23 / 42
激突
第23話
しおりを挟む
高坂昌信「かなりの危険を伴う事になりますが……。」
馬場信春「酒井と遭遇するからか?」
高坂昌信「それもありますが……。」
武田隊と織田徳川隊が激突。その場所となったのは鳶ヶ巣山遥か南にある松山観音堂。酒井忠次率いる部隊が軍装を整えている所を先に待ち伏せしていた武田の部隊が対応。不意を衝かれた酒井の部隊は……。
戦いを終え。
馬場信春「高坂の言う事を聞いていて正解であった。」
真田信綱「もし奴らが鳶ヶ巣に到達していましたら。」
真田昌輝「この地を1人だけで対応しようとしていましたら。」
山県昌景「ここもしくは鳶ヶ巣に屍を並べる事になったのは我らの方であった。」
馬場信春「この規模を別動隊として用意する事が出来るとは……。」
山県昌景「(この規模を割いても問題無い織田信長本隊が居る)連吾川に突っ込まなくて正解であった。」
真田昌輝は真田信綱の弟。武藤喜兵衛の兄。
壊滅した酒井忠次隊が残した者。それは数千にもなる兵の亡骸と数百の鉄砲と数え切れない弾薬。
山県昌景「しかしここまでの道のりは難渋を極めた。」
馬場信春「日が無ければ遭難する所であった。」
真田信綱「いえ。日があっても危険でありました。」
真田昌輝「ただ奴らの様子を見る限り……。」
馬場信春「あぁ。夜通し歩くつもりだったのであろうな。」
山県昌景「それだけの精鋭部隊を信長が用意していた。と言う事だな。」
馬場信春「となると我らも危険であった。」
山県昌景「高坂が集結する場所を特定する事が出来ていた事が大きかった……。」
真田信綱「山県様はこの場所は御存知でしたか?」
山県昌景「観音堂の存在は知っていた。知ってはいたが、ここから鳶ヶ巣に通じる道の存在は知らなかった。」
真田昌輝「道ではありませんでしたが。」
山県昌景「地元の者も確実に把握する事が出来ていない。棄てられたような。そもそも今通って来たのは道なのか?をよく見つけたものだな……。」
馬場信春「ところで討ち漏らしはしていないよな?」
真田昌輝「はい。全ての者をここにて片付けています。」
馬場信春「ここの様子を信長の本陣は?」
山県昌景「後から合流しようとしていた者が居ない限り、気付かれる事はありません。」
馬場信春「となると酒井の作戦が失敗に終わった事を信長は把握する事は出来ていない事になるな?」
真田信綱「はい。」
馬場信春「ならば作戦を継続する。今度はうちが夜通し歩く事になる。ひといくさ終えたばかりで大変であるが、今しばらくの辛抱である。頼むぞ。」
一同「わかりました。」
真田昌輝「山県様。如何為されましたか?」
先を急ごうとする一行の中で独り動こうとしない山県昌景隊。
山県昌景「先はまだ長い。しかもここからは敵地に入る。補給が無い状況が続くのだから……。」
真田昌輝「そうでしたね。」
山県昌景「馬場も信綱も。」
真田信綱「わかりました。」
馬場信春「ここからの道のりを考えたら。」
山県昌景「いや。ここまで来れば私にもわかる。裏道も同様。」
馬場信春「……と言う事はお前が動かないと俺らも動けないのだぞ。」
山県昌景「すまぬ。
『(自分の隊に向け)ようし!これだけあれば十分だ!今から敵地に入る!!油断するで無いぞ!!!』」
長年、三河を担当して来た山県昌景の先導により武田の別動隊は次なる目的地に向け出発。行軍は夜を徹しても続けられ目的地に到着。時間は草木も眠る丑三つ時。彼らが寝込みを襲うべく向かった先は……。
時間を戻して武田勝頼本陣。
高坂昌信「ここからはあくまで余力を残っていたらで構いません。けっして無理は禁物。これを肝に銘じて下さい。」
馬場信春「責任は私が持つ。」
高坂昌信「此度のいくさ。連吾川の備えを見る限り、正面からいくさを挑んで織田徳川に勝つ事は叶いません。上げる事の出来る成果は長篠城に留まる事になります。そのためには。」
