16 / 39
外道だよ
しおりを挟む
雷次郎と甚右衛門は連勝し続けた。
凄まじい豪運と卓越した勝負勘という二人は異なった勝ち方をしているが、それでも三和一家の者たちの手には負えなかった。彼らが破産してしまうのではないかと思われるほどの賭け札が二人の前に積まれていく――
「おいおい、なんだてめえら。どんどん殺気立っているじゃあねえか」
甚右衛門の指摘に三和一家の胴元は「失礼しました」と頭を下げた。
しかし収まることはなく、荒っぽい三下などは睨みを強くする。
雷次郎は「そろそろ親分が出てくるころだろう」と賭場にいる者全てに聞こえるよう言った。
「甚右衛門さんはともかく、俺ぁ終わらせるつもりはねえぜ」
「ふふふ。俺だって搾り取れるだけ搾り取るさ」
ここでようやく、三和一家の者たちは気づいた。
とんでもない博徒――化け物を相手にしていると。
だけどもう遅かった。二人は自分たちを破産させようとしている――
「よう。とんでもねえ博徒がいるらしいな」
「お、親分! 来てくださったんですね!」
賭場の入り口から三下を従えてやってきたのは、いかにも極道者の雰囲気を纏った、人相の悪そうな男だった。目の下の隈が濃く、髭面で小太り、そしていやらしい笑みを浮かべている。これには雷次郎の後ろにいる凜も嫌悪感を覚えた。
「お前ら、何本指詰めされたいんだ? せっかく女抱きまくっていたのによ」
汚い笑顔のまま、子分衆に言う男。何も言えない彼らに代わって「堅気の前で話す話じゃあねえな」と雷次郎はたしなめた。
「お前さんが三和一家の親分かい?」
「ああ。三和徹という。そんでさっそくだが――」
三和は腰に提げている刀――いや長ドスだ――を抜いて雷次郎と甚右衛門に向ける。
それを見た三下たちもドスを抜いた。
「このままお帰りいただこうか。賭け札を置いて」
「あぁん? 勝ち分もくれねえのか?」
甚右衛門の不満そうな声に「お前らやりすぎだ」と不敵に三和は笑う。
「相場が低い賭場とはいえ、そんなに勝ち過ぎたら都合が悪い。それに俺たちは極道だ。こういう手段取ってもおかしくはねえだろ」
「極道だと? 笑わせるぜ」
雷次郎は立ち上がった。三下たちは過敏に反応する。
「お前さんの子分は、子供から親の借金を取ろうとしている。そんで払えなければ足蹴にする始末だ。それは知っているか?」
「知らねえけど、それが何だって言うんだ?」
三和は余裕をもって返す。
雷次郎は黙って続きを待つ。
「親の借金を子が返すのは当たり前だ。それに払えなきゃ力づくにもなるのは仕方ねえ。悪いのは借金こしらえた奴だろう」
「なるほど。これでようやく分かったよ」
雷次郎は刀をすらりと抜いた。
賭場が緊張感に包まれる。
「お前さんは極道なんかじゃねえ。堅気の人間を不幸にする外道だよ」
「抜いたってことはやる気だってことだよな? 遊びじゃ済まねえぞ」
三和の脅しに雷次郎は「随分ふざけたことを言う」と応じた。
「俺ぁ元から――遊びのつもりじゃあねえんだよ!」
その言葉を皮切りに三下の一人が雷次郎に襲い掛かる。
腰を落として腹を突きにいく――羅次郎は素早く身をかわして背中に峰打ちした。
賭場で見守っていた客が悲鳴を上げてその場から逃げ出す――突然の混乱に三下たちは対応できなかった。
「なあ甚右衛門さん。俺たちと一緒に戦わねえか?」
その最中、雷次郎が胡坐をかいている甚右衛門を誘う。
面倒くさそうな顔をしていた彼は「俺に得はねえだろ」と言う。
「面倒事はごめんだ。隙見て逃げさせてもらう」
