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旦那様への完全論破
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オーディンは今にも泣きそうな顔で言った。
「クリスティン……頼む……
お前がいないと……領地も、家も……何も回らないんだ……」
クリスティンは冷たく笑う。
「へえ?
それって――」
一歩、彼に近づく。
「私がいないと“領地経営ができないから”?
それとも、“遊びたいから”?」
オーディンは言葉を詰まらせた。
クリスティンは続ける。
「あなた、言ってたわよね。
“家のことは全部クリスティンがやればいい、
俺は社交を楽しむから”って」
あの時の侮蔑と怠惰が、クリスティンの胸に蘇る。
「領地経営も、書類も、使用人の管理も、
ぜ~んぶ私任せで、
あなたはアデルと遊んで……」
扇子で軽くオーディンの胸を叩く。
「そのくせ、私が必要?
笑わせるわ」
オーディンは震えながら首を振った。
「ちがう……違うんだ……!」
「違わないわよ」
クリスティンの声は静かで、刺すほど鋭い。
「あなたが私を繋ぎ止めたかった理由はただひとつ。
“自分が楽でいたいから”。
領地は私任せ、責任は私任せ。
自分は酒と女にふらふらして、
まるで――」
クリスティンの目が細くなる。
「歩く男娼みたいに、あっちこっち行ってたじゃない。」
オーディンの顔が青くなった。
「そんな……そんな言い方……!」
「事実でしょ?」
次の瞬間、クリスティンは一段低い声で言った。
「誰だって嫌よ。
歩く男娼みたいな夫なんて。
触れられたくないし、
まして――“レス”になった原因が私って思わないで?」
オーディンの喉がひゅっと鳴る。
「れ……レスは……君が拒むからだろう……!」
「違わないわよ」
クリスティンは笑った。
乾いた、勝者の笑み。
「レスになった原因は、あなたよ。
だって、私に触れる前に、
“ほかの女”に触れてたじゃない」
周囲がざわめいた。
「そんな夫と、誰が寝たいと思うの?
妻が拒否し始めたら、
それを“妻の義務違反”と言うつもり?」
オーディンの膝が砕けたように崩れ落ちる。
「俺は……俺は……」
クリスティンは最後に言い放つ。
「私を失いたくなかった理由?
そんなの簡単よ。」
美しい笑みを浮かべながら。
「私がいないと、あなたが“何ひとつできない無能”だって、
世間にバレるからでしょ。ケラケラ」
「あなたの領地経営、わたしには都合がよかったの。
だって、崩壊寸前の領地ほど勉強になるものはないわ。
問題だらけのおかげで、
私は立て直しの方法を全部学べた。
――あなたができなかったこと、
私は全部できるようになったのよ。」
オーディン、完全沈黙。
全身から血の気が引き、
その場に座り込んだまま、ただ震えるしかなかった。
クリスティン、香水工場の継承者として独立宣言
崩れ落ちるオーディンを見下ろしながら、
クリスティンはゆっくり、扇子を閉じた。
その仕草は、
“もうあなたに構う価値はない”
と告げるように優雅だった。
「オーディン」
「……クリ、クリスティン……」
「あなた、私を失ったら困るって言ってたわよね?
領地も家も回らないって」
オーディンは縋るように頷く。
「……頼む、戻って――」
クリスティンは、淡い香りを纏わせながら言った。
「戻らないわ。
私は――祖母の残した香水工場を継ぐの。」
オーディンの目が見開かれる。
「こ……香水工場……?」
「そう。
私の祖母は、社交界で愛された香水の調香師よ。
その工場は、ずっと誰かに継いでほしいと願っていたわ。
そして今――それを継ぐのは私。」
クリスティンの瞳は強く、澄んでいた。
「だからもう、あなたの家に縛られる理由なんてないの。
私は“妻”じゃなくて、経営者になる。」
オーディンの唇が震える。
「だ……だったら……離婚は……」
クリスティンは軽く笑った。
「もちろん、離婚するわ。
あなたの希望通りに。」
「……っ」
「だってあなたが言ったでしょう?
“三年子どもができなければ、去れ”って。」
会場の空気が静まり返る。
「ええ、私は従うわ。
結婚契約の条文どおりに。」
一歩近づき、彼の目をまっすぐに見て告げる。
「あなたが望んだ通り――
子どもができなかったから、去るの。」
「違う……違う!! あれは……!」
「違わないわよ。
あなたの言葉は全部、契約書の“裏付け”。
私が去っても、文句は言えないわよね?」
オーディンが崩れ落ちる。
彼の全人生が、彼自身の言葉で粉々に砕けた瞬間だった。
クリスティンは背を向けながら、最後に言った。
「離婚して、次の人と“子作り”したらいいじゃない。
――できればね? ケラケラ」
その軽やかな皮肉は、
オーディンの胸に鋭く突き刺さった。
「クリ……スティン……行かないで……」
「行くわよ。
私には、祖母の遺した工場と、
これからの未来があるんだから。」
ドレスを翻し、光に向かって歩き出す彼女は、
もうオーディンの妻ではなく――
自分の人生を歩き始めた女性そのものだった。
翌朝。
オーディン家の重厚な会議室に、怒号が響き渡っていた。
テーブルの中央には、一枚の古びた結婚契約書。
そこに書かれた文言は――
『三年子どもができなければ、妻は去る。
夫はそれを阻めない』
父、母、姉、親族たちが紙を囲み、顔色を失っていた。
「……まさか、本当にこの条文が発動するとは……」
「いや、昔の家訓をそのまま契約にしたのは誰だ!?」
「当主であるあなたでしょう!?」
「こんな時代錯誤なこと、入れるんじゃなかった!!」
家族全員が責任のなすりつけ合い。
対してオーディンは――
椅子に座ったまま、完全に抜け殻だった。
「……クリスティンが……本当に去るなんて……」
姉が怒りで机を叩いた。
「当たり前でしょう!!
