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144『信長版西遊・羅刹女の岩山・2』
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鳴かぬなら 信長転生記
144『信長版西遊・羅刹女の岩山・2』信長
「三蔵法師までかっさらって仏陀エキス搾る準備万端なんだから、励まなきゃだめよ! 牛魔王!」
「お、おう、ガッテンだ羅刹女!」
ギシギシ
熱気を頼りに探し当てた風穴では、羅刹女と牛魔王がやる気満々、ベッドを軋ませながら向き合っている。
『ウ……ちょっと刺激の強い展開になるかもッパ』
『は、はやくやっつける、ブヒ!』
ゴツン
『痛い! 髪の毛引っ張るな……あ、抜けた! 三本抜けた! ウキィ! 岩にこすり付けるな!』
『だって、サルの毛は汚いし、ブヒ!』
『静かに! 気づかれる! 静かに様子を見るッパ!』
『おお』『うん』
これからZ指定の展開になるのは確実なのだろうが、どうも様子が変だ。上半身を起こし、見つめ合っているのだが、その先に進まない。
『仏陀エキスの仕上がりを待っているんだウキ』
三蔵法師や坊主どもをさらってきたのは、そのエッセンスを一種の媚薬にして励もうと言うことなんだろうが、どうも、それだけではない必死さが窺える。
「いいこと、こうやっていっしょに居てあげるのは、三国志に立ち向かえる力をつけるためなんだからね。がんばって、強い子をいっぱい産んで、三国志にやっつけられないようにするためなんだからね」
「分かっておるわ、俺たちの子どもで軍隊を作り、お前の芭蕉扇で曹操とかを吹き飛ばすんだからな」
『芭蕉扇て、ブヒ?』
『西遊記で有名な秘密兵器ッパ! 一度扇げば関羽・張飛でも吹飛び、二度扇げば家が飛び、三度扇げば山が飛ぶと言われてるッパ!』
『壁に立てかけてある葉っぱみたいなのだろウキ』
『やつらにも秘密の武器と事情があるんだなブヒ』
『仏心を出すんじゃないッパ、三国志のことが無くなったら、また復活して悪さをするに決まってるッパ』
『市、いや八戒、おまえは芭蕉扇を奪え、俺と沙悟浄で二人をやっつけるウキ!』
『分かったブヒ!』
『『『ソレ!』』』
今度は神を引っ張られることも、岩に頭をぶつけることもなく飛び込めた!
牛魔王:「あ、おまえら!?」
羅刹女:「この覗き魔どもめ!」
八戒:「芭蕉扇とったブヒ!」
悟空:「よし、やっつけるぞ、ウキ!」
羅刹女:「ウフ( ´艸`)」
悟空:「なにが可笑しいウキ!?」
羅刹女:「飛んで火にいるなんとかだからさ」
牛魔王:「貴様らも三蔵法師の弟子、仏陀エッセンスに加えればピリ辛の隠し味程度にはなるだろう」
悟空:「なんだと?」
沙悟浄:「八戒、芭蕉扇をッパ!」
八戒:「ブヒ!」
八戒が大きく芭蕉扇をふりかぶる!
芭蕉扇に吹かれれば、この狭い風穴、岩壁にぶち当たってノシイカみたいになるに違いない!
ビュン! ビュンビュン!
……あれ?
八戒が立て続けに三度芭蕉扇を扇ぐが、なにも起こらない。
ベッドのケットが少したなびき、牛魔王と俺の髪の毛がハタハタたなびいただけだ。
さっき、毛を毟られたところが、ちょっとヒリヒリする。
要するに効果がない。
羅刹女:「フフフ、それは客寄せのダミーだよ。本物の芭蕉扇は……」
そう言うと、羅刹女は耳の中からなにかを取り出した……そして、一振りするとフェイクのそれと同じ大きさの姿形になった!
羅刹女:「これこそが本物の芭蕉扇さ!」
牛魔王:「そして……」
憎たらしくほくそ笑むと、牛魔王は壁のボタンを押した。
ギギギギ
後ろの壁で音がしたと思うと、壁は巨大な剣山を横にしたような剣の壁になった。
牛魔王:「その針の壁は根っこのところがメッシュになって風を通すんだ」
三人:「「「くそ!」」」
不覚!
この状態で芭蕉扇で扇がれれば、三人とも数百本の剣に串刺しにされてしまう!