山県昌景「酒井の動きを止める必要がある。」
高坂昌信「その通りであります。さすれば後は時間が解決してくれる事になります。ただ心配なのが。」
内藤昌豊「織田、徳川が打って出る事だな?」
高坂昌信「はい。」
馬場信春「これに長篠城が呼応したら?」
高坂昌信「正直、いくさをして見なければわからない状況に陥る危険性があります。出来る事であれば避けたい事態であります。」
馬場信春「そこで我らの役目となる。」
高坂昌信「はい。しかしこれは義務ではありません。そこは間違えないで下さい。最も大事なのは皆が無事、各所領に帰還を果たす事であります。名を成すために命を落とす事ではありません。」
山県昌景「感謝致す。」
高坂昌信「ここに織田徳川の布陣図があります。連吾川に沿って大量の兵が隠れている事がわかります。しかしその背後は如何でしょう?」
馬場信春「安全な場所であるからこうなっても仕方が無いか。」
高坂昌信「はい。しかし相手が相手であります。機会は一度しかありません。これに成功しなければ……。」
山県昌景「我らは敵中で孤立する事になる?」
高坂昌信「はい。それを回避する事の出来る方法を用意しています。」
少し進めて。
真田昌輝「来ましたね。」
松山観音堂から兵を進める武田勝頼別動隊の所にやって来たのは……。
内藤昌豊「難渋を極めたよ。ったく……。」
内藤昌豊率いる小荷駄隊。
山県昌景「何処が難渋だよ。どうせこれに跨って来たんだろ?」
内藤昌豊「何言ってんだよ!お前らがこれから使うんだろうが!引っ張って来たに決まってるだろ!!こんな厄介な荷物初めてだよ……。」
内藤昌豊が運んで来たもの。それは大量の馬。
馬場信春「内藤。お疲れ。」
内藤昌豊「……本当に疲れました。」
馬場信春「高坂が示した道。とてもでは無いが馬を連れて行くわけにはいかなかった故、其方に無理をお願いする事になった。申し訳ない。」
真田信綱「途中敵に遭遇されましたか?」
内藤昌豊「高坂から『注意して下さい。』と言われた場所はあったのだが、出くわす事は無かった。」
真田昌輝「そうなりますとやはり……。」
内藤昌豊「何かあったのか?」
山県昌景「いや。高坂に言われた松山観音堂。あそこに敵が集まっておって。」
内藤昌豊「いくさになったのか?」
馬場信春「ああ。ただそこで装備を整える手筈になっていたらしく、その最中に到着する事が出来たのが幸いした。」
山県昌景「恐らくであるが、そこから鳶ヶ巣を目指す者と内藤が通って来た方面を目指す者とに分ける予定では無かったかと。」
馬場信春「少しでも遅れていたら、観音堂で屍を晒す事になっていたのは我らかも知れぬ。」
山県昌景「奇襲の部隊だけで数千居た。」
内藤昌豊「そうなると連吾川には……。」
山県昌景「正面から戦って勝てる相手では無い。」
馬場信春「故に今からの策が大事になる。」
内藤昌豊「わかりました。殿に伝えます。」
山県昌景「それで内藤。」
内藤昌豊「どうした?」
山県昌景「観音堂にまだ戦利品が残っている。」
内藤昌豊「拾って帰れって事ですか?」
山県昌景「お前。帰りは俺らが来た道を通るのだろ?馬も無いし。丁度良いだろう?」
内藤昌豊「ここは敵地であります。それに板垣様や甘利様が村上義清とのいくさで討ち死にした理由を御存知でしょう。」
板垣信方と甘利虎泰は武田信玄の元重臣。村上義清とのいくさの最中に首実検を始めた所を反撃され討ち死に。
内藤昌豊「それにそのような物は、いくさで迷惑を掛けた民が手に入れるべきと考えています。我らは略奪のためにいくさをしているのではありません。さもしい真似はお止め下さい。」
山県昌景「勝ちに驕っていた。申し訳ない。」
馬場信春「本来であれば私が言わなければならぬ事であった。私も驕っていた。忠告。肝に銘じる。」
