62 / 737
62.
しおりを挟む
すなわち仲間からも疎まれ、パーティーから外されるというものである。
しかも追放のタイミングも同じときたものだから、もはや無関係とは思えない。
次に気になることといえば何故、俺が狙われるのか? という疑問だ。
心当たりとしては魔王討伐の道中では、俺は雑用係に終始していたため勇者一行との
関わりはほとんど無かったはずである。
なのに、何故??? いくら考えたって分からないものは分からなかったので一旦思考を停止させる。
続いて第二の問題に向き合うとする。
勇者の容姿と俺と似通ってきたという共通点は気になるが今は関係無いものとして放置することに決め、
俺は次の項目を読み込むのに集中する。
さっきの説明にも書いた通り、勇者の特徴は2点。
一つ目は顔がイケてる(俺よりカッコいい奴が沢山いるのは認めるがな)
二つ目は白服の戦士だということ。
その格好でいれば確実に注目を浴びること必至だからだ。
だから仮に変装したところで無駄骨になる可能性が高いのだ。
よってその線で探すのは無謀といえるのではないのかという懸念があったがそれはあくまで一般論に過ぎず、
実際にはその限りではなく上手く紛れ込める可能性はゼロじゃないかもしれないとのことだ。
その意見の根拠を聞けば簡単な話。
要は他人の目を誤魔化せればいいのだと。
例えば衣服の色を変えたり、体格を多少弄ったりすることでどうにかなるかもしれないとの見解を述べた。
そうすれば一見すると単なる村人にしか見えないという寸法である。
しかし、それでもやはり不安は尽きず万が一人違いでも起ころうものならばその時点でゲームオーバーとなる。
ただそれでも試さずに諦めるのはあまりにもったいないということで、
ダメ元ながらもやってみようという運びとなり今現在進行形で実行中というわけなのだ。
「そういやまだ名乗っていなかったよな。俺はユウト。一応お前さんと同じ立場に立っているんだぜ。
よろしく頼む」
「そうか俺はジンってんだ」
お互いに自己紹介を終えるなり本題に入ることにする。
早速だが先ほど得たばかりの知識を披露することにする。
それは相手のステータスを調べることが出来る魔法の存在だ。
これがあれば相手のレベルや体力、攻撃力などが数値化して表示される。
さらに相手の詳細データまでも丸見え状態だ。
これによって敵の能力値が一目で把握出来るようになるわけだ。
ただし相手の承諾を得る必要はある。
もし嫌がるようなことならば無理やり見るような真似は絶対にしない。
「俺は構わねえが、その代わりそっちも何か見せてくれないか?」
「ああ、良いとも」
快く返事をくれたので遠慮無く見させてもらおうとしよう。
どれどれどんなも……なんだこれは?
名前に偽りがありすぎるではないか?
何故こんなものが出てくる?
普通こういうときはもっとマシなものが表示されるはずだろ?
何かのバグかなと思って何度か確かめたのだが、それでも出てくる結果は変わらなかった。
どうしよう?
この事を本人に伝えるべきか。
悩んでいる間に、彼の方から話を持ち掛けてくる。
どうやらこちらを不審に思っているらしく俺を疑いの目つきが伺える。
しかも追放のタイミングも同じときたものだから、もはや無関係とは思えない。
次に気になることといえば何故、俺が狙われるのか? という疑問だ。
心当たりとしては魔王討伐の道中では、俺は雑用係に終始していたため勇者一行との
関わりはほとんど無かったはずである。
なのに、何故??? いくら考えたって分からないものは分からなかったので一旦思考を停止させる。
続いて第二の問題に向き合うとする。
勇者の容姿と俺と似通ってきたという共通点は気になるが今は関係無いものとして放置することに決め、
俺は次の項目を読み込むのに集中する。
さっきの説明にも書いた通り、勇者の特徴は2点。
一つ目は顔がイケてる(俺よりカッコいい奴が沢山いるのは認めるがな)
二つ目は白服の戦士だということ。
その格好でいれば確実に注目を浴びること必至だからだ。
