Lara

文字の大きさ
34 / 280
崩壊の訪れと次への兆し

しおりを挟む
「そりゃあ大変だねぇ」
「そうなんだよ~しかも現場を押さえて連行しよーったって、副会長たちが律は悪くありません。そこの彼が悪いんです。律にひどいことを言ってうんたらかんたら…最後には生徒会権限、生徒会権限って言って無理矢理成香くんを連れて行っちゃうんだよ~」
「ふ~ん……生徒会、権限ねぇ…」

なにやってんの!?あいつら!はぁ…

「そーそー!もーやんなっちゃう!おかげで委員長はぁ機嫌が悪くてぇピリピリしてるし~!!」
「ごめんねぇ~?迷惑かけてぇ」
「うーん、つばきゅんが誤ることではないでしょお~?」
「んーん、生徒会権限ってだされている時点でこれは生徒会全体の問題なんだよぉ~現に風紀は事情聴取できてないでしょ~?」
「そっかぁ~それを言われると~どうしようもないなぁ」
「でもねー公私混同はしないとおもってたんだよねー。副会長、責任感がすごいんだもん~」
「たしかに~、もうここでリコールする~?」
「…いんや~まだ、だめ~」

それだけは、まだ駄目だ。ここで彼らをリコールさせたら、会長が壊れる。ただでさえ未だに傷ついたままなのに、彼らがリコールされたってなったら、仲違いしたまま離れることになってしまうし、彼らを押さえられなかったと、自分を責めてしまう。それに

「彼らにはさぼった分をたーっぷりとやってもらわないとねぇ~」
「あははぁ、そっかぁ。それじゃあしょうがないねぇ(こっわ…結構切れてる。副会長たち、とんでもない人を敵にしたね…怒らせないように気をつけよう)」

ふふふ、チャラ男よ副音声駄々洩れだぞ?

「ん~、それじゃあそろそろ戻るねぇ~いい加減会長寝かさなきゃいけないし。」
「ん?会長?」
「そうだよ~無理矢理仮眠室に放り込んでドアを開かないようにしないといつまでも、いつまでーも仕事をやってるからねぇ~そりゃあもう、倒れるまで。」
「(どうしよ、怖い。いらんことを聞くんじゃあなかった。)」
「じゃあ、ばいば~い。さぼるなよ~」
「ははは、そんなわけないじゃ~ん(汗)」

風紀室の扉を閉めて歩き出す。

とても有意義な話ができて良かった。チャラ男の癖にやるではないか。
そうか、副会長たちは生徒会権限を出してきたか。ここまで来たらどうしようもないな。何処まで堕ちる気なんだろうか、あの人たちは。小説でも様々なパターンがあったが、この場合はどうなんだろうな。
いましばらく様子を見るしかないだろう。俺はそのままリコールしても良いが、その場合だと会長がだめになるな。はあ、面倒くさい。このままリコールというのもあの人たちにはいい経験だと思うんだが。どうにもうまくいけねえ。
彼らも総じて闇を抱えている。生徒会役員に選ばれたのがおよそ11か月前。入学から1か月ぐらいしたら抱きたい抱かれたい投票があり、ランキングに掲示される。そこから生徒会に入ったのだが、そのくらいの時間仕事仲間としてでも共にいると何かしらのことは見えてくる。
これじゃあ一回副会長たちの手助けもしたほうが良いな。まあいい、今は現状維持だ。俺も会長も常人とは違い結構なスピードで仕事を捌けるから小説展開でよくあるもう死んじゃう…って感じには未だになっていない。ちときついが。

今は会長の傷を少しでも癒すしかない。この後に何が起こるかわからないからな。そう思って、生徒会室の扉を開けた。



しおりを挟む
感想 32

あなたにおすすめの小説

もういいや

ちゃんちゃん
BL
急遽、有名で偏差値がバカ高い高校に編入した時雨 薊。兄である柊樹とともに編入したが…… まぁ……巻き込まれるよね!主人公だもん! しかも男子校かよ……… ーーーーーーーー 亀更新です☆期待しないでください☆

男子高校に入学したらハーレムでした!