「俺が勝った分の金を全部そのまま、お前さんにくれてやる」
「……正気か? それこそあんたに得はねえだろ」
雷次郎は「この場を楽に切り抜けるには、甚右衛門さんの力が必要なんだよ」と笑った。
「お前さん、相当できるだろう?」
「…………」
「安心しろ。三和一家の金が足りなくても、必ず払ってやる」
甚右衛門は穴が開くまで雷次郎の顔を見続けて――笑った。
「そいつは豪気な話だな。いいぜえ乗ってやる」
「やっぱり、お前さんは痺れる男だな――」
客が一通り出て行ったので、自由に動けるようになった三下が雷次郎に迫る。
今度はドスを刀のように振るってきた。最初の者より刃物の使い方が分かっていないようだなと雷次郎は判断した。
刀で受けると別の三下が――刃が止められた。
甚右衛門が開いた扇子――鉄扇だ――を使って雷次郎を守った。
「ありがとうな!」
「こんくらいはやっておかねえとな」
三下二人を撃退した雷次郎と甚右衛門は背中合わせになって周囲の敵に順応する。
凄まじい気迫を出している二人に、なかなか三和一家は手を出せない。
「お、おい! 何してやがる! さっさと殺せ!」
三和が命じるも三下たちは動けなかった。
臆病風に吹かれたわけではない。
絶対に負けると分かっているからだ。
「だったら、そこの女を人質にとれ!」
狙われたのはどう行く風で座っていた凜だった。
胴元から『女連れの男が勝っている』と聞かされていたので、三和は二人のどちらかの連れだと思ったのだ。
「へ、へい! そこの女――」
三下の一人が凜の肩に手を置く――苦無が突き刺さった。
「ぎゃあああああああああ!?」
「外道が私に触れるな」
凜がするりと立ち上がり「手を出さなければこのまま見守っていた」と言う。
「雷次郎の喧嘩など私には関係ない」
「そんなつれねえこと言うなよ、凜」
「黙れ。馴れ馴れしい口をきくな」
甚右衛門は「すげえ女だな。何者だ?」と不可解な顔をしていた。
「ただ者じゃねえってことはなんとなく分かっていたが」
「よくぞ聞いてくれたな。こいつは風魔衆の頭領、風魔小太郎だ」
「馬鹿か! あっさり正体を明かすんじゃあない!」
甚右衛門は目をぱちくりさせながら「へえ。あの忍び集団のか」と感心した。
「良い女だな。もしかして雷次郎のこれか?」
「その子指、へし折ってやろうか?」
「あはは。違う。俺の弟分の女だ」
「貴様は舌を引き抜いて殺してやる」
殺し合いをしているのに、雷次郎と甚右衛門はふざけている。
そのくらい場数を踏んでいるのだろう。
「風魔衆だと!? ひいいい、勝てっこねえ!」
「俺は逃げる! 逃げるぞお!」
「ま、待て! 逃げるんじゃねえ!」
真柄家が治めている領地だからか、風魔衆の名は轟いていて、続々と三下たちは逃げ出した。三和が止めても無駄だった。
「まあ外道に人望があるわけねえか」
雷次郎は三和に近づく。
三和は長ドスの柄を握りしめ「ちくしょうが!」と毒づいた。
「何が目的なんだ! 大体、てめえは何者だ!」
「目的はお前さんの組を潰すことだよ。それに俺の名は――」
言い終わる前に雷次郎に襲い掛かる三和。
雷次郎は刀の峰を三和の首筋に強く打ち付ける。
「――日の本一の遊び人、雷次郎だ。覚えておきな」
「う、ぐ……」
白目を剥いて気絶した三和。
少ないが残っていた三下もこれで散り散りに去ってしまった。
「終わったか。そんじゃ奉行所に突き出す前に、三和一家の金庫でも探すか」
「お。約束守ってくれるんだな」
甚右衛門の嬉しそうな顔に雷次郎は「当たり前だ」と答えた。
