滅せよ! ジリ貧クエスト~悪鬼羅刹と恐れられた僧兵のおれが、ハラペコ女神の料理番(金髪幼女)に!?~

スサノワ

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5:大森林観測村VSガムラン町

710:ファローモVSイオノファラー

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「じっつっわっさーぁ、さっき女神像めがみぞう設置せっちしてたときにさぁ――低警戒度ていけいかいどのバリアントを検出けんしゅつしたのよねぇん
 ヴォヴォヴォヴォヴォヴォヴォヴォヴォゥゥゥゥゥンッ♪
 浮かぶプロジェクションBOT群れ・・が、森の主ファローモを取りかこむ。
 ちなみに実物大じつぶつだい半透明すがたは、うつし出されていない。

 『(ΘoΘガチャッ)』『(ΘoΘガチャッ)』『(ΘoΘガチャッ)』『(ΘoΘガチャッ)』
 当たるといたいが、死ぬほどではないたま
 込められたソレが、ガチャリと回転まわされるおと
 まだ五発入ごはついりのたまは、一発いっぱつも撃たれていない。
 つまりは、威嚇おどしているのだ。

「なんだと!? 巨木・木龍りゅうのまものほどじゃねぇーが、大事おおごとじゃねぇか!」
 変異種バリアントだけはぐにたおさねぇと、面倒めんどうなことになるらしくて――
 出るたび毎回まいかい冒険者ぼうけんしゃギルド総出そうで討伐とうばつしている。
 どこだ!? 一体全体いったいぜんたい何処どこに出やがったんでぇい!?

 ヴォヴォヴォヴォヴォヴォヴォヴォヴォゥゥゥゥゥンッ♪
 森の主ファローモまわりを旋回せんかいする、浮かぶ球いおのはらの群れたちが――
 『(ΘoΘガチャッ)』『(ΘoΘガチャッ)』『(ΘoΘガチャッ)』『(ΘoΘガチャッ)』
 ふたたたまを、空装填からそうてんする。

「ウケケケケッ――
 んぅ――――?

 ふぉん♪
『変な魔物にピンときたらソレは――
 変異種【バリアント】かも知れません!
 お近くのギルド会館までご連絡を。』

 ガムランちょうにも、べたべた貼ってある注意ちゅういの張りがみが、表示ひょうじされた。
 つまるところ変異種へんいしゅってのは、超危険ちょうきけん魔物ヤツ総称そうしょうだ。
 草原そうげんに居るつのウサギが変異へんいしたら、聖剣切りの閃光ひめさんたちでさえ手こずる〝化けウサギ〟になったからな。

 んぬむむぬぅ――!?
「(おい、まてや。おまえさまが言ってる変異種バリアントというのは、まさか――――!?)」
 シャババッ――上体じょうたいをぶるるりとふるわせ水気みずけを切る、珍妙ちんみょうおんな

「うわぷ――!?」
「みゃぎゃにゃ――!?
 冷えた湯が、おれたちに掛かる。

 しゅぱん、ぱささっ。
 はだけていたふくをサッと整える、成体ファローモもりのぬし
 ひたいから生やした小枝こえだを、びょびょびょーんと揺らし――

@いさきものよ、なんじらが言うバリアントというのは、樹界虫きかいちゅうのことであろう?」
 そんなことを言いやがる。
「はぁ? 樹界虫きかいちゅうってのは、おれやそこに居る星神ほしがみのことなんだろぉ?」
 これ以上いじょう、ややこしいことを言うなやぁ。

「ウケケケケッ――――変異種バリアントわぁ、みぃんなぁ、そぉう言うのよぉ!?
 だからそのやる気わぁ、どっから出してやがるんでぇい?
 浮かぶ球いおのはらどもぼんで、手繰たぐり寄せようとしたら――――ヴォヴォヴォヴォヴォゥゥゥンッ♪
 天井近てんじょうちかくまで、のぼって行っちまいやがった!

「待てと言っとるだぁろぉーがぁ!」
 仕方しかたがねぇ――ふぉん♪
『シガミー>>茅野姫、拭く物をくれんか?』

 脱衣所だついじょに駆け込むと、よこから差し出される、ふわふわの柔らかい布タオル
 それを森の主ファローモにも差し出す、茅野姫ほしがみ
 着流きながしの袖口そでぐちから――――ぱき、ひゅるぅん♪
 生え伸びた若木わかぎ器用きように、柔布それを受け取った。

ら、やわらかいですね」
 おんなふくは、すっかりかわいていて――
 濡れてるのは膝下ひざしたと、小枝こえださきくらいだったが。
 しゅるるっ、ぱきん♪
 若木わかぎたもとに巻き取られ、まるで迅雷ジンライ機械腕かいなだな。
 ふわぁさり、もそもそ。
 もりぬし人の手・・・が、柔布タオル小枝つのさきを拭いている。

「死にさらぁせぇー
 バッゴォ、バッゴォォ――ン!
 ちょっと目をはなしたすきに、御神体さまいおのはらが――
 暴徒鎮圧用ぼうとちんあつようゴムスタンだんを、浴びせやがった!

