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モロビトコゾリテ
4裏
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隣に座っていた間久辺が席を立つと、途端にこのテーブルは沈黙に包まれた。まあ、当然と言えば当然だ。俺たち四人は間久辺を通して知り合いではあるが、単体ではほとんど接点がない。ましてや、協調性のねえ連中だ。自分から空気を読んで、場を盛り上げようとはしない。
それにしても、改めて見てもおかしな面子だ。
元最強の喧嘩屋に、街を仕切っていた蛇、そして地元が誇る高校野球のスーパーエース。まさか、あのオタクの間久辺がこの集まりの接点だとは、誰も思うまい。
このまま間久辺が戻って来るのを黙って待っていてもいいのだが、このメンバーが全員集まることなど、そうそうないことだろう(まあ、そう頻繁にあってもらっても困る)。
だから俺は、良い機会だと考え、甲津侭、アカサビ、江津の三人をそれぞれ眺めてから、ゆっくりと口を開いた。
「あんたら全員、知ってるんだよな? あいつの秘密を」
具体的に線引屋の名前を出さなかったのは、もしもこの三人が知らなかった場合に、予期せず正体が間久辺だと知られて、無用なトラブルに発展することを避けるためだ。こいつらには悪いが、俺はこの三人を手放しで信用できるほど理解してはいないし、それ以上に、間久辺の身の安全を最優先にしたい。
アカサビは小さく顎を引くような頷くと、それに続くように、甲津侭も「ああ」と答えて、首肯した。
江津は、人差し指を立てて、それを小さく折り曲げる仕草をしながら、「それって、これのことですよね?」と言ってくる。それはスプレーのノズルを押し込む動作だ。
やはり、この三人は間久辺が線引屋であることを知っている。
こいつらがそれぞれが抱えた問題の解決に、線引屋が少なからず尽力したことを、俺だけではなく、当人たちも理解しているはすだ。
「ーーーなら、話が早え。あんたらに折り入って相談したいことがあるんだ」
そう切り出した俺は、再び三人の顔を見比べるように眺め、言葉を継いだ。
「間久辺は、これからきっと大きなトラブルに巻き込まれることになる。これまでは、あいつの方からトラブルに向かって行った節があるが、これからは違う。この街で起きるトラブルの中心に、あいつが立たされることになるだろう」
「それは、なにか確信がある話なのか?」
甲津侭の言葉に、俺はかぶりを振って否定した。
「具体的な話ではないんだ。ただ、あいつがやっていることと、その影響力を考えたら簡単に想像できる。そもそも甲津侭。あんただって、元々は線引屋を狙っていた一人じゃないか」
「俺、その場に居合わせました」と、江津が話に混ざる。
「俺はあいつにとって、ただのクラスメイトです。だから、あんまり深く関わるつもりはないし、そもそも間久辺だってそんなこと望んではいないはずです。だけど、最近のあいつを見ていると、どうも危なっかしい。喧嘩なんかできないくせに危ないことに首突っ込んでるみたいだし、そのせいで怪我も絶えない」
「意外だな。お前が間久辺を心配するなんて」
「茶化さないで下さいよ、御堂さん。俺もあんたたちと同じ。間久辺にデカイ借りがあるんです。それに、クラスであいつを心配しているのは俺だけじゃない。俺は石神がーーー彼女が悲しむ姿を見たくないんです」
江津のやつ、前にクラブ『モスキート』で会ったときとは印象がかなり変わったな。きっと、こいつも間久辺と関わって、価値観を大きく変えられた一人なのだろう。
「オレは、そもそもこんな話をしていること自体、無意味だと思うぜ」
それまで黙っていたアカサビが、いきなりそう口火を切った。
俺はその言葉にカチンときて、思わず噛み付く。
「間久辺のことを話し合うのが、無意味だって言いたいのかよ?」
「そうじゃねえ。テメエらがどう考えているのかは知らねえし、興味もないって言ってんだ。オレはただ、優しいヤツが理不尽に傷つけられるのが耐えられない。間久辺は良いヤツだ。優しすぎるくらいに。だから、これ以上傷付いてほしくはねえんだよ」
「アカサビの言っていることはつまり、俺を含めた全員の総意だろう?」
そう言って、あらためて江津と甲津侭を見ると、二人は頷いた。
だが、アカサビだけは首を左右に振る。
