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46:変わらぬ日常 ★
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有馬と別れても、日々の生活は何も変わらなかった。
毎日変わらず朝は来るし、働かなければならないし、動けば腹は減るし、夜になれば眠くもなる。
年末進行で繁忙期なこともあり、航平は一心に仕事に打ち込んだ。
忙しく働いていれば、街中のクリスマスの飾りつけもイルミネーションも目に入らない。仕事に救われているなと思う。
週末を控えて更に忙しない雰囲気の職場で、航平は年明け早々のフランス海軍空母艦隊の接遇計画をまとめあげ、印刷してバインダーに挟んだ。見やすいように添付資料に付箋を貼り、直属の班長の決裁を貰ってから、防衛課長の席に向かう。
課長席は同じ大部屋にあるが、パーテーションで個室のように区切られている。航平は扉代わりのパーテーションを軽くノックした。
「馬場課長、フランス海軍寄港の最終計画書です。ご確認お願いします」
「ご苦労。そこに置いておいてくれ。目を通したら声をかける」
「はい。よろしくお願いします」
一礼して去ろうとする航平を、課長は「そうだ、ちょっといいか」と呼び止めた。
勧められるままに課長席の前のパイプ椅子に腰を下ろすと、課長は声を潜めた。
「北村だが、送検と起訴を終えて、保釈されたそうだ。今は実家に戻っている」
さらりと言われた、しかし思いがけぬ情報に航平は居住まいを正した。
「裁判はこれからだが、身元は明らかだし、逃亡の危険も証拠隠滅の可能性もないということで、無事に保釈申請が通った。今は実家のご両親のところに身を寄せているらしい」
北村の情報漏洩の報道が流れた時、航平に、「おまえには関係がない。防大同期なんざ何百人もいる」と言い放った課長だ。北村の事件に関心などないのだと思っていたが。
「どうして、それを俺に教えていただけるんですか」
無礼を承知で質問を返した航平を、課長は正面から見据えた。頑固で融通の利かなさに反発を覚えることも多いが、海上自衛官の大先輩でいざという時には頼れる上司だ。
「自衛官にとって同期は宝だろう。会いに行ってやれ」
長い一日だった。
仕事を終えて家に戻ると23時を回っていた。
軽くシャワーだけ浴びて冷蔵庫を開けるが、ロクなものが入っていない。
晩飯を食い損ねて、普段ならコンビニに寄って帰るのだが、歩きながら、週末に北村に会いに行く算段を取っていたら、いつの間にか部屋に着いてしまっていた。
調味料の他は、野菜ジュース、卵、かんぴょう、焼き海苔が寂しく並んでいるだけだ。
有馬が巻き物やおにぎりが好きなので、海苔は切らさないように常備していた。多めに買ってあるパッケージは、一人で消費するには多すぎる。
なんだか億劫になって、ベッドに転がった。
疲れた。腹は減ったし、部屋は肌寒い。
金曜の夜は大抵有馬と一緒にいたから、秋の夜長の過ごし方が分からなかった。有馬と出会う前、自分はいくつもの夜や週末をどんなふうに過ごしていたんだろう。
もう、思い出せない。
「有馬」
無意識に彼の名を呼んだ。
途端に、興奮した。
ずくりと下半身に熱が集まる。性的なことなど何も考えてもいないのに、股間が固くなっている。
航平は情けない気分で、大きくため息をついた。
マジか。変態か、俺は。
そういえば最近抜いてなかったし、溜まってただけだ。
ただの生理現象。さっさと処理して寝よう。
割り切って枕もとのティッシュ箱を引き寄せ、横向きに寝転んで両手をスウェットに突っ込んだ。
抜くだけが目的なので、性急に手を動かすが、快感はまったく訪れてくれない。
「…っ、んっ…」
おかしい。自分の良いところは自分が一番知っている。先端もカリも裏筋も十分に刺激しているのに、全然イける気配がない。
気持ちいいはずなのに、先走りも出ないし、擦りすぎて皮が痛くなってきた。
「なんでイけないんだよ…」
有馬のことを思い出したくない一心で、適当に検索した成人向け動画を再生してみたが、色っぽいはずの女優の喘ぎ声にもなんの興奮も得られないまま動画は終わってしまった。
なんで。
有馬の手でしごかれた時は、恥ずかしいくらい声が出てすぐ達してしまっていたのに。
まさか不感症になったのか。
高まった熱が体内でくすぶって辛いばかりだ。
「……はあ」
後ろ、触ればイけんのか?