あんたが“子どもできなかったら妻はいらない”と
豪語したんだから!!!」
「いや……あれは……クリスティンが……」
「黙りなさい!!!」
姉はオーディンの胸ぐらをつかんだ。
「医者が言ったでしょ!!
原因は“あんた”だって!!!
クリスティンに責任押し付けて……最低なのよ!」
母も涙を浮かべながら言った。
「もう……この家に……
クリスティンみたいな女性は二度と来ないわよ……」
父は震える手で契約書を読み直す。
「“離婚後、妻を縛る権利は夫にない”……
なんだこの条文は……
我が家に不利すぎる!!」
そこへ、重々しい声が響いた。
「それを決めたのは、あなたがた自身よ」
扉が開き――
クリスティンが姿を現した。
場が凍った。
クリスティンはゆっくり歩み寄り、
契約書を指先で軽く叩く。
「この契約――
あなたたちが私に押しつけたものよね?」
父母は青ざめ、親族は震えた。
「子どもができなければ、妻は不要。
そう言われ続けた三年間。
私はずっと我慢してきたわ。
でも――」
契約書を静かに折りたたむ。
「あなたたちがそう望んだのだから、
私は“契約通りに”去るだけよ。」
オーディンが崩れ落ちるように立ち上がる。
「クリスティン……違う……頼む、戻ってきてくれ……」
「戻らないわ。」
「クリスティン!! お前がいなきゃ……
領地も……家も……全部――」
クリスティンは微笑んだ。
「知ってるわ。
あなたたちが、遊んでて、自分で自分の首を絞めたのよ。」
会議室に、静寂。
クリスティンは背を向け、言い捨てた。
「契約に従い――私は自由になる。
あなたたちは……自業自得ね。」
扉が閉じられた瞬間。
オーディン家は、完全に崩壊した。
「クリスティン……頼む……
お前がいないと……領地も、家も……何も回らないんだ……」
クリスティンは冷たく笑う。
「へえ?
それって――」
一歩、彼に近づく。
「私がいないと“領地経営ができないから”?
それとも、“遊びたいから”?」
オーディンは言葉を詰まらせた。
クリスティンは続ける。
「あなた、言ってたわよね。
“家のことは全部クリスティンがやればいい、
俺は社交を楽しむから”って」
あの時の侮蔑と怠惰が、クリスティンの胸に蘇る。
「領地経営も、書類も、使用人の管理も、
ぜ~んぶ私任せで、
あなたはアデルと遊んで……」
扇子で軽くオーディンの胸を叩く。
「そのくせ、私が必要?
笑わせるわ」
オーディンは震えながら首を振った。
「ちがう……違うんだ……!」
「違わないわよ」
クリスティンの声は静かで、刺すほど鋭い。
「あなたが私を繋ぎ止めたかった理由はただひとつ。
“自分が楽でいたいから”。
領地は私任せ、責任は私任せ。
自分は酒と女にふらふらして、
まるで――」
クリスティンの目が細くなる。
「歩く男娼みたいに、あっちこっち行ってたじゃない。」
オーディンの顔が青くなった。
「そんな……そんな言い方……!」
「事実でしょ?」
次の瞬間、クリスティンは一段低い声で言った。
「誰だって嫌よ。
歩く男娼みたいな夫なんて。
触れられたくないし、
まして――“レス”になった原因が私って思わないで?」
オーディンの喉がひゅっと鳴る。
「れ……レスは……君が拒むからだろう……!」
「違わないわよ」
クリスティンは笑った。
乾いた、勝者の笑み。
「レスになった原因は、あなたよ。
だって、私に触れる前に、
“ほかの女”に触れてたじゃない」
周囲がざわめいた。
「そんな夫と、誰が寝たいと思うの?
妻が拒否し始めたら、
それを“妻の義務違反”と言うつもり?」
オーディンの膝が砕けたように崩れ落ちる。
「俺は……俺は……」
クリスティンは最後に言い放つ。
「私を失いたくなかった理由?