だから仮に変装したところで無駄骨になる可能性が高いのだ。
よってその線で探すのは無謀といえるのではないのかという懸念があったがそれはあくまで一般論に過ぎず、
実際にはその限りではなく上手く紛れ込める可能性はゼロじゃないかもしれないとのことだ。
その意見の根拠を聞けば簡単な話。
要は他人の目を誤魔化せればいいのだと。
例えば衣服の色を変えたり、体格を多少弄ったりすることでどうにかなるかもしれないとの見解を述べた。
そうすれば一見すると単なる村人にしか見えないという寸法である。
しかし、それでもやはり不安は尽きず万が一人違いでも起ころうものならばその時点でゲームオーバーとなる。
ただそれでも試さずに諦めるのはあまりにもったいないということで、
ダメ元ながらもやってみようという運びとなり今現在進行形で実行中というわけなのだ。
「そういやまだ名乗っていなかったよな。俺はユウト。一応お前さんと同じ立場に立っているんだぜ。
よろしく頼む」
「そうか俺はジンってんだ」
お互いに自己紹介を終えるなり本題に入ることにする。
早速だが先ほど得たばかりの知識を披露することにする。
それは相手のステータスを調べることが出来る魔法の存在だ。
これがあれば相手のレベルや体力、攻撃力などが数値化して表示される。
さらに相手の詳細データまでも丸見え状態だ。
これによって敵の能力値が一目で把握出来るようになるわけだ。
ただし相手の承諾を得る必要はある。
もし嫌がるようなことならば無理やり見るような真似は絶対にしない。
「俺は構わねえが、その代わりそっちも何か見せてくれないか?」
「ああ、良いとも」
快く返事をくれたので遠慮無く見させてもらおうとしよう。
どれどれどんなも……なんだこれは?
名前に偽りがありすぎるではないか?
何故こんなものが出てくる?
普通こういうときはもっとマシなものが表示されるはずだろ?
何かのバグかなと思って何度か確かめたのだが、それでも出てくる結果は変わらなかった。
どうしよう?
この事を本人に伝えるべきか。
悩んでいる間に、彼の方から話を持ち掛けてくる。
どうやらこちらを不審に思っているらしく俺を疑いの目つきが伺える。
10
あなたにおすすめの小説
解呪の魔法しか使えないからとSランクパーティーから追放された俺は、呪いをかけられていた美少女ドラゴンを拾って最強へと至る
早見羽流
ファンタジー
「ロイ・クノール。お前はもう用無しだ」
解呪の魔法しか使えない初心者冒険者の俺は、呪いの宝箱を解呪した途端にSランクパーティーから追放され、ダンジョンの最深部へと蹴り落とされてしまう。
そこで出会ったのは封印された邪龍。解呪の能力を使って邪龍の封印を解くと、なんとそいつは美少女の姿になり、契約を結んで欲しいと頼んできた。
彼女は元は世界を守護する守護龍で、英雄や女神の陰謀によって邪龍に堕とされ封印されていたという。契約を結んだ俺は彼女を救うため、守護龍を封印し世界を牛耳っている女神や英雄の血を引く王家に立ち向かうことを誓ったのだった。
(1話2500字程度、1章まで完結保証です)
没落した貴族家に拾われたので恩返しで復興させます
六山葵
ファンタジー
生まれて間も無く、山の中に捨てられていた赤子レオン・ハートフィリア。
彼を拾ったのは没落して平民になった貴族達だった。
優しい両親に育てられ、可愛い弟と共にすくすくと成長したレオンは不思議な夢を見るようになる。
それは過去の記憶なのか、あるいは前世の記憶か。
その夢のおかげで魔法を学んだレオンは愛する両親を再び貴族にするために魔法学院で魔法を学ぶことを決意した。
しかし、学院でレオンを待っていたのは酷い平民差別。そしてそこにレオンの夢の謎も交わって、彼の運命は大きく変わっていくことになるのだった。
※2025/12/31に書籍五巻以降の話を非公開に変更する予定です。
詳細は近況ボードをご覧ください。
劣悪だと言われたハズレ加護の『空間魔法』を、便利だと思っているのは僕だけなのだろうか?