☆彡 主な登場人物
織田 信長 本能寺の変で討ち取られて転生 ニイ(三国志での偽名)
熱田 敦子(熱田大神) あっちゃん 信長担当の尾張の神さま
織田 市 信長の妹 シイ(三国志での偽名)
平手 美姫 信長のクラス担任
武田 信玄 同級生
上杉 謙信 同級生
古田 織部 茶華道部の眼鏡っ子 越後屋(三国志での偽名)
宮本 武蔵 孤高の剣聖
二宮 忠八 市の友だち 紙飛行機の神さま
雑賀 孫一 クラスメート
松平 元康 クラスメート 後の徳川家康
リュドミラ 旧ソ連の女狙撃手 リュドミラ・ミハイロヴナ・パヴリィチェンコ 劉度(三国志での偽名)
今川 義元 学院生徒会長
坂本 乙女 学園生徒会長
曹茶姫 魏の女将軍 部下(備忘録 検品長) 曹操・曹素の妹
諸葛茶孔明 漢の軍師兼丞相
大橋紅茶妃 呉の孫策妃 コウちゃん
孫権 呉王孫策の弟 大橋の義弟
天照大神 御山の御祭神 弟に素戔嗚 部下に思金神(オモイカネノカミ) 一言主
144『信長版西遊・羅刹女の岩山・2』信長
「三蔵法師までかっさらって仏陀エキス搾る準備万端なんだから、励まなきゃだめよ! 牛魔王!」
「お、おう、ガッテンだ羅刹女!」
ギシギシ
熱気を頼りに探し当てた風穴では、羅刹女と牛魔王がやる気満々、ベッドを軋ませながら向き合っている。
『ウ……ちょっと刺激の強い展開になるかもッパ』
『は、はやくやっつける、ブヒ!』
ゴツン
『痛い! 髪の毛引っ張るな……あ、抜けた! 三本抜けた! ウキィ! 岩にこすり付けるな!』
『だって、サルの毛は汚いし、ブヒ!』
『静かに! 気づかれる! 静かに様子を見るッパ!』
『おお』『うん』
これからZ指定の展開になるのは確実なのだろうが、どうも様子が変だ。上半身を起こし、見つめ合っているのだが、その先に進まない。
『仏陀エキスの仕上がりを待っているんだウキ』
三蔵法師や坊主どもをさらってきたのは、そのエッセンスを一種の媚薬にして励もうと言うことなんだろうが、どうも、それだけではない必死さが窺える。
「いいこと、こうやっていっしょに居てあげるのは、三国志に立ち向かえる力をつけるためなんだからね。がんばって、強い子をいっぱい産んで、三国志にやっつけられないようにするためなんだからね」
「分かっておるわ、俺たちの子どもで軍隊を作り、お前の芭蕉扇で曹操とかを吹き飛ばすんだからな」
『芭蕉扇て、ブヒ?』
『西遊記で有名な秘密兵器ッパ! 一度扇げば関羽・張飛でも吹飛び、二度扇げば家が飛び、三度扇げば山が飛ぶと言われてるッパ!』
『壁に立てかけてある葉っぱみたいなのだろウキ』
『やつらにも秘密の武器と事情があるんだなブヒ』
『仏心を出すんじゃないッパ、三国志のことが無くなったら、また復活して悪さをするに決まってるッパ』
『市、いや八戒、おまえは芭蕉扇を奪え、俺と沙悟浄で二人をやっつけるウキ!』
『分かったブヒ!』
『『『ソレ!』』』
今度は神を引っ張られることも、岩に頭をぶつけることもなく飛び込めた!
牛魔王:「あ、おまえら!?」
羅刹女:「この覗き魔どもめ!」
八戒:「芭蕉扇とったブヒ!」
悟空:「よし、やっつけるぞ、ウキ!」
羅刹女:「ウフ( ´艸`)」
悟空:「なにが可笑しいウキ!?」
羅刹女:「飛んで火にいるなんとかだからさ」
牛魔王:「貴様らも三蔵法師の弟子、仏陀エッセンスに加えればピリ辛の隠し味程度にはなるだろう」
悟空:「なんだと?」
沙悟浄:「八戒、芭蕉扇をッパ!」
八戒:「ブヒ!」
八戒が大きく芭蕉扇をふりかぶる!
芭蕉扇に吹かれれば、この狭い風穴、岩壁にぶち当たってノシイカみたいになるに違いない!
ビュン! ビュンビュン!
……あれ?
八戒が立て続けに三度芭蕉扇を扇ぐが、なにも起こらない。
ベッドのケットが少したなびき、牛魔王と俺の髪の毛がハタハタたなびいただけだ。
さっき、毛を毟られたところが、ちょっとヒリヒリする。
要するに効果がない。
羅刹女:「フフフ、それは客寄せのダミーだよ。本物の芭蕉扇は……」
そう言うと、羅刹女は耳の中からなにかを取り出した……そして、一振りするとフェイクのそれと同じ大きさの姿形になった!
羅刹女:「これこそが本物の芭蕉扇さ!」
牛魔王:「そして……」
憎たらしくほくそ笑むと、牛魔王は壁のボタンを押した。
ギギギギ
後ろの壁で音がしたと思うと、壁は巨大な剣山を横にしたような剣の壁になった。
牛魔王:「その針の壁は根っこのところがメッシュになって風を通すんだ」
三人:「「「くそ!」」」
不覚!
この状態で芭蕉扇で扇がれれば、三人とも数百本の剣に串刺しにされてしまう!
☆彡 主な登場人物
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織田 市 信長の妹 シイ(三国志での偽名)
平手 美姫 信長のクラス担任
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松平 元康 クラスメート 後の徳川家康
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大橋紅茶妃 呉の孫策妃 コウちゃん
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