「御堂。オレはお前が信用できねえんだよ。お前は間久辺の側にいながら、何度、あいつを危険な場面に送り出した? オレだったら、二度と不良に関わらせたりしない。あいつを危険な目にあわせたくないって言うなら、そもそもアンダーグラウンドな世界に関わらせないようにするべきだろう」
ーーーだってあいつは、まっとうな一般人じゃねえか。オレとは違って。
アカサビは、吐き捨てるようにそう言った。その瞳は、どこか寂しく陰って見えた。こいつの過去になにがあって、間久辺をどうしてここまで気遣うのか、詳しいことまではわからない。アカサビを取り巻く環境は、きっと俺が思っている以上に苛烈なのだろう。
実際のところ、アカサビの言いたいことはわかる。俺だって考えなかったわけじゃない。間久辺にとって、線引屋として行動し続けることが本当に良いことなのか。あいつに線引屋って名前を背負わせることは、俺のエゴではないのか、と。
だが、最終的に選んだのは間久辺だ。そのことを、この場の全員に伝える。
「俺があいつと出会ったばかりの頃、間久辺はただのコミュ障オタクだったんだぜ?そんなあいつが、いまでは自分の意思で他人と関わることを決意したんだ。だから俺は、そんな想いを尊重したいと思うし、力になりたいとも思う。だって俺には、あいつに返しきれないくらいの恩があるんからな」
きっと、こんなこと本人を目の前にして話したら、恐縮して遠慮するに決まってる。『別に、恩返しなんて望んでない』とか言って。
だけど、間久辺が自分の意思で行動を起こしたように、俺にも意思をもって行動する権利がある。
深く頷いた江津は、「学校でのことなら俺に任せて下さい。きっとあいつの力になれます」と言った。
甲津侭もそれに続くように、「俺もやるぜ」と答えた。
「こう見えて顔は広い方だからな。昔馴染みの連中で、いまだに俺の頼みを聞いてくれるやつらがどれだけいるかわからねえけど、いざとなったら拝み倒してでも動いてもらう」
流石は、かつて街を仕切っていた男だ。彼が言うとやはり言葉の重みが違う。
俺は頷き、答える。
「力強いぜ、二人とも。もちろん俺も、持てる力全部使ってでも、あいつを助けていくつもりだ」
そして最後に、赤い髪の男を指差し、「あんたはどうなんだ?」と問う。
するとアカサビは、「はっ」と鼻で笑うと、俺の目を睨み付ける。
「公園で震えていたヤンキーが、オレを挑発するなんてな」
再び笑ったアカサビは、前のめりになりながら言葉を継いだ。
「オレは最初から言ってるぜ。誰にも、あいつを傷つけさせたりしないって。だから、お前の口車に乗るのは癪だが、一番あいつに近いお前の意見を聞き入れるのが良さそうだな」
その言葉を受け、俺は手を打って「決まりだな」と告げる。
スマホを取り出すと、連絡先の交換をする。
アカサビが小さく舌打ちしながら、「仲良しごっこは御免だ」と言ってきたことに、俺も同意する。
「そうだ。俺たちは別にダチじゃない。それぞれは遺恨があったり、気に入らないやつもいるだろうさ。だけど、この件に関してーーー間久辺に身の危険が迫ったときに限って、俺たちは協力し合う。それでどうだ?」
アカサビは、鼻白むように視線を逸らした。だが、すぐに小さく「わかった」と答え、ケータイを取り出す。連絡先の交換を終えた俺たちは、そろそろ戻ってくる間久辺を待ちながら、話を終える。
その間、俺は協力を得られたことに感謝しながら、これほど心強い協力者はそういないだろうとあらためて思った。
江津は運動神経がかなり良いらしいから、いざとなったら俺よりも荒事に強いかもしれないし、なにより俺たちの入り込めない学校での間久辺の様子を、近くで見ることができる。これはかなり大きい利点だ。
甲津侭に関しては、本人も言っていたように、かつて街を仕切っていた実績とその交流の広さがある。現在街を仕切っている鍛島との関わりも深いため、なりふり構わず動いたら、かなりの人員が動きそうだ。
アカサビについてはもはや言うまでもないかもしれないが、元最強の喧嘩屋の実力はいまだ劣化を知らない。
なあ、間久辺。お前はこれだけの男たちを動かしたんだぜ。お前は、ホント強くなったよ。
だけど俺は、あの日、公園でアカサビにビビっていた頃からなにも成長しちゃいない。俺は、他人の力を借りないとなにもできないんだ。悔しいけどな。
それでも俺は、お前の力になりたいと思うんだ。
