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第017部 お祭りは片付けまでがお祭りです/お祭りは最後まで楽しむのがお祭りです
《ガルディア》偏 festival:016 紹介/《アーケディア》 偏 carnival:016 祭りに紛れて
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《ガルディア》偏 festival:016 紹介
「アベルと申します」
「アベルさん、僕はニアです。よろしくお願いします」
蒐集家と大河に連れられてニアのいるポップコーン屋を訪れると、紹介をされアベルは愕然としながらも頭を下げる。
異界から来た自身を…恩人に恩を返す為にこの世界の魔王、しかも序列第1位の魔王に従うとなると色々思う所はあるが目の前の人畜無害な存在にアベルは毒気を抜かれてしまった。
「店が始まり終わるまで働いて下さい、偽物のポップコーン屋への警告と店の護衛をお願いします」
「承知した」
「本当に良いのか?こいつの事は気にしなくていい」
「いえ、私の恩人であるバベルさんが貴方の依頼を受けるのであれば私も受けるのは当然の事」
「そうですか、では私は戻ります」
大河は気に無くても良いと言うがアベルは恩は必ず返すと言い、蒐集家もう興味は無いと店に戻る、大河も店に残りニアと一緒にアベルに仕事を教える事にした。
「お前がバベルか?なんだお前?」
「カイム、つっかかるなって。俺はヤハネ、一緒に術者探しをしよう」
「よろしく、カイム、ヤハネ。俺はバベルだよ」
風早達に頼まれカイムとヤハネも術者探しに手を貸しにやってくる、カイムもヤハネも馬車の傍らで草をむちゃむちゃ食べているトトとココに視線を向けた。
「お前ら数外個体魔王だろ?やっぱりこいつ魔王関係か?」
『………』
「かわいくねぇな」
「トトとココは俺の家族で鳴き声も喋っているの聞いた事ないよ、魔王だってなんだっていいさ」
「色々理由とか事情とかあるだろうからカイムも絡むなって」
「は、ただ聞いただけだ。興味ねぇよ」
「はは、そうそうその匣っての見せてよ」
カイムが舌打ちしヤハネが宥める、バベルは笑って件の箱を見せてくれと頼みヤハネがフェシェスタの所にあると言うので転移札を使ってフェシェスタとフィズがいる《カジノタワー》の会議室へ向かった。
「これが呪いの匣ね」
「何の呪が入っているかは分からない」
「そこまでヤバそうな代物じゃないよ、でも術者を探すのが先かな、馬車の形…すなわち閉じ込める蓋がない」
「そうだ、術者が近くにいればすぐの発動される」
何の変哲もない馬車の形をした匣、蓋がないがしっかりと呪いの存在を感じる。
「よし、分かった。術者は臆病で慎重な奴。失敗が怖くて幾つも罠を仕掛けているような陰湿な人物だ」
「分かるのか?」
「俺の勘!じゃ、戻ろう」
少し匣を眺め分かったと言いどんな術者なのかまで読み取り、ファラルシェスが首を傾げるがカイムとヤハネが顔を互いに見つつ付いて行く、ファラルシェスとフィズも一度ベルン達の元へ戻るかと匣はそのままに転移して家に帰って行った。
《アーケディア》 偏 carnival:016 祭りに紛れて
酒を飲み踊り歌い祭りは毎夜盛り上がる…が、そういう時に事件が起きやすいというのはどこも同じだった。
「ケンカですか」
「ぽいわ」
少し先で喧騒が聞こえる、周囲も盛り上がっているが怪我などしてはせっかくの祭りがつまらなくなるだろうと覗いてみる事にした。
「おらぁ!よくも俺の女にてぇ出しやがって!」
「あん!俺の女だ!」
「や、やめてよ!争わないで!」
殴り合う虎の獣人とそれをおろおろと見ている虎の女の獣人、どうやら三角関係の痴情のもつれらしく周囲は煽っていた。
