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第五部
第50話 女神様の誕生日②
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学校に着いてからはもう大変、その一言しか出てこないほどの嵐が巻き起こっていた。
まず、校門から入るとそこには偶然居合わせた生徒達に僅か数秒ほどで美桜は囲まれてしまい、完全に身動きが取れない状態になってしまった。
必死に藻がいて何とか脱出したかと思えば、お次は下駄箱付近。居合わせた……というよりも出待ちしていた生徒達が大半だったがそこでも美桜はあっという間に囲まれていた。
安心出来る間もなく、次は廊下。その次は朝礼前の教室。そしてその次は朝礼後の5分休み内に持ってくる生徒が多発。
全校生徒は600人ほど。毎年ズレがあるらしく正式にはわからないが。
しかしそんな大人数が一気に詰め寄ってくると迫力が違う。中学の頃より人数は減ったと思うが、それでも数え切れない人数だった。
朝に美桜が憂鬱になっていた原因がわかった気がする。
にしても、個人情報の流出は勘弁してほしいものだ。一体どこから情報が出回ったのだろうか。後で何かしら調べてみるか。プロでも探偵でもないから、大した情報は得られないかもしれないが。
朝の時間が異様に長く感じるが、さすがに授業中は静かだった。先程まで騒いでいたのが嘘のように化けたみたいだ。
チャイムが鳴り、そしてそれは授業終了を知らせる鐘の音。
つまりは襲来の再開である。
15分休みになれば、上の階から上級生達が珍しく降りてきて、美桜にプレゼントを渡す行為なんかも目撃した。まあ鮮やかに断っていたが。
時間は長々しくも時を進め、ようやく昼休みを迎えた。
いつもであれば校舎裏で集合してそのままお昼を食べる。……はずなのだが、そうは問屋が卸さない。
そう、この日において最も嫌気が指すところというのはリベンジだ。
一度美桜に断られた人達(美桜にプレゼントを渡そうとした人全員)も押し寄せて美桜の手にもおえられない状況になってしまった。
……さてこれは、どうすればいいのだろうか。
今まで遠目からしかこの光景を見てこなかった者としては、どんな行動が正しいのか検討もつかない。これが僕の陰キャ属性である。
「おーっす! 湊、一緒に食べよう……ぜ、とはいかなそうだな」
「ご覧の通りだ」
さすが陽キャに属する奴は隅々まで観察しているな。こういう場に馴染めるスキル——本当に羨ましい限りだ。
「……で?」
「で、って……何だよ、その目は」
再び伊月の方へと振り向くとニヤニヤと、何かを期待しているかのような顔で僕を見ていた。……正直に言って、嫌な予感しかしない。
「幼馴染で、しかもこの学校の象徴的存在、真城美桜さんがピンチときたもんだ! さてさてさーて? あの状況を目撃してどう動くんだ、旦那?」
「幼馴染なのは認めるが僕はあいつの旦那じゃない。将来のあいつの旦那に謝れ」
バカも休み休みにしてもらいたいものだ。
確かに僕は彼女に『幼馴染』と言えど好意は持っている、それは美桜もそうだろう。でなかったら今までの言動に説明がつかない。
だが逆に、僕達の間に『恋』のような純粋な好意は含まれていない。そりゃあ……多少ドキドキさせられるし心臓に悪いことも多いが、美桜に対してそれ以上の感情は無いと断言出来る。
それに美桜は列記としたお嬢様。
美桜の両親も過保護と言えど孫の顔ぐらい見たいと思うだろう。そうなればいずれ美桜には、婿となる男性が出てくる。あの極度の塩対応な女子に、果たしてそんな人が出てくるのだろうかという純粋な疑問は置いておくとして。
「面倒くさいぞお前ら。どっちかが素直になりゃ、こんなことにならずに済むと思うんだがな……」
ため息を吐かれた挙句、多少の愚痴まで吐かれた。……一体どういう意味なんだよ。
と、伊月の真意に脳内が追い抜かれていると、今度は心機一転──未だに受け取りを拒み続ける美桜に動きがあったようだ。
「ですから、私は先程から何度も言っています。誕生日プレゼントは嬉しいですが受け取れません。お気持ちだけで十分です」
本心では『気持ちも要りませんが』とか言ってそうだけどな……僕だからわかる、美桜のあの真剣な返しの裏側を。
しかしそんな簡単に引き下がるほど場数を踏んでいなさそうな1人の男子が、異議を申し立てる。