恐る恐る指で触れてみるが、そこは固く閉ざされていて指すら入りそうにない。
こんな狭いとこに、あいつが入ってたんだな。
あの、内臓が溶けそうなほどの熱さと圧迫感は。
もう二度と、感じることはない。
航平はだるくなった手を股間から離した。
勃起したままの息子には申し訳ないが、これ以上やっても無理そうだ。
情けない気分のまま流しで手を洗っていると、静止したまだったのAV女優の画面が着信に切り替わった。
母の美津子だ。
見られているわけがないのだが、見ていたかのようなタイミングに、慌てて脱ぎ掛けのスウェットを履きなおした。
「もしもし」
「どうしたの? なんだか息が荒いけど」
「いや、ちょっと、外走ってきたばっかりで」
「こんな夜遅くに? 気をつけなさいよ」
「あー、うん。自衛官襲う暴漢もいないだろ。それで、どうかした?」
曖昧に誤魔化して、話を変えた。
「そうそう。前に、クリスマス・パーティやりましょうってメールしたじゃない? あれ、どうかしら」
そうだった。有馬も呼んで、3人でクリスマス・パーティをしようという誘いを受けていたのだった。
返信しないまま、忘れていた。
「ごめん。返信するの、すっかり忘れてた」
「いいのよ。もし都合つくなら、良いお肉でも注文しておこうかと思っただけだから」
「その、俺は行けるんだけど」
煮え切らない息子の言葉尻を、母は正確に捉えた。
「俺は? 有馬さんは?」
「えっと、有馬は」
航平は言い淀む。母は有馬を気に入っている。とても。
別れたといえばきっと悲しむだろう。だが、いつまでも隠しておけるものでもない。
「なに、あんたたち喧嘩でもしたの?」
「喧嘩っていうか」
口ごもる航平を遮るように、美津子は溌剌と言った。
「喧嘩するほど仲が良いっていうけど、ちゃんと仲直りしなさいよ」
違う。喧嘩とか、仲直りとかじゃない。
俺たちは、もう。
航平は息を詰める。受話器超しに、美津子の声が柔らかく語りかけた。
「あのね、航平。大切なものを簡単に諦めてしまっては駄目よ。後悔することの辛さは、私たち、よく知ってるでしょう」
母の言葉に、航平は唇を嚙んだ。
私たち。
ある日、突然に父を奪われた俺たち。
時間薬なんて嘘だ。涙は出なくなっても、父を失った喪失感は決して消えることがない。
海を見る度に、任務で航海に出る度に、この海のどこかに父の欠片が少しでも残っているのだろうかと考えてしまう。
そして今、俺は、有馬のことを自ら手放した。
あいつのことが好きだ。今でも好きなのに。
北村のことをあんな形で世間に晒したあいつを、許すことができない。
唾を飲み込み、声を押し出した。
「母さん、クリスマスの件は保留でいいかな。また、連絡するから」
「いいわよ。仕事だって忙しいんでしょうし、無理しないで。ごはん、ちゃんと作って食べるのよ」
「分かってるよ。じゃあ、また」
スマホを置いて、航平は暗い天井を見上げた。そうしていないと、涙が落ちそうだった。
毎日変わらず朝は来るし、働かなければならないし、動けば腹は減るし、夜になれば眠くもなる。
年末進行で繁忙期なこともあり、航平は一心に仕事に打ち込んだ。
忙しく働いていれば、街中のクリスマスの飾りつけもイルミネーションも目に入らない。仕事に救われているなと思う。
週末を控えて更に忙しない雰囲気の職場で、航平は年明け早々のフランス海軍空母艦隊の接遇計画をまとめあげ、印刷してバインダーに挟んだ。見やすいように添付資料に付箋を貼り、直属の班長の決裁を貰ってから、防衛課長の席に向かう。
課長席は同じ大部屋にあるが、パーテーションで個室のように区切られている。航平は扉代わりのパーテーションを軽くノックした。
「馬場課長、フランス海軍寄港の最終計画書です。ご確認お願いします」
「ご苦労。そこに置いておいてくれ。目を通したら声をかける」
「はい。よろしくお願いします」
一礼して去ろうとする航平を、課長は「そうだ、ちょっといいか」と呼び止めた。
勧められるままに課長席の前のパイプ椅子に腰を下ろすと、課長は声を潜めた。
「北村だが、送検と起訴を終えて、保釈されたそうだ。今は実家に戻っている」
さらりと言われた、しかし思いがけぬ情報に航平は居住まいを正した。
「裁判はこれからだが、身元は明らかだし、逃亡の危険も証拠隠滅の可能性もないということで、無事に保釈申請が通った。今は実家のご両親のところに身を寄せているらしい」
北村の情報漏洩の報道が流れた時、航平に、「おまえには関係がない。防大同期なんざ何百人もいる」と言い放った課長だ。北村の事件に関心などないのだと思っていたが。
「どうして、それを俺に教えていただけるんですか」
