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第016部 魔なる神たる人の子よ*尊き血と古き血/自己犠牲の先の解
《クナアンジ二ツ国》偏 no.32 side詠斗 困惑/《アーケディア》 偏 dress:90 レース
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《アーケディア》 偏 dress:32 side詠斗 困惑
時は遡る…
「身体にどうして花が?」
「寄生花ですね…通常は此処まで咲き誇りません…魔人の身体に寄生したからでしょうね…これは厄介だ…」
「こっちの人…心が壊れてる…ね、カリュシュこれって…」
「…最上位の魔人によって廃人にさせられたのでしょうね、おそらく子供を産んでいる」
「それって…」
「う…」
「あは」
詠斗は困惑の表情とカリュシュから発せられた言葉に声が詰まる、テギは子ども達や住民に説明する為エージェや兵士達と外で話すから寝かされている魔人ダエーカの様子を診て欲しいと言い、ダエーカが苦しそうな声を上げたので意識をそちらに向ける事にした、あまり知りたくない事柄を後回しにするのは詠斗の性格でもあった。
床で小石で遊ぶテギという魔人は苦しそうな声を聞いて笑い声を立てる、ルンカもカリュシュも他人事のように眺めた。
「これ、苦しいんだよね、取ってあげられない?」
「取ろうとすれば寄生されかねませんが…私達なら問題ないでしょう…取り除きますか?」
「ええ…この寄生花大分育っているからなーほらあの蒐集家に頼んだら?」
「簡単には出してくれないと思いますよ」
「う、うーんだよね。カリュシュ出来る?俺も手伝うから」
「少し時間が欲しいですね、身体を診て根がどれ位張っているのかみないと」
「かなり深そうだし、花1つ取ってみようか」
詠斗の頼みにカリュシュが頷き、ルンカが身体に咲いている青い花を1本取ろうとすれば外から戻ったハスターが止めるように声を掛ける。
「普通に抜くのは止めた方がいい…俺達が見つけた時にはかなり根深く寄生されていて抜こうとすると花が暴れてダエーカに痛みを与えるんだ」
「痛み…でも花を取らないと…麻酔とかしても……花が暴れるんじゃ…」
「ますい?」
「深く眠らせている間に手術…えと、花を取り除ければって思ったんだけど…」
「ああ、蒐集家殿が所有している眠り薬ですね。魔王の皆様用にと作られた物ならば深く眠れると思いますが…」
「あ、それ俺持ってる!使う」
「あ、持ってるって蒐集家さんから貰ったの?」
「違うよ、手伝いした時に作っているの見て俺も作ってみた!ほら」
詠斗が花を取り除くとしても…手術になる上に麻酔も必要だろうと考え、やっぱり蒐集家になんとか連絡を取ろうとすればルンカが収納ショルダーバッグをガサゴソ漁り、瓶に入った液体を見せる。
「……私の鑑定では一応問題は無さそうです」
「俺の鑑定も一応大丈夫って出てるけど…後は取り除く方法かー」
「あ、俺!やってみてもいい?」
その液体を詠斗が鑑定に掛ければルンカ手製眠り薬:効果は抜群!中々の出来!とある、信用して使ってみても問題ないだろう、その上寄生花を取り除く作業も買って出てくれ詠斗はありがたいが少し不安はある。
「ルンカ、やってくれるの?それはありがたいけど…道具や回復薬とか確認するから少し待って」
「分かった」
「…ルンカ、そんな簡単にやると言って良いんですか?」
「でも、誰かやらないと苦しみが続くでしょ?だから俺がやる!」
ルンカはあっけらかんと笑う、ハスターもこのままにしておく位なら多少は……と頷き準備を整える事にした…。
《アーケディア》 偏 dress:90 レース
『《アーケディア》でもレースしたい』
『貴方やる気ないのになんで面倒な事提案するんです?』
『えー面白そうだから』
「レース、《アストマーズ》みたいな感じの?』
『ううん、あれは本当に面倒だからもっと簡単なので』
