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第24話 一方その頃、黒崎とその友人たちは
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「どうだ、悪くねえ話だろ? 大迫、寄道」
黒崎は酒瓶からラッパ飲みで酒を煽る。
彼の周りには美女が侍らかされており、部屋内には酒と女の濃い匂いが充満していた。
「だけど黒崎、それって要するに人攫いだよな。それでそんなに報酬もらえるのか? 要人ってわけでもなくただのその辺りの平民を攫えばいいんだろ。なんか話がうますぎねえか?」
「大迫、この話は王の第2夫人であるイリアナ妃から来てる。あの女が俺にガセネタを持ってくると思うか? 溺愛してるしょうもねえ息子を是が非でも次の王にしたいんだろ。新興の実力者である俺を取り込むためにこの話をもってきたんだ。その辺りは十分に調べてるはずだぜ」
黒崎、風間、美月。
この三人は猛烈なスピードでレベルを上げ、三人ともレベルは100を超えていた。
その実力は既に王国内でも比肩するものがいない程のものだ。
戦争で戦果を上げる前だが、彼らには特別に貴族の爵位が叙せられたのだった。
イリアナ妃はその中で黒崎を自身の陣営へと引き込む為に、ありとあらゆる手段を尽くしている。
「お前らもこの辺りでがっぽり稼いどきてぇだろ? たった2人で白金貨1枚。20人攫えば白金貨10枚だ。いくら裏の仕事とはいえ破格の報酬だぞ?」
白金貨はおよそ元の世界のお金に換算すると1千万だ。10枚ということは1億になる。
「それも攫うのは別に20人以上でもいいんだろ。辺境の候爵領内っていう制限はあるみたいだけど、依頼者は一体どんなやつなんだよ?」
「さあな、詳しくは聞いてねえがまともな筋じゃあねえだろ。だが、それだけの金を動かせるっていうことは間違いなく有力者だ」
「もしそいつが、報酬を出し渋ったり、踏み倒したりしたら?」
「ああ? 許すわけねえだろ。そうなったら俺が直接そこへ乗り込んでいってやるよ」
黒崎は再度酒を煽り、大きい音を立てて酒瓶を置く。
「お前らは俺の一派であると伝える。お前らに逆らうということは俺に逆らうということだ」
黒崎の悪名はすでに王国内に轟いている。
とある王国のパーティーで黒崎は一人の貴族を斬り殺した。
発端となった理由は肩が当たったとかくだらないものだ。
その貴族は古い歴史と自兵を抱える、地方の有力貴族だった。
彼らは急遽、100名ほどの兵を挙兵し、黒崎に脅しをかけた。
成り上がりのたった一人貴族。すぐに脅しに屈すると思ったのだろう。
だが黒崎はそのすべてを皆殺しにし、その貴族の領地を引き継ぐことを強引に王に認めさせた。
「…………分かった。俺は請けてもいいと思うが、寄道お前は?」
「その依頼、殺しはいいの?」
黒崎は寄道のその質問を聞いて、ニヤリと笑う。
「障害になるものは積極的に排除して構わないとのことだ。排除というのは殺しも当然含まれる」
「いいね。じゃあ、俺も請け負うよ。今から楽しみだな。何人殺せるかな?」
「おいおい、攫うのが目的で殺すのはついでだぞ?」
「分かってるよ。ああ、でもどうしよう? ジリジリと丸焼きにするか、それとも少しずつ凍らせて息の根を止めていくってのもいいよな。それに……」
人の殺し方を妄想して呟く寄道に部屋の女たちはドン引きしている。
戦争するということは敵を殺すということだ。
王国は俺たちに殺しに慣れさせる為に罪人を用意し、罪人殺しを強要した。
罪人といえど、最初から積極的に殺しに加担したのは数人だ。
それこそ、ここの黒崎や風間、美月といった面々くらいだろう。
