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第016部 魔なる神たる人の子よ*尊き血と古き血/自己犠牲の先の解
《クナアンジ二ツ国》偏 no.31 懐柔/《アーケディア》 偏 dress:89《カルテッドタワー》の紹介動画に勝手に…
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《アーケディア》 偏 no.31 懐柔
「懐柔って…」
「運転は良いんですか?」
「口説いて代わって貰いましたよ」
アコミアが首を捻り蒐集家が運転席から戻り椅子に座り収納空間から缶コーヒーを出しプルタブを開け飲む、シャワーを仕切りなおしたヤドとシャムも戻りアコミアとキッフが食事をテーブルに置いてくれるのを眼達がじっと見ている。
「パンと飯は好きな方を選んでくれ、パンに乗せても飯に乗せても美味いからな」
「濃い目の味付けだよ、メンルェトもオジガトさんも好きだよね。後はメンルェトにシチュー出して貰って…」
「分かりました、これは夕食ですか?」
「さあ?私の時間間隔だど夜だと思いますよ」
メンルェトは特に腹は空いていないが皆が食べると言うのであればそれに合わせる、収納空間から熱々のシチューや果物に酒と果実水も出し、タナトスが干し肉や干し果物を出しながら現在の時間は恐らく夕食に丁度いい時間だろうと返す。
「テオハリドさんの様子を見て来るよ」
「分かった、シャムは何食べる?」
『宝石を寄越せ』
「では、魔神皇の魔聖石と聖魔石をどうぞ」
『お、現魔神皇の石か……まずっ!味うっすいぞ!なんだこれ!』
「お気に召さないようなので此方を、これは序列第1位の魔王の魔鉄です」
『……ああ、こんなもんか、いらね』
キッフがテオハリドのいる部屋に向かい、シャムが石を強請るので面白さと実験を兼ねてグローリーの石を蒐集家が出すが、1口齧ってシャムは吐き出してしまう、価値は勿論ある、崇幸が産み出した建物や乗り物の大半に使われている物だが口に合わないらしい。
蒐集家が今度はニアの魔鉄を出せば、ぺろりと舐めて失望の声色で魔鉄を放ってしまった。
「では、更に口直しに神鋼をどうぞ」
「あ、お前達はこれ食べる?」
タナトスが収納空間から神々が造った神鋼を出し、シャムの食い掛けはアコミアが興味深々に視ていた眼達に見せて瞳孔から石を吸い込んだ。
「気に入った?」
「そんな石より、これ食えよ。美味いぞ」
眼が何度も瞬きするので気に入ったのかなと思い、今度はヤドがパンを手頃な距離にいる眼の瞳孔に押し込むと、一斉に周囲の眼が奮いぷるぷるしているので不味かったのかと驚くと一斉にニコニコと瞳孔を横にするので気に入ったらしい。
「懐柔成功のようですよ」
「え、これで?」
「な、なんだ」
『なんか吐き出したぞ』
「……これは粉?黒い粉…麦ですよ」
「《魔王録ダンジョン》産の小麦粉ですね、鑑定は美味だと」
蒐集家が嗤い瞳孔から黒い布袋に入った粉が出される、メンルェトとタナトスの鑑定によると美味な小麦粉だと出てアコミアは後でパンでも作ろうかと思い、タナトスがが干し肉や干し果物もほいほい放ると黒い干し肉や干し果物に変わって出されるので、全員面白がって色々な物を取り込ませていった…。
《アーケディア》 偏 dress:89《カルテッドタワー》の紹介動画に勝手に…
『夢のタワーへようこそ、屋上にはプールや温泉サウナが完備、共有エリアには充実したジムやアスレチック、住居者達は無料で使い放題。一日中入り放題使い放題、商業区画もばっちり安心安全善良な市民の皆様お待ちしていまーす』
カルテッドのまったくやる気のない声と共に、ありとあらゆるモニターた街を走るバスから流れる紹介動画……それは良いが昨日《カルテッドタワー》で遊び尽くした懐記達の動画が上手く編集され流れていく。
夜のプールではしゃぐ面々、プールサイドで佳月とフェシェスタの酒で乾杯するシーンやイシュターとジラの水深の深いプールを優雅に泳ぐ姿、結羅とチェカとウズラがプールで浮き輪の船に乗って遊ぶ姿、マユラとシュリがジムでトレーニングマシンで健康的に汗を流す姿、ノイズとイフタークが干し芋を並んで食べて商業エリアを闊歩する姿に、外神と懐記が厨房で料理をする姿にナチェとギーギスとフォンがサウナで我慢比べをする姿に最後はみんなで試作の花火を眺めるシーンが流れ観ていた獣人達が湧いた。
