滅せよ! ジリ貧クエスト~悪鬼羅刹と恐れられた僧兵のおれが、ハラペコ女神の料理番(金髪幼女)に!?~

スサノワ

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3:ダンジョンクローラーになろう

391:美の女神の料理番(シガミー)、女神像復旧

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 ふぉふぉん♪
『>女神像ネットワーク復旧のお知らせ
 >大変ご迷惑をおかけしておりました、ブルートゥース接続障害が解消されました。
 >現在、女神像デバイスの全機能が使用可能です。』

 ぽこぉん♪
 ややにぶおと。かすかな引っかかりとともに、収納魔法しゅうのうまほう内部ないぶストレージ)へアクセスしてきたヤツが居る。
 フォルダのかげから――てちてちてち。
 梅干うめぼしみたいなその姿アイコン

「(ねぇちょっと、シガミー)」
 このすっ頓狂とんきょうこえも、ずいぶんなつかしくかんじる。
 こえが聞こえるってこたぁ――
 御神体からだごと、こっちへ来やがったな。

「(おう、五百乃大角いおのはら――)」
 ――ひさしぶりだなぁ、ちゃんとめしを食ってやがったのか――
 なんてはなしつづけようとおもったら――

「(一体いったいなんてものおぉーおくりつけてぇー、くれちゃってんのよさぁ!?)」
 あぁん? なんだか、おいかりでやがる。

「(ご挨拶あいさつだな、おまえさまよ――)」
 ちいとかんさわるぜ。

 和菓子わがしのようにも見える、ちいさな五百乃大角いおのはらアイコンが――
 みじか手足てあしうでを組み、仁王立におうだち。

 ぽこん♪
 おくられてきたのは――画像がぞうファイルか。
 これがどうしたってぇんだぜ?

 ヴユヴユゥン!
 ビュアーが起動きどうし、画像がぞうひらかれた。

 それは、黄緑色きみどりいろ子馬こうまにまたがり――
 ななめを向き、くびだけをこちらへ向ける――
 猫の魔物おにぎり
 この野郎やろう、はしゃぐんじゃねぇやい!

 なんでこいつは目もはなくちもねぇのに――
 「にゃみゃがぁみてみてぇー(キリッ)♪」
 こんなにまで雄弁ゆうべんなんだぜ……無ぇはなまでたかく見えて来らぁ。

「ぷぐひ――ニャァ
 何度見なんどみても慣れん、つい噴きだしちまう。

「(お、おにぎりじゃねぇーか! どうしたぁ、この画像がっぞうわぁ――)」
 画像がぞう送信元そうしんもと作成元さくせいもとを、参照さんしょうする――ニゲルだ。
 こりゃたぶん、さっきスマホで撮ったやつじゃんか。

「(やぶからぼう文句もんくを言うな! それを撮ったのはニゲルだ!)」
「(ちがうわよおぅ! シガミーのカメラアイ・・・・・が――ニゲルのスマホにリンクされてて、逐一ちくいちがぞう像をおくつづけてるのよ――3ふんに1かいくらい)」
 なんだと? 迅雷ジンライ、せつめー!

「(緊急時きんきゅうじにおける女神像めがみぞうのバースト通信つうしんかいし、シガミーの視覚情報しかくじょうほう送信そうしんつづけていたようで)」
 静寂せいじゃくなか普段ふだんはなごえより流暢りゅうちょう迅雷ジンライこえが――
 あたまなかとどろく。

 レイドむらギルド支部解体しぶかいたい作業場さぎょうばに居るのは――
 おれと迅雷ジンライ五百乃大角アイコン、レイダにタターに、ニゲルと神官女性しんかんおんな
 そしておにぎり騎馬一組きばひとくみ
 全部ぜんぶで7めいと2ひきだ。

 念話中ねんわちゅうは、みんなうごきをゆるやかにする。
 神速しんそく使つかうニゲルでさえ、斬る動作モーションはいってなけりゃ――
 ああして間抜まぬけたつらで、水中すいちゅうに居るようにうごきを止めちまう。

 ふぉん♪
『ヒント>バースト通信/通信帯域が制限中でも、最初だけ制限が緩和される帯域管理形態のこと』
 わからん。
 つまり、どーいう?

「(くすくす、それはわたくし仕業しわざですわ、うふふ)」
 星神ほしがみかやひめが、念話ねんわに割り込んで来た。

「(どーいうこったぁ)」
「(シガミーさんの視覚情報しかくじょうほうは、シガミーさんのサルベージ手順てじゅんに置いて非常ひじょう重要じゅうようでしたので、情報じょうほう収集しゅうしゅうレベルが最大さいだい設定せっていされているのですわ)」

「(わからんが、止めろ)」
「(それにつきましては、そろそろ、すべてをおしまいにいたしますわ。くすくすくすくす)」
 おれの・・・華奢きゃしゃからだは、微動びどうだにしないが――
 そのひとみが、おれを・・・見あげた。

「(それなんだけどぉさぁー。なんかねぇー、カヤノヒメちゃんがぁー、そのからだおぉーもとにぃー、もどぉーしてぇーくれるぅーみーたーいーよぉーうぅー
 うるせえ、飯神いおのはら
「(はぁ? たしかからだつく絵で板エディットわぁ、ひとり一回いっかいしか出来できねぇってはなしだったんじゃ)」

