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仇討
四十四.屈折の信孝
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天正十年六月十三日 午の刻
雨の宝積寺の講堂に秀吉の本陣が敷かれる。既に円明寺川を挟んで摂津衆と明智軍の睨み合いは始まっている。天王山には小一郎の隊が陣取りを完了し、これから予め居座っていた中川清秀の一隊と官兵衛の隊が入れ替わる手筈である。宝積寺の本陣には秀吉と秀勝が床几に座っており、側に蜂須賀小六正勝が秀勝の護衛として控えている。ここで秀吉は秀勝に総大将は信孝一人ということになったことを告げたが、昨日の恒興の言葉が彼を落ち着かせたのか、それとも予期していたのか、意外と秀勝はあっさり承知した。そこへ信孝を迎えに行っていた恒興がやって来る。
「お出ましじゃぁ。」
陣幕が上がり、信孝が丹羽長秀と蜂谷頼隆を引き連れて入ってくる。秀吉と秀勝は立ち上がる。秀吉はいつもの訛りを抑えながら信孝を迎える。
「信孝様っ、よぅお越し頂きましたぁ。ささっ、こちらへ・・・。」
秀吉は上座へ導こうとするが、信孝は突っ立ったままである。白けた視線で秀吉を見下すと、次は側の秀勝を睨む。視線に気付いた秀勝は、
「お待ち申し上げておりましたぁ。」
と一礼しながら繕うが、信孝は何の反応も示さない。秀吉が再度、
「ささっ、どうぞどうぞ、こちらへ・・・。」
と両手を伸ばして機嫌を取ると、信孝はいかにも『不満』を醸し出しながらゆっくりと上座へ移り、床几に腰掛ける。信孝の左手に秀吉、長秀、右手に秀勝、恒興、頼隆が座す。
「敵方が円明寺川まで迫っており、我が方も敵と対峙すべく陣を敷いておりまする。それ故多くは既に出払っておりますが、皆、総大将の信孝様が参陣されるのを心待ちしておりました。信孝様の檄をいただければ、皆万人の力を得たものぞと士気を上げ、必ずや大殿と殿の仇討を果たせましょう。」
秀吉に続き一同が頭を下げるが、信孝は黙ったままである。場の空気はますます重くなる。一同の中央には四つの床几に矢盾が架け置かれ、その上に戦場の地図が敷かれている。秀吉は地図を差しながら、説明する。
「我が方の兵は三万五千、敵方は一万五千っ・・・。数では圧倒しておりますが、敵は数の不利を打ち消すごとく、この隘路を戦場に選んできよりました。日向守は御坊塚の本陣に五千の兵を置き、残りの一万の隊を川に沿って東西に広げて、我らに川を越えさせんとしております。そこで我らはこの寺を本陣とし、天王山と淀川沿いを固めつつ、手前の平地に二段構えの隊を並べ、敵の隊列の突破を図る所存であります。」
秀吉は信孝の顔色を窺うが、信孝は視線を動かすだけである。
「敵がこの陣形であれば、一箇所でも隊列を突破できれば、総崩れになるのは必定・・・、一気に日向守の本陣へ突進できましょう。」
信孝はもはや視線を動かすことすらしなくなる。夏なのに講堂の空気は凍てつき、困った秀吉はどうしたものかと云いた気に長秀の方にちらと視線を渡す。長秀もこちらに振るなと視線を落とす。
「よい策と存ずる。頼隆殿は如何か・・・。」
長秀は慌てて頼隆に振ったが、頼隆は案外と冷静である。
「如何にも。敵の隊を崩せれば日向守はおそらく勝竜寺城に篭るでしょうが、あの平城ならば、坂本、丹波からの援軍が辿り着く前に容易く落とせましょうから、仇討はこの地での勝ち方にかかっておりますな。」
秀吉は頼隆の言葉に満足気に頷いて、そのまま上座の方へ顔を向けるが、信孝は相変わらず無表情のままである。秀吉は気を取り直そうとする。
「然れば、総大将の信孝様には本陣にて指揮を取っていただ・・・、」
といったところで、急に信孝が遮る。
「いやっ、わしは討って出る・・・。」
少し空気が温まったと思いきや、再び場は驚愕と共に凍りつく。秀吉が慌てる。
