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第一部
第6話 お風呂場ハプニング、ラウンドツー
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食事を終えた僕達は、速やかに片付けを始めた。
ここでもまた『皿洗い』をどちらがやるかでもめる……かと思っていたのだが、何故か今回はそんなことは起きず、僕がやるということで纏まった。
その間、美桜は自分が持ち込んだ私物をバッグから出し、整理する作業をしていた。
その中身はおおよそ予想は付いていたので、覗いてみようとは微塵も思わない。……もし見てしまったら、男子としてのプライドに傷が付く気がする。
「…………」
「…………」
そのため、お互い終始無言状態が続いている。
けど、気まづいというわけではない。
ただお互いにやることがあって、お互いにそれに集中しているだけだ。……特段、言い訳をしているわけじゃない。
「美桜。お風呂どうする?」
皿洗いを一通り終えた僕は、同じく片付けがひと段落済んだらしい美桜に問う。
「……そうですね。先程も入りましたし、湊君が先で構いませんよ」
「そっか。じゃあ、遠慮なく」
「…………言っておきますが、メシマズ展開は望まないでくださいね?」
「僕はそこまで人知らずじゃないから安心しろ」
「……バーカ」
……何かこのやり取り、どっかでやった覚えがあるのだが。まぁ、気にしたら負けるな。
そういえば、数時間前まではここで美桜が風呂入ってたんだよな。
とっくに回収されているだろうが、洗濯機の前に置かれたラタンの洗濯籠──この中に、美桜の制服とか、し……し、下着、とか。そ、そんなのが入ってたんだよな。心臓に悪い……! 本当に!
けれど、こういうのにも慣れていかなければならない。
あの世間ずれしたお嬢様……ではなく、幼馴染と同居していくためには、あんな仕打ちにもドキドキしないように強化していかなければならない。……難題だろ、そんなの。
「はぁぁあ……。一々、心臓に悪い女神様だなぁ……。先が思いやられる……」
リビングに届かないほどの少量で呟くと、僕は服を脱いでそのままお風呂へ入る。
……とりあえず大丈夫だとは思うが、念のために、脱いだ服は籠の中へと仕舞った。普段はこんなこと絶対したりしないんだが、あの吐き捨てたみたいな美桜の台詞が脳内のどこかに引っ掛かりを覚えている。前例があるだけに、余計に警戒心が剥き出しになってしまったのだ。……しかも、今日の『昼』のことだしな!
「……なんか、変なことに気遣ってるのかな。あんなに警戒心出さなくてもよかっただろうに……」
まぁ元はと言えば、そういう風に仕向けた美桜のせいなのだが。
「……はぁぁ。色々あった1日だったな」
改めて、こんなにも緊張しまくりで、こんなにもハラハラした日は初めてだった。
家に帰ってきたら女神様が出待ちしていて……、
女神様をお風呂に入れたらタオル1枚で出てきたり……、
1人で炊事洗濯などの家事をやりたいって言い出したり……、
人生の中でもこんなにハプニング満載な日は、一生のうちでもあるかないかってぐらいだ。
疲れが溜まっていたのか、湯船に浸かった途端、今日の疲れが一瞬で抜けていく。
湯船に浸かると、不思議と力が抜けていくんだよな。
包容力……って言うんだろうか、こういうのって。湯船以外にも、温かいものに身を包まれてると安心感を覚えるっていうか。きっと、そういうのと近いものがあるのだろう。
はぁぁああ──これ、いつまでも入っていたい気分……、
「失礼しますね」
「あーうん。どうぞ……………………ん? ……えっ?」
「あ、お構いなく。タオルは巻いてあるので、前は見えませんよ」
「──今すぐ脱衣場帰れ!!」
意識がふわふわと漂っていた僕は……たった数十秒で肉体へと戻された。
否、戻らなければ、確実に今度こそ僕の寿命が本当の余命を迎えてしまう!
この、何を仕出かすかわからない幼馴染の魔の手によって!