はらくろ
ファンタジー
海と交易で栄えた国を支える貴族家のひとつに、
強くて聡明な父と、優しくて活動的な母の間に生まれ育った少年がいた。
母親似に育った賢く可愛らしい少年は優秀で、将来が楽しみだと言われていたが、
その少年に、突然の困難が立ちはだかる。
理由は、貴族の跡取りとしては公言できないほどの、劣悪な加護を洗礼で授かってしまったから。
一生外へ出られないかもしれない幽閉のような生活を続けるよりも、少年は屋敷を出て行く選択をする。
それでも持ち前の強く非常識なほどの魔力の多さと、負けず嫌いな性格でその困難を乗り越えていく。
そんな少年の物語。
S級パーティを追放された無能扱いの魔法戦士は気ままにギルド職員としてスローライフを送る
神谷ミコト
ファンタジー
【祝!4/6HOTランキング2位獲得】
元貴族の魔法剣士カイン=ポーンは、「誰よりも強くなる。」その決意から最上階と言われる100Fを目指していた。
ついにパーティ「イグニスの槍」は全人未達の90階に迫ろうとしていたが、
理不尽なパーティ追放を機に、思いがけずギルドの職員としての生活を送ることに。
今までのS級パーティとして牽引していた経験を活かし、ギルド業務。ダンジョン攻略。新人育成。そして、学園の臨時講師までそつなくこなす。
様々な経験を糧にカインはどう成長するのか。彼にとっての最強とはなんなのか。
カインが無自覚にモテながら冒険者ギルド職員としてスローライフを送るである。
ハーレム要素多め。
※隔日更新予定です。10話前後での完結予定で構成していましたが、多くの方に見られているため10話以降も製作中です。
よければ、良いね。評価、コメントお願いします。励みになりますorz
他メディアでも掲載中。他サイトにて開始一週間でジャンル別ランキング15位。HOTランキング4位達成。応援ありがとうございます。
たくさんの誤字脱字報告ありがとうございます。すべて適応させていただきます。
物語を楽しむ邪魔をしてしまい申し訳ないですorz
今後とも応援よろしくお願い致します。
隠して忘れていたギフト『ステータスカスタム』で能力を魔改造 〜自由自在にカスタマイズしたら有り得ないほど最強になった俺〜
桜井正宗
ファンタジー
能力(スキル)を隠して、その事を忘れていた帝国出身の錬金術師スローンは、無能扱いで大手ギルド『クレセントムーン』を追放された。追放後、隠していた能力を思い出しスキルを習得すると『ステータスカスタム』が発現する。これは、自身や相手のステータスを魔改造【カスタム】できる最強の能力だった。
スローンは、偶然出会った『大聖女フィラ』と共にステータスをいじりまくって最強のステータスを手に入れる。その後、超高難易度のクエストを難なくクリア、無双しまくっていく。その噂が広がると元ギルドから戻って来いと頭を下げられるが、もう遅い。
真の仲間と共にスローンは、各地で暴れ回る。究極のスローライフを手に入れる為に。
復讐完遂者は吸収スキルを駆使して成り上がる 〜さあ、自分を裏切った初恋の相手へ復讐を始めよう〜
サイダーボウイ
ファンタジー
「気安く私の名前を呼ばないで! そうやってこれまでも私に付きまとって……ずっと鬱陶しかったのよ!」
孤児院出身のナードは、初恋の相手セシリアからそう吐き捨てられ、パーティーを追放されてしまう。
淡い恋心を粉々に打ち砕かれたナードは失意のどん底に。
だが、ナードには、病弱な妹ノエルの生活費を稼ぐために、冒険者を続けなければならないという理由があった。
1人決死の覚悟でダンジョンに挑むナード。
スライム相手に死にかけるも、その最中、ユニークスキル【アブソープション】が覚醒する。
それは、敵のLPを吸収できるという世界の掟すらも変えてしまうスキルだった。
それからナードは毎日ダンジョンへ入り、敵のLPを吸収し続けた。
増やしたLPを消費して、魔法やスキルを習得しつつ、ナードはどんどん強くなっていく。
一方その頃、セシリアのパーティーでは仲間割れが起こっていた。
冒険者ギルドでの評判も地に落ち、セシリアは徐々に追いつめられていくことに……。
これは、やがて勇者と呼ばれる青年が、チートスキルを駆使して最強へと成り上がり、自分を裏切った初恋の相手に復讐を果たすまでの物語である。
最上級のパーティで最底辺の扱いを受けていたDランク錬金術師は新パーティで成り上がるようです(完)
みかん畑
ファンタジー
最上級のパーティで『荷物持ち』と嘲笑されていた僕は、パーティからクビを宣告されて抜けることにした。
在籍中は僕が色々肩代わりしてたけど、僕を荷物持ち扱いするくらい優秀な仲間たちなので、抜けても問題はないと思ってます。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる