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第一部
第92話 贈り物
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さりげなくを装って右を見上げると、黒い騎士服姿のきりっとしたウェイン卿がいる。
昨日までの希少な私服姿は、間違いなく最高であった。しかし、制服姿はやはり、神レベルの最高さであった。
さりげなくの視線は、今日はすぐに気付かれてしまう。微かに目を細めて、軽く頷いてくれる。胸はずきゅんと鳴る。
左手は、細く柔らかい、白魚のような手に包まれている。
昨夜、屋敷に戻って以来、ブランシュはずっとこの調子だった。食べる時もお風呂も眠る時も、ぴったり一緒。
半身を預けるみたいにくっついて座るブランシュとわたしの向かいのソファには、ノワゼット公爵とドーン公爵。斜向かいの一人掛けソファには優しい眼差しを向けてくれるランブラーがいる。
後方には、お付きの白と黒の騎士がそれぞれ居並ぶという迫力の絵面が、ここ伯爵邸の応接室に展開されていた。
「あの、この度は、皆様にご心配とご迷惑をおかけしまして、誠に申し訳ありませんでした」
昨夜、屋敷に帰ってきたときのブランシュとランブラーとアリスタのやつれぶりが忘れられない。
メイドのアンヌやリジー達、ブランシュの侍女達、料理長のモーリーまでも再会の涙を流してくれた。人の世の温もりを改めて知った。
「レディ・リリアーナ、ご無事でなにより。もうお疲れではありませんか?」
グラハム・ドーン公爵が、麗しく微笑んで唐突に立ち上がり、わたしの前に跪いた。翡翠色のリボンが掛けられた、大きな赤い薔薇の花束を差し出す。
「……はい、あの、ご親切に、ありがとうございます。ドーン公爵閣下」
恐縮しながら受け取ると、ドーン公爵は青銅色の前髪をすっとかき上げ、深い翡翠の瞳を輝かせた。
「どうぞ、グラハムとお呼びください」
「……は? はあ?」
呼べるわけない。
「やはり、貴女には傷一つない完璧な薔薇がお似合いです。もっとも、貴女のその薔薇色に艶めく頬と唇の前では、いかに美しい花でさえも、霞んでしまうでしょう」
「……はあ……」
相変わらず、役者でないのが惜しまれる、華のある芸能オーラとスポットライト感。口から出てくる言葉も負けぬほどキラキラしている。まるで、歌っているみたい。
ドーン公爵が意味ありげな視線を送れば、数多の女性たちは頬を染め、にこりと微笑めば、たちまち骨抜き、口を開けば、あっさりと虜になるのだと、新聞のゴシップ欄で読んだことがある。
嘘か本当か知らないが、後ろに控える白い騎士達の目は、「また始まったよ……」と生暖く細められていた。
「令嬢がご無事で、本当に良かった。我々、第一騎士団が護衛しておきながら、令嬢をみすみす危険な目に遭わせてしまい、本当に申し訳ない」
「まあ、いいえ。とんでもございません。こちらこそ、重ね重ね、申し訳ありませんでした」
「レディ・リリアーナ、貴女をわたしの手で救い出せなかったことが悔やまれます。もし、ロウブリッターがメイデイランドではなく、我々のいるジュランビルで停泊していたら……。貴女を危機から救い出し、その肩を最初に慰め抱くのは、このわたしであったのに……!」
ドーン公爵は、美しい顔に眉根を寄せ、苦悩の色を浮かべた。
「……はあ……なるほど……」
よくわからないが、曖昧に相槌を打つ。
顏を上げたドーン公爵は、片手を自身の胸に当て、輝くような笑みを浮かべた。白い歯がきらりと光る。
「しかし、天はやはり、このグラハム・ドーンを見放さなかった。こうして、天女の如く美しく清らかな貴女のお姿を、再び目にすることができたのですから」
「……ああ、はい……、なるほど……」
いいえ、歌劇の主役の如くお美しいのは、貴方様の方です、と申し上げたいのを堪える。
「白百合の精すら霞ませる貴女の姿を思い浮かべる度、この胸は千々に乱れます。ついては、レディ・リリアーナ、どうか、このわたしと――」
「いや、待て! グラハム、その前に、事件について聞こうじゃないか!」
ドーン公爵が何か言いかけたのを遮って、ノワゼット公爵が苦い虫を噛んじゃったみたいな顔をして、声を上げた。
興を削がれたドーン公爵は不服そうに立ちあがり、ノワゼット公爵をぎろりと一瞥してから、渋々といった風にソファにどさっと腰かける。
ノワゼット公爵は、咳払いをひとつしてから、鳶色の目を優しく細めた。