食堂で座って果実水をゴーレム姿で飲みながら言いアイデアが浮かんだとまったくやる気のない声で言うカルテッドにゴーレム姿のガイドが呆れ返る、ノイズがおやつにドーナツを出しながら《アストマーズ》で観戦した《ホローリングレース》を思い出す。
「レースねぇ、マラソンとかは?てかこの国そういうのおっけな感じ?」
「結羅にラインしてみる」
懐記も厨房から加わり緑茶を啜りながらレースねぇと、カルテッドがやる気?を出しているようなでノイズも結羅にラインを送ってみる。
「あーなんか希望者募って《カルテッドタワー》でトライアスロンして賭けすれば、プールもあるしついでに放送して…祭りも近いし」
『トライアスロン?』
「そーそー水泳とチャリとマラソンね、チャリはむずいから水泳とマラソンで」
「面白そう、僕も参加しようかな。結羅から大丈夫って来た」
「了解、じゃ、カルテっちそんな感じ」
『タワーなら楽だし、おっけー募集かけよっと』
『待って下さい、私も協力します、貴方だけだと不備がおきそうなので』
『わかったーガイド、いこ』
トライアスロンレースが急遽祭り期間中に組み込まれる事になり、ガイドも協力を申し出2名で会議室へと向かう。
ノイズは他にも参加しそうな面々にラインで声を掛け、懐記は今夜は刺身にでもしようかとドーナツを齧って緑茶を啜った。
あなたは異世界に行ったら何をしますAnotherSid×EX~その道は正しいのか選択は間違っていないのか誰も答えはくれない~
第拾弐話 取り巻き達
「幾らでも存在してる…」
ふらふらと男は歩きながら雑踏の中で気配を探る、正直歩いている者達手当たり次第やりたい位だ。
男は巨体な身体を揺らし数名に囲まれている裕福そうな男に目を付ける、貴族ではないが金のある人物なのだろう悪趣味な金だけは掛かった服に身を包む男は両腕に化粧の濃い女達を囲っていた。
真っ当な商売をしていなさそうだと男はその巨体な男の進路を阻む、女達と側にいた者達はふらふらした男を嘲笑し巨体な男は手を振って追い払う。
「下手、全員下手」
ふらふらした男はそう言い手刀を空に斬る、巨体な男以外の者達全員の首が飛び地面に転がる、両腕に抱えていた女達の首が落ち身体が塵へと還り、巨体な男は腰を抜かしその場にへたり込んでしまった。
「へ、あ、へぁ?」
「そういう事だから」
塵から残った石を集め収納空間に放りふらふらと男は何処へと行く、巨体な男はその場でずっと呆然としていた…。
時は遡る…
「身体にどうして花が?」
「寄生花ですね…通常は此処まで咲き誇りません…魔人の身体に寄生したからでしょうね…これは厄介だ…」
「こっちの人…心が壊れてる…ね、カリュシュこれって…」
「…最上位の魔人によって廃人にさせられたのでしょうね、おそらく子供を産んでいる」
「それって…」
「う…」
「あは」
詠斗は困惑の表情とカリュシュから発せられた言葉に声が詰まる、テギは子ども達や住民に説明する為エージェや兵士達と外で話すから寝かされている魔人ダエーカの様子を診て欲しいと言い、ダエーカが苦しそうな声を上げたので意識をそちらに向ける事にした、あまり知りたくない事柄を後回しにするのは詠斗の性格でもあった。
床で小石で遊ぶテギという魔人は苦しそうな声を聞いて笑い声を立てる、ルンカもカリュシュも他人事のように眺めた。
「これ、苦しいんだよね、取ってあげられない?」
「取ろうとすれば寄生されかねませんが…私達なら問題ないでしょう…取り除きますか?」
「ええ…この寄生花大分育っているからなーほらあの蒐集家に頼んだら?」
「簡単には出してくれないと思いますよ」
「う、うーんだよね。カリュシュ出来る?俺も手伝うから」
「少し時間が欲しいですね、身体を診て根がどれ位張っているのかみないと」
「かなり深そうだし、花1つ取ってみようか」
詠斗の頼みにカリュシュが頷き、ルンカが身体に咲いている青い花を1本取ろうとすれば外から戻ったハスターが止めるように声を掛ける。
「普通に抜くのは止めた方がいい…俺達が見つけた時にはかなり根深く寄生されていて抜こうとすると花が暴れてダエーカに痛みを与えるんだ」
「痛み…でも花を取らないと…麻酔とかしても……花が暴れるんじゃ…」
「ますい?」