「俺は嘘と坊さんの髷は結ったことはない」
「本当かよ。まあいい、探そう」
甚右衛門が乗り気になったが、水を差すように「貴様は何のために銭を集めているんだ」と凜が訊ねた。
「何か目的でもあるのか」
「おい凜。不躾なことを訊くなよ」
「いや。俺は気にしない。そうだな……あんたらには言っていいかもな」
甚右衛門は隣の部屋の扉を開けつつ「俺の目的は広い土地を買うことだ」と言う。
「できれば江戸がいいな。雨竜家が治めているとはいえ、あそこは土地が余っている」
「ふうん。商売でも営むのか?」
興味を持った雷次郎の問いに「まあ商売だな」と甚右衛門は頷いた。
「京の祇園を作りてえんだ、江戸にな」
「それって……」
息を飲む雷次郎と祇園を知らない凜。
二人が黙る中、甚右衛門は振り返って笑った。
「ああ。俺は――大きな遊郭を江戸に作る」
凄まじい豪運と卓越した勝負勘という二人は異なった勝ち方をしているが、それでも三和一家の者たちの手には負えなかった。彼らが破産してしまうのではないかと思われるほどの賭け札が二人の前に積まれていく――
「おいおい、なんだてめえら。どんどん殺気立っているじゃあねえか」
甚右衛門の指摘に三和一家の胴元は「失礼しました」と頭を下げた。
しかし収まることはなく、荒っぽい三下などは睨みを強くする。
雷次郎は「そろそろ親分が出てくるころだろう」と賭場にいる者全てに聞こえるよう言った。
「甚右衛門さんはともかく、俺ぁ終わらせるつもりはねえぜ」
「ふふふ。俺だって搾り取れるだけ搾り取るさ」
ここでようやく、三和一家の者たちは気づいた。
とんでもない博徒――化け物を相手にしていると。
だけどもう遅かった。二人は自分たちを破産させようとしている――
「よう。とんでもねえ博徒がいるらしいな」
「お、親分! 来てくださったんですね!」
賭場の入り口から三下を従えてやってきたのは、いかにも極道者の雰囲気を纏った、人相の悪そうな男だった。目の下の隈が濃く、髭面で小太り、そしていやらしい笑みを浮かべている。これには雷次郎の後ろにいる凜も嫌悪感を覚えた。
「お前ら、何本指詰めされたいんだ? せっかく女抱きまくっていたのによ」
汚い笑顔のまま、子分衆に言う男。何も言えない彼らに代わって「堅気の前で話す話じゃあねえな」と雷次郎はたしなめた。
「お前さんが三和一家の親分かい?」
「ああ。三和徹という。そんでさっそくだが――」
三和は腰に提げている刀――いや長ドスだ――を抜いて雷次郎と甚右衛門に向ける。
それを見た三下たちもドスを抜いた。
「このままお帰りいただこうか。賭け札を置いて」
「あぁん? 勝ち分もくれねえのか?」
甚右衛門の不満そうな声に「お前らやりすぎだ」と不敵に三和は笑う。
「相場が低い賭場とはいえ、そんなに勝ち過ぎたら都合が悪い。それに俺たちは極道だ。こういう手段取ってもおかしくはねえだろ」
「極道だと? 笑わせるぜ」
雷次郎は立ち上がった。三下たちは過敏に反応する。
「お前さんの子分は、子供から親の借金を取ろうとしている。そんで払えなければ足蹴にする始末だ。それは知っているか?」
「知らねえけど、それが何だって言うんだ?」
三和は余裕をもって返す。
雷次郎は黙って続きを待つ。
「親の借金を子が返すのは当たり前だ。それに払えなきゃ力づくにもなるのは仕方ねえ。悪いのは借金こしらえた奴だろう」
「なるほど。これでようやく分かったよ」
雷次郎は刀をすらりと抜いた。
賭場が緊張感に包まれる。