「さ、リリアーナ、それで、早速で申し訳ないが、ロウブリッターのことで、何でも覚えていることを教えてくれるかい?」
「……はい。あの、……ロウブリッターは」
「……あ、あのう……」
居ずまいを正し、話し始めたところで、ドアの方から、か細い声が届いた。
見ると、メイドのアンヌが蒼色のリボンがかかった白い箱を重たそうに抱え、申し訳なさそうに瞳を潤ませて立っていた。
「あの……、お話し中、申し訳ありません。先ほど、正面玄関に男性の方がお見えになり、今すぐ、リリアーナ様にこちらをお渡しするように、絶対に、必ず今すぐお渡しして、すぐに開けるように、とおっしゃるものですから……」
二人の公爵の関わる会話を遮る羽目に陥らされた気の毒なアンヌは、沢山の騎士が立ち並ぶ部屋に恐れをなし、色を失くしておどおどと立ち竦んでいる。
キャリエール卿が、「令嬢に?」と微笑んで、アンヌから箱を受け取ると、ほっとしたように眉尻を下げ、ペコリと頭を下げて、しずしずと下がる。
「何だろう? この前のパーティーでリリアーナを見た誰かからかな?」
「送り主の名前は……見当たりませんね」
ランブラーが言い、キャリエール卿が送り主の名前を探すように眺める。
では一応、とわたしの前に箱が置かれた。
きれいな蝶々の形に結ばれた蒼色のサテンのリボンをほどき、蓋を開ける。
「……まあ」
その場にいた全員が、箱の中を見つめたまま、しばらく放心したように、動けなかった。
箱の中には、ブランシュの盗まれた宝石が入っていた。
ダイヤモンド、エメラルド、サファイヤ、ルビーにアレクサンドライト。ノワゼット公爵からの贈り物だという首飾り。母の形見のペンダントらしきものもある。部屋に差し込む太陽光が弾かれ、箱から溢れ出す。
「まさか!」と叫んで、ドーン公爵が立ち上がり、第一騎士団の騎士を引き連れ、血気逸る様子で飛び出して行った。
オデイエ卿が、勇ましい白い背中を見送りながら、むっと眉根を寄せて首を振る。
「今から追いかけても、絶対に無理です! もう遠くに逃げてますよ、あいつは」
ウェイン卿も無言のまま、頷く。むうっと眉を寄せて、喧嘩したばかりの子どもみたいに不機嫌そうな表情である。
「封筒が入っているわよ? 貴女宛てじゃない?」
ブランシュに言われて、箱の中に入っていた封筒を取り出す。
中には、蒼灰色の便せんが入っていた。
手紙は、
「親愛なる レディ・リリアーナ」
で始まっていた。
昨日までの希少な私服姿は、間違いなく最高であった。しかし、制服姿はやはり、神レベルの最高さであった。
さりげなくの視線は、今日はすぐに気付かれてしまう。微かに目を細めて、軽く頷いてくれる。胸はずきゅんと鳴る。
左手は、細く柔らかい、白魚のような手に包まれている。
昨夜、屋敷に戻って以来、ブランシュはずっとこの調子だった。食べる時もお風呂も眠る時も、ぴったり一緒。
半身を預けるみたいにくっついて座るブランシュとわたしの向かいのソファには、ノワゼット公爵とドーン公爵。斜向かいの一人掛けソファには優しい眼差しを向けてくれるランブラーがいる。
後方には、お付きの白と黒の騎士がそれぞれ居並ぶという迫力の絵面が、ここ伯爵邸の応接室に展開されていた。
「あの、この度は、皆様にご心配とご迷惑をおかけしまして、誠に申し訳ありませんでした」
昨夜、屋敷に帰ってきたときのブランシュとランブラーとアリスタのやつれぶりが忘れられない。
メイドのアンヌやリジー達、ブランシュの侍女達、料理長のモーリーまでも再会の涙を流してくれた。人の世の温もりを改めて知った。
「レディ・リリアーナ、ご無事でなにより。もうお疲れではありませんか?」
グラハム・ドーン公爵が、麗しく微笑んで唐突に立ち上がり、わたしの前に跪いた。翡翠色のリボンが掛けられた、大きな赤い薔薇の花束を差し出す。
「……はい、あの、ご親切に、ありがとうございます。ドーン公爵閣下」
恐縮しながら受け取ると、ドーン公爵は青銅色の前髪をすっとかき上げ、深い翡翠の瞳を輝かせた。
「どうぞ、グラハムとお呼びください」
「……は? はあ?」
呼べるわけない。
「やはり、貴女には傷一つない完璧な薔薇がお似合いです。もっとも、貴女のその薔薇色に艶めく頬と唇の前では、いかに美しい花でさえも、霞んでしまうでしょう」
「……はあ……」
相変わらず、役者でないのが惜しまれる、華のある芸能オーラとスポットライト感。口から出てくる言葉も負けぬほどキラキラしている。まるで、歌っているみたい。
