『悪役令嬢に仕立て上げられたけど、猫カフェを開いたら辺境伯が通ってきます』

夢窓(ゆめまど)

文字の大きさ
23 / 23

『お世継ぎ3人、ご降臨! 王都が震えた“帰宅ではない第二の伝説”』むちゅめも、あるよ。

しおりを挟む
市民視点+父視点+オチ(王都・洗礼パレード当日)

 

「来たぞ、来た来た!!」

朝から街の目抜き通りはすでにざわついていた。
何日も前から貼り出された“洗礼式の告知”には、こうあった。

「合同洗礼式につき、午前中に新生児の行列が王都を通過します」
※式典ではなく、**ただの移動です。

 

 でもどう見てもパレード 

 

◆ 行列の構成:
• 先頭:戦場騎士団(ロイド)→ 黒と金の重装甲、圧倒的威圧感
• 中央馬車1:ロイド&マーサの息子(きょとん顔)
• 中央馬車2:バルツアー&ソフィアの息子(ねこシャルルに腕を掴まれてる)
• 中央馬車3:アラン&マリーナの息子(ガーゼハチマキつき)
• 後方:辺境伯騎士団、伯爵家騎士団 → 鎧の海

その外側を、父3人が“騎乗で無言の護衛”。

 

◆ 通行人たちの声:

通行人A:「お世継ぎ! 未来の公爵と辺境伯と伯爵だ!」
通行人B:「……ちっちゃいのに、存在感がすごい」
通行人C:「っていうか、父たち、全員むっちゃカッコいいけど顔が固い!」
通行人D:「えっ、まさか……」
通行人A:「娘じゃなかったからって、拗ねてるの!?」

 

 ピンポン!そのとおりです 

 



◆ 父たちの内心:誰も言わないけど

 

ロイド(黙々と馬に乗りつつ)

(……元気で何よりだ。男の子だし、跡取りとして立派に育てる)

(でも……正直、ピンクのドレスの娘抱っこしたかった)

 

アラン(笑ってるけど)

(めっちゃ可愛いぞうちの子! 最高だ!)
(……けど、娘だったら、「パパと結婚する~♡」って言ってくれたよな多分……)

 

バルツアー(無表情MAX)

(この子が元気であればそれでいい)
(……でも、ソフィアが娘の髪を三つ編みにしてる姿、見てみたかった)
(……ちょっとだけ)

 

 全員、“むちゅめロス”中 

 



◆ 馬車の中:母たちは

ソフィア:「みんな、すごく大きな顔して守ってくれてるけど、顔が……」
マーサ:「……あれ、拗ねてますよね?」
マリーナ:「うちのが一番拗ねてる気がするけど、かわいいから放置でいいわ」

シャルル:「にゃ(=みんな、顔に出すぎ)」
キティ:「にゃー(=わかるー)」

 



◆ パレード終盤:群衆がざわつく

「次は!?」「次の赤ちゃんは!?」「今度こそ娘!?」「ミニドレス!?」

父たち、
表情を崩さないまま、
全員同時に小さく溜息をついた。

 

 



ラスト:記録係の老書記官の一言

「これはもはや“洗礼式”ではなく、
 筋肉と愛と、未来の希望を乗せた騎馬行列である」
「また一つ、王都に伝説が刻まれた」
「次は……女子だった場合、王国崩壊級の騒ぎになるだろう」

 

  そして伝説は続く 


『むちゅめ爆誕!三姫伝説、はじまります。』

◆ プロローグ:王都にて、ある朝の告知板

【おしらせ】
本日午前、
グレイウッド家・辺境伯家・伯爵家より、
“三姫(さんき)”の洗礼式が執り行われます。
※式ではなく、ただの記録手続きです。
※大行列は予定しておりません。

 

市民A:「またそれか」
市民B:「大行列じゃん!!!」
市民C:「馬の蹄音聞こえるんだけど!?ねぇ!?」

 

 そして始まる、“第二の伝説” 



◆ 1年半ぶりの大行列(またしても“ただの移動”)

中心にあるのは――
3台の美しいベビーカー馬車。
• ロイド&マーサの娘:イリス(金髪で花冠をつけてる)
• バルツアー&ソフィアの娘:セラフィナ(白猫と一緒にドレス)
• アラン&マリーナの娘:ティナ(ピンクのリボン+顔にいたずら描き)

 

騎士団、再集結。
しかも今回は「女の子だから」という理由で、装飾が本気。
• 鎧にレースの縁取り
• 剣にピンクのリボン
• 馬のたてがみに花飾り

 