「あーそういう感じ」
「……」
「外神っち?どした?」
「この騒ぎに紛れて何か小さな黒い影が料理を盗っていってますね」
「そりゃ、妖精さ。こういう賑やかな場所に出て来て何か、ま、大した物じゃないが持っていくのさ」
外神が目で追うと側にいた老いた狐の獣人が赤ら顔で教えてくれる、害は無いからと笑いなら放っておくかと思いつつ懐記は収納から作った飴を1つ奥に放れば黒い影がしゅしゅとその飴を拾って暗がりに消えていく。
「いこ、じいちゃんこれ、楽しんで」
「はい」
「おお、どうもなー」
懐記が酒瓶を1本狐の老人に渡し、狐の老人は嬉しそうに礼を言いその場から離れる、殴り合いのけんかは続くが程々にと思いつつ他へと足を運んだ…。
あなたは異世界に行ったら何をしますAnotherSid×EX~ダンジョン都市にて独り生きる人否症候群の変な人はスローライフを満喫している~
015 勝手に救助して勝手に謝礼を貰う
「があ!」
「やっぱり俺達には早かった…」
「うう…」
「もう魔力も…」
「ここまでか…」
15階層で次々力尽きていく集団、武器も防具も人数も揃えたが向かってくるモンスターは強く実力の差がはっきりとしていた。
「早く気を失って欲しいなー」
男は物陰から様子を伺いその時を待つ、戦っているモンスターは巨大な熊に手を6本生やし腕力で相手をねじ伏せ圧倒していた。
「後少し…粘るなー」
集団はもう勝てないと分かっていてもモンスターに挑む、また1人と吹き飛ばされ壁に打ち付けられ死の淵まで追い込まれていった。
「よし、今…」
集団全員が鋭い爪に掛かり吹き飛ばされ瀕死の重傷になり、男はすぐに熊の目の前に立ち眼で熊眺め熊は混乱し白目を剥き泡を吹いて事切れた。
「まだ生きてる、じゃさくっと」
ドロップした剣を収納にしまい、収納から回復薬を出し集団1人1人に掛けるついでに1つ貰っていく。
「お、これは薬草。こっちは干し肉、こっちは豆、それとこれは…酒だやった」
彼らの所持品を失敬し、彼らを転移で1階層に送り返した。
「人助けだからいいよね」
男はやり遂げた顔をし嬉しそうに転移で家に戻っていく、今日はスープが美味しくなる上に酒も飲めると喜んだ…。
「アベルと申します」
「アベルさん、僕はニアです。よろしくお願いします」
蒐集家と大河に連れられてニアのいるポップコーン屋を訪れると、紹介をされアベルは愕然としながらも頭を下げる。
異界から来た自身を…恩人に恩を返す為にこの世界の魔王、しかも序列第1位の魔王に従うとなると色々思う所はあるが目の前の人畜無害な存在にアベルは毒気を抜かれてしまった。
「店が始まり終わるまで働いて下さい、偽物のポップコーン屋への警告と店の護衛をお願いします」
「承知した」
「本当に良いのか?こいつの事は気にしなくていい」
「いえ、私の恩人であるバベルさんが貴方の依頼を受けるのであれば私も受けるのは当然の事」
「そうですか、では私は戻ります」
大河は気に無くても良いと言うがアベルは恩は必ず返すと言い、蒐集家もう興味は無いと店に戻る、大河も店に残りニアと一緒にアベルに仕事を教える事にした。
「お前がバベルか?なんだお前?」
「カイム、つっかかるなって。俺はヤハネ、一緒に術者探しをしよう」
「よろしく、カイム、ヤハネ。俺はバベルだよ」
風早達に頼まれカイムとヤハネも術者探しに手を貸しにやってくる、カイムもヤハネも馬車の傍らで草をむちゃむちゃ食べているトトとココに視線を向けた。
「お前ら数外個体魔王だろ?やっぱりこいつ魔王関係か?」
『………』
「かわいくねぇな」
「トトとココは俺の家族で鳴き声も喋っているの聞いた事ないよ、魔王だってなんだっていいさ」
「色々理由とか事情とかあるだろうからカイムも絡むなって」
「は、ただ聞いただけだ。興味ねぇよ」