そんなの簡単よ。」
美しい笑みを浮かべながら。
「私がいないと、あなたが“何ひとつできない無能”だって、
世間にバレるからでしょ。ケラケラ」
「あなたの領地経営、わたしには都合がよかったの。
だって、崩壊寸前の領地ほど勉強になるものはないわ。
問題だらけのおかげで、
私は立て直しの方法を全部学べた。
――あなたができなかったこと、
私は全部できるようになったのよ。」
オーディン、完全沈黙。
全身から血の気が引き、
その場に座り込んだまま、ただ震えるしかなかった。
クリスティン、香水工場の継承者として独立宣言
崩れ落ちるオーディンを見下ろしながら、
クリスティンはゆっくり、扇子を閉じた。
その仕草は、
“もうあなたに構う価値はない”
と告げるように優雅だった。
「オーディン」
「……クリ、クリスティン……」
「あなた、私を失ったら困るって言ってたわよね?
領地も家も回らないって」
オーディンは縋るように頷く。
「……頼む、戻って――」
クリスティンは、淡い香りを纏わせながら言った。
「戻らないわ。
私は――祖母の残した香水工場を継ぐの。」
オーディンの目が見開かれる。
「こ……香水工場……?」
「そう。
私の祖母は、社交界で愛された香水の調香師よ。
その工場は、ずっと誰かに継いでほしいと願っていたわ。
そして今――それを継ぐのは私。」
クリスティンの瞳は強く、澄んでいた。
「だからもう、あなたの家に縛られる理由なんてないの。
私は“妻”じゃなくて、経営者になる。」
オーディンの唇が震える。
「だ……だったら……離婚は……」
クリスティンは軽く笑った。
「もちろん、離婚するわ。
あなたの希望通りに。」
「……っ」
「だってあなたが言ったでしょう?
“三年子どもができなければ、去れ”って。」
会場の空気が静まり返る。
「ええ、私は従うわ。
結婚契約の条文どおりに。」
一歩近づき、彼の目をまっすぐに見て告げる。
「あなたが望んだ通り――
子どもができなかったから、去るの。」
「違う……違う!! あれは……!」
「違わないわよ。
あなたの言葉は全部、契約書の“裏付け”。
私が去っても、文句は言えないわよね?」
オーディンが崩れ落ちる。
彼の全人生が、彼自身の言葉で粉々に砕けた瞬間だった。
クリスティンは背を向けながら、最後に言った。
「離婚して、次の人と“子作り”したらいいじゃない。
――できればね? ケラケラ」
その軽やかな皮肉は、
オーディンの胸に鋭く突き刺さった。
「クリ……スティン……行かないで……」
「行くわよ。
私には、祖母の遺した工場と、
これからの未来があるんだから。」
ドレスを翻し、光に向かって歩き出す彼女は、
もうオーディンの妻ではなく――
自分の人生を歩き始めた女性そのものだった。
翌朝。
オーディン家の重厚な会議室に、怒号が響き渡っていた。
テーブルの中央には、一枚の古びた結婚契約書。
そこに書かれた文言は――
『三年子どもができなければ、妻は去る。
夫はそれを阻めない』
父、母、姉、親族たちが紙を囲み、顔色を失っていた。
「……まさか、本当にこの条文が発動するとは……」
「いや、昔の家訓をそのまま契約にしたのは誰だ!?」
「当主であるあなたでしょう!?」
「こんな時代錯誤なこと、入れるんじゃなかった!!」
家族全員が責任のなすりつけ合い。
対してオーディンは――
椅子に座ったまま、完全に抜け殻だった。
「……クリスティンが……本当に去るなんて……」
姉が怒りで机を叩いた。
「当たり前でしょう!!
あんたが“子どもできなかったら妻はいらない”と
豪語したんだから!!!」
「いや……あれは……クリスティンが……」
「黙りなさい!!!」
姉はオーディンの胸ぐらをつかんだ。
「医者が言ったでしょ!!
原因は“あんた”だって!!!
クリスティンに責任押し付けて……最低なのよ!」
母も涙を浮かべながら言った。
「もう……この家に……
クリスティンみたいな女性は二度と来ないわよ……」
父は震える手で契約書を読み直す。
「“離婚後、妻を縛る権利は夫にない”……
なんだこの条文は……
我が家に不利すぎる!!」
そこへ、重々しい声が響いた。
「それを決めたのは、あなたがた自身よ」
扉が開き――
クリスティンが姿を現した。
場が凍った。
クリスティンはゆっくり歩み寄り、
契約書を指先で軽く叩く。
「この契約――
あなたたちが私に押しつけたものよね?」
父母は青ざめ、親族は震えた。
「子どもができなければ、妻は不要。
そう言われ続けた三年間。
私はずっと我慢してきたわ。
でも――」
契約書を静かに折りたたむ。
「あなたたちがそう望んだのだから、
私は“契約通りに”去るだけよ。」
オーディンが崩れ落ちるように立ち上がる。
「クリスティン……違う……頼む、戻ってきてくれ……」
「戻らないわ。」
「クリスティン!! お前がいなきゃ……
領地も……家も……全部――」
クリスティンは微笑んだ。
「知ってるわ。
あなたたちが、遊んでて、自分で自分の首を絞めたのよ。」
会議室に、静寂。
クリスティンは背を向け、言い捨てた。
「契約に従い――私は自由になる。
あなたたちは……自業自得ね。」
扉が閉じられた瞬間。
オーディン家は、完全に崩壊した。
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