それ以外のクラスメイトたちはみんな躊躇していた。
だが一度、一線を超えると俺や寄道なんかは、今度は殺しの抑えが効かなくなるくらいの快感を覚えた。
人を殺すと信じられないくらいアドレナリン出て、快感が爆発したのだ。
俺たちは狂った。
用意された罪人を積極的に殺すようになり、更に俺たちに一種の特権階級が与えられていることが分かると、今度は辻斬りのように平民を殺して楽しんだ。
クラスメイトたちからは引かれたが、しょうがない。
現代社会という法の枠組みの中では気づかなかったが、これが俺たちの本性だったのだろう。
「じゃあ、早速出発するか、寄道」
「いいよ、行こう」
「よろしく頼むぜ」
黒崎はソファーでふんぞり返りながら言う。
「ああ、そう言えば」
俺は黒崎を振り返る。
寄道は先に進んでいく。
「なんだ?」
「春日部がまた小日向を探すって騒いでるみたいだぜ」
「はあ、あの無能を? 全くいつまで言ってんだよ。春日部も大概、馬鹿だよな。聖女なんてスキル持ってるのがもったいねえぜ」
「全くだ。探すどころか、あんな無能見つけたら逆に殺してやるよ」
「おう、殺せ殺せ。もしかしたらこれからお前らが向かう辺境に隠れてるかもしれねえから、もし見つけたらゴミ掃除しとけよ」
「ああ、そうするわ。じゃあな」
「ああ」
ドアを閉めて、黒崎の邸宅を出る。
中々立派な邸宅だ。俺も早い所、稼いで自分の城をもちたい。
「なんて?」
「いや、無能の小日向の話だよ」
「ああ、あの馬鹿か。確か…………お前ら絶対に殺してやるからなあー、だったっけ?」
「ひゃははははは! そうそう、苛められっ子の無能の癖にな」
寄道と俺は乗ってきた馬に跨る。
「黒崎がもし見つけたらゴミ掃除頼むだって」
「えーー、春日部に怒られちゃうじゃん」
「大丈夫だって、辺境なんだからバレないしやりたい放題だ」
「へへへ、そうだよな。楽しみだ」
俺と寄道は馬に鞭を入れる。
馬は勢いよく駆け出し、直ぐにトップスピードに乗った。
俺の逸る気持ちに呼応するかのように、馬は目的地に向かって猛スピードで駆け抜けていった。
黒崎は酒瓶からラッパ飲みで酒を煽る。
彼の周りには美女が侍らかされており、部屋内には酒と女の濃い匂いが充満していた。
「だけど黒崎、それって要するに人攫いだよな。それでそんなに報酬もらえるのか? 要人ってわけでもなくただのその辺りの平民を攫えばいいんだろ。なんか話がうますぎねえか?」
「大迫、この話は王の第2夫人であるイリアナ妃から来てる。あの女が俺にガセネタを持ってくると思うか? 溺愛してるしょうもねえ息子を是が非でも次の王にしたいんだろ。新興の実力者である俺を取り込むためにこの話をもってきたんだ。その辺りは十分に調べてるはずだぜ」
黒崎、風間、美月。
この三人は猛烈なスピードでレベルを上げ、三人ともレベルは100を超えていた。
その実力は既に王国内でも比肩するものがいない程のものだ。
戦争で戦果を上げる前だが、彼らには特別に貴族の爵位が叙せられたのだった。
イリアナ妃はその中で黒崎を自身の陣営へと引き込む為に、ありとあらゆる手段を尽くしている。
「お前らもこの辺りでがっぽり稼いどきてぇだろ? たった2人で白金貨1枚。20人攫えば白金貨10枚だ。いくら裏の仕事とはいえ破格の報酬だぞ?」
白金貨はおよそ元の世界のお金に換算すると1千万だ。10枚ということは1億になる。
「それも攫うのは別に20人以上でもいいんだろ。辺境の候爵領内っていう制限はあるみたいだけど、依頼者は一体どんなやつなんだよ?」
「さあな、詳しくは聞いてねえがまともな筋じゃあねえだろ。だが、それだけの金を動かせるっていうことは間違いなく有力者だ」
「もしそいつが、報酬を出し渋ったり、踏み倒したりしたら?」