ドーン公爵が意味ありげな視線を送れば、数多の女性たちは頬を染め、にこりと微笑めば、たちまち骨抜き、口を開けば、あっさりと虜になるのだと、新聞のゴシップ欄で読んだことがある。
嘘か本当か知らないが、後ろに控える白い騎士達の目は、「また始まったよ……」と生暖く細められていた。
「令嬢がご無事で、本当に良かった。我々、第一騎士団が護衛しておきながら、令嬢をみすみす危険な目に遭わせてしまい、本当に申し訳ない」
「まあ、いいえ。とんでもございません。こちらこそ、重ね重ね、申し訳ありませんでした」
「レディ・リリアーナ、貴女をわたしの手で救い出せなかったことが悔やまれます。もし、ロウブリッターがメイデイランドではなく、我々のいるジュランビルで停泊していたら……。貴女を危機から救い出し、その肩を最初に慰め抱くのは、このわたしであったのに……!」
ドーン公爵は、美しい顔に眉根を寄せ、苦悩の色を浮かべた。
「……はあ……なるほど……」
よくわからないが、曖昧に相槌を打つ。
顏を上げたドーン公爵は、片手を自身の胸に当て、輝くような笑みを浮かべた。白い歯がきらりと光る。
「しかし、天はやはり、このグラハム・ドーンを見放さなかった。こうして、天女の如く美しく清らかな貴女のお姿を、再び目にすることができたのですから」
「……ああ、はい……、なるほど……」
いいえ、歌劇の主役の如くお美しいのは、貴方様の方です、と申し上げたいのを堪える。
「白百合の精すら霞ませる貴女の姿を思い浮かべる度、この胸は千々に乱れます。ついては、レディ・リリアーナ、どうか、このわたしと――」
「いや、待て! グラハム、その前に、事件について聞こうじゃないか!」
ドーン公爵が何か言いかけたのを遮って、ノワゼット公爵が苦い虫を噛んじゃったみたいな顔をして、声を上げた。
興を削がれたドーン公爵は不服そうに立ちあがり、ノワゼット公爵をぎろりと一瞥してから、渋々といった風にソファにどさっと腰かける。
ノワゼット公爵は、咳払いをひとつしてから、鳶色の目を優しく細めた。
「さ、リリアーナ、それで、早速で申し訳ないが、ロウブリッターのことで、何でも覚えていることを教えてくれるかい?」
「……はい。あの、……ロウブリッターは」
「……あ、あのう……」
居ずまいを正し、話し始めたところで、ドアの方から、か細い声が届いた。
見ると、メイドのアンヌが蒼色のリボンがかかった白い箱を重たそうに抱え、申し訳なさそうに瞳を潤ませて立っていた。
「あの……、お話し中、申し訳ありません。先ほど、正面玄関に男性の方がお見えになり、今すぐ、リリアーナ様にこちらをお渡しするように、絶対に、必ず今すぐお渡しして、すぐに開けるように、とおっしゃるものですから……」
二人の公爵の関わる会話を遮る羽目に陥らされた気の毒なアンヌは、沢山の騎士が立ち並ぶ部屋に恐れをなし、色を失くしておどおどと立ち竦んでいる。
キャリエール卿が、「令嬢に?」と微笑んで、アンヌから箱を受け取ると、ほっとしたように眉尻を下げ、ペコリと頭を下げて、しずしずと下がる。
「何だろう? この前のパーティーでリリアーナを見た誰かからかな?」
「送り主の名前は……見当たりませんね」
ランブラーが言い、キャリエール卿が送り主の名前を探すように眺める。
では一応、とわたしの前に箱が置かれた。
きれいな蝶々の形に結ばれた蒼色のサテンのリボンをほどき、蓋を開ける。
「……まあ」
その場にいた全員が、箱の中を見つめたまま、しばらく放心したように、動けなかった。
箱の中には、ブランシュの盗まれた宝石が入っていた。
ダイヤモンド、エメラルド、サファイヤ、ルビーにアレクサンドライト。ノワゼット公爵からの贈り物だという首飾り。母の形見のペンダントらしきものもある。部屋に差し込む太陽光が弾かれ、箱から溢れ出す。
「まさか!」と叫んで、ドーン公爵が立ち上がり、第一騎士団の騎士を引き連れ、血気逸る様子で飛び出して行った。
オデイエ卿が、勇ましい白い背中を見送りながら、むっと眉根を寄せて首を振る。
「今から追いかけても、絶対に無理です! もう遠くに逃げてますよ、あいつは」
ウェイン卿も無言のまま、頷く。むうっと眉を寄せて、喧嘩したばかりの子どもみたいに不機嫌そうな表情である。
「封筒が入っているわよ? 貴女宛てじゃない?」
ブランシュに言われて、箱の中に入っていた封筒を取り出す。
中には、蒼灰色の便せんが入っていた。
手紙は、
「親愛なる レディ・リリアーナ」
で始まっていた。
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