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一話完結
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僕の名前は龍華院信男7歳。
お母さんが『信頼できる男の子になりますように♡』という願いを込めてつけてくれた名前だ。
というのも、僕のお父さんはよく笑顔でしれっと嘘をつく。それこそ呼吸するように嘘をつく。
だからお母さんは、『お父さんみたいになりませんように♡』とこの名前にした…。
お母さんの気持ちはよく分かる。本当にお父さん、嘘つきだから…。
ちなみにお母さんの名前は、輝愛姫。お父さんの名前は、帝王。
二人とも龍華院という名字に合った名前だ。
それぞれのキャラにも合っている…。
恥ずかしながら、僕も美男美女の二人の子供なので、まだ小さいのに、顔がすでに出来上がって整っていると言われる。
決して悪くない名前だと思う、信男って…。
でも父をそのまま小型にしたようだと言われる、このキラキラの容姿には合わないし…龍華院という名字とも何だかチグハグだ…。
まあ、今はそれは置いといて…
またお父さんが嘘をついた…。
しかも今回は、あの何でもおおらかに受け止めるお母さんを怒らせてしまうほどのひどい嘘だ。
だから妹を連れて実家に帰ってしまったそうだ…。
僕が塾から帰ったら、すでにお母さんはいなかった。
せめて僕が帰ってくるまで待って、僕も一緒に連れて行ってくれたら良かったのに…。
それも待てないくらい、ひどかったのだろう…。
付き人のタカさんに理由を尋ねたら、『大人の事情です』と言われた。でも100%お父さんが悪いらしい…。
「お父さん、何したの?」
「誤解だ…。僕は何もしていない。でも輝愛姫を悲しませてしまったので、謝って迎えに行くから、ノブも一緒に来てくれる?」
お父さんの『何もしてない』は大抵、何かしている…。
僕はお父さんのことも大好きだ。
お父さんは遊ぶ時も手を抜かず、本気で遊んでくれる。
だから幼稚園の時、戦隊ごっこにハマった時も、いつも本気で戦ってくれた。
世の中、勧善懲悪ではないことを、子供の頃から身を持って知った方が良いとか何とか…難しいことを言って手加減してくれないので、僕はヒーロー役なのに、悪役のお父さんに一度も勝てたことが無かったけれど…。
なのに、お母さんがたまに美少女戦士ティアラになって一緒に遊んでくれた時は、必ず美少女戦士が勝利していたのはおかしいと思う…。
そんなお母さん大好きなお父さんが、いったい何をしてお母さんを怒らせたのだろう…?
~・~・~・~・~
お父さんと一緒に、佐藤のおじいちゃんおばあちゃんの家に、お母さんと妹を迎えに行った。
玄関では、おじいちゃんとおばあちゃんが出迎えてくれた。
二人とも僕には笑顔で迎えてくれたけれど、お父さんには渋い顔をしている。
「ノブくんは、上のダイニングでおばあちゃんとオヤツ食べようか?」
大人達の話を僕に聞かせたくないのか、おばあちゃんは二階に僕を連れて行こうとした。
「待ってくださいお義母さん。ノブも一緒に話をさせてください」
「ミカドくん…これは子供に聞かせるような話じゃないでしょう?」
おばあちゃんは少し怒り気味に答えている。
「いいえ、ノブはもう大人に交じって立派に自分の意見を言えます。
それに、ティアラが怒っている理由は、たぶんお義父さんお義母さんが考えられているようなことが原因ではないので、ノブも一緒の方が良いと思います」
おじいちゃんおばあちゃんは納得いかないという顔をしていたけれど、僕が早くお母さんと妹に会いたいと言ったので、渋々了解してくれた。
応接間では、お母さんが妹と一緒に美味しそうなケーキを食べていた。
妹は3歳で、僕がお父さんにそっくりなのに対して、妹はお母さんにそっくりだ。
だから、お父さんは妹にも、ものすご~く甘い。
身内にお医者さんか弁護士がいると便利だからという理由で、僕は幼い頃からスパルタ教育を受けているのに、妹はお母さんのようにおおらかに育ってくれたら良いと自由に育てられている。完璧なえこひいきだと思う…。
「ティアラ、ごめん。あの変な女性が突然家に押しかけてきたせいで、君に嫌な思いをさせてしまった…。
でも誓って、あんな女性と付き合ってなんかいないし、関係をもったりもしていない!!
