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姉妹の三日間
これまでの距離で、これからも
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「てんちゃん。これ」
公園のベンチに座ったてんちゃんに、近くの自販機で買ったジュースを手渡す。
「あ、ありがと」
その言葉にペコりと軽く礼をして、てんちゃんの隣に座った。
なんというか、喉に何かが詰まっている様な感覚だ。
ここで逃げてもいいけど。ちゃんと言おう。
もう、太陽は沈んでいる。
仄暗い程度の明るさ。
もう数分もしたら、てんちゃんの顔も見えなくなりそうだ。
早く。言わないと。
「……お姉ちゃん。どうしたの? 話したいことって」
てんちゃんが問うた。
声は、明るくない。
気のせいかもしれないけど、むしろ暗い声に聞こえる。
その声に、私は不安になる。
「そ、その。……えっと」
言葉が出ない。
突っかかる。
何を言えばいいのか。分からなくなってしまう。
いや、分かっているけど。心のどこかで、これを言ったらまずいと無意識的に感じているのかもしれない。
「家でいいじゃん。ね? 早く帰ろうよー。暗いよー」
てんちゃんは立って、なぜか私を急かす。
少し離れたところに行って、手をちょいちょいと招く様にこちらにする。
……声色は、急に不自然に明るくなっていた。
……顔はよく見えない。どんな顔をしているのか気になってしまう。
顔が見えたら、少しはどんなこと考えているのか分かるのに。
だけど。自分の気持ちを伝えるのに、相手の気持ちなんて関係ない。
……言わなきゃ。
いつの間にか俯いていた顔をバッと上げて、てんちゃんを見上げる。
心臓が早鐘のようになるのを抑えながら、私は喉の奥から声を絞り出した。
「て、てんちゃん──」
「お姉ちゃん。そういえばさ」
言おうとしたのに阻まれる。
「そういえばさ」の後には少し間があった。
まるで、その続きを考えていないかのように。
「今日ってお母さんたち、もうそろそろ帰ってるんじゃないかな? 晩御飯も一緒に食べないとね」
「……うん」
私の言葉を遮ってまで、それを言うの?
そんなに、それは重要なことなの?
「あのさ──」
「それにしても。……明日から学校かー。転校生挨拶の時、テンパらない様にしなきゃね」
てんちゃん。酷いよ。
……。
頷くことを放棄した。
と言うより、今見えている現実に頭が追いつかなかった。
……これは、私の言おうとしていることがバレている。のかな?
でも。だとしても。てんちゃん、なんで私の話を聞こうとしないの?
なんで? そんなことをするの?
好きを伝えるだけだよ?
「……てんちゃん」
「だけど、明日緊張するなー」
「てんちゃん」
「ちゃんと挨拶の文を考えなきゃね」
「てんちゃん!」
声が、ついつい大きくなってしまう。
「……どうしたの?」
観念したように、てんちゃんが聞いてきた。
こっちを見つめる。真っ直ぐ。
……よし。言う。言うぞ。
今度は邪魔されない。
私の事をてんちゃんは待っている。
だから。
喉の奥に引っかかった愛の言葉を、私は引き出す。
出やすいところに、その言葉を待機させた。
……『愛の言葉』って、恥ずかしいワードだけど。
「てんちゃん」
私はベンチから立ち上がる。
てんちゃんに近づいて、彼女を抱きしめる。
私は、ずるいことをしているような気がする。
こうしたら、てんちゃんを束縛できる。
断りづらい告白ができる。
「てんちゃん、今日までありがとう」
「え、お姉ちゃん死ぬの?」
その返答に、言葉の選択を間違ったと思ったけど、私は続ける。
「死なない。でも、てんちゃんは私の暗い人生を、ここ数日で明るくさせてくれた。……だから、ありがとう」
「……それが言いたかったの?」
「違うよ」
抱きしめながら、軽く深呼吸をした。
心臓の音は、きっとてんちゃんに聞こえている。
聞こえていても、別にいい。恥ずかしくなんかない。
今から、もっと恥ずかしいことを言うのだから。
「私はあなたのこと好き。だから──」
「ダメだよ。それは」
恋人に、なって。
その言葉が不発弾のように、心の中で吐かれた。
私の中の何かが枯れそうになる。
この出来事は一瞬だった。
先のことを見透かされて、私の告白を断られる。
振られた。
振られたのだ。
理解したくないのに、心のどこかでそう理解してしまって、あまりにも残酷な現実がそこにあるのを体感した。
じわーっと、何かこみ上げるものがあった。
早く、てんちゃんから離れたい。
でも、離れたら私の歪んだ顔が見られてしまう。
だからまだ強く抱きしめる。
耐えられなくなって、大粒の涙が溢れ出した。
体が震える。小刻みに震える。
何とか、それを抑えようとする。
でも抗えなかった。
もう。何にも構わず、声をあげて泣き出した。
「てんちゃん……うっ、で、んちゃん」
酷い。酷いよ。
なんで私、振られるの。
「なんで、嫌い、なの……。わたしの、こと」
「……お姉ちゃん。私、お姉ちゃんのこと嫌いとか言ってないよ」
じゃあ。なんで振るの。
嫌いじゃないなら、ダメとか言わないでよ……。
「みっちゃん。……覚えてる? 幼稚園の頃のこと」
「なに。急に。みっちゃんなんて」
「私ね。みっちゃんのこと、幼稚園の頃、大好きだった。結婚の約束もしたじゃん」
「うん」
「今でも大好きだよ」
「じゃあなんで──」
「今は家族だから。この気持ちは閉じ込めないといけない。……実際危なかったんだよ? みっちゃん。私のこと好き好き言ってくるからさ。本当に、家族なのに、性的な意味で好きになってしまいそうだった」
そこまで言って、てんちゃんは首を横に振る。
それが私に少し当たってしまう。
「……いや、きっと今も、そういう意味でも好きなんだよ」
「……じゃあ、なんで」
「普通の女の子同士だったら、私は即答していた。むしろ、もっと早く告白していたかもしれない。だけど私は、みっちゃんといい家族でいたい」
その言葉に、止まった涙がまた、零れそうになってしまう。
もう。てんちゃんと私は、一生結ばれることは無いって分かったから。
でも、てんちゃんが私の事を好きってことは、まだこれからも甘えていいんだよね?
甘えた方が喜んでくれるよね?
「だからさ。お願いだよ、みっちゃん」
その言葉の後には、何かを決心したような間があった。
てんちゃんの肩が、少し上がって落ちる。
軽い深呼吸をしている。
それを肌で感じる。
てんちゃんは、微かに震えていた。
なんで震えているのか、分からない。
私は少しでも安心させたくて、優しく、それでいて強く抱擁する。
私のそれに、てんちゃんはクスッと軽く微笑んだ。
小声で「大好き」と耳に囁かれる。
とろけそうになってしまった。
抱き締めた体勢のまま。
てんちゃんは、こう言う。
「これは、大好きなみっちゃんへのお願い。聞いてくれる?」
「うん」
泣きながら頷く。
てんちゃんは「ありがと」と言って続けた。
「これまでの距離で。これからも一緒に、ずっと過ごしていこう。両片思いの今のままでさ」
公園のベンチに座ったてんちゃんに、近くの自販機で買ったジュースを手渡す。
「あ、ありがと」
その言葉にペコりと軽く礼をして、てんちゃんの隣に座った。
なんというか、喉に何かが詰まっている様な感覚だ。
ここで逃げてもいいけど。ちゃんと言おう。
もう、太陽は沈んでいる。
仄暗い程度の明るさ。
もう数分もしたら、てんちゃんの顔も見えなくなりそうだ。
早く。言わないと。
「……お姉ちゃん。どうしたの? 話したいことって」
てんちゃんが問うた。
声は、明るくない。
気のせいかもしれないけど、むしろ暗い声に聞こえる。
その声に、私は不安になる。
「そ、その。……えっと」
言葉が出ない。
突っかかる。
何を言えばいいのか。分からなくなってしまう。
いや、分かっているけど。心のどこかで、これを言ったらまずいと無意識的に感じているのかもしれない。
「家でいいじゃん。ね? 早く帰ろうよー。暗いよー」
てんちゃんは立って、なぜか私を急かす。
少し離れたところに行って、手をちょいちょいと招く様にこちらにする。
……声色は、急に不自然に明るくなっていた。
……顔はよく見えない。どんな顔をしているのか気になってしまう。
顔が見えたら、少しはどんなこと考えているのか分かるのに。
だけど。自分の気持ちを伝えるのに、相手の気持ちなんて関係ない。
……言わなきゃ。
いつの間にか俯いていた顔をバッと上げて、てんちゃんを見上げる。
心臓が早鐘のようになるのを抑えながら、私は喉の奥から声を絞り出した。
「て、てんちゃん──」
「お姉ちゃん。そういえばさ」
言おうとしたのに阻まれる。
「そういえばさ」の後には少し間があった。
まるで、その続きを考えていないかのように。
「今日ってお母さんたち、もうそろそろ帰ってるんじゃないかな? 晩御飯も一緒に食べないとね」
「……うん」
私の言葉を遮ってまで、それを言うの?
そんなに、それは重要なことなの?
「あのさ──」
「それにしても。……明日から学校かー。転校生挨拶の時、テンパらない様にしなきゃね」
てんちゃん。酷いよ。
……。
頷くことを放棄した。
と言うより、今見えている現実に頭が追いつかなかった。
……これは、私の言おうとしていることがバレている。のかな?
でも。だとしても。てんちゃん、なんで私の話を聞こうとしないの?
なんで? そんなことをするの?
好きを伝えるだけだよ?
「……てんちゃん」
「だけど、明日緊張するなー」
「てんちゃん」
「ちゃんと挨拶の文を考えなきゃね」
「てんちゃん!」
声が、ついつい大きくなってしまう。
「……どうしたの?」
観念したように、てんちゃんが聞いてきた。
こっちを見つめる。真っ直ぐ。
……よし。言う。言うぞ。
今度は邪魔されない。
私の事をてんちゃんは待っている。
だから。
喉の奥に引っかかった愛の言葉を、私は引き出す。
出やすいところに、その言葉を待機させた。
……『愛の言葉』って、恥ずかしいワードだけど。
「てんちゃん」
私はベンチから立ち上がる。
てんちゃんに近づいて、彼女を抱きしめる。
私は、ずるいことをしているような気がする。
こうしたら、てんちゃんを束縛できる。
断りづらい告白ができる。
「てんちゃん、今日までありがとう」
「え、お姉ちゃん死ぬの?」
その返答に、言葉の選択を間違ったと思ったけど、私は続ける。
「死なない。でも、てんちゃんは私の暗い人生を、ここ数日で明るくさせてくれた。……だから、ありがとう」
「……それが言いたかったの?」
「違うよ」
抱きしめながら、軽く深呼吸をした。
心臓の音は、きっとてんちゃんに聞こえている。
聞こえていても、別にいい。恥ずかしくなんかない。
今から、もっと恥ずかしいことを言うのだから。
「私はあなたのこと好き。だから──」
「ダメだよ。それは」
恋人に、なって。
その言葉が不発弾のように、心の中で吐かれた。
私の中の何かが枯れそうになる。
この出来事は一瞬だった。
先のことを見透かされて、私の告白を断られる。
振られた。
振られたのだ。
理解したくないのに、心のどこかでそう理解してしまって、あまりにも残酷な現実がそこにあるのを体感した。
じわーっと、何かこみ上げるものがあった。
早く、てんちゃんから離れたい。
でも、離れたら私の歪んだ顔が見られてしまう。
だからまだ強く抱きしめる。
耐えられなくなって、大粒の涙が溢れ出した。
体が震える。小刻みに震える。
何とか、それを抑えようとする。
でも抗えなかった。
もう。何にも構わず、声をあげて泣き出した。
「てんちゃん……うっ、で、んちゃん」
酷い。酷いよ。
なんで私、振られるの。
「なんで、嫌い、なの……。わたしの、こと」
「……お姉ちゃん。私、お姉ちゃんのこと嫌いとか言ってないよ」
じゃあ。なんで振るの。
嫌いじゃないなら、ダメとか言わないでよ……。
「みっちゃん。……覚えてる? 幼稚園の頃のこと」
「なに。急に。みっちゃんなんて」
「私ね。みっちゃんのこと、幼稚園の頃、大好きだった。結婚の約束もしたじゃん」
「うん」
「今でも大好きだよ」
「じゃあなんで──」
「今は家族だから。この気持ちは閉じ込めないといけない。……実際危なかったんだよ? みっちゃん。私のこと好き好き言ってくるからさ。本当に、家族なのに、性的な意味で好きになってしまいそうだった」
そこまで言って、てんちゃんは首を横に振る。
それが私に少し当たってしまう。
「……いや、きっと今も、そういう意味でも好きなんだよ」
「……じゃあ、なんで」
「普通の女の子同士だったら、私は即答していた。むしろ、もっと早く告白していたかもしれない。だけど私は、みっちゃんといい家族でいたい」
その言葉に、止まった涙がまた、零れそうになってしまう。
もう。てんちゃんと私は、一生結ばれることは無いって分かったから。
でも、てんちゃんが私の事を好きってことは、まだこれからも甘えていいんだよね?
甘えた方が喜んでくれるよね?
「だからさ。お願いだよ、みっちゃん」
その言葉の後には、何かを決心したような間があった。
てんちゃんの肩が、少し上がって落ちる。
軽い深呼吸をしている。
それを肌で感じる。
てんちゃんは、微かに震えていた。
なんで震えているのか、分からない。
私は少しでも安心させたくて、優しく、それでいて強く抱擁する。
私のそれに、てんちゃんはクスッと軽く微笑んだ。
小声で「大好き」と耳に囁かれる。
とろけそうになってしまった。
抱き締めた体勢のまま。
てんちゃんは、こう言う。
「これは、大好きなみっちゃんへのお願い。聞いてくれる?」
「うん」
泣きながら頷く。
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