「今度は何しに来たんだよ! ふ、普通、だ、男子のにゅ、入浴中に、は、入ってこねぇだろ!」
美桜に振り向きそうになった視線を、急いで90度戻す。
……み、見えなかった。これはショックを受けているのではない。決してな。そんな思春期男子高校生が持っていそうな性欲を、こんなところで発揮出来るほど、僕の精神はたくましく出来てないんだよっ!!
「なに、とは?」
「こっちの台詞なんですけど!?」
「そこまで驚くことでしょうか。幼馴染、それも相手が湊君だからこそ、一緒にお風呂に入ってもさして問題ないかと思ったのですが──」
「──結論の仕方が意味不明なんだよ! 後、僕相手でも男と同じお風呂に入ってくるんじゃない!」
そこら辺の常識ぐらいはあるでしょ!? それとも、貴女様の精神は、一般女子高生並みでもないということなのですか!?
「そうなのですか? けど、お父さんは頼めばいつでも入ってくれましたよ? 知り合いならばオーケーなのでは?」
「それは……相手が悪い、相手が」
「どういう意味ですか、それは?」
「気にしたら負ける。だから、訊かない方が身のためだ」
相手が悪すぎた……。
比べる対象がまさかの親バカな美桜のお父さんと来たか……! まさかとは思ったが、予想の斜め上をいった結論の根拠に、ため息が溢れざるを得ない。
確かに、美桜のお願いならば断れなさそうだが、そこは断ろうよ! お陰で世間常識がずれてしまった娘に成長してますよ!
「と、とにかく、入るなら僕が出るから、ゆっくりしてけ」
「い、嫌です!」
湯船から去ろうとした僕を、美桜の白い肌が掴んで引き止めた。
「……えっと。は、離してくれるか?」
後ろを無闇に振り返れないために、この感触の正体を探るわけにもいかない。
この感触の実態が美桜だということはわかっているのだが、お互いに『裸同士』だというこの状況に、段々と思考の幅が狭まっているのがわかる。
……ダメだ。我慢しろ、我慢するんだボクの精神! 相手は天然様だぞ!
「離したら、どこかに行ってしまうじゃないですか……。嫌です。避けないでください」
「……別に、避けてるつもりは」
「でしたら、上がる意味もないじゃないですか」
「そ、それとこれとは、話が別口っていうか……。と、とにかく、僕は上がる! 逆上せるから!」
色んな意味で!
「………………このまま、がいいです」
「人の話聞けって……」
「聞いてます。……でも、湊君だってドキドキしています。脈が早いです」
「────っ!!」
ただの男子だったなら、こんな状況に誰しも天に召されるんだろうな。これが女神様の包容力というやつなのか。
……けど、僕の場合はただ単に目のやり場に困る。それだけだ。こんなにも居心地が悪いと感じたのは、初めてだ。──もう、沸点も限界だった。
「……もう、いいだろ」
「えっ……」
「僕はお前が思うような『お人好し』じゃないんだよ。僕だって周りの男子と変わらない。お前のことを、いつだって性対象に見られるんだよ。……ここで、お前を襲うことだって出来るんだぞ」
我ながら、何を言っているのだろうと思う。
無意識に近い言葉。
本当の意思なのかわからない言葉。
最早、僕自身の言葉のストレスをぶつけただけ──八つ当たりにしかならないような、美桜を傷つけるだけの言葉だと思った。
次第に、僕の腕を掴んでいた手は、ゆっくりと離れていった。
ここで、僕は初めて気がついた。
──あっ、やばっ。……言いすぎた! と。
いくら美桜が世間ずれしてて、僕の理性を吹き飛ばそうとしてたからって、あんな言い方する必要なんてなかっただろ! ……謝らないと!