「勝手にながすんじゃねえよ」
「もーフォンはーこれ位いいじゃない」
『はい、肉』
「分かっているじゃん」
「もー」
アンスローポモフィク姿のカルテッドに文句を言うフォンに苦笑いするフェシェスタ、カルテッドが収納空間から肉串を数本渡してフォンを懐柔する。
「良く出来ている」
「ええ、マユラ様の美しいお姿がまざまざと映し出されていました」
「いつ、撮ったの?」
「干し芋食べたくなった」
マユラもシュリも出来に満足しノイズは気づかなかったと溢し、イフタークは収納から干し芋を出して齧る。
「またプール行こう」
『楽しかったな』
「ふふ、楽しい思い出が流れるのは良い物ですわね」
チェカとウズラと唯羅は楽しかった思い出を動画で観れて満足げに笑い、イシュターとジラはもっと深く潜れば良かったなと笑い合う。
「よし、今夜もサウナだな」
「サウナの後の水風呂が良いんだよ」
ギーギスとナチェは振り返り今夜もサウナに行こうと言い、フォンは酒でも持ち込むか(※サウナでの飲酒はいけません)と悪だくみをしていた。
「CM…広告ですか…宣伝効果はすごいですね」
「いんじゃない、よく編集出来てんじゃん」
外神も懐記もやる気のなさそうなカルテッドの才能に感心し褒めカルテッドは満足そうに頷き、後でガイドから先ずは全員の許可を取るようにと怒られた…。
『…またやろ…面白かった』
『…許可を取りなさい』
あなたは異世界に行ったら何をしますAnotherSid×EX~その道は正しいのか選択は間違っていないのか誰も答えはくれない~
第拾壱話 狩る側から狩られる側へ
『グルルルルゥ』
「上手、とても上手」
枯れた森の中で獰猛な肉食獣が痩せた馬を食い荒らす場面に男は遭遇し上手だと褒める、獰猛な猫型の肉食獣は牙を剥き唸り男に敵意を剥き出しにした。
「お前達には人も獣も一緒か…」
男は笑う、獣は唸る、傍から見れば圧倒的に不利なのは男の方だ、男には牙も爪も俊敏でしなやかな身体も持たない、圧倒的に蹂躙される側だがその場で勝利を収めたのは男だった。
「……中身は一緒」
肉食獣が襲い掛かかるがその爪は届かない、男の眼前で肉食獣は獣は斜めに左肩から切り裂かれどさどさと地面に身体が落ち塵と変わり消えた後に石が残った…。
「懐柔って…」
「運転は良いんですか?」
「口説いて代わって貰いましたよ」
アコミアが首を捻り蒐集家が運転席から戻り椅子に座り収納空間から缶コーヒーを出しプルタブを開け飲む、シャワーを仕切りなおしたヤドとシャムも戻りアコミアとキッフが食事をテーブルに置いてくれるのを眼達がじっと見ている。
「パンと飯は好きな方を選んでくれ、パンに乗せても飯に乗せても美味いからな」
「濃い目の味付けだよ、メンルェトもオジガトさんも好きだよね。後はメンルェトにシチュー出して貰って…」
「分かりました、これは夕食ですか?」
「さあ?私の時間間隔だど夜だと思いますよ」
メンルェトは特に腹は空いていないが皆が食べると言うのであればそれに合わせる、収納空間から熱々のシチューや果物に酒と果実水も出し、タナトスが干し肉や干し果物を出しながら現在の時間は恐らく夕食に丁度いい時間だろうと返す。
「テオハリドさんの様子を見て来るよ」
「分かった、シャムは何食べる?」
『宝石を寄越せ』
「では、魔神皇の魔聖石と聖魔石をどうぞ」
『お、現魔神皇の石か……まずっ!味うっすいぞ!なんだこれ!』
「お気に召さないようなので此方を、これは序列第1位の魔王の魔鉄です」
『……ああ、こんなもんか、いらね』
キッフがテオハリドのいる部屋に向かい、シャムが石を強請るので面白さと実験を兼ねてグローリーの石を蒐集家が出すが、1口齧ってシャムは吐き出してしまう、価値は勿論ある、崇幸が産み出した建物や乗り物の大半に使われている物だが口に合わないらしい。
蒐集家が今度はニアの魔鉄を出せば、ぺろりと舐めて失望の声色で魔鉄を放ってしまった。
「では、更に口直しに神鋼をどうぞ」
「あ、お前達はこれ食べる?」
タナトスが収納空間から神々が造った神鋼を出し、シャムの食い掛けはアコミアが興味深々に視ていた眼達に見せて瞳孔から石を吸い込んだ。
「気に入った?」
「そんな石より、これ食えよ。美味いぞ」
眼が何度も瞬きするので気に入ったのかなと思い、今度はヤドがパンを手頃な距離にいる眼の瞳孔に押し込むと、一斉に周囲の眼が奮いぷるぷるしているので不味かったのかと驚くと一斉にニコニコと瞳孔を横にするので気に入ったらしい。
「懐柔成功のようですよ」
「え、これで?」
「な、なんだ」
『なんか吐き出したぞ』
「……これは粉?黒い粉…麦ですよ」
「《魔王録ダンジョン》産の小麦粉ですね、鑑定は美味だと」
蒐集家が嗤い瞳孔から黒い布袋に入った粉が出される、メンルェトとタナトスの鑑定によると美味な小麦粉だと出てアコミアは後でパンでも作ろうかと思い、タナトスがが干し肉や干し果物もほいほい放ると黒い干し肉や干し果物に変わって出されるので、全員面白がって色々な物を取り込ませていった…。
《アーケディア》 偏 dress:89《カルテッドタワー》の紹介動画に勝手に…
『夢のタワーへようこそ、屋上にはプールや温泉サウナが完備、共有エリアには充実したジムやアスレチック、住居者達は無料で使い放題。一日中入り放題使い放題、商業区画もばっちり安心安全善良な市民の皆様お待ちしていまーす』
カルテッドのまったくやる気のない声と共に、ありとあらゆるモニターた街を走るバスから流れる紹介動画……それは良いが昨日《カルテッドタワー》で遊び尽くした懐記達の動画が上手く編集され流れていく。
夜のプールではしゃぐ面々、プールサイドで佳月とフェシェスタの酒で乾杯するシーンやイシュターとジラの水深の深いプールを優雅に泳ぐ姿、結羅とチェカとウズラがプールで浮き輪の船に乗って遊ぶ姿、マユラとシュリがジムでトレーニングマシンで健康的に汗を流す姿、ノイズとイフタークが干し芋を並んで食べて商業エリアを闊歩する姿に、外神と懐記が厨房で料理をする姿にナチェとギーギスとフォンがサウナで我慢比べをする姿に最後はみんなで試作の花火を眺めるシーンが流れ観ていた獣人達が湧いた。
「勝手にながすんじゃねえよ」
「もーフォンはーこれ位いいじゃない」
『はい、肉』
「分かっているじゃん」
「もー」
アンスローポモフィク姿のカルテッドに文句を言うフォンに苦笑いするフェシェスタ、カルテッドが収納空間から肉串を数本渡してフォンを懐柔する。
「良く出来ている」
「ええ、マユラ様の美しいお姿がまざまざと映し出されていました」
「いつ、撮ったの?」
「干し芋食べたくなった」
マユラもシュリも出来に満足しノイズは気づかなかったと溢し、イフタークは収納から干し芋を出して齧る。
「またプール行こう」
『楽しかったな』
「ふふ、楽しい思い出が流れるのは良い物ですわね」
チェカとウズラと唯羅は楽しかった思い出を動画で観れて満足げに笑い、イシュターとジラはもっと深く潜れば良かったなと笑い合う。
「よし、今夜もサウナだな」
「サウナの後の水風呂が良いんだよ」
ギーギスとナチェは振り返り今夜もサウナに行こうと言い、フォンは酒でも持ち込むか(※サウナでの飲酒はいけません)と悪だくみをしていた。
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外神も懐記もやる気のなさそうなカルテッドの才能に感心し褒めカルテッドは満足そうに頷き、後でガイドから先ずは全員の許可を取るようにと怒られた…。
『…またやろ…面白かった』
『…許可を取りなさい』
あなたは異世界に行ったら何をしますAnotherSid×EX~その道は正しいのか選択は間違っていないのか誰も答えはくれない~
第拾壱話 狩る側から狩られる側へ
『グルルルルゥ』
「上手、とても上手」
枯れた森の中で獰猛な肉食獣が痩せた馬を食い荒らす場面に男は遭遇し上手だと褒める、獰猛な猫型の肉食獣は牙を剥き唸り男に敵意を剥き出しにした。
「お前達には人も獣も一緒か…」
男は笑う、獣は唸る、傍から見れば圧倒的に不利なのは男の方だ、男には牙も爪も俊敏でしなやかな身体も持たない、圧倒的に蹂躙される側だがその場で勝利を収めたのは男だった。
「……中身は一緒」
肉食獣が襲い掛かかるがその爪は届かない、男の眼前で肉食獣は獣は斜めに左肩から切り裂かれどさどさと地面に身体が落ち塵と変わり消えた後に石が残った…。
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