内藤昌豊「出過ぎてしまいました。すみません。ここからが本当のいくさになります。御武運を。」
馬場信春「内藤も気をつけて戻るように。」
内藤昌豊「わかりました。」
馬場信春「酒井と遭遇するからか?」
高坂昌信「それもありますが……。」
武田隊と織田徳川隊が激突。その場所となったのは鳶ヶ巣山遥か南にある松山観音堂。酒井忠次率いる部隊が軍装を整えている所を先に待ち伏せしていた武田の部隊が対応。不意を衝かれた酒井の部隊は……。
戦いを終え。
馬場信春「高坂の言う事を聞いていて正解であった。」
真田信綱「もし奴らが鳶ヶ巣に到達していましたら。」
真田昌輝「この地を1人だけで対応しようとしていましたら。」
山県昌景「ここもしくは鳶ヶ巣に屍を並べる事になったのは我らの方であった。」
馬場信春「この規模を別動隊として用意する事が出来るとは……。」
山県昌景「(この規模を割いても問題無い織田信長本隊が居る)連吾川に突っ込まなくて正解であった。」
真田昌輝は真田信綱の弟。武藤喜兵衛の兄。
壊滅した酒井忠次隊が残した者。それは数千にもなる兵の亡骸と数百の鉄砲と数え切れない弾薬。
山県昌景「しかしここまでの道のりは難渋を極めた。」
馬場信春「日が無ければ遭難する所であった。」
真田信綱「いえ。日があっても危険でありました。」
真田昌輝「ただ奴らの様子を見る限り……。」
馬場信春「あぁ。夜通し歩くつもりだったのであろうな。」
山県昌景「それだけの精鋭部隊を信長が用意していた。と言う事だな。」
馬場信春「となると我らも危険であった。」
山県昌景「高坂が集結する場所を特定する事が出来ていた事が大きかった……。」
真田信綱「山県様はこの場所は御存知でしたか?」
山県昌景「観音堂の存在は知っていた。知ってはいたが、ここから鳶ヶ巣に通じる道の存在は知らなかった。」
真田昌輝「道ではありませんでしたが。」
山県昌景「地元の者も確実に把握する事が出来ていない。棄てられたような。そもそも今通って来たのは道なのか?をよく見つけたものだな……。」
馬場信春「ところで討ち漏らしはしていないよな?」
真田昌輝「はい。全ての者をここにて片付けています。」
馬場信春「ここの様子を信長の本陣は?」
山県昌景「後から合流しようとしていた者が居ない限り、気付かれる事はありません。」
馬場信春「となると酒井の作戦が失敗に終わった事を信長は把握する事は出来ていない事になるな?」
真田信綱「はい。」
馬場信春「ならば作戦を継続する。今度はうちが夜通し歩く事になる。ひといくさ終えたばかりで大変であるが、今しばらくの辛抱である。頼むぞ。」
一同「わかりました。」
真田昌輝「山県様。如何為されましたか?」
先を急ごうとする一行の中で独り動こうとしない山県昌景隊。
山県昌景「先はまだ長い。しかもここからは敵地に入る。補給が無い状況が続くのだから……。」
真田昌輝「そうでしたね。」
山県昌景「馬場も信綱も。」
真田信綱「わかりました。」
馬場信春「ここからの道のりを考えたら。」
山県昌景「いや。ここまで来れば私にもわかる。裏道も同様。」
馬場信春「……と言う事はお前が動かないと俺らも動けないのだぞ。」
山県昌景「すまぬ。
『(自分の隊に向け)ようし!これだけあれば十分だ!今から敵地に入る!!油断するで無いぞ!!!』」
長年、三河を担当して来た山県昌景の先導により武田の別動隊は次なる目的地に向け出発。行軍は夜を徹しても続けられ目的地に到着。時間は草木も眠る丑三つ時。彼らが寝込みを襲うべく向かった先は……。
時間を戻して武田勝頼本陣。
高坂昌信「ここからはあくまで余力を残っていたらで構いません。けっして無理は禁物。これを肝に銘じて下さい。」
馬場信春「責任は私が持つ。」
高坂昌信「此度のいくさ。連吾川の備えを見る限り、正面からいくさを挑んで織田徳川に勝つ事は叶いません。上げる事の出来る成果は長篠城に留まる事になります。そのためには。」