「お前さんは極道なんかじゃねえ。堅気の人間を不幸にする外道だよ」
「抜いたってことはやる気だってことだよな? 遊びじゃ済まねえぞ」
三和の脅しに雷次郎は「随分ふざけたことを言う」と応じた。
「俺ぁ元から――遊びのつもりじゃあねえんだよ!」
その言葉を皮切りに三下の一人が雷次郎に襲い掛かる。
腰を落として腹を突きにいく――羅次郎は素早く身をかわして背中に峰打ちした。
賭場で見守っていた客が悲鳴を上げてその場から逃げ出す――突然の混乱に三下たちは対応できなかった。
「なあ甚右衛門さん。俺たちと一緒に戦わねえか?」
その最中、雷次郎が胡坐をかいている甚右衛門を誘う。
面倒くさそうな顔をしていた彼は「俺に得はねえだろ」と言う。
「面倒事はごめんだ。隙見て逃げさせてもらう」
「俺が勝った分の金を全部そのまま、お前さんにくれてやる」
「……正気か? それこそあんたに得はねえだろ」
雷次郎は「この場を楽に切り抜けるには、甚右衛門さんの力が必要なんだよ」と笑った。
「お前さん、相当できるだろう?」
「…………」
「安心しろ。三和一家の金が足りなくても、必ず払ってやる」
甚右衛門は穴が開くまで雷次郎の顔を見続けて――笑った。
「そいつは豪気な話だな。いいぜえ乗ってやる」
「やっぱり、お前さんは痺れる男だな――」
客が一通り出て行ったので、自由に動けるようになった三下が雷次郎に迫る。
今度はドスを刀のように振るってきた。最初の者より刃物の使い方が分かっていないようだなと雷次郎は判断した。
刀で受けると別の三下が――刃が止められた。
甚右衛門が開いた扇子――鉄扇だ――を使って雷次郎を守った。
「ありがとうな!」
「こんくらいはやっておかねえとな」
三下二人を撃退した雷次郎と甚右衛門は背中合わせになって周囲の敵に順応する。
凄まじい気迫を出している二人に、なかなか三和一家は手を出せない。
「お、おい! 何してやがる! さっさと殺せ!」
三和が命じるも三下たちは動けなかった。
臆病風に吹かれたわけではない。
絶対に負けると分かっているからだ。
「だったら、そこの女を人質にとれ!」
狙われたのはどう行く風で座っていた凜だった。
胴元から『女連れの男が勝っている』と聞かされていたので、三和は二人のどちらかの連れだと思ったのだ。
「へ、へい! そこの女――」
三下の一人が凜の肩に手を置く――苦無が突き刺さった。
「ぎゃあああああああああ!?」
「外道が私に触れるな」
凜がするりと立ち上がり「手を出さなければこのまま見守っていた」と言う。
「雷次郎の喧嘩など私には関係ない」
「そんなつれねえこと言うなよ、凜」
「黙れ。馴れ馴れしい口をきくな」
甚右衛門は「すげえ女だな。何者だ?」と不可解な顔をしていた。
「ただ者じゃねえってことはなんとなく分かっていたが」
「よくぞ聞いてくれたな。こいつは風魔衆の頭領、風魔小太郎だ」
「馬鹿か! あっさり正体を明かすんじゃあない!」
甚右衛門は目をぱちくりさせながら「へえ。あの忍び集団のか」と感心した。
「良い女だな。もしかして雷次郎のこれか?」
「その子指、へし折ってやろうか?」
「あはは。違う。俺の弟分の女だ」
「貴様は舌を引き抜いて殺してやる」
殺し合いをしているのに、雷次郎と甚右衛門はふざけている。
そのくらい場数を踏んでいるのだろう。
「風魔衆だと!? ひいいい、勝てっこねえ!」
「俺は逃げる! 逃げるぞお!」
「ま、待て! 逃げるんじゃねえ!」
