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困難
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内藤昌豊との会話。
内藤昌豊「そうなんです。鉄砲には鉄砲であります。
鉄砲は破壊力があります。それは皆知っている事であります。故に当てる必要はありません。銃口を向け、発射するだけで敵兵を浮足立たせるだけの効果があります。しかし鉄砲には弱点があります。そうです。一度放った後、次を準備するのに時間を要する事であります。そのため村上義清は鉄砲を捨て抜刀を余儀なくされ、上杉謙信は鉄砲隊を守るために長槍隊を前面に押し出して来ます。ですのでうちが鉄砲の脅威に晒されるのは1回しかありません。ただその1回をどう防ぐかが問題でありました。」
私(武田勝頼)「それで鉄砲に目をつけた?」
内藤昌豊「はい。上杉は鉄砲により敵陣を乱す事が出来ると考えて運用していますし、実際効果を発揮して来ました。逆に言えばその鉄砲によって敵陣を乱す事が出来なかった時、上杉陣営を動揺させる事が出来る事にもなります。鉄砲の脅威には鉄砲。長槍の脅威には長槍。そして騎馬隊の脅威に対しては騎馬隊と……。この戦術を確立してから上杉に後れを取る事は無くなりました。その証左が上野における情勢であります。
しかし今、大きな問題に直面しています。それは……。」
鉄砲と弾丸が入って来ない。
内藤昌豊「ここ甲斐で鉄砲を作る事は出来ません。他国で製造された物を購入しなければなりませんし、弾丸に至りましては大陸からの輸入に頼らなければなりません。共に高価な品であります。」
私(武田勝頼)「金銭が不足している?」
内藤昌豊「いえ。金銭につきましてはそこまで深刻な事態に陥っているわけではありません。領内には金山がありますし、豊かで海にも面している駿河を手に入れる事が出来ましたので。」
私(武田勝頼)「ならば購入に動いて問題無いと思うのだが?予算の執行に制限でも加えられているのか?」
内藤昌豊「いえ。そうではありません。」
私(武田勝頼)「必要なものは遠慮せず発注すれば良い。」
内藤昌豊「そうなのでありますが……。」
私(武田勝頼)「何かあるのか?」
内藤昌豊「はい。発注はするのでありますが、先方に受注を拒否されていまして……。」
私(武田勝頼)「無理な値引きや支払いの遅れでも生じているのか?」
内藤昌豊「いえ。そのような事はありません。」
私(武田勝頼)「業者と問題でも起こしているのか?」
内藤昌豊「業者との間に問題ありません。」
私(武田勝頼)「それでは何故手に入れる事が出来ないのだ?」
内藤昌豊「それは……。」
内藤昌豊「そうなんです。鉄砲には鉄砲であります。
鉄砲は破壊力があります。それは皆知っている事であります。故に当てる必要はありません。銃口を向け、発射するだけで敵兵を浮足立たせるだけの効果があります。しかし鉄砲には弱点があります。そうです。一度放った後、次を準備するのに時間を要する事であります。そのため村上義清は鉄砲を捨て抜刀を余儀なくされ、上杉謙信は鉄砲隊を守るために長槍隊を前面に押し出して来ます。ですのでうちが鉄砲の脅威に晒されるのは1回しかありません。ただその1回をどう防ぐかが問題でありました。」
私(武田勝頼)「それで鉄砲に目をつけた?」
内藤昌豊「はい。上杉は鉄砲により敵陣を乱す事が出来ると考えて運用していますし、実際効果を発揮して来ました。逆に言えばその鉄砲によって敵陣を乱す事が出来なかった時、上杉陣営を動揺させる事が出来る事にもなります。鉄砲の脅威には鉄砲。長槍の脅威には長槍。そして騎馬隊の脅威に対しては騎馬隊と……。この戦術を確立してから上杉に後れを取る事は無くなりました。その証左が上野における情勢であります。
しかし今、大きな問題に直面しています。それは……。」
鉄砲と弾丸が入って来ない。
内藤昌豊「ここ甲斐で鉄砲を作る事は出来ません。他国で製造された物を購入しなければなりませんし、弾丸に至りましては大陸からの輸入に頼らなければなりません。共に高価な品であります。」
私(武田勝頼)「金銭が不足している?」
内藤昌豊「いえ。金銭につきましてはそこまで深刻な事態に陥っているわけではありません。領内には金山がありますし、豊かで海にも面している駿河を手に入れる事が出来ましたので。」
私(武田勝頼)「ならば購入に動いて問題無いと思うのだが?予算の執行に制限でも加えられているのか?」
内藤昌豊「いえ。そうではありません。」
私(武田勝頼)「必要なものは遠慮せず発注すれば良い。」
内藤昌豊「そうなのでありますが……。」
私(武田勝頼)「何かあるのか?」
内藤昌豊「はい。発注はするのでありますが、先方に受注を拒否されていまして……。」
私(武田勝頼)「無理な値引きや支払いの遅れでも生じているのか?」
内藤昌豊「いえ。そのような事はありません。」
私(武田勝頼)「業者と問題でも起こしているのか?」
内藤昌豊「業者との間に問題ありません。」
私(武田勝頼)「それでは何故手に入れる事が出来ないのだ?」
内藤昌豊「それは……。」
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