「深く眠らせている間に手術…えと、花を取り除ければって思ったんだけど…」
「ああ、蒐集家殿が所有している眠り薬ですね。魔王の皆様用にと作られた物ならば深く眠れると思いますが…」
「あ、それ俺持ってる!使う」
「あ、持ってるって蒐集家さんから貰ったの?」
「違うよ、手伝いした時に作っているの見て俺も作ってみた!ほら」
詠斗が花を取り除くとしても…手術になる上に麻酔も必要だろうと考え、やっぱり蒐集家になんとか連絡を取ろうとすればルンカが収納ショルダーバッグをガサゴソ漁り、瓶に入った液体を見せる。
「……私の鑑定では一応問題は無さそうです」
「俺の鑑定も一応大丈夫って出てるけど…後は取り除く方法かー」
「あ、俺!やってみてもいい?」
その液体を詠斗が鑑定に掛ければルンカ手製眠り薬:効果は抜群!中々の出来!とある、信用して使ってみても問題ないだろう、その上寄生花を取り除く作業も買って出てくれ詠斗はありがたいが少し不安はある。
「ルンカ、やってくれるの?それはありがたいけど…道具や回復薬とか確認するから少し待って」
「分かった」
「…ルンカ、そんな簡単にやると言って良いんですか?」
「でも、誰かやらないと苦しみが続くでしょ?だから俺がやる!」
ルンカはあっけらかんと笑う、ハスターもこのままにしておく位なら多少は……と頷き準備を整える事にした…。
《アーケディア》 偏 dress:90 レース
『《アーケディア》でもレースしたい』
『貴方やる気ないのになんで面倒な事提案するんです?』
『えー面白そうだから』
「レース、《アストマーズ》みたいな感じの?』
『ううん、あれは本当に面倒だからもっと簡単なので』
食堂で座って果実水をゴーレム姿で飲みながら言いアイデアが浮かんだとまったくやる気のない声で言うカルテッドにゴーレム姿のガイドが呆れ返る、ノイズがおやつにドーナツを出しながら《アストマーズ》で観戦した《ホローリングレース》を思い出す。
「レースねぇ、マラソンとかは?てかこの国そういうのおっけな感じ?」
「結羅にラインしてみる」
懐記も厨房から加わり緑茶を啜りながらレースねぇと、カルテッドがやる気?を出しているようなでノイズも結羅にラインを送ってみる。
「あーなんか希望者募って《カルテッドタワー》でトライアスロンして賭けすれば、プールもあるしついでに放送して…祭りも近いし」
『トライアスロン?』
「そーそー水泳とチャリとマラソンね、チャリはむずいから水泳とマラソンで」
「面白そう、僕も参加しようかな。結羅から大丈夫って来た」
「了解、じゃ、カルテっちそんな感じ」
『タワーなら楽だし、おっけー募集かけよっと』
『待って下さい、私も協力します、貴方だけだと不備がおきそうなので』
『わかったーガイド、いこ』
トライアスロンレースが急遽祭り期間中に組み込まれる事になり、ガイドも協力を申し出2名で会議室へと向かう。
ノイズは他にも参加しそうな面々にラインで声を掛け、懐記は今夜は刺身にでもしようかとドーナツを齧って緑茶を啜った。
あなたは異世界に行ったら何をしますAnotherSid×EX~その道は正しいのか選択は間違っていないのか誰も答えはくれない~
第拾弐話 取り巻き達
「幾らでも存在してる…」
ふらふらと男は歩きながら雑踏の中で気配を探る、正直歩いている者達手当たり次第やりたい位だ。
男は巨体な身体を揺らし数名に囲まれている裕福そうな男に目を付ける、貴族ではないが金のある人物なのだろう悪趣味な金だけは掛かった服に身を包む男は両腕に化粧の濃い女達を囲っていた。
真っ当な商売をしていなさそうだと男はその巨体な男の進路を阻む、女達と側にいた者達はふらふらした男を嘲笑し巨体な男は手を振って追い払う。
「下手、全員下手」
ふらふらした男はそう言い手刀を空に斬る、巨体な男以外の者達全員の首が飛び地面に転がる、両腕に抱えていた女達の首が落ち身体が塵へと還り、巨体な男は腰を抜かしその場にへたり込んでしまった。
「へ、あ、へぁ?」
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