父たちは――
完全武装+顔が溶けそうな笑み。

 



◆ 父たちの狂喜(でも口には出さない)

ロイド(筋肉):「……イリス。将来は騎士でもいいし、花屋でもいい。……とにかく、お父様と踊ってくれれば」

アラン(筋肉):「パパの筋肉に乗って寝てくれた。もう俺の人生は満たされた」

バルツアー(筋肉):「ソフィアに似てよかった。ありがとう神」

 

※なお、全員 「パパ呼び」に全力で挑ませる計画中。

 



◆ 王都の反応

通行人D:「前回もやばかったけど、今回は完全にプリンセスフェス」
通行人E:「息子の時は“立派だ”だったけど、今は“ああ~~かわいい”って叫びながら膝から崩れる人がいる」
通行人F:「筋肉が猫抱いて花の香水振ってる」
通行人G:「最高です(号泣)」

 

 王都は混乱しながらも癒されていた



◆ 老書記官、また記録を更新

「筋肉と姫と猫。
もはやこの組み合わせは王国の財産である」

「三姫伝説はここに始まり、
未来へと続くだろう」

「そして次に来るのは――
初めての“お姫様お茶会”パレードかもしれない」

 

『ガチムチと、優しい姫のいる国』



◆ 

かつて、この国は、
力ある者だけが尊ばれ、
声の小さな者たちは、影の中で暮らしていた。

 

だが、ある日、
ひとりの令嬢が辺境へと追いやられ、
ひとりの騎士がその扉を開けた。

 

静かなカフェに灯る、小さな明かり。
お茶とパンと猫のぬくもり。
そして、そっと手を差し出してくれた“誰か”の優しさ。

それが――
国を変える風の、始まりだった。

 

 

今、この国には、筋肉と優しさが共存している。

力ある者は、剣で守り、
心ある者は、笑顔で支え、
愛ある者は、次の世代を育てている。

 

子どもたちは、猫と遊び、
姫たちはドレスで駆けまわり、
そして父たちは――

むちゅめに“ぎゅっ”とされるたび、無言で昇天している。

 

誰もが思う。

「この国、ちょっとおかしいけど――あったかいよね」と。

 

そう、それが、
ガチムチと、優しい娘姫のいる国。

 

筋肉で守り、
猫で癒され、
ドレスで笑って、
小さな手で未来を握る――

 

ここは、
“愛されること”が、最強の魔法になった王国。

そしてこれからも、
この国ではきっと、こんな風に毎日が続いていく。

 

今日もどこかで、
ふかふかのパンと、にゃあという鳴き声と、
頬を染めるガチムチたちの声が聞こえる――

追い出された公爵令嬢と、
猫と、紅茶と、
ふかふかのパンから始まった――

“ただの居場所”だったはずの場所に、
気づけば、騎士が来て、兄が帰ってきて、
筋肉たちが通い詰め、
未来までも育ち始めていた。

 

王都がどうだとか、
王家がざまぁとか、
そんなことは、まあ、どうでもいい。

だってソフィアにとっての“幸せ”は――

猫のシャルルと、
誰かが「おかえり」と言ってくれるキッチンと、
たまに真っ赤になる辺境伯の横顔がある、
この猫カフェみたいな日常なんだから。

 

 

――おしまい。

また、次の物語でお会いしましょう。
どんな世界でも、あなたの物語に寄り添えるように。
次は、ショートストーリー

『壊れていく音を聞きながら』

現代、離婚する話です。
無神経な家族の一員、陽一。
家族が静かに、壊れていきます。
やや、現実感出したら、短くなりました。
よろしければ、お読みいただけると嬉しいです。
しおりを挟む
感想 1

この作品の感想を投稿する

みんなの感想(1件)

dragon.9
2025.11.05 dragon.9

いやぁ〜!面白かった😂

可愛い
筋肉


正義であり至宝である、、(笑)

わたくしの
大好物のてんこ盛り💕😋😍💕
ありがとうございますっっ(*´³`*) ㄘゅ💕

2025.11.05 夢窓(ゆめまど)

感想いただきありがとうございます。
私も、筋肉好きなのです。
大きな体に、ノミの心臓❤️
戦ったら鬼神、

そんな彼らと恋人たち
そういうのが書いてみたくて、
この作品作りました。
好きって言っていただきとても嬉しいです。
これからもよろしくお願いします。

解除

あなたにおすすめの小説

【完結】政略婚約された令嬢ですが、記録と魔法で頑張って、現世と違って人生好転させます

なみゆき
ファンタジー
典子、アラフィフ独身女性。 結婚も恋愛も経験せず、気づけば父の介護と職場の理不尽に追われる日々。 兄姉からは、都合よく扱われ、父からは暴言を浴びせられ、職場では責任を押しつけられる。 人生のほとんどを“搾取される側”として生きてきた。 過労で倒れた彼女が目を覚ますと、そこは異世界。 7歳の伯爵令嬢セレナとして転生していた。 前世の記憶を持つ彼女は、今度こそ“誰かの犠牲”ではなく、“誰かの支え”として生きることを決意する。 魔法と貴族社会が息づくこの世界で、セレナは前世の知識を活かし、友人達と交流を深める。 そこに割り込む怪しい聖女ー語彙力もなく、ワンパターンの行動なのに攻略対象ぽい人たちは次々と籠絡されていく。 これはシナリオなのかバグなのか? その原因を突き止めるため、全ての証拠を記録し始めた。 【☆応援やブクマありがとうございます☆大変励みになりますm(_ _)m】

婚約破棄で追放された悪役令嬢、前世の便利屋スキルで辺境開拓はじめました~王太子が後悔してももう遅い。私は私のやり方で幸せになります~

黒崎隼人
ファンタジー
名門公爵令嬢クラリスは、王太子の身勝手な断罪により“悪役令嬢”の濡れ衣を着せられ、すべてを失い辺境へ追放された。 ――だが、彼女は絶望しなかった。 なぜなら彼女には、前世で「何でも屋」として培った万能スキルと不屈の心があったから! 「王妃にはなれなかったけど、便利屋にはなれるわ」 これは、一人の追放令嬢が、その手腕ひとつで人々の信頼を勝ち取り、仲間と出会い、やがて国さえも動かしていく、痛快で心温まる逆転お仕事ファンタジー。 さあ、便利屋クラリスの最初の依頼は、一体なんだろうか?

絞首刑まっしぐらの『醜い悪役令嬢』が『美しい聖女』と呼ばれるようになるまでの24時間

夕景あき
ファンタジー
ガリガリに痩せて肌も髪もボロボロの『醜い悪役令嬢』と呼ばれたオリビアは、ある日婚約者であるトムス王子と義妹のアイラの会話を聞いてしまう。義妹はオリビアが放火犯だとトムス王子に訴え、トムス王子はそれを信じオリビアを明日の卒業パーティーで断罪して婚約破棄するという。 卒業パーティーまで、残り時間は24時間!! 果たしてオリビアは放火犯の冤罪で断罪され絞首刑となる運命から、逃れることが出来るのか!?

無能だと追放された錬金術師ですが、辺境でゴミ素材から「万能ポーション」を精製したら、最強の辺境伯に溺愛され、いつの間にか世界を救っていました

メルファン
恋愛
「攻撃魔法も作れない欠陥品」「役立たずの香り屋」 侯爵令嬢リーシェの錬金術は、なぜか「ポーション」や「魔法具」ではなく、「ただの石鹸」や「美味しい調味料」にしかなりませんでした。才能ある妹が「聖女」として覚醒したことで、役立たずのレッテルを貼られたリーシェは、家を追放されてしまいます。 行きついた先は、魔物が多く住み着き、誰も近づかない北の辺境伯領。 リーシェは静かにスローライフを送ろうと、持参したわずかな道具で薬草を採取し、日々の糧を得ようとします。しかし、彼女の「無能な錬金術」は、この辺境の地でこそ真価を発揮し始めたのです。 辺境のゴミ素材から、領民を悩ませていた疫病の特効薬を精製! 普通の雑草から、兵士たちの疲労を瞬時に回復させる「万能ポーション」を大量生産! 魔物の残骸から、辺境伯の呪いを解くための「鍵」となる物質を発見! リーシェが精製する日用品や調味料は、辺境の暮らしを豊かにし、貧しい領民たちに笑顔を取り戻させました。いつの間にか、彼女の錬金術に心酔した領民や、可愛らしい魔獣たちが集まり始めます。 そして、彼女の才能に気づいたのは、この地を治める「孤高の美男辺境伯」ディーンでした。 彼は、かつて公爵の地位と引き換えに呪いを受けた不遇な英雄。リーシェの錬金術が、その呪いを解く唯一の鍵だと知るや否や、彼女を熱烈に保護し、やがて溺愛し始めます。 「君の錬金術は、この世界で最も尊い。君こそが、私にとっての『生命線』だ」 一方、リーシェを追放した王都は、優秀な錬金術師を失ったことで、ポーション不足と疫病で徐々に衰退。助けを求めて使者が辺境伯領にやってきますが、時すでに遅し。 「我が妻は、あなた方の命を救うためだけに錬金術を施すほど暇ではない」 これは、追放された錬金術師が、自らの知識とスキルで辺境を豊かにし、愛する人と家族を築き、最終的に世界を救う、スローライフ×成り上がり×溺愛の長編物語。