例えどんなに酔っていても、僕はティアラ以外にそんな気になったりしないよ!!」
どうやらお父さんが浮気?をしたようだ…でも、あれだけお母さん大好きなお父さんが浮気なんてするのかな???
「でも…あの女性は言ってたじゃないですか。ミカドくんとの愛の結晶がお腹にいるって…」
えっ!!子供までいるの!?
「あんなのは全くの嘘っぱちだよ!!
僕が意識を失ってあの女性と二人きりだった時間なんて、30分にも満たないんだから…。
タカには念のため30分経っても僕が戻って来なかったら、探しに来るように言ってあったから…。
生まれてきた子を検査をすれば、僕の子ではないとすぐ分かることだけれど…そもそも妊娠自体してるのかどうか怪しいものだしね…」
???なんのために、そんなことするの?
「あの女性は、仕事で付き合いのある会社の女社長なんだけれど…どうやら僕に気があるらしくて…。
接待の席でも、やたらとお酒を勧めてくるし、ベタベタ触れようとしてくるし…この前も
お酒に変な薬を混ぜられて気を失っているうちに既成事実を作られそうになったから、接触を絶とうと思っていたところだったんだ…もう必要な契約も済ませたしね…」
ああ~、お父さんイケメンだからね…。
おまけに外面は良いから、騙される人が後を絶たない。
最初はお父さんも相手を調子に乗せるような、適当なことを言ったのに違いない。
お父さんは嘘つきだから、思っていない事も平気で言えるから…。
「でも…彼女言ってたじゃないですか!!二人の愛の結晶だから、愛子と名付けることにしたって…。
それは私がずっと…娘が生まれたら付けたかった名前なのに…帝王くんが勝手に名前を変えて、真珠で届けを出しちゃったのに…ズルい!!」
えっ…!?お母さん、もしかして…
「ティアラが怒っているのは、そのことだと思った。でも真珠が生まれた時にも説明したでしょ?
僕も産まれてきた真珠を見るまでは、僕達の愛する子だから愛子でもいいと思っていた。
でも君にソックリな娘を見て、単に愛する子というだけでは足りない…僕達の掌中の珠である娘には、それに相応しい名前を付けなくては!!と思い、《《真の珠》》と名付けたんだ。
あの時もそう説明して、僕の真珠への愛は分かってくれたでしょ?」
そうだったんだ…
「じゃあ、僕は…?
僕は真珠みたいにお母さんに似ていないから…
掌中の珠じゃないから…
だから信男と…お父さんに似たキラキラな見た目にも、龍華院という派手な名字にも合わない名前が付けられたの…?」
今までも、何度か妹と僕の扱いの差を感じていたけれど…やっぱりお父さんは僕よりも妹の方が大切なんだ…。
そう思って落ち込んでいたら…
「ノブくんはそんな風に悩んでいたの?