僕はすぐさま謝ろうと後ろを振り返った。
……ったのだが、
「やっと、私の方を見ましたね。湊君。このまま、ぎゅっとして、いいですか?」
湯煙で見えにくかったが、美桜の身体にはしっかりとバスタオルが巻いてあり、大事な部分が見えないようになっていた。
意識しないようにと、見ないようにと彼女をよく見ていなかったのが功を奏した……そう思っていたのは僕だけ。現実は──しっかりと防壁を張っていたのだ。
……だ、騙された。
いっぱい食わされたのだ。
この、何を考えているのか予測のつかない幼馴染に──
ここでもまた『皿洗い』をどちらがやるかでもめる……かと思っていたのだが、何故か今回はそんなことは起きず、僕がやるということで纏まった。
その間、美桜は自分が持ち込んだ私物をバッグから出し、整理する作業をしていた。
その中身はおおよそ予想は付いていたので、覗いてみようとは微塵も思わない。……もし見てしまったら、男子としてのプライドに傷が付く気がする。
「…………」
「…………」
そのため、お互い終始無言状態が続いている。
けど、気まづいというわけではない。
ただお互いにやることがあって、お互いにそれに集中しているだけだ。……特段、言い訳をしているわけじゃない。
「美桜。お風呂どうする?」
皿洗いを一通り終えた僕は、同じく片付けがひと段落済んだらしい美桜に問う。
「……そうですね。先程も入りましたし、湊君が先で構いませんよ」
「そっか。じゃあ、遠慮なく」
「…………言っておきますが、メシマズ展開は望まないでくださいね?」
「僕はそこまで人知らずじゃないから安心しろ」
「……バーカ」
……何かこのやり取り、どっかでやった覚えがあるのだが。まぁ、気にしたら負けるな。
そういえば、数時間前まではここで美桜が風呂入ってたんだよな。
とっくに回収されているだろうが、洗濯機の前に置かれたラタンの洗濯籠──この中に、美桜の制服とか、し……し、下着、とか。そ、そんなのが入ってたんだよな。心臓に悪い……! 本当に!
けれど、こういうのにも慣れていかなければならない。
あの世間ずれしたお嬢様……ではなく、幼馴染と同居していくためには、あんな仕打ちにもドキドキしないように強化していかなければならない。……難題だろ、そんなの。
「はぁぁあ……。一々、心臓に悪い女神様だなぁ……。先が思いやられる……」
リビングに届かないほどの少量で呟くと、僕は服を脱いでそのままお風呂へ入る。
……とりあえず大丈夫だとは思うが、念のために、脱いだ服は籠の中へと仕舞った。普段はこんなこと絶対したりしないんだが、あの吐き捨てたみたいな美桜の台詞が脳内のどこかに引っ掛かりを覚えている。前例があるだけに、余計に警戒心が剥き出しになってしまったのだ。……しかも、今日の『昼』のことだしな!
「……なんか、変なことに気遣ってるのかな。あんなに警戒心出さなくてもよかっただろうに……」
まぁ元はと言えば、そういう風に仕向けた美桜のせいなのだが。
「……はぁぁ。色々あった1日だったな」
改めて、こんなにも緊張しまくりで、こんなにもハラハラした日は初めてだった。
家に帰ってきたら女神様が出待ちしていて……、
女神様をお風呂に入れたらタオル1枚で出てきたり……、
1人で炊事洗濯などの家事をやりたいって言い出したり……、
人生の中でもこんなにハプニング満載な日は、一生のうちでもあるかないかってぐらいだ。
疲れが溜まっていたのか、湯船に浸かった途端、今日の疲れが一瞬で抜けていく。
湯船に浸かると、不思議と力が抜けていくんだよな。
包容力……って言うんだろうか、こういうのって。湯船以外にも、温かいものに身を包まれてると安心感を覚えるっていうか。きっと、そういうのと近いものがあるのだろう。
はぁぁああ──これ、いつまでも入っていたい気分……、
「失礼しますね」
「あーうん。どうぞ……………………ん? ……えっ?」
「あ、お構いなく。タオルは巻いてあるので、前は見えませんよ」
「──今すぐ脱衣場帰れ!!」
意識がふわふわと漂っていた僕は……たった数十秒で肉体へと戻された。
否、戻らなければ、確実に今度こそ僕の寿命が本当の余命を迎えてしまう!
この、何を仕出かすかわからない幼馴染の魔の手によって!
