Lara

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わく☆どき♡ 新入生歓迎会

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「なあ、これってさ…」
「ん?なんだ?椿、見せてみろ。」

今日も山になった書類と仕事を処理していると中から一枚とある書類が目に入った。

「新入生歓迎会企画について…か。」
「今まで忙しすぎてすっかり忘れてたんだよな。はぁ、締め切り近いし…」
「そういえばもうすぐ新歓か、確かに入学式から一か月近く経つからな。」

そう、王道学園の定番イベント''新入生歓迎会''
それがもうすぐなのだ。王道小説等では新歓は入学式からすぐ、入学式から一か月、もしくは無い。と別れているが、ここでは入学式から一か月という期間が開く。何故入学式からすぐに開催しないのかといえば、この学園の敷地が広いからだ。それともこう言ったほうが良いだろう。学園が広すぎて新しく入ってきた新入生が迷子になる、と。

エスカレーター式の学園だからと言って中等部と高等部の敷地は分かれているので、みんな初見なのだ。

「あー、ただでさえ忙しいのにさらに忙しくなる…」
「とりあえず、他にも何枚か書類があるだろう。それを探し出しといてくれ。早めにやらないと何かあったときに大変なことになる。」
「わか、った…」
「やるか…」

気が進まねえ。この山の中から探し出せと。ワンコが帰ってきたことによって余裕もでき、残っている山も段々小さくなっていくが、まだでかいぞ、これ。

憂鬱な表情をした三人で書類に向かう。

「あー、あったぞ。二枚。」
「こっち…も、三枚…」
「ああ、こっちは一枚あった。」

あ、これってさ…

「PCのほうも探さなきゃいけないんじゃね?」
「あ…」
「う…」

三人で急いで探し出した。結果、さらにもう何件かやらなければいけないものがあった。
これは締め切りがまだあるといっても早めに終わらしておいた方がいいやつなので、みんなで早急に終わらせた。

「あー、うん。それじゃあ面倒だけど風紀室行ってくるわ。」

気が進まないけれど、誰が行くとなると必然的に俺が行ったほうが断然いいということになる。会長に行かせるともし、というか大体だけど向こうに風紀委員長がいたら嫌味と皮肉の応酬になって帰ってこない&委員長の配下下僕のhelp要請により結局行くことになる。だから、ほんっとにほんっっっとに行きたくないが俺が行くことになる。
ワンコを行かせるという選択肢?はなから無いに決まってんだろ。我らが癒しだぞ。取られてたまるもんか。帰ってきたときにお帰りという言葉と共に送られてくる微笑みの破壊力が分かるか!?

ということなので、渋々と制服を乱しながら行く準備をする。

「椿、それ、本当にそこまで服を乱さなければ駄目なのか?」
「ああ、だめだな。今までの俺のチャラ男っていうイメージを崩すことは出来ない。だから、これでいいんだよ~☆」
「……そうか。椿がそれでいいって言うんだったらそれでいいんだろう。」
「気を、つけ…てね……悪い、狼…に……襲われな、い、よ、う…に……それ、色気…駄々洩れ、だ…から…」
「あはは~そだね~わんわんの言う通り、気を付けるよ~」

じゃ、行ってきます。

そういって、俺は部屋を出た。
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