元勇者パーティーの雑用係だけど、実は最強だった〜無能と罵られ追放されたので、真の実力を隠してスローライフします〜

一ノ瀬 彩音

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俺が町に帰って来るなり俺に抱き着いて来た者がいたが、 俺はその相手に向かって微笑んで見せた後に頭を撫でまわしてあげるとその者はとても嬉しそうな表情をして喜んでいたのだった。
その日を境にして俺の噂が広まりだし、少しずつではあるけども俺の店が賑わい始めていたのだった。
そんなある日のこと俺の元へ訪れた男が居たのでその男に対して俺は警戒心を抱くと共に、その男は妙なことを尋ねて来たのだ。
「貴様は何の為に戦う?」
と聞いて来たのである。
なので俺は答えてあげた。
「俺は大切なものを護る為に戦うだけだ」と。
その返答を聞くと、その者は何故か俺の顔を見てにっこりと笑って見せてから去って行ってしまった。
その男の後ろ姿を見ながら俺は思うのであった。
俺にあんな質問を投げかけてくるということは、あいつももしかすると俺の敵なのかもしれないと。
なので俺はしばらくの間その人物に近づかないようにしようと決めたのであった。
俺は今日も、俺の店の商品を売っている。
俺の打った武器を買ってくれる人がいて、
その人の喜ぶ顔を見ると俺もまた嬉しい気持ちになる。
「ありがとうございました~」
と客が帰ったあとに俺は言いながら、また新たに注文を受け付けた。
俺は新しくやって来たお婆さん相手に接客を始める。
「すいませんが、どのような物が欲しいですか?」
俺は出来るだけ優しく、相手を安心させるような声色で尋ねる。
「あたしは、長生きしたいんだよ。その為の道具が欲しくてね。いいかい?   どんなものでもいいんだけど、健康長寿のための薬を作っておくれ。なるべく若い内から使っておきたいからねぇ」
なるほど、そういうことならば、どんな物が必要だろうか。
年を取るというのは怖いことだ、俺は、少し考えてみると、
「あの……そうですね……そう言えば俺の師匠が言っていたんですが……俺のスキルの中にはそういった能力があった筈なんですよ。
それで……」
と、俺が言うと、おばあちゃんはそれを聞くと目を見開いて驚き、そして俺の事をジロリと睨むように見ると、俺の事を警戒し始めた。
俺が持っているスキルの中にはそういった能力が備わっているものがあったのだ。
ちなみにこれはあくまでも、俺の推測なわけだが……おそらく……スキルというものをこの人は見たことがあるのではないかと思ったのである。
俺の事を疑いの目つきで見てから、俺がスキルを使うところを観察しようと構える。
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