真柄家が治めている領地だからか、風魔衆の名は轟いていて、続々と三下たちは逃げ出した。三和が止めても無駄だった。
「まあ外道に人望があるわけねえか」
雷次郎は三和に近づく。
三和は長ドスの柄を握りしめ「ちくしょうが!」と毒づいた。
「何が目的なんだ! 大体、てめえは何者だ!」
「目的はお前さんの組を潰すことだよ。それに俺の名は――」
言い終わる前に雷次郎に襲い掛かる三和。
雷次郎は刀の峰を三和の首筋に強く打ち付ける。
「――日の本一の遊び人、雷次郎だ。覚えておきな」
「う、ぐ……」
白目を剥いて気絶した三和。
少ないが残っていた三下もこれで散り散りに去ってしまった。
「終わったか。そんじゃ奉行所に突き出す前に、三和一家の金庫でも探すか」
「お。約束守ってくれるんだな」
甚右衛門の嬉しそうな顔に雷次郎は「当たり前だ」と答えた。
「俺は嘘と坊さんの髷は結ったことはない」
「本当かよ。まあいい、探そう」
甚右衛門が乗り気になったが、水を差すように「貴様は何のために銭を集めているんだ」と凜が訊ねた。
「何か目的でもあるのか」
「おい凜。不躾なことを訊くなよ」
「いや。俺は気にしない。そうだな……あんたらには言っていいかもな」
甚右衛門は隣の部屋の扉を開けつつ「俺の目的は広い土地を買うことだ」と言う。
「できれば江戸がいいな。雨竜家が治めているとはいえ、あそこは土地が余っている」
「ふうん。商売でも営むのか?」
興味を持った雷次郎の問いに「まあ商売だな」と甚右衛門は頷いた。
「京の祇園を作りてえんだ、江戸にな」
「それって……」
息を飲む雷次郎と祇園を知らない凜。
二人が黙る中、甚右衛門は振り返って笑った。
「ああ。俺は――大きな遊郭を江戸に作る」
0
あなたにおすすめの小説
猿の内政官 ~天下統一のお助けのお助け~
橋本洋一
歴史・時代
この世が乱れ、国同士が戦う、戦国乱世。
記憶を失くした優しいだけの少年、雲之介(くものすけ)と元今川家の陪々臣(ばいばいしん)で浪人の木下藤吉郎が出会い、二人は尾張の大うつけ、織田信長の元へと足を運ぶ。織田家に仕官した雲之介はやがて内政の才を発揮し、二人の主君にとって無くてはならぬ存在へとなる。
これは、優しさを武器に二人の主君を天下人へと導いた少年の物語
※架空戦記です。史実で死ぬはずの人物が生存したり、歴史が早く進む可能性があります
【架空戦記】狂気の空母「浅間丸」逆境戦記
糸冬
歴史・時代
開戦劈頭の真珠湾攻撃にて、日本海軍は第三次攻撃によって港湾施設と燃料タンクを破壊し、さらには米空母「エンタープライズ」を撃沈する上々の滑り出しを見せた。
それから半年が経った昭和十七年(一九四二年)六月。三菱長崎造船所第三ドックに、一隻のフネが傷ついた船体を横たえていた。
かつて、「太平洋の女王」と称された、海軍輸送船「浅間丸」である。
ドーリットル空襲によってディーゼル機関を損傷した「浅間丸」は、史実においては船体が旧式化したため凍結された計画を復活させ、特設航空母艦として蘇ろうとしていたのだった。
※過去作「炎立つ真珠湾」と世界観を共有した内容となります。
四代目 豊臣秀勝
克全
歴史・時代
アルファポリス第5回歴史時代小説大賞参加作です。
読者賞を狙っていますので、アルファポリスで投票とお気に入り登録してくださると助かります。
史実で三木城合戦前後で夭折した木下与一郎が生き延びた。
秀吉の最年長の甥であり、秀長の嫡男・与一郎が生き延びた豊臣家が辿る歴史はどう言うモノになるのか。
小牧長久手で秀吉は勝てるのか?
朝日姫は徳川家康の嫁ぐのか?
朝鮮征伐は行われるのか?
秀頼は生まれるのか。
秀次が後継者に指名され切腹させられるのか?
大日本帝国、アラスカを購入して無双する
雨宮 徹
歴史・時代
1853年、ロシア帝国はクリミア戦争で敗戦し、財政難に悩んでいた。友好国アメリカにアラスカ購入を打診するも、失敗に終わる。1867年、すでに大日本帝国へと生まれ変わっていた日本がアラスカを購入すると金鉱や油田が発見されて……。
大日本帝国VS全世界、ここに開幕!
※架空の日本史・世界史です。
※分かりやすくするように、領土や登場人物など世界情勢を大きく変えています。
※ツッコミどころ満載ですが、ご勘弁を。
天竜川で逢いましょう 〜日本史教師が石田三成とか無理なので平和な世界を目指します〜
岩 大志
歴史・時代
ごくありふれた高校教師津久見裕太は、ひょんなことから頭を打ち、気を失う。
けたたましい轟音に気付き目を覚ますと多数の軍旗。
髭もじゃの男に「いよいよですな。」と、言われ混乱する津久見。
戦国時代の大きな分かれ道のド真ん中に転生した津久見はどうするのか!!???
そもそも現代人が生首とか無理なので、平和な世の中を目指そうと思います。
電子の帝国
Flight_kj
歴史・時代
少しだけ電子技術が早く技術が進歩した帝国はどのように戦うか
明治期の工業化が少し早く進展したおかげで、日本の電子技術や精密機械工業は順調に進歩した。世界規模の戦争に巻き込まれた日本は、そんな技術をもとにしてどんな戦いを繰り広げるのか? わずかに早くレーダーやコンピューターなどの電子機器が登場することにより、戦場の様相は大きく変わってゆく。
日本の運命を変えた天才少年-日本が世界一の帝国になる日-
ましゅまろ
歴史・時代
――もしも、日本の運命を変える“少年”が現れたなら。
1941年、戦争の影が世界を覆うなか、日本に突如として現れた一人の少年――蒼月レイ。
わずか13歳の彼は、天才的な頭脳で、戦争そのものを再設計し、歴史を変え、英米独ソをも巻き込みながら、日本を敗戦の未来から救い出す。
だがその歩みは、同時に多くの敵を生み、命を狙われることも――。
これは、一人の少年の手で、世界一の帝国へと昇りつめた日本の物語。
希望と混乱の20世紀を超え、未来に語り継がれる“蒼き伝説”が、いま始まる。
※アルファポリス限定投稿
日本が危機に?第二次日露戦争
杏
歴史・時代
2023年2月24日ロシアのウクライナ侵攻の開始から一年たった。その日ロシアの極東地域で大きな動きがあった。それはロシア海軍太平洋艦隊が黒海艦隊の援助のために主力を引き連れてウラジオストクを離れた。それと同時に日本とアメリカを牽制する為にロシアは3つの種類の新しい極超音速ミサイルの発射実験を行った。そこで事故が起きた。それはこの事故によって発生した戦争の物語である。ただし3発も間違えた方向に飛ぶのは故意だと思われた。実際には事故だったがそもそも飛ばす場所をセッティングした将校は日本に向けて飛ばすようにセッティングをわざとしていた。これは太平洋艦隊の司令官の命令だ。司令官は黒海艦隊を支援するのが不服でこれを企んだのだ。ただ実際に戦争をするとは考えていなかったし過激な思想を持っていた為普通に海の上を進んでいた。
なろう、カクヨムでも連載しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる