勇者パーティーを追放された俺は辺境の地で魔王に拾われて後継者として育てられる~魔王から教わった美学でメロメロにしてスローライフを満喫する~

一ノ瀬 彩音

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そしてついに成功したのだ!
その瞬間、全身に力が漲ってくるような感覚に襲われた。
どうやら成功したようだ。
俺は、新たな魔法を習得しようと、再び意識を集中し始めた。
俺が考え事をしていると、突然声をかけられたので驚いて振り返ると、そこにいたのはフィリアで
「どうしたんだ?」
と聞き返すと、彼女は真剣な眼差しを向けてくると言った。
「ちょっとお話したいことがあるのですがよろしいですか?」
そう言われたので了承すると椅子に座るよう促されたので従うことにする。
そして向かい側に座った彼女が口を開くのを待っていたら、
先に質問されてしまった。
その内容というのが、先程の戦闘で何故手加減したのかということだったので、素直に答えることにした。
確かに本気を出していれば楽勝だっただろうが、それでは意味がないと思ったからなのだ。
だから、今回はわざと負けてみたのだと説明すると納得してくれたようだった。
だが、それと同時に呆れたような視線を向けられてしまった為、慌てて話題を変えることにしたのである。
「そういえば、さっきのアレは何だったんだ?
まさか、お前の力じゃないだろうな?」
そう尋ねると、フィリアは小さく首を横に振った後で説明を始めた。
「いえ、あれは私の力ではありませんわ、お父様の力だと思います」
それを聞いて、納得したように頷く。
恐らく、先代魔王の力を受け継いだということだろう。
しかし、そうなると疑問が残る。
どうして俺のところに来たのかということだ。
そもそも、こいつの父親って誰だよという話である。
もしかして、俺の父親も勇者だったのか?
そんな考えが頭に浮かんだ瞬間、不意に声が聞こえてきた。
(そうだ、我が名はルドラ、かつて勇者と呼ばれていた者だ)
その声に驚いた俺は辺りを見回すが誰も見当たらない。
「今の声は誰なんだ?」
と尋ねると、フィリアが答えてくれた。
彼女によると、その声は間違いなく父親のものであるらしい。
俺に頼みたいことがあるから、ここに来させたのだという。
正直言って嫌な予感しかしなかった。
だが、断れば何をされるかわからない以上、
仕方なく言うことを聞くしかないだろうと考えた結果、
引き受けることにした。
それから数日後、俺達は街に到着した。
そこでフィリアとは別行動を取ることになったのだが、
その際にフィリアが何かを言いたそうにしていたので、
聞き返してみたところ、とんでもないお願いをされてしまった。
その内容というのは、俺の子種が欲しいというものだったのだ。
「貴方様との子を成すことで、私が後継者として正式に認められることになりますわ」
と目を輝かせながら言ってくる彼女に、俺はどうしたものかと頭を悩ませていた。
というのも、今の俺の立場は非常に不安定だからだ。
もし仮に、俺が魔王として認められていない場合、
彼女との間に子供ができても継承権を得ることはできなくなって
しまうかもしれない。かといって、魔王として
認められたとしても、人間である俺の血が半分流れている以上、後継者にはなれない可能性もあるわけで、
そうなると、彼女の立場はますます危うくなってしまうことだろう。
だからこそ、彼女は焦っているのだと思われるのだが、
だからと言って、そう簡単に承諾するわけにもいかないので、
なんとか説得しようと試みるものの徒労に終わるだけだった。
結局、
「とにかく今は無理なんです、もう少し待ってください」
と言ってその場を凌ぐことにした。
その返答を聞いたフィリアの表情が曇るのを見て心が
痛んだものの、仕方ないことだと言い聞かせて我慢することに
した。
そして、宿を見つけると二人部屋を取り、中に入った
ところでフィリアが話しかけてきた。
「ねえ、いいでしょう? 一回だけでいいですから」
そう言うと、俺に抱きついてきて、胸に顔を埋めてきた。
上目遣いになりながらこちらを見つめてくる様子は
とても可愛らしく見えた。
(ぐっ、そんな顔されたら断れないじゃないか)
心の中で葛藤していると、不意にフィリアの手が股間に
触れたかと思うと、ゆっくりと撫で回してきた。
突然のことに驚きつつも抵抗しようとするのだが、
「ダメですよ、ちゃんと大きくなってもらわないと困りますもの」と言いながらズボン越しに触ってくるものだからたまらない気分になるのだった。
そしてとうとう我慢できなくなった俺は彼女を
押し倒してしまった。
「魔王・リュート様、お腹済ました、大丈夫?」
と聞かれたので頷くと、安心したような表情になった後に、
立ち上がってこう言った。
「……じゃあ、僕、お仕事行ってくる」
そう言って部屋から出て行こうとする彼女を引き止めるように
声をかける。
振り返りキョトンとした顔で見つめてくるので、
思わずドキッとした。
(ああもう可愛いすぎるだろ!)
と思いつつ平静を装っていると、向こうから話しかけて
きてくれた。
その言葉に対して、
「はい、私はあなた様に永遠の忠誠を誓い、あなたの忠実な下僕であり続けましょう」
と答えてやると満足げな表情を浮かべるのが見えたので、
内心ガッツポーズをするのだった。
そうしてしばらく談笑した後で自室に戻ったところで
ようやく一息つくことができたので、これからのことを
考えてみることにした。
まずは情報収集が必要だということで書庫に
向かったわけだが、残念なことに目当ての本が見つから
なかったため断念することになったのである。
仕方がないので部屋に戻ることにした俺は、
ベッドの上で横になるとそのまま眠りについたのだった……
翌朝目を覚ますと、昨日のことが夢ではなかったことを思い知らされることになった。
何故ならそこには全裸のまま眠っている少女の姿が
あったからだ。
しかもその姿はどう見ても魔族のものにしか見えなかった
ため余計に混乱してしまうことになるのだが、
とりあえず落ち着くために深呼吸すると改めて状況を
確認することにした。
まず最初に気になったのは、やはり胸の大きさだった。
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