「(知らないわよぉおぉう! MSメガミスキルポイント使つかってもぉー、出来できないのわぁーたしかぁーだけぇどぉおぉ)」
 なんでぇい。おまえさんわぁ、この世をつかさどかみさんじゃねぇのか?
 こいつ、なにもわかっちゃいねぇみてぇだぜ。

「このからだなぁ、そコそこ使つかみちがあルから――べつに、こノままでもかまわネぇんだ――ニャァ
 あ、念話ねんわわすれて、ついこえに出しちまった。

「――ちょっ、一体いったいなにおっしゃっていますのかしら!? シガミーはバカなのではなくってっ!?」
 ひめさんのこえ。ガムランのひめ――リカルルのこえだ。
 バカとは、なんでぇい。

「――そーだよっ! そんなこと、あたしがゆるさないよ!」
 女将おかみさんのこえもする。
 おとひろってるのは五百乃大角いおのはらの浮かぶたまあたりか。
 じゃなけりゃ超女神像ちょうめがみぞうが、通信機つうしんきのかわりでもしてくれてるのかも知れん。

「――そうだぜ、シガミー! おれたちゃぁ、おまえさんといつかさけを酌み交わす日をたのしみにしてるんだぜ。そんなてつくずのままじゃぁ、こまるぜ!」
 工房長ノヴァドまでなにしてやがんだ。みんなひまなのか?

「(今回こんかいのことではからずも、稼働中かどうちゅう全女神像ぜんめがみぞう。そのOSオーエスアップデートがおこなわれまし)」
 んぁ? 迅雷ジンライそれ、なんはなしだ?

「(簡単かんたんに言うとぉー、今後こんごぉー、女神あたくしさま業務ぎょうむがぁー、子細しさいとどこおらぁずぅ、臨機応変りんきおうへんににぃー都合良《つごうよ》ぉーく行われまぁぁーす
 わからん……が、世もすえだぜ。
 おまえさんの仕事しごとわぁ――〝うまいめしを食う〟ことだからなぁ。
 仕事しごと……はて、何か、忘れてるような――――?

「あァ、おもいだシたぜ! 今日きょう何日なんにち――ニャァ
「○月△日デ
 こたえるぼう

「なンだとっ!? 出かけるまエにつけ込んだ漬ケものが、漬かり過ぎちマっただろーが――ニャァ
 ふるえるおれ。内燃機関ジェネレーターが、知らぬ間に出力しゅつりょくを増している。
「――「あ、それならぁ安心あんしんしてぇ、ちゃぁんとおいしくいただきましたからぁ♪」」
 ガムランがわこえと、収納魔法具しゅうのうまほうぐからのこえかさなる。
「――はい、おいしかったですらぁん♪」
 一国いっこくの(央都おうとほうの)ひめさんのお墨付すみつきか。
 わるくねぇやな♪

「そゥか、ちゃンと食えたんなら、良かっタ――ニャァ
 五百乃大角いおのはらはなんでも「うまいうまい」って、食い散らかしやがるから――
 評価値おほめのことば信頼性しんらいせいに欠けるからなぁ♪

「――てつおにでも、中身なかみはシガミーですのねぇー」
「――本当ほんとうだねぇ、あたしゃなんか、あんしんしたよ」
「――おれもだぜ。あとはさけあじが、ちゃんとわかるんなら……ぶつぶつ」
 なんか聞こえてくる。

「みなさまシガミーさんのおからだ……この間借まがりしているおからだもともどすのは、簡単かんたんですよ。シガミーさんへ譲渡おかしした星神わたくしちからを、すべてわたくしへおかえいただければとこは済みます)」
星神ほしがみのチからだ――ニャァ)」
 そんなもんが、おれのてつからだのどこに有るってんでぇい?

情報じょうほう神力しんりょく変換へんかんすることが可能かのうな、DCコンバーター。つまりシガミーさんの心臓しんぞうが、星神ほしかみちからのほぼすべてですわ。くすくすくす
 龍脈言語りゅうみゃくげんごなんたらか。

 ふぉん♪
『ヒント>ストラクチャル・ジェネレーター/【龍脈言語/DCコンバータ】』

「こンな鉄の心の臓ジェネレーターを、どーヤってかえす? それにかえしタら、おれぁどーなルんでぇ――ニャァ
 ガッキュゥゥン――ガガン!
 おにぎりにけずり取られた、胸部きょうぶ装甲板そうこうばんたたいてみせる。
 ちなみにけずられた部分ぶぶんは、ちいさなつのを生やしたまま、ゆか放置ほうちされている。

「まずシガミーさんのたましい記憶きおくが――お借りしている、このからだもどりますわ
「うヌぅ? もともどるノか……なら、お前さんは・・・・・どウなる・・・・んだ――ニャァ
 ガキッ――くびをかしげてみせる。

はじめてお会いした場所ばしょへ、かえるだけですわ、くすくす♪」
 はぁ――――なんだそりゃぁ!
 はじめて会った場所ばしょっていやぁ――三途さんずかわだろぅ!?
 全然ぜんぜん大丈夫だいじょうぶじゃねぇだろうが!

「おイ、かやひめ。ソりゃ駄目だめ――ニャァ
 おまえさんは、誰も来ねぇ・・・・・のがいやで、こうして世に出てきた・・・・んだろーが!
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