「なっ、なりませぬ。総大将たるや、背後でどしと構えて味方の士気を高めるっちゅうもんでござりまするぅ・・・。むやみに敵の矢面に立っとうはいけませんぞぉっ・・・。」
信孝は止められるのが分かっていて、そのとき秀吉に云わんと決めていた文句を吐く。
「わしが檄を飛ばせば、全ての兵が万人の力を得ると云うたのは御前じゃぞっ。わし自ら『永楽銭』の旗を振り翳し、敵陣に突撃することこそ、皆の士気を震え立たらせられる『檄』となるではないかぁ。」
誰が訊いても『屁理屈』である信孝の言葉に秀吉は翻弄される。
「そっ、そうは云うても・・・、」
信孝は隙を与えず攻める。
「それに総大将は後ろにおるものだと誰が決めたぁ。亡き大殿は桶狭間にて先頭に立って今川に攻め込んだではないかぁ。御前は大殿がなされたことを愚かだと申すのかぁ。」
「いえっ、左様なこつは・・・。」
あまりの信孝の傲慢ぶりに耐える秀吉の一方で、秀勝の腑は煮えくり返る。両手の握り拳を自分の両膝に押し当て、肩を震わす秀勝は今にも立ち上がって信孝に喧嘩を仕掛けようとしている。いや、まさに我慢できずに立ちあがろうとしたそのとき、秀勝の右手の甲を恒興の左手が抑え込む。怒りの表情の秀勝が恒興を見た刹那、恒興がわずかに首を横に振る。秀勝の勢いが挫かれたと見極めると、恒興は信孝に明るい声で話しかける。
「そいじゃぁ、信孝様っ。池田の後段に入ってくれませんかのぉ。いやぁ、ちぃとわしらの後ろが弱ぇと思ぉとったんじゃぁ。わしらが敵勢の足を止めますんで、そんとき後ろから敵を突いてくだされっ。そんまま十兵衛のとこんまで突っ切っていただければ、わしらもそん後を追っていきますしぃ・・・。」
信孝はふんっと鼻息を飛ばし、立ち上がる。
「分かった。そうしよう。では、話は終わりじゃ。」
信孝はすたと陣所から立ち去る。恒興は後を追うが、最後に秀吉を見つめ一つ頷く。秀吉も一つ頷く。信孝と恒興がいなくなったことを認めてから、長秀と頼隆が秀吉に近づく。
「わしは三七殿の御側につき、無茶せんように見張っておく。頼隆殿は筑前の指示に従って兵を動かしてくれ。」
そういって陣所から立ち去る長秀の背中を見ながら、秀吉は心中で呟く。
(勝三郎っ、うまくやってくんろぉ・・・。)
雨の宝積寺の講堂に秀吉の本陣が敷かれる。既に円明寺川を挟んで摂津衆と明智軍の睨み合いは始まっている。天王山には小一郎の隊が陣取りを完了し、これから予め居座っていた中川清秀の一隊と官兵衛の隊が入れ替わる手筈である。宝積寺の本陣には秀吉と秀勝が床几に座っており、側に蜂須賀小六正勝が秀勝の護衛として控えている。ここで秀吉は秀勝に総大将は信孝一人ということになったことを告げたが、昨日の恒興の言葉が彼を落ち着かせたのか、それとも予期していたのか、意外と秀勝はあっさり承知した。そこへ信孝を迎えに行っていた恒興がやって来る。
「お出ましじゃぁ。」
陣幕が上がり、信孝が丹羽長秀と蜂谷頼隆を引き連れて入ってくる。秀吉と秀勝は立ち上がる。秀吉はいつもの訛りを抑えながら信孝を迎える。
「信孝様っ、よぅお越し頂きましたぁ。ささっ、こちらへ・・・。」
秀吉は上座へ導こうとするが、信孝は突っ立ったままである。白けた視線で秀吉を見下すと、次は側の秀勝を睨む。視線に気付いた秀勝は、
「お待ち申し上げておりましたぁ。」
と一礼しながら繕うが、信孝は何の反応も示さない。秀吉が再度、
「ささっ、どうぞどうぞ、こちらへ・・・。」
と両手を伸ばして機嫌を取ると、信孝はいかにも『不満』を醸し出しながらゆっくりと上座へ移り、床几に腰掛ける。信孝の左手に秀吉、長秀、右手に秀勝、恒興、頼隆が座す。
「敵方が円明寺川まで迫っており、我が方も敵と対峙すべく陣を敷いておりまする。それ故多くは既に出払っておりますが、皆、総大将の信孝様が参陣されるのを心待ちしておりました。信孝様の檄をいただければ、皆万人の力を得たものぞと士気を上げ、必ずや大殿と殿の仇討を果たせましょう。」