ごめんなさい!!お母さん、ずっと自分が名前のキラキラさに、名前負けしてるって思って悩んでいたから、子供にはそんな思いさせたくないと思って…堅実な名前を付けると決めていたの!!」
お母さんがポロポロ涙をこぼして謝ってきた。
今度はそれを聞いたおばあちゃんが…
「ごめんなさい、ティアラ。
あなたがそんな風に思っていたなんて…お母さん、気付かなくて…。
でも生まれてきたあなたを見た時、本当に愛らしくて、まさに輝く愛らしい姫だと思って、輝愛姫と名付けたの。
いくつになっても、例え子供が生まれてお母さんになっても、あなたは輝愛姫だと…お母さんは思っているわ」
と言って泣き出した…。
何だか僕がついこぼしてしまったせいで、すごいことになっている…どうしよう…と思っていたら…
「僕は輝愛姫も信男もとても素敵な名前だと思います。
僕にとってもティアラはいつまでも輝く愛らしい姫だし、それはおばあちゃんになっても変わらない自信があります。
ノブはティアラが付けてくれたように、本当に信頼できる優しくてしっかりした子に育っています。長男として頼りにしているからこそ、僕も多少厳しく育ててしまいますが、それはノブにそれだけ期待しているからです。
それにノブも応えて、頑張ってくれています。まだ7歳なのに強くて偉い子です。
もちろん僕は真珠と同じように、僕達の大切な息子を愛していますし、とても信頼しています。
ノブはそんな僕達の思いから付けられた信男という名前が、それでも嫌かな?」
ズルい…そんな風に言われたら…
「ううん、嫌じゃない…」
こう返事するしかないじゃない…
結局、お父さんはおいしいところを全部持っていって、その後みんなで美味しいケーキを食べて、しっかり晩御飯まで食べてからうちに戻った。
晩御飯ははりきっておばあちゃんがすき焼きにしてくれた。お肉が美味しかった。
~・~・~・~・~
その後、結局その家に押し掛けてきた女の人はどうなったのか、付き人のタカさんに聞いたけれど『大人の事情だから、まだ坊っちゃんは知らなくていいです…』と詳しくは教えてくれなかった。
でもお父さんが『安くでいい立地のビルが手に入った』と機嫌よくしていたので、たぶんそういうことなんだと思う…。
僕は将来は弁護士になり、正義の人になろう!!と前よりも頑張って勉強に取り組むようになった。
お母さんにもそう伝えると『ノブくんは本当に信頼できるかっこいい男の子ね♡』と褒めてくれた。
まだ、よくわかっていない真珠も『お兄ちゃん、かっこいい♡』と言ってくれた。
しっかりと法律を勉強して、お父さんが犯罪者にならないよう食い止め、僕が大切な家族を守ると決めた。
信頼できる男、龍華院信男は今日も頑張る!!
お母さんが『信頼できる男の子になりますように♡』という願いを込めてつけてくれた名前だ。
というのも、僕のお父さんはよく笑顔でしれっと嘘をつく。それこそ呼吸するように嘘をつく。
だからお母さんは、『お父さんみたいになりませんように♡』とこの名前にした…。
お母さんの気持ちはよく分かる。本当にお父さん、嘘つきだから…。
ちなみにお母さんの名前は、輝愛姫。お父さんの名前は、帝王。
二人とも龍華院という名字に合った名前だ。
それぞれのキャラにも合っている…。
恥ずかしながら、僕も美男美女の二人の子供なので、まだ小さいのに、顔がすでに出来上がって整っていると言われる。
決して悪くない名前だと思う、信男って…。
でも父をそのまま小型にしたようだと言われる、このキラキラの容姿には合わないし…龍華院という名字とも何だかチグハグだ…。
まあ、今はそれは置いといて…
またお父さんが嘘をついた…。
しかも今回は、あの何でもおおらかに受け止めるお母さんを怒らせてしまうほどのひどい嘘だ。
だから妹を連れて実家に帰ってしまったそうだ…。
僕が塾から帰ったら、すでにお母さんはいなかった。
せめて僕が帰ってくるまで待って、僕も一緒に連れて行ってくれたら良かったのに…。
それも待てないくらい、ひどかったのだろう…。
付き人のタカさんに理由を尋ねたら、『大人の事情です』と言われた。でも100%お父さんが悪いらしい…。
「お父さん、何したの?」
「誤解だ…。僕は何もしていない。でも輝愛姫を悲しませてしまったので、謝って迎えに行くから、ノブも一緒に来てくれる?」
お父さんの『何もしてない』は大抵、何かしている…。
僕はお父さんのことも大好きだ。
お父さんは遊ぶ時も手を抜かず、本気で遊んでくれる。
だから幼稚園の時、戦隊ごっこにハマった時も、いつも本気で戦ってくれた。
世の中、勧善懲悪ではないことを、子供の頃から身を持って知った方が良いとか何とか…難しいことを言って手加減してくれないので、僕はヒーロー役なのに、悪役のお父さんに一度も勝てたことが無かったけれど…。
なのに、お母さんがたまに美少女戦士ティアラになって一緒に遊んでくれた時は、必ず美少女戦士が勝利していたのはおかしいと思う…。
そんなお母さん大好きなお父さんが、いったい何をしてお母さんを怒らせたのだろう…?