「何でですか! せ、せめて、1つだけでも……!」
「……結構です。私に、変な意識を向けないでください。理由は先程話した通りなので」
ぺこり、と一礼して美桜はその場を去ろうと後ろを振り向く。
その動きから既に華麗さと美しさ、そして湧き立つ美貌。これらを目の前に断固として否定されれば、さすがの男子達も懲りるだろうと踏んだのだろう。
しかし……場数を踏み慣れていないのは、どうやら美桜も同じだったようだ。
先程異議を唱えた男子が、去ろうとする美桜の腕を思いっきり握ってきたのだ。
「は、離してください!」
「嫌です! 受け取ってくれるまでは離しません! それに、さっきの理由も納得いきませんからっ!」
美桜は必死に「離してください」と叫ぶ。普段は聞かない、本来の美桜の声だ。
随分と面倒くさいのが今回もヒットしてしまったようだ。
恋愛を考えてのプレゼント渡し。──美桜がこれまで味わってきた経験の中、そのパターンが1番執着心が強く、拒むのも面倒だったという。
そして今、僕達はその現場を目撃している。
他の男子達も一回は丸め込まれたが、この男子の訴えによりまた疑念が勝ったようだ。
こういうところで余計な意地を張る必要もないだろうに。
だが、それだけみなが『本気』何だという証にもなり得る。客観的に見たら(美桜から見たら)、ただの迷惑にしかなってないんだろうが。
「おぉ……、何かスゴいことになっちゃったな。それで、どうするんだ?」
「…………」
「助けに行かないのか? たとえ学校ではあまり目立ちたくないお前でも、相手は幼馴染だろ。どうするんだよ。女神様ではなく『幼馴染』を見捨てる気か?」
「……変な言い方するよな。それ、脅しって言うんだぞ」
「そうかもな」
伊月は冗談を言ったようにクスッと笑みを浮かべた。
「けど、お前に『女神様を助けなくていいのか?』なんて言ったところで、動かないのは目に見えてるからな。──それで、どうするよ」
「……有無も言わせない気か」
「さぁな。お前次第、ってとこじゃないか?」
それって結局のところ僕に『動け』って言ってるようなものだろうが。
……まぁでも伊月にこう言われるまでもなく、僕がこの場でどう行動するかなんて決まっていた。
半分は伊月に背中を押されてしまったが。
まず、校門から入るとそこには偶然居合わせた生徒達に僅か数秒ほどで美桜は囲まれてしまい、完全に身動きが取れない状態になってしまった。
必死に藻がいて何とか脱出したかと思えば、お次は下駄箱付近。居合わせた……というよりも出待ちしていた生徒達が大半だったがそこでも美桜はあっという間に囲まれていた。
安心出来る間もなく、次は廊下。その次は朝礼前の教室。そしてその次は朝礼後の5分休み内に持ってくる生徒が多発。
全校生徒は600人ほど。毎年ズレがあるらしく正式にはわからないが。
しかしそんな大人数が一気に詰め寄ってくると迫力が違う。中学の頃より人数は減ったと思うが、それでも数え切れない人数だった。
朝に美桜が憂鬱になっていた原因がわかった気がする。
にしても、個人情報の流出は勘弁してほしいものだ。一体どこから情報が出回ったのだろうか。後で何かしら調べてみるか。プロでも探偵でもないから、大した情報は得られないかもしれないが。
朝の時間が異様に長く感じるが、さすがに授業中は静かだった。先程まで騒いでいたのが嘘のように化けたみたいだ。
チャイムが鳴り、そしてそれは授業終了を知らせる鐘の音。
つまりは襲来の再開である。
15分休みになれば、上の階から上級生達が珍しく降りてきて、美桜にプレゼントを渡す行為なんかも目撃した。まあ鮮やかに断っていたが。
時間は長々しくも時を進め、ようやく昼休みを迎えた。
いつもであれば校舎裏で集合してそのままお昼を食べる。……はずなのだが、そうは問屋が卸さない。
そう、この日において最も嫌気が指すところというのはリベンジだ。
一度美桜に断られた人達(美桜にプレゼントを渡そうとした人全員)も押し寄せて美桜の手にもおえられない状況になってしまった。
……さてこれは、どうすればいいのだろうか。
今まで遠目からしかこの光景を見てこなかった者としては、どんな行動が正しいのか検討もつかない。これが僕の陰キャ属性である。
「おーっす! 湊、一緒に食べよう……ぜ、とはいかなそうだな」
「ご覧の通りだ」