秀吉に続き一同が頭を下げるが、信孝は黙ったままである。場の空気はますます重くなる。一同の中央には四つの床几に矢盾が架け置かれ、その上に戦場の地図が敷かれている。秀吉は地図を差しながら、説明する。
「我が方の兵は三万五千、敵方は一万五千っ・・・。数では圧倒しておりますが、敵は数の不利を打ち消すごとく、この隘路を戦場に選んできよりました。日向守は御坊塚の本陣に五千の兵を置き、残りの一万の隊を川に沿って東西に広げて、我らに川を越えさせんとしております。そこで我らはこの寺を本陣とし、天王山と淀川沿いを固めつつ、手前の平地に二段構えの隊を並べ、敵の隊列の突破を図る所存であります。」
秀吉は信孝の顔色を窺うが、信孝は視線を動かすだけである。
「敵がこの陣形であれば、一箇所でも隊列を突破できれば、総崩れになるのは必定・・・、一気に日向守の本陣へ突進できましょう。」
信孝はもはや視線を動かすことすらしなくなる。夏なのに講堂の空気は凍てつき、困った秀吉はどうしたものかと云いた気に長秀の方にちらと視線を渡す。長秀もこちらに振るなと視線を落とす。
「よい策と存ずる。頼隆殿は如何か・・・。」
長秀は慌てて頼隆に振ったが、頼隆は案外と冷静である。
「如何にも。敵の隊を崩せれば日向守はおそらく勝竜寺城に篭るでしょうが、あの平城ならば、坂本、丹波からの援軍が辿り着く前に容易く落とせましょうから、仇討はこの地での勝ち方にかかっておりますな。」
秀吉は頼隆の言葉に満足気に頷いて、そのまま上座の方へ顔を向けるが、信孝は相変わらず無表情のままである。秀吉は気を取り直そうとする。
「然れば、総大将の信孝様には本陣にて指揮を取っていただ・・・、」
といったところで、急に信孝が遮る。
「いやっ、わしは討って出る・・・。」
少し空気が温まったと思いきや、再び場は驚愕と共に凍りつく。秀吉が慌てる。
「なっ、なりませぬ。総大将たるや、背後でどしと構えて味方の士気を高めるっちゅうもんでござりまするぅ・・・。むやみに敵の矢面に立っとうはいけませんぞぉっ・・・。」
信孝は止められるのが分かっていて、そのとき秀吉に云わんと決めていた文句を吐く。
「わしが檄を飛ばせば、全ての兵が万人の力を得ると云うたのは御前じゃぞっ。わし自ら『永楽銭』の旗を振り翳し、敵陣に突撃することこそ、皆の士気を震え立たらせられる『檄』となるではないかぁ。」
誰が訊いても『屁理屈』である信孝の言葉に秀吉は翻弄される。
「そっ、そうは云うても・・・、」
信孝は隙を与えず攻める。
「それに総大将は後ろにおるものだと誰が決めたぁ。亡き大殿は桶狭間にて先頭に立って今川に攻め込んだではないかぁ。御前は大殿がなされたことを愚かだと申すのかぁ。」
「いえっ、左様なこつは・・・。」
あまりの信孝の傲慢ぶりに耐える秀吉の一方で、秀勝の腑は煮えくり返る。両手の握り拳を自分の両膝に押し当て、肩を震わす秀勝は今にも立ち上がって信孝に喧嘩を仕掛けようとしている。いや、まさに我慢できずに立ちあがろうとしたそのとき、秀勝の右手の甲を恒興の左手が抑え込む。怒りの表情の秀勝が恒興を見た刹那、恒興がわずかに首を横に振る。秀勝の勢いが挫かれたと見極めると、恒興は信孝に明るい声で話しかける。
「そいじゃぁ、信孝様っ。池田の後段に入ってくれませんかのぉ。いやぁ、ちぃとわしらの後ろが弱ぇと思ぉとったんじゃぁ。わしらが敵勢の足を止めますんで、そんとき後ろから敵を突いてくだされっ。そんまま十兵衛のとこんまで突っ切っていただければ、わしらもそん後を追っていきますしぃ・・・。」
信孝はふんっと鼻息を飛ばし、立ち上がる。
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