「はは、そうそうその匣っての見せてよ」
カイムが舌打ちしヤハネが宥める、バベルは笑って件の箱を見せてくれと頼みヤハネがフェシェスタの所にあると言うので転移札を使ってフェシェスタとフィズがいる《カジノタワー》の会議室へ向かった。
「これが呪いの匣ね」
「何の呪が入っているかは分からない」
「そこまでヤバそうな代物じゃないよ、でも術者を探すのが先かな、馬車の形…すなわち閉じ込める蓋がない」
「そうだ、術者が近くにいればすぐの発動される」
何の変哲もない馬車の形をした匣、蓋がないがしっかりと呪いの存在を感じる。
「よし、分かった。術者は臆病で慎重な奴。失敗が怖くて幾つも罠を仕掛けているような陰湿な人物だ」
「分かるのか?」
「俺の勘!じゃ、戻ろう」
少し匣を眺め分かったと言いどんな術者なのかまで読み取り、ファラルシェスが首を傾げるがカイムとヤハネが顔を互いに見つつ付いて行く、ファラルシェスとフィズも一度ベルン達の元へ戻るかと匣はそのままに転移して家に帰って行った。
《アーケディア》 偏 carnival:016 祭りに紛れて
酒を飲み踊り歌い祭りは毎夜盛り上がる…が、そういう時に事件が起きやすいというのはどこも同じだった。
「ケンカですか」
「ぽいわ」
少し先で喧騒が聞こえる、周囲も盛り上がっているが怪我などしてはせっかくの祭りがつまらなくなるだろうと覗いてみる事にした。
「おらぁ!よくも俺の女にてぇ出しやがって!」
「あん!俺の女だ!」
「や、やめてよ!争わないで!」
殴り合う虎の獣人とそれをおろおろと見ている虎の女の獣人、どうやら三角関係の痴情のもつれらしく周囲は煽っていた。
「あーそういう感じ」
「……」
「外神っち?どした?」
「この騒ぎに紛れて何か小さな黒い影が料理を盗っていってますね」
「そりゃ、妖精さ。こういう賑やかな場所に出て来て何か、ま、大した物じゃないが持っていくのさ」
外神が目で追うと側にいた老いた狐の獣人が赤ら顔で教えてくれる、害は無いからと笑いなら放っておくかと思いつつ懐記は収納から作った飴を1つ奥に放れば黒い影がしゅしゅとその飴を拾って暗がりに消えていく。
「いこ、じいちゃんこれ、楽しんで」
「はい」
「おお、どうもなー」
懐記が酒瓶を1本狐の老人に渡し、狐の老人は嬉しそうに礼を言いその場から離れる、殴り合いのけんかは続くが程々にと思いつつ他へと足を運んだ…。
あなたは異世界に行ったら何をしますAnotherSid×EX~ダンジョン都市にて独り生きる人否症候群の変な人はスローライフを満喫している~
015 勝手に救助して勝手に謝礼を貰う
「があ!」
「やっぱり俺達には早かった…」
「うう…」
「もう魔力も…」
「ここまでか…」
15階層で次々力尽きていく集団、武器も防具も人数も揃えたが向かってくるモンスターは強く実力の差がはっきりとしていた。
「早く気を失って欲しいなー」
男は物陰から様子を伺いその時を待つ、戦っているモンスターは巨大な熊に手を6本生やし腕力で相手をねじ伏せ圧倒していた。
「後少し…粘るなー」
集団はもう勝てないと分かっていてもモンスターに挑む、また1人と吹き飛ばされ壁に打ち付けられ死の淵まで追い込まれていった。
「よし、今…」
集団全員が鋭い爪に掛かり吹き飛ばされ瀕死の重傷になり、男はすぐに熊の目の前に立ち眼で熊眺め熊は混乱し白目を剥き泡を吹いて事切れた。
「まだ生きてる、じゃさくっと」
ドロップした剣を収納にしまい、収納から回復薬を出し集団1人1人に掛けるついでに1つ貰っていく。
「お、これは薬草。こっちは干し肉、こっちは豆、それとこれは…酒だやった」
彼らの所持品を失敬し、彼らを転移で1階層に送り返した。
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