~・~・~・~・~
お父さんと一緒に、佐藤のおじいちゃんおばあちゃんの家に、お母さんと妹を迎えに行った。
玄関では、おじいちゃんとおばあちゃんが出迎えてくれた。
二人とも僕には笑顔で迎えてくれたけれど、お父さんには渋い顔をしている。
「ノブくんは、上のダイニングでおばあちゃんとオヤツ食べようか?」
大人達の話を僕に聞かせたくないのか、おばあちゃんは二階に僕を連れて行こうとした。
「待ってくださいお義母さん。ノブも一緒に話をさせてください」
「ミカドくん…これは子供に聞かせるような話じゃないでしょう?」
おばあちゃんは少し怒り気味に答えている。
「いいえ、ノブはもう大人に交じって立派に自分の意見を言えます。
それに、ティアラが怒っている理由は、たぶんお義父さんお義母さんが考えられているようなことが原因ではないので、ノブも一緒の方が良いと思います」
おじいちゃんおばあちゃんは納得いかないという顔をしていたけれど、僕が早くお母さんと妹に会いたいと言ったので、渋々了解してくれた。
応接間では、お母さんが妹と一緒に美味しそうなケーキを食べていた。
妹は3歳で、僕がお父さんにそっくりなのに対して、妹はお母さんにそっくりだ。
だから、お父さんは妹にも、ものすご~く甘い。
身内にお医者さんか弁護士がいると便利だからという理由で、僕は幼い頃からスパルタ教育を受けているのに、妹はお母さんのようにおおらかに育ってくれたら良いと自由に育てられている。完璧なえこひいきだと思う…。
「ティアラ、ごめん。あの変な女性が突然家に押しかけてきたせいで、君に嫌な思いをさせてしまった…。
でも誓って、あんな女性と付き合ってなんかいないし、関係をもったりもしていない!!
例えどんなに酔っていても、僕はティアラ以外にそんな気になったりしないよ!!」
どうやらお父さんが浮気?をしたようだ…でも、あれだけお母さん大好きなお父さんが浮気なんてするのかな???
「でも…あの女性は言ってたじゃないですか。ミカドくんとの愛の結晶がお腹にいるって…」
えっ!!子供までいるの!?
「あんなのは全くの嘘っぱちだよ!!
僕が意識を失ってあの女性と二人きりだった時間なんて、30分にも満たないんだから…。
タカには念のため30分経っても僕が戻って来なかったら、探しに来るように言ってあったから…。
生まれてきた子を検査をすれば、僕の子ではないとすぐ分かることだけれど…そもそも妊娠自体してるのかどうか怪しいものだしね…」
???なんのために、そんなことするの?
「あの女性は、仕事で付き合いのある会社の女社長なんだけれど…どうやら僕に気があるらしくて…。
接待の席でも、やたらとお酒を勧めてくるし、ベタベタ触れようとしてくるし…この前も
お酒に変な薬を混ぜられて気を失っているうちに既成事実を作られそうになったから、接触を絶とうと思っていたところだったんだ…もう必要な契約も済ませたしね…」
ああ~、お父さんイケメンだからね…。
おまけに外面は良いから、騙される人が後を絶たない。
最初はお父さんも相手を調子に乗せるような、適当なことを言ったのに違いない。
お父さんは嘘つきだから、思っていない事も平気で言えるから…。
「でも…彼女言ってたじゃないですか!!二人の愛の結晶だから、愛子と名付けることにしたって…。
それは私がずっと…娘が生まれたら付けたかった名前なのに…帝王くんが勝手に名前を変えて、真珠で届けを出しちゃったのに…ズルい!!」
えっ…!?お母さん、もしかして…
「ティアラが怒っているのは、そのことだと思った。でも真珠が生まれた時にも説明したでしょ?
