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第一章「もう一つの昨日」
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思えば今日は、目覚めた瞬間から、どこかおかしかった。
『タスケテ!』
誰かの声で、ぼんやりと目が覚めてから、美味しそうな匂いに気づく。
あ! パンケーキだ!
二日連続、ママ特製パンケーキが朝食なんて幸せすぎる!
わたしは、あわてて着替えて、朝ごはんに向かった。
「ママ、おはよう! 今日も、パンケーキ?」
テーブルの上には、昨日と同じように焼き立てのパンケーキ、そして牛乳。
昨日、わたしがおいしいって、朝からたくさん食べていたから、今日も作ってくれたのかもしれない。
いただきますと手を合わせるわたしに、ママが不思議そうな顔をした。
「今日も? あ、そうだわ、メイ。今日までに出す校外学習のおたより、サインしておいたから先生に渡すのを忘れないでね」
「え?」
昨日と同じように、パンケーキにたっぷりのイチゴジャムを塗ったわたしの目の前に、ママはおたよりを置いた。
――――――――――――
校外学習への参加を許可します
五年二組 朝倉 芽生
保護者 朝倉 悠子
――――――――――――
なんで?
このおたより、昨日も見たよ?
イチゴジャムののったパンケーキを食べながら、ママに渡されたよね?
ふとテレビから流れてきたニュースは、また電気料金の値上げ。
昨日の朝、ママはこう言ってたっけ。
「またなの」
「待って、ママ!」
ニュースに向かって何か言いかけたママを止めた。
「またなの? 働いた分だけ電気料金に持って行かれちゃう気がする。ママは、そう言うつもりでしょ?」
「え?」
わたしの言葉にママは目をまんまるにして、驚いている。
『タスケテ!』
誰かの声で、ぼんやりと目が覚めてから、美味しそうな匂いに気づく。
あ! パンケーキだ!
二日連続、ママ特製パンケーキが朝食なんて幸せすぎる!
わたしは、あわてて着替えて、朝ごはんに向かった。
「ママ、おはよう! 今日も、パンケーキ?」
テーブルの上には、昨日と同じように焼き立てのパンケーキ、そして牛乳。
昨日、わたしがおいしいって、朝からたくさん食べていたから、今日も作ってくれたのかもしれない。
いただきますと手を合わせるわたしに、ママが不思議そうな顔をした。
「今日も? あ、そうだわ、メイ。今日までに出す校外学習のおたより、サインしておいたから先生に渡すのを忘れないでね」
「え?」
昨日と同じように、パンケーキにたっぷりのイチゴジャムを塗ったわたしの目の前に、ママはおたよりを置いた。
――――――――――――
校外学習への参加を許可します
五年二組 朝倉 芽生
保護者 朝倉 悠子
――――――――――――
なんで?
このおたより、昨日も見たよ?
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ふとテレビから流れてきたニュースは、また電気料金の値上げ。
昨日の朝、ママはこう言ってたっけ。
「またなの」
「待って、ママ!」
ニュースに向かって何か言いかけたママを止めた。
「またなの? 働いた分だけ電気料金に持って行かれちゃう気がする。ママは、そう言うつもりでしょ?」
「え?」
わたしの言葉にママは目をまんまるにして、驚いている。
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