願いできますか?巨大な鏡があればゲートを造って各国に置こうかと思いますの」
「鏡を使って…ですか」
「俺とチェカとウズラで造ってみようかと思う」
「鏡に転移魔法と空間魔法を繋げて固定してみるんだよね、まずは試しに隣の国とやってみるって決まった」
『完成すれば、危険な魔法具だが出入りに監視を付けてこちらの許可が無ければ使えないようにしようと思う。国家間が遠いからな』
外神が鏡を用いての国同士の行き来に興味を示すチェカとウズラも色々と不安材料を抱えているので、探り探りといった感じで進めていくらしい。
「国家間は遠いですけれど、この世界の空間は密度が高いので鏡を大きくすればするほど空間固定と転移は安定し距離も伸びますの」
「そうですか、では鏡の設置はマンションかホテルにしますか?《カルテットタワー》でも良いと思います」
「そうですわね、女王陛下と相談しますわ」
「分かりました、鏡の材料に使えそうな物を用意します」
『皆様、それならば現在千歳様が入手した隕石が良いかと』
ガイドの提案に外神は僅かに驚き、チェカ達はとても驚いた…。
あなたは異世界に行ったら何をしますAnotherSid×EX~お猿の星の少年王~
EP015 猿は真似が好き
『もっき』
『まき』
『うき』
「お前ら服着てんの?へんなのーにあってるけど」
猿達は唯苳の真似をとにかくしたがる、朝は風呂で顔を洗い箸と椀を使って食事を摂り、今は複製魔法で増やした唯苳の服や靴を身に着けていた。
『……』
「なに?これくえんの?」
『……』
唯苳が笑っていればドラゴンが赤いキノコを唯苳に差し出す、受け取って食べられるの聞けば頷くので鍋に刻んで適当に野菜を入れて適当に瓢箪を細かく刻んで炒めてみる、猿達は皆興味津々でそれを見ている。
「焼く、煮る、そのまんまでいいよな……うま!なにこのきのこ!うま!」
箸で口に運んだキノコの何でも炒めは、かなり美味しい、キノコにうまみと甘みがあり弾力と歯ごたえ、他の野菜との調和と瓢箪の皮の調味料が程よく、猿達もちょっとずつ貰い興奮気味に跳ねて喜んでいた。
「ありがとーすげードラゴン!」
『……』
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