「ああ? 許すわけねえだろ。そうなったら俺が直接そこへ乗り込んでいってやるよ」
黒崎は再度酒を煽り、大きい音を立てて酒瓶を置く。
「お前らは俺の一派であると伝える。お前らに逆らうということは俺に逆らうということだ」
黒崎の悪名はすでに王国内に轟いている。
とある王国のパーティーで黒崎は一人の貴族を斬り殺した。
発端となった理由は肩が当たったとかくだらないものだ。
その貴族は古い歴史と自兵を抱える、地方の有力貴族だった。
彼らは急遽、100名ほどの兵を挙兵し、黒崎に脅しをかけた。
成り上がりのたった一人貴族。すぐに脅しに屈すると思ったのだろう。
だが黒崎はそのすべてを皆殺しにし、その貴族の領地を引き継ぐことを強引に王に認めさせた。
「…………分かった。俺は請けてもいいと思うが、寄道お前は?」
「その依頼、殺しはいいの?」
黒崎は寄道のその質問を聞いて、ニヤリと笑う。
「障害になるものは積極的に排除して構わないとのことだ。排除というのは殺しも当然含まれる」
「いいね。じゃあ、俺も請け負うよ。今から楽しみだな。何人殺せるかな?」
「おいおい、攫うのが目的で殺すのはついでだぞ?」
「分かってるよ。ああ、でもどうしよう? ジリジリと丸焼きにするか、それとも少しずつ凍らせて息の根を止めていくってのもいいよな。それに……」
人の殺し方を妄想して呟く寄道に部屋の女たちはドン引きしている。
戦争するということは敵を殺すということだ。
王国は俺たちに殺しに慣れさせる為に罪人を用意し、罪人殺しを強要した。
罪人といえど、最初から積極的に殺しに加担したのは数人だ。
それこそ、ここの黒崎や風間、美月といった面々くらいだろう。
それ以外のクラスメイトたちはみんな躊躇していた。
だが一度、一線を超えると俺や寄道なんかは、今度は殺しの抑えが効かなくなるくらいの快感を覚えた。
人を殺すと信じられないくらいアドレナリン出て、快感が爆発したのだ。
俺たちは狂った。
用意された罪人を積極的に殺すようになり、更に俺たちに一種の特権階級が与えられていることが分かると、今度は辻斬りのように平民を殺して楽しんだ。
クラスメイトたちからは引かれたが、しょうがない。
現代社会という法の枠組みの中では気づかなかったが、これが俺たちの本性だったのだろう。
「じゃあ、早速出発するか、寄道」
「いいよ、行こう」
「よろしく頼むぜ」
黒崎はソファーでふんぞり返りながら言う。
「ああ、そう言えば」
俺は黒崎を振り返る。
寄道は先に進んでいく。
「なんだ?」
「春日部がまた小日向を探すって騒いでるみたいだぜ」
「はあ、あの無能を? 全くいつまで言ってんだよ。春日部も大概、馬鹿だよな。聖女なんてスキル持ってるのがもったいねえぜ」
「全くだ。探すどころか、あんな無能見つけたら逆に殺してやるよ」
「おう、殺せ殺せ。もしかしたらこれからお前らが向かう辺境に隠れてるかもしれねえから、もし見つけたらゴミ掃除しとけよ」
「ああ、そうするわ。じゃあな」
「ああ」
ドアを閉めて、黒崎の邸宅を出る。
中々立派な邸宅だ。俺も早い所、稼いで自分の城をもちたい。
「なんて?」
「いや、無能の小日向の話だよ」
「ああ、あの馬鹿か。確か…………お前ら絶対に殺してやるからなあー、だったっけ?」
「ひゃははははは! そうそう、苛められっ子の無能の癖にな」
寄道と俺は乗ってきた馬に跨る。
「黒崎がもし見つけたらゴミ掃除頼むだって」
「えーー、春日部に怒られちゃうじゃん」
「大丈夫だって、辺境なんだからバレないしやりたい放題だ」
「へへへ、そうだよな。楽しみだ」
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