元勇者パーティーの雑用係だけど、実は最強だった〜無能と罵られ追放されたので、真の実力を隠してスローライフします〜

一ノ瀬 彩音

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「久しぶりだな」
「ええ、お久しぶりです」
「最近、どうだ?」
「まあまあですね」
「そうか、ところで…… お前のところにいる娘だが、元気にしているか?」
「はい、とてもいい子に育ってくれていますよ」
「そうか、それは何よりだ。それで、これからどうするんだ?」
「そうですね…… とりあえずは、このまま続けますよ」
「そうか、わかった! では、また後ほど会おう」
「わかりました。失礼します」
(さて、これからどうするか?)
俺はそんなことを考えていた。
すると…… 後ろの方から誰かが走ってくる音が聞こえてきた。
(ん?誰だろう?)
振り返ると、そこにはアリアが立っていた。
アリアは俺を見つけるなり、駆け寄って抱きついてくる。
どうやら、俺を探していたようだ。
俺はアリアの頭を撫でてやった。
すると、気持ち良さそうに目を細めた。
俺はそんなアリアを見て癒されていたのだが……
ふと気になったことがあったので、尋ねてみることにする。
アリアは今、7歳くらいの少女だ。
だが、俺の記憶が正しければ…… アリアは確か、10歳だったはずだ。
ということは、この世界には年齢という
概念があるということだ。
(もしかして?)
俺はアリアに尋ねてみることにした。
すると…… やはり、この世界に年齢は存在するそうだ。
10歳になると成人扱いになるらしく、15歳で結婚もできるらしい。
ただ…… 俺の予想通り、アリアはまだ成長期を
迎えていないためか、身長は140センチ程しかなかった。
これは…… 早く成長するように願うばかりである。
そんなアリアと2人で歩いていると、ふと目に入ったのは……
本屋だった。
俺はアリアと店内に入ると、色々な種類の本が置いてあった。
(へぇ~、色々あるんだな)
俺はアリアと一緒に見て回る。
(おっ!これなんて面白そうじゃないか?)
俺は一冊の本を棚から取ると、中を確認する。
(ふむふむ…… なるほど)
いくつか本を読んだ後、アリアの方を見ると……
まだ選び終わっていないようだったので、
先に会計を済ませておくことにした。
それからしばらくして、俺がアリアの元に戻ってくると、
アリアはまだ選んでいた。
(いったい何を悩んでいるのだろうか?)
俺は不思議に思いながらも、声をかけてみた。
すると…… アリアは嬉しそうにしながら、
俺のところに駆け寄ってきた。
どうやら、気に入ったのがあったようだ。
俺とアリアは外に出ると、近くにある公園に
向かうことにした。
ベンチに腰掛けて、俺達は買ったばかりの
本を読み始める。
しばらくすると……
アリアが俺の膝の上に乗ってきた。
(甘えん坊さんめ!)
俺は微笑ましく思っていた。
すると…… アリアが俺の読んでいる本の続きを催促してきた。
俺は仕方なく、読み聞かせてあげることに……
(まあいいか)
こうして、俺はアリアに絵本を読んであげたのだった。
俺とアリアは買い物に出かけていた。
目的は食料などの買い出しだ。
アリアは楽しそうにしていた。
俺も楽しいので、全く苦にはならない。
必要なものを揃えた後、近くのカフェに立ち寄った。
そこで、俺はコーヒーを注文すると、席に座って待つ。
すると、アリアが俺の膝の上に乗ってきた。
どうやら、抱っこしてほしいらしい。
(仕方ないなぁ)
俺はアリアを優しく抱きしめる。
(ああ……幸せだなぁ)
俺は心の中で呟くのであった。
アリアと買い物に行った日から数日経ったある日のこと。
俺はミリアと共に外出していた。
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