山県昌景「酒井の動きを止める必要がある。」
高坂昌信「その通りであります。さすれば後は時間が解決してくれる事になります。ただ心配なのが。」
内藤昌豊「織田、徳川が打って出る事だな?」
高坂昌信「はい。」
馬場信春「これに長篠城が呼応したら?」
高坂昌信「正直、いくさをして見なければわからない状況に陥る危険性があります。出来る事であれば避けたい事態であります。」
馬場信春「そこで我らの役目となる。」
高坂昌信「はい。しかしこれは義務ではありません。そこは間違えないで下さい。最も大事なのは皆が無事、各所領に帰還を果たす事であります。名を成すために命を落とす事ではありません。」
山県昌景「感謝致す。」
高坂昌信「ここに織田徳川の布陣図があります。連吾川に沿って大量の兵が隠れている事がわかります。しかしその背後は如何でしょう?」
馬場信春「安全な場所であるからこうなっても仕方が無いか。」
高坂昌信「はい。しかし相手が相手であります。機会は一度しかありません。これに成功しなければ……。」
山県昌景「我らは敵中で孤立する事になる?」
高坂昌信「はい。それを回避する事の出来る方法を用意しています。」
少し進めて。
真田昌輝「来ましたね。」
松山観音堂から兵を進める武田勝頼別動隊の所にやって来たのは……。
内藤昌豊「難渋を極めたよ。ったく……。」
内藤昌豊率いる小荷駄隊。
山県昌景「何処が難渋だよ。どうせこれに跨って来たんだろ?」
内藤昌豊「何言ってんだよ!お前らがこれから使うんだろうが!引っ張って来たに決まってるだろ!!こんな厄介な荷物初めてだよ……。」
内藤昌豊が運んで来たもの。それは大量の馬。
馬場信春「内藤。お疲れ。」
内藤昌豊「……本当に疲れました。」
馬場信春「高坂が示した道。とてもでは無いが馬を連れて行くわけにはいかなかった故、其方に無理をお願いする事になった。申し訳ない。」
真田信綱「途中敵に遭遇されましたか?」
内藤昌豊「高坂から『注意して下さい。』と言われた場所はあったのだが、出くわす事は無かった。」
真田昌輝「そうなりますとやはり……。」
内藤昌豊「何かあったのか?」
山県昌景「いや。高坂に言われた松山観音堂。あそこに敵が集まっておって。」
内藤昌豊「いくさになったのか?」
馬場信春「ああ。ただそこで装備を整える手筈になっていたらしく、その最中に到着する事が出来たのが幸いした。」
山県昌景「恐らくであるが、そこから鳶ヶ巣を目指す者と内藤が通って来た方面を目指す者とに分ける予定では無かったかと。」
馬場信春「少しでも遅れていたら、観音堂で屍を晒す事になっていたのは我らかも知れぬ。」
山県昌景「奇襲の部隊だけで数千居た。」
内藤昌豊「そうなると連吾川には……。」
山県昌景「正面から戦って勝てる相手では無い。」
馬場信春「故に今からの策が大事になる。」
内藤昌豊「わかりました。殿に伝えます。」
山県昌景「それで内藤。」
内藤昌豊「どうした?」
山県昌景「観音堂にまだ戦利品が残っている。」
内藤昌豊「拾って帰れって事ですか?」
山県昌景「お前。帰りは俺らが来た道を通るのだろ?馬も無いし。丁度良いだろう?」
内藤昌豊「ここは敵地であります。それに板垣様や甘利様が村上義清とのいくさで討ち死にした理由を御存知でしょう。」
板垣信方と甘利虎泰は武田信玄の元重臣。村上義清とのいくさの最中に首実検を始めた所を反撃され討ち死に。
内藤昌豊「それにそのような物は、いくさで迷惑を掛けた民が手に入れるべきと考えています。我らは略奪のためにいくさをしているのではありません。さもしい真似はお止め下さい。」
山県昌景「勝ちに驕っていた。申し訳ない。」
馬場信春「本来であれば私が言わなければならぬ事であった。私も驕っていた。忠告。肝に銘じる。」
