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第17話 ワンナイトイリュージョン
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周囲の様子を伺えば、他の客達は皆ステージに注目しているが誰一人として取り乱している人はいなかった。
目を輝かせて二人を見ている若者。パートナーに何やら囁きながらステージを指さしているおじさま。グラスをあおりつつ満足げにショーを楽しんでいるご老人。
変な風に興奮しているのって、もしかして俺だけなんだろうか。
「……美しいケダモノ、ロッソ。お前を狩りその美しい体をぜひ俺の物にしよう」
「簡単に言ってくれるね。俺を満足させられるのか?」
ロッソ君の手がローゼオさんの大事な所に触れ、ゆっくりと揉みしだいている。それだけでローゼオさんは息を弾ませているが、それは俺も同じだった。
そしてロッソ君の長い指がレザーパンツのウエスト部分に引っ掛けられ、勿体ぶるような動きで下へとずらしてゆく。
「わ、わ……デカい」
パンツから飛び出したローゼオさんのそれは、ともすれば頼寿よりもデカくてご立派なマグナムだった。本当にあんなのが入るのか。口にも、尻にも。
「美味そう」
そんな俺の心配をよそに、その場に膝をついたロッソ君が恍惚の表情でそれを頬張る。口に入れるだけで大変そうなのに舌も絡めていて、マイクを通したエロい音が俺の耳にもしっかりと届いている。そんな彼の頭を撫でながらフロアの天井を仰ぐローゼオさんの表情も相当にセクシーで、何だかこの瞬間はショーというより普段の二人の絡みを見ているみたいだった。
「……は、あぁ」
駄目だと分かっても息が荒くなってしまう。BGMのお陰で他の客に聞こえることはないが、流石に隣の頼寿には気付かれているようだ。チラチラと俺を見て呆れ顔になっている頼寿が、さり気なく俺の肩に腕を回してきた。
「頼寿、……」
「あてられてんじゃねえぞ」
「だ、だってあんなの見せられたら!」
このステージがせめて名前も知らない人達のものだったら、多分ここまで高ぶらなかった。ロッソ君という日常を知っている人達だからこそ妙にエロさが生々しくて、色んな想像も働いてしまって……
「お前も一応はプロだろ、これくらいで騒ぐな」
「プロって言えるほど場数踏んでねえもん……あと、まだそんな意識も高くないし」
そもそもプロとか素人とかより、こんなリアルAVを見て反応しない方が男としておかしい。
ステージでは既にロッソ君もパンツをずらされ、ローゼオさんにそれを激しく扱かれている。濃厚なキスをしながら絡み合う二人は、もはやどちらが獣なのか区別がつかない。
俺はソファの上で尻をもじもじさせ、何度もジュースを飲み、深呼吸を繰り返した。どうにか鎮まってくれないと、この後ロッソ君達の顔がまともに見れなくなる。
「タマ」
頼寿が耳元で囁き、俺の肩を抱き寄せて低く笑った。
「出せよ、バレねえようにイかせてやる」
「う、えっ……?」
目を輝かせて二人を見ている若者。パートナーに何やら囁きながらステージを指さしているおじさま。グラスをあおりつつ満足げにショーを楽しんでいるご老人。
変な風に興奮しているのって、もしかして俺だけなんだろうか。
「……美しいケダモノ、ロッソ。お前を狩りその美しい体をぜひ俺の物にしよう」
「簡単に言ってくれるね。俺を満足させられるのか?」
ロッソ君の手がローゼオさんの大事な所に触れ、ゆっくりと揉みしだいている。それだけでローゼオさんは息を弾ませているが、それは俺も同じだった。
そしてロッソ君の長い指がレザーパンツのウエスト部分に引っ掛けられ、勿体ぶるような動きで下へとずらしてゆく。
「わ、わ……デカい」
パンツから飛び出したローゼオさんのそれは、ともすれば頼寿よりもデカくてご立派なマグナムだった。本当にあんなのが入るのか。口にも、尻にも。
「美味そう」
そんな俺の心配をよそに、その場に膝をついたロッソ君が恍惚の表情でそれを頬張る。口に入れるだけで大変そうなのに舌も絡めていて、マイクを通したエロい音が俺の耳にもしっかりと届いている。そんな彼の頭を撫でながらフロアの天井を仰ぐローゼオさんの表情も相当にセクシーで、何だかこの瞬間はショーというより普段の二人の絡みを見ているみたいだった。
「……は、あぁ」
駄目だと分かっても息が荒くなってしまう。BGMのお陰で他の客に聞こえることはないが、流石に隣の頼寿には気付かれているようだ。チラチラと俺を見て呆れ顔になっている頼寿が、さり気なく俺の肩に腕を回してきた。
「頼寿、……」
「あてられてんじゃねえぞ」
「だ、だってあんなの見せられたら!」
このステージがせめて名前も知らない人達のものだったら、多分ここまで高ぶらなかった。ロッソ君という日常を知っている人達だからこそ妙にエロさが生々しくて、色んな想像も働いてしまって……
「お前も一応はプロだろ、これくらいで騒ぐな」
「プロって言えるほど場数踏んでねえもん……あと、まだそんな意識も高くないし」
そもそもプロとか素人とかより、こんなリアルAVを見て反応しない方が男としておかしい。
ステージでは既にロッソ君もパンツをずらされ、ローゼオさんにそれを激しく扱かれている。濃厚なキスをしながら絡み合う二人は、もはやどちらが獣なのか区別がつかない。
俺はソファの上で尻をもじもじさせ、何度もジュースを飲み、深呼吸を繰り返した。どうにか鎮まってくれないと、この後ロッソ君達の顔がまともに見れなくなる。
「タマ」
頼寿が耳元で囁き、俺の肩を抱き寄せて低く笑った。
「出せよ、バレねえようにイかせてやる」
「う、えっ……?」
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