はやしかわともえ
BL
閲覧ありがとうございます。 ゆっくり書いていきます。 毎日19時更新です。 よろしくお願い致します。 2022.04.28 お気に入り、栞ありがとうございます。 とても励みになります。 引き続き宜しくお願いします。 2022.05.01 近々番外編SSをあげます。 よければ覗いてみてください。 2022.05.10 お気に入りしてくれてる方、閲覧くださってる方、ありがとうございます。 精一杯書いていきます。 2022.05.15 閲覧、お気に入り、ありがとうございます。 読んでいただけてとても嬉しいです。 近々番外編をあげます。 良ければ覗いてみてください。 2022.05.28 今日で完結です。閲覧、お気に入り本当にありがとうございました。 次作も頑張って書きます。 よろしくおねがいします。

風紀委員長様は王道転校生がお嫌い

八(八月八)
BL
※11/12 10話後半を加筆しました。  11/21 登場人物まとめを追加しました。 【第7回BL小説大賞エントリー中】 山奥にある全寮制の名門男子校鶯実学園。 この学園では、各委員会の委員長副委員長と、生徒会執行部が『役付』と呼ばれる特権を持っていた。 東海林幹春は、そんな鶯実学園の風紀委員長。 風紀委員長の名に恥じぬ様、真面目実直に、髪は七三、黒縁メガネも掛けて職務に当たっていた。 しかしある日、突如として彼の生活を脅かす転入生が現われる。 ボサボサ頭に大きなメガネ、ブカブカの制服に身を包んだ転校生は、元はシングルマザーの田舎育ち。母の再婚により理事長の親戚となり、この学園に編入してきたものの、学園の特殊な環境に慣れず、あくまでも庶民感覚で突き進もうとする。 おまけにその転校生に、生徒会執行部の面々はメロメロに!? そんな転校生がとにかく気に入らない幹春。 何を隠そう、彼こそが、中学まで、転校生を凌ぐ超極貧ド田舎生活をしてきていたから! ※11/12に10話加筆しています。

かつらぽーん

うりぼう
BL
かつらがぽーんと吹き飛ぶ。 王道学園物と見せかけた普通の学園もの。 一人の生徒を生徒会の連中その他が気に入り、親衛隊連中が色々と嫌がらせをしている。 そんな騒動の最中の話。 ※王道とみせかけた普通学園 ※親衛隊あり

全寮制男子校でモテモテ。親衛隊がいる俺の話

みき
BL
全寮制男子校でモテモテな男の子の話。 BL 総受け 高校生 親衛隊 王道 学園 ヤンデレ 溺愛 完全自己満小説です。 数年前に書いた作品で、めちゃくちゃ中途半端なところ(第4話)で終わります。実験的公開作品

【完結】我が兄は生徒会長である!

tomoe97
BL
冷徹•無表情•無愛想だけど眉目秀麗、成績優秀、運動神経まで抜群(噂)の学園一の美男子こと生徒会長・葉山凌。 名門私立、全寮制男子校の生徒会長というだけあって色んな意味で生徒から一目も二目も置かれる存在。 そんな彼には「推し」がいる。 それは風紀委員長の神城修哉。彼は誰にでも人当たりがよく、仕事も早い。喧嘩の現場を抑えることもあるので腕っぷしもつよい。 実は生徒会長・葉山凌はコミュ症でビジュアルと家柄、風格だけでここまで上り詰めた、エセカリスマ。実際はメソメソ泣いてばかりなので、本物のカリスマに憧れている。 終始彼の弟である生徒会補佐の観察記録調で語る、推し活と片思いの間で揺れる青春恋模様。 本編完結。番外編(after story)でその後の話や過去話などを描いてます。 (番外編、after storyで生徒会補佐✖️転校生有。可愛い美少年✖️高身長爽やか男子の話です)

天使の声と魔女の呪い

狼蝶
BL
 長年王家を支えてきたホワイトローズ公爵家の三男、リリー=ホワイトローズは社交界で“氷のプリンセス”と呼ばれており、悪役令息的存在とされていた。それは誰が相手でも口を開かず冷たい視線を向けるだけで、側にはいつも二人の兄が護るように寄り添っていることから付けられた名だった。  ある日、ホワイトローズ家とライバル関係にあるブロッサム家の令嬢、フラウリーゼ=ブロッサムに心寄せる青年、アランがリリーに対し苛立ちながら学園内を歩いていると、偶然リリーが喋る場に遭遇してしまう。 『も、もぉやら・・・・・・』 『っ!!?』  果たして、リリーが隠していた彼の秘密とは――!?

ひみつのモデルくん

おにぎり
BL
有名モデルであることを隠して、平凡に目立たず学校生活を送りたい男の子のお話。 高校一年生、この春からお金持ち高校、白玖龍学園に奨学生として入学することになった雨貝 翠。そんな彼にはある秘密があった。彼の正体は、今をときめく有名モデルの『シェル』。なんとか秘密がバレないように、黒髪ウィッグとカラコン、マスクで奮闘するが、学園にはくせもの揃いで⁉︎ 主人公総受け、総愛され予定です。 思いつきで始めた物語なので展開も一切決まっておりません。感想でお好きなキャラを書いてくれたらそことの絡みが増えるかも…?作者は執筆初心者です。 後から編集することがあるかと思います。ご承知おきください。

処理中です...