無礼を承知で質問を返した航平を、課長は正面から見据えた。頑固で融通の利かなさに反発を覚えることも多いが、海上自衛官の大先輩でいざという時には頼れる上司だ。
「自衛官にとって同期は宝だろう。会いに行ってやれ」
長い一日だった。
仕事を終えて家に戻ると23時を回っていた。
軽くシャワーだけ浴びて冷蔵庫を開けるが、ロクなものが入っていない。
晩飯を食い損ねて、普段ならコンビニに寄って帰るのだが、歩きながら、週末に北村に会いに行く算段を取っていたら、いつの間にか部屋に着いてしまっていた。
調味料の他は、野菜ジュース、卵、かんぴょう、焼き海苔が寂しく並んでいるだけだ。
有馬が巻き物やおにぎりが好きなので、海苔は切らさないように常備していた。多めに買ってあるパッケージは、一人で消費するには多すぎる。
なんだか億劫になって、ベッドに転がった。
疲れた。腹は減ったし、部屋は肌寒い。
金曜の夜は大抵有馬と一緒にいたから、秋の夜長の過ごし方が分からなかった。有馬と出会う前、自分はいくつもの夜や週末をどんなふうに過ごしていたんだろう。
もう、思い出せない。
「有馬」
無意識に彼の名を呼んだ。
途端に、興奮した。
ずくりと下半身に熱が集まる。性的なことなど何も考えてもいないのに、股間が固くなっている。
航平は情けない気分で、大きくため息をついた。
マジか。変態か、俺は。
そういえば最近抜いてなかったし、溜まってただけだ。
ただの生理現象。さっさと処理して寝よう。
割り切って枕もとのティッシュ箱を引き寄せ、横向きに寝転んで両手をスウェットに突っ込んだ。
抜くだけが目的なので、性急に手を動かすが、快感はまったく訪れてくれない。
「…っ、んっ…」
おかしい。自分の良いところは自分が一番知っている。先端もカリも裏筋も十分に刺激しているのに、全然イける気配がない。
気持ちいいはずなのに、先走りも出ないし、擦りすぎて皮が痛くなってきた。
「なんでイけないんだよ…」
有馬のことを思い出したくない一心で、適当に検索した成人向け動画を再生してみたが、色っぽいはずの女優の喘ぎ声にもなんの興奮も得られないまま動画は終わってしまった。
なんで。
有馬の手でしごかれた時は、恥ずかしいくらい声が出てすぐ達してしまっていたのに。
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こんな狭いとこに、あいつが入ってたんだな。
あの、内臓が溶けそうなほどの熱さと圧迫感は。
もう二度と、感じることはない。
航平はだるくなった手を股間から離した。
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母の美津子だ。
見られているわけがないのだが、見ていたかのようなタイミングに、慌てて脱ぎ掛けのスウェットを履きなおした。
「もしもし」
「どうしたの? なんだか息が荒いけど」
「いや、ちょっと、外走ってきたばっかりで」
「こんな夜遅くに? 気をつけなさいよ」
「あー、うん。自衛官襲う暴漢もいないだろ。それで、どうかした?」
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「俺は? 有馬さんは?」
「えっと、有馬は」
航平は言い淀む。母は有馬を気に入っている。とても。
別れたといえばきっと悲しむだろう。だが、いつまでも隠しておけるものでもない。
「なに、あんたたち喧嘩でもしたの?」
「喧嘩っていうか」
口ごもる航平を遮るように、美津子は溌剌と言った。
「喧嘩するほど仲が良いっていうけど、ちゃんと仲直りしなさいよ」
違う。喧嘩とか、仲直りとかじゃない。
俺たちは、もう。
航平は息を詰める。受話器超しに、美津子の声が柔らかく語りかけた。
「あのね、航平。大切なものを簡単に諦めてしまっては駄目よ。後悔することの辛さは、私たち、よく知ってるでしょう」
母の言葉に、航平は唇を嚙んだ。
私たち。
ある日、突然に父を奪われた俺たち。
時間薬なんて嘘だ。涙は出なくなっても、父を失った喪失感は決して消えることがない。
海を見る度に、任務で航海に出る度に、この海のどこかに父の欠片が少しでも残っているのだろうかと考えてしまう。
そして今、俺は、有馬のことを自ら手放した。
あいつのことが好きだ。今でも好きなのに。
北村のことをあんな形で世間に晒したあいつを、許すことができない。
唾を飲み込み、声を押し出した。
「母さん、クリスマスの件は保留でいいかな。また、連絡するから」
「いいわよ。仕事だって忙しいんでしょうし、無理しないで。ごはん、ちゃんと作って食べるのよ」
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