僕も産まれてきた真珠を見るまでは、僕達の愛する子だから愛子でもいいと思っていた。
でも君にソックリな娘を見て、単に愛する子というだけでは足りない…僕達の掌中の珠である娘には、それに相応しい名前を付けなくては!!と思い、《《真の珠》》と名付けたんだ。
あの時もそう説明して、僕の真珠への愛は分かってくれたでしょ?」
そうだったんだ…
「じゃあ、僕は…?
僕は真珠みたいにお母さんに似ていないから…
掌中の珠じゃないから…
だから信男と…お父さんに似たキラキラな見た目にも、龍華院という派手な名字にも合わない名前が付けられたの…?」
今までも、何度か妹と僕の扱いの差を感じていたけれど…やっぱりお父さんは僕よりも妹の方が大切なんだ…。
そう思って落ち込んでいたら…
「ノブくんはそんな風に悩んでいたの?
ごめんなさい!!お母さん、ずっと自分が名前のキラキラさに、名前負けしてるって思って悩んでいたから、子供にはそんな思いさせたくないと思って…堅実な名前を付けると決めていたの!!」
お母さんがポロポロ涙をこぼして謝ってきた。
今度はそれを聞いたおばあちゃんが…
「ごめんなさい、ティアラ。
あなたがそんな風に思っていたなんて…お母さん、気付かなくて…。
でも生まれてきたあなたを見た時、本当に愛らしくて、まさに輝く愛らしい姫だと思って、輝愛姫と名付けたの。
いくつになっても、例え子供が生まれてお母さんになっても、あなたは輝愛姫だと…お母さんは思っているわ」
と言って泣き出した…。
何だか僕がついこぼしてしまったせいで、すごいことになっている…どうしよう…と思っていたら…
「僕は輝愛姫も信男もとても素敵な名前だと思います。
僕にとってもティアラはいつまでも輝く愛らしい姫だし、それはおばあちゃんになっても変わらない自信があります。
ノブはティアラが付けてくれたように、本当に信頼できる優しくてしっかりした子に育っています。長男として頼りにしているからこそ、僕も多少厳しく育ててしまいますが、それはノブにそれだけ期待しているからです。
それにノブも応えて、頑張ってくれています。まだ7歳なのに強くて偉い子です。
もちろん僕は真珠と同じように、僕達の大切な息子を愛していますし、とても信頼しています。
ノブはそんな僕達の思いから付けられた信男という名前が、それでも嫌かな?」
ズルい…そんな風に言われたら…
「ううん、嫌じゃない…」
こう返事するしかないじゃない…
結局、お父さんはおいしいところを全部持っていって、その後みんなで美味しいケーキを食べて、しっかり晩御飯まで食べてからうちに戻った。
晩御飯ははりきっておばあちゃんがすき焼きにしてくれた。お肉が美味しかった。
~・~・~・~・~
その後、結局その家に押し掛けてきた女の人はどうなったのか、付き人のタカさんに聞いたけれど『大人の事情だから、まだ坊っちゃんは知らなくていいです…』と詳しくは教えてくれなかった。
でもお父さんが『安くでいい立地のビルが手に入った』と機嫌よくしていたので、たぶんそういうことなんだと思う…。
僕は将来は弁護士になり、正義の人になろう!!と前よりも頑張って勉強に取り組むようになった。
お母さんにもそう伝えると『ノブくんは本当に信頼できるかっこいい男の子ね♡』と褒めてくれた。
まだ、よくわかっていない真珠も『お兄ちゃん、かっこいい♡』と言ってくれた。
しっかりと法律を勉強して、お父さんが犯罪者にならないよう食い止め、僕が大切な家族を守ると決めた。
信頼できる男、龍華院信男は今日も頑張る!!
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