婚約破棄された悪役令嬢の私、前世の記憶を頼りに辺境で農業始めます。~美味しい野菜で国を救ったら聖女と呼ばれました~

黒崎隼人
ファンタジー
王太子アルベルトから「悪役令嬢」の濡れ衣を着せられ、辺境へ追放された公爵令嬢エリザベート。しかし彼女は動じない。なぜなら彼女には、前世で日本の農業研究者だった記憶があったから! 痩せた土地、疲弊した人々――「ならば私が、この地を楽園に変えてみせる!」 持ち前の知識と行動力で、次々と農業改革を成功させていくエリザベート。やがて彼女の噂は王都にも届き、離婚を告げたはずの王太子が、後悔と疑問を胸に辺境を訪れる。 「離婚した元夫婦」が、王国を揺るがす大きな運命の歯車を回し始める――。これは、復縁しない二人が、最高のパートナーとして未来を築く、新しい関係の物語。

追放された悪役令嬢は貧乏になっても図太く生きますわ!

ワールド
恋愛
貴族の娘として生まれた公爵令嬢クラリッサ。 陰謀の濡れ衣を着せられ、華やかな社交界から追放――そして辿り着いたのは、ボロ小屋と畑だけの辺境村!? 「結構ですわ! 紅茶がなければハーブティーを淹れればいいじゃありませんの!」 貧乏生活でも持ち前の図太さで、村の改革に乗り出すクラリッサ。 貧乏でも優雅に、下剋上でも気高く! そんな彼女の前に現れたのは、前世(王都)で彼女を陥れた元婚約者……ではなく、なぜか彼の弟で村に潜伏していた元騎士で――? 「俺は見てた。貴女の“ざまぁ”は、きっとまだ終わっちゃいない。」 ざまぁとスローライフ、そしてちょっとの恋。 令嬢、辺境で図太く咲き誇ります!

追放された悪役令嬢は、氷の辺境伯に何故か過保護に娶られました ~今更ですが、この温もりは手放せません!?~

放浪人
恋愛
公爵令嬢セラフィナは、異母妹イゾルデの策略により、婚約者である王子アラリックから「悪役令嬢」の汚名を着せられ、婚約破棄と同時に辺境への追放を宣告される。絶望の中、彼女を待ち受けていたのは、冷酷無比と噂される「氷の辺境伯」カシアンとの政略結婚だった。死をも覚悟するセラフィナだったが、カシアンは噂とは裏腹に、不器用ながらも彼女を大切に扱い始める。戸惑いながらも、カシアンの隠された優しさに触れ、凍てついた心が少しずつ溶かされていくセラフィナ。しかし、そんな彼女たちの穏やかな日々を、過去の陰謀が再び脅かそうとする。果たしてセラフィナは、降りかかる不遇を乗り越え、カシアンと共に真実の愛と幸福を掴むことができるのか? そして、彼女を陥れた者たちに訪れる運命とは――?

『婚約破棄された令嬢、白い結婚で第二の人生始めます ~王太子ざまぁはご褒美です~』

鷹 綾
恋愛
「完璧すぎて可愛げがないから、婚約破棄する」―― 王太子アルヴィスから突然告げられた、理不尽な言葉。 令嬢リオネッタは涙を流す……フリをして、内心ではこう叫んでいた。 (やった……! これで自由だわーーーッ!!) 実家では役立たずと罵られ、社交界では張り付いた笑顔を求められる毎日。 だけど婚約破棄された今、もう誰にも縛られない! そんな彼女に手を差し伸べたのは、隣国の若き伯爵家―― 「干渉なし・自由尊重・離縁もOK」の白い結婚を提案してくれた、令息クリスだった。 温かな屋敷、美味しいご飯、優しい人々。 自由な生活を満喫していたリオネッタだったが、 王都では元婚約者の評判がガタ落ち、ざまぁの嵐が吹き荒れる!? さらに、“形式だけ”だったはずの婚約が、 次第に甘く優しいものへと変わっていって――? 「私はもう、王家とは関わりません」 凛と立つ令嬢が手に入れたのは、自由と愛と、真の幸福。 婚約破棄が人生の転機!? ざまぁ×溺愛×白い結婚から始まる、爽快ラブファンタジー! ---

処理中です...
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。

このユーザをミュートしますか?

※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。