 あわてて迅雷ジンライを、引っつかんだが――
 バゴォバゴゴォゴォゴォゴォ、バッゴォォ――ン!
 躊躇無ちゅうちょなたまが、撃ち込まれ――バッゴォォォォーン!!

 『(>x<カキン!)』『(>x<カキン!)』『(>x<カキン!)』『(>x<カキン!)』
 浮かぶプロジェクションBOTかおが、吠えづらをかいた。
 ふぉん♪
『>>弾切れです、イオノファラー』
 浮かぶたま丸数たまかずは5はつ。それが4個分こぶん
 けい20ぱつの、当たればいたいが――
 死ぬほどでわねぇ、威力いりょくたま

 ふぁさりと落ちる柔布やわぬの
 ボゴゴゴゴゴォン――――バラララララッ♪
 それは、いつの間にか手にしていた木桶・・から、跳ねかえった。
 ぽちゃぽちゃちゃんと、湯船ゆぶねに落ちるたま
 ぶるぶるとふるえる、投げくぎのようなかたち

 そのひとつが、ぽきゅーん♪
 おにぎりのあたまに、当たった。

「ふぎゃにゃぁーぁご
 おまえ、ずっとはいってたのか!?
 ぱしゃり――湯船ゆぶね仁王立におうだち。
 目鼻口めはなくちは無いが、目を吊り上げているのがわかった。

 黄緑色きみどりいろねこ魔物風まものふうは、木のいたを取り出し――
 スパコォーンと、もりぬし横っ面・・・を引っぱたいた。

 パキメギョ――森の主おんな着流きながしのたもとが、ボコボコとうごめく!

 やい、芋茸いもきのこに化けねこぉどもめっ――いい加減かげんにしとけやぁ!
 大森林ここにわぁ、大森林だいしんりん観測村かんそくむらも有るんだぜ!
 もりぬし巨体・・で踏みつけられ、まるごと全部更地ぜんぶさらちにでもされたら――
 明日あしたからぁ村人むらびとどもがぁ、路頭ろとうまよっちまうだぁろぉがぁぁっ!

 おれは洗い場に、飛び込んだが――
 ぽぎゅむ――スパコォーン、ポコパココーン♪
 かべを蹴り上がったおにぎりに、美の女神いおのはら一式いっしきが――
 たたき落とされてた!

Божеボージェ……мойモイ
 『(+_+ゴトン!)』『(+_+ゴトン!)』『(+_+ゴトン!)』『(+_+ゴトン!)』『(+д+ゴトン!)』
 阿呆あほうか。かみさんは、おまえさまだろうが。

 ふぉん♪
『温泉入浴五箇条
 一、湯に入る前に、かけ湯
 二、タオルは湯船に、入れない
 三、湯船のお湯で、顔を洗わない
 四、お風呂から上がるときは、身体を拭こう
 五、洗い場や脱衣所で、ケンカをしない』
 木板きいたに書かれていたのは、そんな注意書ちゅういがきだった。

 ふぉん♪
『おにぎり>おふろで、ふざけちゃだめだもの』

「ウカカカッ、もっともだ――っでっ!?」
 スパコォーン!?
 どうやら、巫山戯ふざけていた不心得者ふこころえものには、おれも入っていた・・・・・らしい。

   §

「みゃぎゃにゃぁー
 おれたちは、内湯うちゆなおし――

「みゃぎゃにゃぁー
 温泉入浴おんせんにゅうよく五箇条ごかじょうまもり――

「みゃぎゃにゃぁー
 からだしんまで、よーくあたたまったところで――
 ようやく、解放かいほうされた。

樹界虫@かいちゅうょりも、おそろしぃ」
 どういうわけか森の主ファローモは、愚痴ぐちりながらも――
 おにぎりの言うことを、大人おとなしく聞いた。

   §

「では、お待ちかねのアイスクリームですわ。クースクス
 コトコトコトコトン♪
 ふぉん♪
『ホシガミー>>おにぎりさんの言い分が、正しいとわかって頂けたのだと思われますが。本当によくも、ことなきを得ましたね?』
 ふへひぃー、まったくだぜ。

ーーー
Боже,мой/おお神よ。わあ、びっくりした。
投げ釘/手裏剣。この場合は三つ叉の、三方剣のような形。
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