内藤昌豊「出過ぎてしまいました。すみません。ここからが本当のいくさになります。御武運を。」
馬場信春「内藤も気をつけて戻るように。」
内藤昌豊「わかりました。」
2
あなたにおすすめの小説
【架空戦記】狂気の空母「浅間丸」逆境戦記
糸冬
歴史・時代
開戦劈頭の真珠湾攻撃にて、日本海軍は第三次攻撃によって港湾施設と燃料タンクを破壊し、さらには米空母「エンタープライズ」を撃沈する上々の滑り出しを見せた。
それから半年が経った昭和十七年(一九四二年)六月。三菱長崎造船所第三ドックに、一隻のフネが傷ついた船体を横たえていた。
かつて、「太平洋の女王」と称された、海軍輸送船「浅間丸」である。
ドーリットル空襲によってディーゼル機関を損傷した「浅間丸」は、史実においては船体が旧式化したため凍結された計画を復活させ、特設航空母艦として蘇ろうとしていたのだった。
※過去作「炎立つ真珠湾」と世界観を共有した内容となります。
もし石田三成が島津義弘の意見に耳を傾けていたら
俣彦
歴史・時代
慶長5年9月14日。
赤坂に到着した徳川家康を狙うべく夜襲を提案する宇喜多秀家と島津義弘。
史実では、これを退けた石田三成でありましたが……。
もしここで彼らの意見に耳を傾けていたら……。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
対米戦、準備せよ!
湖灯
歴史・時代
大本営から特命を受けてサイパン島に視察に訪れた柏原総一郎大尉は、絶体絶命の危機に過去に移動する。
そして21世紀からタイムリーㇷ゚して過去の世界にやって来た、柳生義正と結城薫出会う。
3人は協力して悲惨な負け方をした太平洋戦争に勝つために様々な施策を試みる。
小説家になろうで、先行配信中!
四代目 豊臣秀勝
克全
歴史・時代
アルファポリス第5回歴史時代小説大賞参加作です。
読者賞を狙っていますので、アルファポリスで投票とお気に入り登録してくださると助かります。
史実で三木城合戦前後で夭折した木下与一郎が生き延びた。
秀吉の最年長の甥であり、秀長の嫡男・与一郎が生き延びた豊臣家が辿る歴史はどう言うモノになるのか。
小牧長久手で秀吉は勝てるのか?
朝日姫は徳川家康の嫁ぐのか?
朝鮮征伐は行われるのか?
秀頼は生まれるのか。
秀次が後継者に指名され切腹させられるのか?
幼馴染が家出したので、僕と同居生活することになったのだが。
四乃森ゆいな
青春
とある事情で一人暮らしをしている僕──和泉湊はある日、幼馴染でクラスメイト、更には『女神様』と崇められている美少女、真城美桜を拾うことに……?
どうやら何か事情があるらしく、頑なに喋ろうとしない美桜。普段は無愛想で、人との距離感が異常に遠い彼女だが、何故か僕にだけは世話焼きになり……挙句には、
「私と同棲してください!」
「要求が増えてますよ!」
意味のわからない同棲宣言をされてしまう。
とりあえず同居するという形で、居候することになった美桜は、家事から僕の宿題を見たりと、高校生らしい生活をしていくこととなる。
中学生の頃から疎遠気味だったために、空いていた互いの時間が徐々に埋まっていき、お互いに知らない自分を曝け出していく中──女神様は何でもない『日常』を、僕の隣で歩んでいく。
無愛想だけど僕にだけ本性をみせる女神様 × ワケあり陰キャぼっちの幼馴染が送る、半同棲な同居生活ラブコメ。
滝川家の人びと
卯花月影
歴史・時代
勝利のために走るのではない。
生きるために走る者は、
傷を負いながらも、歩みを止めない。
戦国という時代の只中で、
彼らは何を失い、
走り続けたのか。
滝川一益と、その郎党。
これは、勝者の物語ではない。
生き延びた者たちの記録である。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる