ある平凡な女、転生する

眼鏡から鱗

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13話

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あれから邸に帰り、美魔女王様ボスへありのまま報告したよ。

買い食いは、叱られたけど‥‥次はお土産を買って来るようにと何故か指令付きで。

絶対、美魔女王お祖母様が食べたいだけだと思うけど、言ったら最後だからグッと堪えて言葉を飲み込んだ。

で、晩餐後に執務室でお祖父様とお祖母様から指示を受けた

以前より領地の区画整備をすることが決まっているらしく、商業地区・居住地区・農業地区に分けつつ広めに間隔を空ける計画

広めに間隔を空けたことにより道について、馬車と歩行者それぞれ専用道路にわけて、領民の安全を確保することにしたらしい。

わたしも提案したのが、馬車と歩行者共に必要な道と、横断歩道はルールが分かりにくいかと思うから歩道橋の設置、エスカレーターみたいに階段部分が動く様なものを魔法で解決出来るんじゃないかと提案

提案した際、お祖父様は面白いとまぁまぁの好感触。

お祖母様は、領民の安全第一だから小さい試作品を提出するよう言われた

ミニチュア模型が宿題ってぇ~ツライ

話が逸れたけど、今回わたしへの指示は区画整備計画が実行された時に、三区画が別れた後の道路を水捌けが良くなるように変える事と側溝とそれに伴う下水道整備を全部魔法で処置するようにと

えっ?

わたしひとりで、領地全土やるんですか?

絶望感に浸っていると、お祖母様から

「この区画整備は約10年計画よ。道路整備実行時には、何人か土魔法が得意な領民達を雇うからが指導して育てなさい」

との盛大な無茶振り

まだ、子供のわたしへ要求の規模がおかしいですよ?

わたしの顔が、なんとも言い難い感情丸出しだったためか、お祖母様からの無言の圧が飛んできた

勿論

「頑張ります」

しか、言えませんでした。

前世、ノーと言えない悲しい日本人のSAGAが出てしまうぅ~

今世のわたし、贅沢ライフ希望なのに子供ながらにもう仕事とは、一体どこに向かっているんだろう
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