考えてみると、おかしくて笑えてくるよな。
アカサビ、甲津侭、江津の三人のやり取りを見て、間久辺に「モテモテだな」って言ったけど、俺もこいつらとなんも変わらねえ。
お前の隣にいるために、必死なんだよ。まあ、絶対に直接は言ってやらねえけどさ。
それにしても、改めて見てもおかしな面子だ。
元最強の喧嘩屋に、街を仕切っていた蛇、そして地元が誇る高校野球のスーパーエース。まさか、あのオタクの間久辺がこの集まりの接点だとは、誰も思うまい。
このまま間久辺が戻って来るのを黙って待っていてもいいのだが、このメンバーが全員集まることなど、そうそうないことだろう(まあ、そう頻繁にあってもらっても困る)。
だから俺は、良い機会だと考え、甲津侭、アカサビ、江津の三人をそれぞれ眺めてから、ゆっくりと口を開いた。
「あんたら全員、知ってるんだよな? あいつの秘密を」
具体的に線引屋の名前を出さなかったのは、もしもこの三人が知らなかった場合に、予期せず正体が間久辺だと知られて、無用なトラブルに発展することを避けるためだ。こいつらには悪いが、俺はこの三人を手放しで信用できるほど理解してはいないし、それ以上に、間久辺の身の安全を最優先にしたい。
アカサビは小さく顎を引くような頷くと、それに続くように、甲津侭も「ああ」と答えて、首肯した。
江津は、人差し指を立てて、それを小さく折り曲げる仕草をしながら、「それって、これのことですよね?」と言ってくる。それはスプレーのノズルを押し込む動作だ。
やはり、この三人は間久辺が線引屋であることを知っている。
こいつらがそれぞれが抱えた問題の解決に、線引屋が少なからず尽力したことを、俺だけではなく、当人たちも理解しているはすだ。
「ーーーなら、話が早え。あんたらに折り入って相談したいことがあるんだ」
そう切り出した俺は、再び三人の顔を見比べるように眺め、言葉を継いだ。
「間久辺は、これからきっと大きなトラブルに巻き込まれることになる。これまでは、あいつの方からトラブルに向かって行った節があるが、これからは違う。この街で起きるトラブルの中心に、あいつが立たされることになるだろう」
「それは、なにか確信がある話なのか?」
甲津侭の言葉に、俺はかぶりを振って否定した。
「具体的な話ではないんだ。ただ、あいつがやっていることと、その影響力を考えたら簡単に想像できる。そもそも甲津侭。あんただって、元々は線引屋を狙っていた一人じゃないか」
「俺、その場に居合わせました」と、江津が話に混ざる。
「俺はあいつにとって、ただのクラスメイトです。だから、あんまり深く関わるつもりはないし、そもそも間久辺だってそんなこと望んではいないはずです。だけど、最近のあいつを見ていると、どうも危なっかしい。喧嘩なんかできないくせに危ないことに首突っ込んでるみたいだし、そのせいで怪我も絶えない」
「意外だな。お前が間久辺を心配するなんて」
「茶化さないで下さいよ、御堂さん。俺もあんたたちと同じ。間久辺にデカイ借りがあるんです。それに、クラスであいつを心配しているのは俺だけじゃない。俺は石神がーーー彼女が悲しむ姿を見たくないんです」
江津のやつ、前にクラブ『モスキート』で会ったときとは印象がかなり変わったな。きっと、こいつも間久辺と関わって、価値観を大きく変えられた一人なのだろう。
「オレは、そもそもこんな話をしていること自体、無意味だと思うぜ」
それまで黙っていたアカサビが、いきなりそう口火を切った。
俺はその言葉にカチンときて、思わず噛み付く。
「間久辺のことを話し合うのが、無意味だって言いたいのかよ?」
「そうじゃねえ。テメエらがどう考えているのかは知らねえし、興味もないって言ってんだ。オレはただ、優しいヤツが理不尽に傷つけられるのが耐えられない。間久辺は良いヤツだ。優しすぎるくらいに。だから、これ以上傷付いてほしくはねえんだよ」
「アカサビの言っていることはつまり、俺を含めた全員の総意だろう?」
そう言って、あらためて江津と甲津侭を見ると、二人は頷いた。
だが、アカサビだけは首を左右に振る。
「御堂。オレはお前が信用できねえんだよ。お前は間久辺の側にいながら、何度、あいつを危険な場面に送り出した? オレだったら、二度と不良に関わらせたりしない。あいつを危険な目にあわせたくないって言うなら、そもそもアンダーグラウンドな世界に関わらせないようにするべきだろう」