さすが陽キャに属する奴は隅々まで観察しているな。こういう場に馴染めるスキル——本当に羨ましい限りだ。
「……で?」
「で、って……何だよ、その目は」
再び伊月の方へと振り向くとニヤニヤと、何かを期待しているかのような顔で僕を見ていた。……正直に言って、嫌な予感しかしない。
「幼馴染で、しかもこの学校の象徴的存在、真城美桜さんがピンチときたもんだ! さてさてさーて? あの状況を目撃してどう動くんだ、旦那?」
「幼馴染なのは認めるが僕はあいつの旦那じゃない。将来のあいつの旦那に謝れ」
バカも休み休みにしてもらいたいものだ。
確かに僕は彼女に『幼馴染』と言えど好意は持っている、それは美桜もそうだろう。でなかったら今までの言動に説明がつかない。
だが逆に、僕達の間に『恋』のような純粋な好意は含まれていない。そりゃあ……多少ドキドキさせられるし心臓に悪いことも多いが、美桜に対してそれ以上の感情は無いと断言出来る。
それに美桜は列記としたお嬢様。
美桜の両親も過保護と言えど孫の顔ぐらい見たいと思うだろう。そうなればいずれ美桜には、婿となる男性が出てくる。あの極度の塩対応な女子に、果たしてそんな人が出てくるのだろうかという純粋な疑問は置いておくとして。
「面倒くさいぞお前ら。どっちかが素直になりゃ、こんなことにならずに済むと思うんだがな……」
ため息を吐かれた挙句、多少の愚痴まで吐かれた。……一体どういう意味なんだよ。
と、伊月の真意に脳内が追い抜かれていると、今度は心機一転──未だに受け取りを拒み続ける美桜に動きがあったようだ。
「ですから、私は先程から何度も言っています。誕生日プレゼントは嬉しいですが受け取れません。お気持ちだけで十分です」
本心では『気持ちも要りませんが』とか言ってそうだけどな……僕だからわかる、美桜のあの真剣な返しの裏側を。
しかしそんな簡単に引き下がるほど場数を踏んでいなさそうな1人の男子が、異議を申し立てる。
「何でですか! せ、せめて、1つだけでも……!」
「……結構です。私に、変な意識を向けないでください。理由は先程話した通りなので」
ぺこり、と一礼して美桜はその場を去ろうと後ろを振り向く。
その動きから既に華麗さと美しさ、そして湧き立つ美貌。これらを目の前に断固として否定されれば、さすがの男子達も懲りるだろうと踏んだのだろう。
しかし……場数を踏み慣れていないのは、どうやら美桜も同じだったようだ。
先程異議を唱えた男子が、去ろうとする美桜の腕を思いっきり握ってきたのだ。
「は、離してください!」
「嫌です! 受け取ってくれるまでは離しません! それに、さっきの理由も納得いきませんからっ!」
美桜は必死に「離してください」と叫ぶ。普段は聞かない、本来の美桜の声だ。
随分と面倒くさいのが今回もヒットしてしまったようだ。
恋愛を考えてのプレゼント渡し。──美桜がこれまで味わってきた経験の中、そのパターンが1番執着心が強く、拒むのも面倒だったという。
そして今、僕達はその現場を目撃している。
他の男子達も一回は丸め込まれたが、この男子の訴えによりまた疑念が勝ったようだ。
こういうところで余計な意地を張る必要もないだろうに。
だが、それだけみなが『本気』何だという証にもなり得る。客観的に見たら(美桜から見たら)、ただの迷惑にしかなってないんだろうが。
「おぉ……、何かスゴいことになっちゃったな。それで、どうするんだ?」
「…………」
「助けに行かないのか? たとえ学校ではあまり目立ちたくないお前でも、相手は幼馴染だろ。どうするんだよ。女神様ではなく『幼馴染』を見捨てる気か?」
「……変な言い方するよな。それ、脅しって言うんだぞ」
「そうかもな」
伊月は冗談を言ったようにクスッと笑みを浮かべた。
「けど、お前に『女神様を助けなくていいのか?』なんて言ったところで、動かないのは目に見えてるからな。──それで、どうするよ」
「……有無も言わせない気か」
「さぁな。お前次第、ってとこじゃないか?」
それって結局のところ僕に『動け』って言ってるようなものだろうが。
……まぁでも伊月にこう言われるまでもなく、僕がこの場でどう行動するかなんて決まっていた。
半分は伊月に背中を押されてしまったが。
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