「今度は何しに来たんだよ! ふ、普通、だ、男子のにゅ、入浴中に、は、入ってこねぇだろ!」
美桜に振り向きそうになった視線を、急いで90度戻す。
……み、見えなかった。これはショックを受けているのではない。決してな。そんな思春期男子高校生が持っていそうな性欲を、こんなところで発揮出来るほど、僕の精神はたくましく出来てないんだよっ!!
「なに、とは?」
「こっちの台詞なんですけど!?」
「そこまで驚くことでしょうか。幼馴染、それも相手が湊君だからこそ、一緒にお風呂に入ってもさして問題ないかと思ったのですが──」
「──結論の仕方が意味不明なんだよ! 後、僕相手でも男と同じお風呂に入ってくるんじゃない!」
そこら辺の常識ぐらいはあるでしょ!? それとも、貴女様の精神は、一般女子高生並みでもないということなのですか!?
「そうなのですか? けど、お父さんは頼めばいつでも入ってくれましたよ? 知り合いならばオーケーなのでは?」
「それは……相手が悪い、相手が」
「どういう意味ですか、それは?」
「気にしたら負ける。だから、訊かない方が身のためだ」
相手が悪すぎた……。
比べる対象がまさかの親バカな美桜のお父さんと来たか……! まさかとは思ったが、予想の斜め上をいった結論の根拠に、ため息が溢れざるを得ない。
確かに、美桜のお願いならば断れなさそうだが、そこは断ろうよ! お陰で世間常識がずれてしまった娘に成長してますよ!
「と、とにかく、入るなら僕が出るから、ゆっくりしてけ」
「い、嫌です!」
湯船から去ろうとした僕を、美桜の白い肌が掴んで引き止めた。
「……えっと。は、離してくれるか?」
後ろを無闇に振り返れないために、この感触の正体を探るわけにもいかない。
この感触の実態が美桜だということはわかっているのだが、お互いに『裸同士』だというこの状況に、段々と思考の幅が狭まっているのがわかる。
……ダメだ。我慢しろ、我慢するんだボクの精神! 相手は天然様だぞ!
「離したら、どこかに行ってしまうじゃないですか……。嫌です。避けないでください」
「……別に、避けてるつもりは」
「でしたら、上がる意味もないじゃないですか」
「そ、それとこれとは、話が別口っていうか……。と、とにかく、僕は上がる! 逆上せるから!」
色んな意味で!
「………………このまま、がいいです」
「人の話聞けって……」
「聞いてます。……でも、湊君だってドキドキしています。脈が早いです」
「────っ!!」
ただの男子だったなら、こんな状況に誰しも天に召されるんだろうな。これが女神様の包容力というやつなのか。
……けど、僕の場合はただ単に目のやり場に困る。それだけだ。こんなにも居心地が悪いと感じたのは、初めてだ。──もう、沸点も限界だった。
「……もう、いいだろ」
「えっ……」
「僕はお前が思うような『お人好し』じゃないんだよ。僕だって周りの男子と変わらない。お前のことを、いつだって性対象に見られるんだよ。……ここで、お前を襲うことだって出来るんだぞ」
我ながら、何を言っているのだろうと思う。
無意識に近い言葉。
本当の意思なのかわからない言葉。
最早、僕自身の言葉のストレスをぶつけただけ──八つ当たりにしかならないような、美桜を傷つけるだけの言葉だと思った。
次第に、僕の腕を掴んでいた手は、ゆっくりと離れていった。
ここで、僕は初めて気がついた。
──あっ、やばっ。……言いすぎた! と。
いくら美桜が世間ずれしてて、僕の理性を吹き飛ばそうとしてたからって、あんな言い方する必要なんてなかっただろ! ……謝らないと!
僕はすぐさま謝ろうと後ろを振り返った。
……ったのだが、
「やっと、私の方を見ましたね。湊君。このまま、ぎゅっとして、いいですか?」
湯煙で見えにくかったが、美桜の身体にはしっかりとバスタオルが巻いてあり、大事な部分が見えないようになっていた。
意識しないようにと、見ないようにと彼女をよく見ていなかったのが功を奏した……そう思っていたのは僕だけ。現実は──しっかりと防壁を張っていたのだ。
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