ーーーだってあいつは、まっとうな一般人じゃねえか。オレとは違って。
アカサビは、吐き捨てるようにそう言った。その瞳は、どこか寂しく陰って見えた。こいつの過去になにがあって、間久辺をどうしてここまで気遣うのか、詳しいことまではわからない。アカサビを取り巻く環境は、きっと俺が思っている以上に苛烈なのだろう。
実際のところ、アカサビの言いたいことはわかる。俺だって考えなかったわけじゃない。間久辺にとって、線引屋として行動し続けることが本当に良いことなのか。あいつに線引屋って名前を背負わせることは、俺のエゴではないのか、と。
だが、最終的に選んだのは間久辺だ。そのことを、この場の全員に伝える。
「俺があいつと出会ったばかりの頃、間久辺はただのコミュ障オタクだったんだぜ?そんなあいつが、いまでは自分の意思で他人と関わることを決意したんだ。だから俺は、そんな想いを尊重したいと思うし、力になりたいとも思う。だって俺には、あいつに返しきれないくらいの恩があるんからな」
きっと、こんなこと本人を目の前にして話したら、恐縮して遠慮するに決まってる。『別に、恩返しなんて望んでない』とか言って。
だけど、間久辺が自分の意思で行動を起こしたように、俺にも意思をもって行動する権利がある。
深く頷いた江津は、「学校でのことなら俺に任せて下さい。きっとあいつの力になれます」と言った。
甲津侭もそれに続くように、「俺もやるぜ」と答えた。
「こう見えて顔は広い方だからな。昔馴染みの連中で、いまだに俺の頼みを聞いてくれるやつらがどれだけいるかわからねえけど、いざとなったら拝み倒してでも動いてもらう」
流石は、かつて街を仕切っていた男だ。彼が言うとやはり言葉の重みが違う。
俺は頷き、答える。
「力強いぜ、二人とも。もちろん俺も、持てる力全部使ってでも、あいつを助けていくつもりだ」
そして最後に、赤い髪の男を指差し、「あんたはどうなんだ?」と問う。
するとアカサビは、「はっ」と鼻で笑うと、俺の目を睨み付ける。
「公園で震えていたヤンキーが、オレを挑発するなんてな」
再び笑ったアカサビは、前のめりになりながら言葉を継いだ。
「オレは最初から言ってるぜ。誰にも、あいつを傷つけさせたりしないって。だから、お前の口車に乗るのは癪だが、一番あいつに近いお前の意見を聞き入れるのが良さそうだな」
その言葉を受け、俺は手を打って「決まりだな」と告げる。
スマホを取り出すと、連絡先の交換をする。
アカサビが小さく舌打ちしながら、「仲良しごっこは御免だ」と言ってきたことに、俺も同意する。
「そうだ。俺たちは別にダチじゃない。それぞれは遺恨があったり、気に入らないやつもいるだろうさ。だけど、この件に関してーーー間久辺に身の危険が迫ったときに限って、俺たちは協力し合う。それでどうだ?」
アカサビは、鼻白むように視線を逸らした。だが、すぐに小さく「わかった」と答え、ケータイを取り出す。連絡先の交換を終えた俺たちは、そろそろ戻ってくる間久辺を待ちながら、話を終える。
その間、俺は協力を得られたことに感謝しながら、これほど心強い協力者はそういないだろうとあらためて思った。
江津は運動神経がかなり良いらしいから、いざとなったら俺よりも荒事に強いかもしれないし、なにより俺たちの入り込めない学校での間久辺の様子を、近くで見ることができる。これはかなり大きい利点だ。
甲津侭に関しては、本人も言っていたように、かつて街を仕切っていた実績とその交流の広さがある。現在街を仕切っている鍛島との関わりも深いため、なりふり構わず動いたら、かなりの人員が動きそうだ。
アカサビについてはもはや言うまでもないかもしれないが、元最強の喧嘩屋の実力はいまだ劣化を知らない。
なあ、間久辺。お前はこれだけの男たちを動かしたんだぜ。お前は、ホント強くなったよ。
だけど俺は、あの日、公園でアカサビにビビっていた頃からなにも成長しちゃいない。俺は、他人の力を借りないとなにもできないんだ。悔しいけどな。
それでも俺は、お前の力になりたいと思うんだ。
考えてみると、おかしくて笑えてくるよな。
アカサビ、甲津侭、江津の三人のやり取りを見て、間久辺に「モテモテだな」って言ったけど、俺もこいつらとなんも変わらねえ。
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