元勇者パーティーの雑用係だけど、実は最強だった〜無能と罵られ追放されたので、真の実力を隠してスローライフします〜

一ノ瀬 彩音

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ミリアやアリアが遊びに来てくれた時だけ外出をしていたのだったが……
そんな風に平穏な生活を送っていた。
ある日、いつものように家の外に出るのを拒んできた俺のところに 突如として来客が訪れる。
どうやらその人物は、兵士長からの使いらしい。
「王様、やっと見つけました」
俺はその人物に連れ出される。
そして 連れて行かれたところで俺は国王の近衛騎士団の副団長を務める人物に事情を説明されて
納得させられた。
どうやら国の方針としては、俺に国民の前に出てもらい国民に挨拶をしてもらうことで信頼を得て
もらうつもりらしいのだ。
その副団の言葉を聞いた俺は嫌がるも強引に説得させられてそのまま謁見の場に強制連行されたのである……。
そして、その場に立たされると俺は逃げようとするがすぐに拘束されてしまう。
そして…… それから数時間後、俺の演説が終わったところで、ようやく解放された。
俺に集まっていたのは、どうやら主に女性ばかりで男性の姿は皆無である。
それもそのはず俺の周りには女性が大集結しているからである。
ただでさえ目立つ状況の中俺はさらに目立ってしまう。
そして、その状況を楽しんでいる者達まで存在していた。
その中には当然俺の妹分の二人も含まれていた。そして俺が困っているというのにもかかわらず 
二人とも楽しそうである。
そしてその二人の様子を伺っていた周囲の人達はその二人の行動に感心しながら微笑ましく
眺めており、中には 涙ぐむ人すら存在しているので、
俺はどうすれば良いのか戸惑う一方であった。
そんな中一人の兵士が慌てた様子で報告してくる。
「大変です!魔物が現れて現在交戦中とのことで救援要請が来ていま す!」
それを耳にして周囲が騒然となる中で俺の頭の中ではとある人物が浮かんできたので 
早速その場所へと向かうべく
俺とミリアとアリアの三人は 駆け付けることになった。
ミリアと手を繋いで走り出し その目的地に向かうとそこは……戦場となっていた。
そしてそこには……なんと!!
ミレアが立っていた。
俺は急いで駆け寄り声を掛けるがミリアもアリアも同時に俺の腕を引っ張り制止しようとする。
どうも先ほどから 俺の感覚では違和感を感じてならない。
そして、ミレアに近づこうとすると何故かミリアとアリアが必死になって俺を止めてくる。
その表情から察するに 俺に行かせてはいけない理由があるみたいだ。
しかし俺もこんな危険な所に妹を置いておく訳にはいかない。それにもし仮に何かの拍子に
彼女が死んでしまったりしたらと
想像するだけで 胸の内からは言い表せないような感情が生まれる。
そして とうとう我慢の限界を迎えた俺は…… 気が付いたら俺はその場に倒れて
しまっていたようだ。
意識を失ってしまっていたようだ。
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