47 / 93
第5章 嫉妬編
第46話 美人母娘/亮二
しおりを挟む
俺はカナちゃんから誕生日プレゼントに貰ったネックレスをその日から首にかけるようになっていた。
勿論、次の日からボランティア部のメンバーから色々な質問をされたのは言うまでもない。
先輩達からは「鎌田君、何を急に色気付いたんだい?」と冷やかされるし、同級生からは「彼女からのプレゼントなのか? 遂に鎌田にも彼女ができたのか!?」と執拗に聞かれ、俺はそれ等を適当に誤魔化していた。
何故か後輩達は特に女子達は何か言いたそうな表情をしながらも俺に遠慮して何も聞いてこなかったので助かった感じだった。
しかし、一番、しつこく聞いてきそうな大石さんが俺のネックレスをジッとは見ていたが何も聞いてこなかったのは逆に違和感があったけど……
でも内心、彼女に絡まれると面倒なので内心ホッとしていたのにまさか彼女は俺に聞かずにカナちゃんに聞いている。
「加奈子ちゃんに一つ聞きたいんだけどさぁ、鎌田先輩が最近つけているネックレスってもしかして加奈子ちゃんがプレゼントしたのかなぁ?」
「えっ!? そ、それは……そのぉ……はい、そうですけど……」
「やっぱりそうなんだぁ……でもさ、二人の関係って兄妹みたいな関係だって前に鎌田先輩は言ってたよね? でもそんな妹的な存在のはずの加奈子ちゃんが鎌田先輩にハートのネックレスだなんて……何だかただの兄妹みたいな関係には思えないんだけどなぁ……」
これはマズイ。
俺は嬉しくて直ぐにネックレスをした事を今頃になって後悔したが、そんな事を悔やんでいる場合ではないので慌てて二人の間に入った。
「お、大石さん!? 今から4人で打ち合わせをするから向こうの机に集まってくれないか? あ、カナちゃんや橋本君もだよ」
「えっ? あ、はい……分かりました」
「う、うん……」
「はーい、了解でーす」
俺は誰にも気づかれないようにしながらカナちゃんに笑顔でウインクをした。
カナちゃんは俺のウインクを見て察してくれたみたいで、小声で俺に「ありがとう」と言ってくれた。
無事に打ち合わせが終わり、俺はカナちゃんと一緒に自転車で帰る事に。
その際、大石さんが俺達に何か言っていたけど俺は急ぐからと言って慌てて自転車に乗り込みカナちゃんと一緒に大学を出た。
そして俺は自転車をこぎながらカナちゃんに話しかける。
「今日はゴメンね? なんか大石さんが変な事を聞いてきたみたいで……」
「別に変な事ではないよ。大石さんが不思議がるのは当然だと思うし……」
「でも俺が嬉しがって直ぐにネックレスをしたもんだから変な誤解を招くことになってしまったから……」
「誤解なんだ……何だか寂しいなぁ……」
「えっ? ご、ゴメン!! そんなつもりで言った訳じゃないんだよ」
「うん、分かってるよ。りょう君との約束はもっと先の話だという事も分かってる……でも、私がプレゼントしたネックレスを直ぐにつけてくれたのはとても嬉しかったんだ。だから大石さんや他の人達に誤解をされても変な質問をされても私は我慢するつもりだったの。だからお願い、りょう君!! 今日の事でネックレスを外すなんてことは思わないで!?」
カナちゃんはいつになく真剣な表情で俺にお願いをしてきた。
正直言えば俺はバイト先でカナちゃんから誕生日プレゼントをもらった時、この場所じゃなければ嬉し過ぎてカナちゃんの事を抱きしめていたかもしれないくらいの喜びを感じていたから……
最近の俺は7歳差もある俺とカナちゃんの関係を憎んでいる。会うたびに凄いスピードで成長していっているカナちゃんが頭から離れなくなっているから……
「カナちゃん、大丈夫だよ。俺はこのネックレスを外すつもりはないから」
俺の一番の宝物を誰が外すものか……
「あ、ありがとう、りょう君……」
目に涙を溜めながらも嬉しそうな表情をしているカナちゃんがとても愛おしく思う俺であった。
「さぁ、次に会う時は『七夕祭り』だよ。当日、元気な姿で会おうね?」
「うん、りょう君こそ、体調崩さないようにね? アイスクリームを食べ過ぎてお腹を壊したりしないでね? フフフ……」
「ハハハ、俺がアイスクリームを食べ過ぎるなんて……いや、あり得るよな? ありがとう、気を付けるよ」
「フフフ……私も気を付けよっと」
「 「ハハハハハ」 」
俺達は笑顔で帰路につくのであった。
そして遂に今日は7月5日の日曜日、青葉第二小学校で行われる『七夕祭り』の日がやってきた。だいたいどこの小学校でも開催されているが、今年の平成21年7月7日は火曜日なので毎年、7日に一番近い日曜日に開催されるのだ。
そういえば俺の母校の青六小は昨日の土曜日に行われていたっけ? たしか母さんも顔を出したって言ってたよな? 香織おばさんが園長をしている園児達がゲスト参加で踊りをするから見に行くって……やっぱ母さんは根っからの子供好きなんだなぁ……身体さえ壊さなかったら本当は今でも幼稚園の先生をやっていたんだろうなぁ……
――――――――――――――――――――――――
俺達、ボランティア部は現地集合になっている。部員の中では俺は青二小に近い所に住んで居るので時間に余裕があったけど、カナちゃんを家まで迎えに行くと約束をしていたので少し早めに出かけることにした。
途中、山田さんの自宅の前を自転車で通り過ぎようとした時、中から翔太君と桜ちゃんらしき二人が自宅から出て行く姿を見かけた。でも俺は相変わらず翔太君とはほとんど会話をしたことがなかったので声をかけずにカナちゃんの家に向かうことに……
今日は日曜だし二人はデートにでも行くのかな?
はぁ、羨ましいよなぁ……って、俺は何を中学生に対して羨ましがっているんだよ!?
俺だって今日はカナちゃんと一緒にボランティア活動をするんだし、そんな大差は無いぜ!! と、思うことにしよう……
ピンポーン
俺はカナちゃんの自宅に着きインターホンを押す。
するとインターホン越しでは無く自宅の中から「はーい!!」という声が聞こえてきた。
あれ? でも今の声はカナちゃんでは無かったような……
ガチャッ
「はーい、いらっしゃーい、鎌田君。わざわざ加奈子を迎えに来てくれてありがとねぇ?」
元気よく家の外に出て来たのはカナちゃんのお母さんだった。
カナちゃんのお母さんに会うのは2年前のエキサイトランドで会った以来だけど、相変わらずカナちゃんに似て綺麗な人だよなぁ……ってか、カナちゃんがお母さんに似ているんだよな?
ほんと、カナちゃんのお母さんとカナちゃんは香織おばさんと広美と同じで美人母娘だよなぁ……
「こ、こんにちは。お久しぶりです。今日はカナちゃんにうちのボランティア部の手伝いをしてもらうことになりありがとうございます」
「フフフ、何を言っているの、鎌田君? うちの方こそ中学生の娘が大学生のお手伝いをさせていただけるなんて光栄よ。逆にご迷惑をおかけしないかとても心配だしねぇ……」
「いえ、カナちゃんはとてもしっかりしているので全然、大丈夫ですよ。逆にうちの部の1年生の方が心配なくらいですし……ハハハ……」
「フフフ……鎌田君ってとても面白い子ね。それに2年前よりもずっと大人っぽくなっているし……加奈ちゃんが鎌田君の事をお気に入りなのがよく分かるわぁ」
「えっ!? い、いや、あの、そのぉ……」
「フフフ……照れた顔も可愛らしくていいわねぇ。あ、そうだ。おばさんも今日から鎌田君の事をりょう君って呼んでも構わないかしら?」
「え? は、はい……それは別にいいですけど……」
「ダメーッ!! 絶対にダメーッ!!」
カナちゃんが血相を変えて玄関先に飛んで来た。
「か、カナちゃん……」
「あら、加奈ちゃん? やっと準備が終わったのね? あなたの準備が終わるまでお母さんが鎌田君とお話をして繋いでおいたからねっ。ウフッ」
「それはどうも。さぁ、りょう君、お母さんとの話はもういいから早く行きましょう?」
カナちゃんはそう言いながら俺の手を引っ張ってきた。
「え? ああ、そうだね。それでは失礼します」
「はーい、二人共、行ってらっしゃーい」
カナちゃんのお母さんは満面の笑みで俺達の事を見送るのだった。
勿論、次の日からボランティア部のメンバーから色々な質問をされたのは言うまでもない。
先輩達からは「鎌田君、何を急に色気付いたんだい?」と冷やかされるし、同級生からは「彼女からのプレゼントなのか? 遂に鎌田にも彼女ができたのか!?」と執拗に聞かれ、俺はそれ等を適当に誤魔化していた。
何故か後輩達は特に女子達は何か言いたそうな表情をしながらも俺に遠慮して何も聞いてこなかったので助かった感じだった。
しかし、一番、しつこく聞いてきそうな大石さんが俺のネックレスをジッとは見ていたが何も聞いてこなかったのは逆に違和感があったけど……
でも内心、彼女に絡まれると面倒なので内心ホッとしていたのにまさか彼女は俺に聞かずにカナちゃんに聞いている。
「加奈子ちゃんに一つ聞きたいんだけどさぁ、鎌田先輩が最近つけているネックレスってもしかして加奈子ちゃんがプレゼントしたのかなぁ?」
「えっ!? そ、それは……そのぉ……はい、そうですけど……」
「やっぱりそうなんだぁ……でもさ、二人の関係って兄妹みたいな関係だって前に鎌田先輩は言ってたよね? でもそんな妹的な存在のはずの加奈子ちゃんが鎌田先輩にハートのネックレスだなんて……何だかただの兄妹みたいな関係には思えないんだけどなぁ……」
これはマズイ。
俺は嬉しくて直ぐにネックレスをした事を今頃になって後悔したが、そんな事を悔やんでいる場合ではないので慌てて二人の間に入った。
「お、大石さん!? 今から4人で打ち合わせをするから向こうの机に集まってくれないか? あ、カナちゃんや橋本君もだよ」
「えっ? あ、はい……分かりました」
「う、うん……」
「はーい、了解でーす」
俺は誰にも気づかれないようにしながらカナちゃんに笑顔でウインクをした。
カナちゃんは俺のウインクを見て察してくれたみたいで、小声で俺に「ありがとう」と言ってくれた。
無事に打ち合わせが終わり、俺はカナちゃんと一緒に自転車で帰る事に。
その際、大石さんが俺達に何か言っていたけど俺は急ぐからと言って慌てて自転車に乗り込みカナちゃんと一緒に大学を出た。
そして俺は自転車をこぎながらカナちゃんに話しかける。
「今日はゴメンね? なんか大石さんが変な事を聞いてきたみたいで……」
「別に変な事ではないよ。大石さんが不思議がるのは当然だと思うし……」
「でも俺が嬉しがって直ぐにネックレスをしたもんだから変な誤解を招くことになってしまったから……」
「誤解なんだ……何だか寂しいなぁ……」
「えっ? ご、ゴメン!! そんなつもりで言った訳じゃないんだよ」
「うん、分かってるよ。りょう君との約束はもっと先の話だという事も分かってる……でも、私がプレゼントしたネックレスを直ぐにつけてくれたのはとても嬉しかったんだ。だから大石さんや他の人達に誤解をされても変な質問をされても私は我慢するつもりだったの。だからお願い、りょう君!! 今日の事でネックレスを外すなんてことは思わないで!?」
カナちゃんはいつになく真剣な表情で俺にお願いをしてきた。
正直言えば俺はバイト先でカナちゃんから誕生日プレゼントをもらった時、この場所じゃなければ嬉し過ぎてカナちゃんの事を抱きしめていたかもしれないくらいの喜びを感じていたから……
最近の俺は7歳差もある俺とカナちゃんの関係を憎んでいる。会うたびに凄いスピードで成長していっているカナちゃんが頭から離れなくなっているから……
「カナちゃん、大丈夫だよ。俺はこのネックレスを外すつもりはないから」
俺の一番の宝物を誰が外すものか……
「あ、ありがとう、りょう君……」
目に涙を溜めながらも嬉しそうな表情をしているカナちゃんがとても愛おしく思う俺であった。
「さぁ、次に会う時は『七夕祭り』だよ。当日、元気な姿で会おうね?」
「うん、りょう君こそ、体調崩さないようにね? アイスクリームを食べ過ぎてお腹を壊したりしないでね? フフフ……」
「ハハハ、俺がアイスクリームを食べ過ぎるなんて……いや、あり得るよな? ありがとう、気を付けるよ」
「フフフ……私も気を付けよっと」
「 「ハハハハハ」 」
俺達は笑顔で帰路につくのであった。
そして遂に今日は7月5日の日曜日、青葉第二小学校で行われる『七夕祭り』の日がやってきた。だいたいどこの小学校でも開催されているが、今年の平成21年7月7日は火曜日なので毎年、7日に一番近い日曜日に開催されるのだ。
そういえば俺の母校の青六小は昨日の土曜日に行われていたっけ? たしか母さんも顔を出したって言ってたよな? 香織おばさんが園長をしている園児達がゲスト参加で踊りをするから見に行くって……やっぱ母さんは根っからの子供好きなんだなぁ……身体さえ壊さなかったら本当は今でも幼稚園の先生をやっていたんだろうなぁ……
――――――――――――――――――――――――
俺達、ボランティア部は現地集合になっている。部員の中では俺は青二小に近い所に住んで居るので時間に余裕があったけど、カナちゃんを家まで迎えに行くと約束をしていたので少し早めに出かけることにした。
途中、山田さんの自宅の前を自転車で通り過ぎようとした時、中から翔太君と桜ちゃんらしき二人が自宅から出て行く姿を見かけた。でも俺は相変わらず翔太君とはほとんど会話をしたことがなかったので声をかけずにカナちゃんの家に向かうことに……
今日は日曜だし二人はデートにでも行くのかな?
はぁ、羨ましいよなぁ……って、俺は何を中学生に対して羨ましがっているんだよ!?
俺だって今日はカナちゃんと一緒にボランティア活動をするんだし、そんな大差は無いぜ!! と、思うことにしよう……
ピンポーン
俺はカナちゃんの自宅に着きインターホンを押す。
するとインターホン越しでは無く自宅の中から「はーい!!」という声が聞こえてきた。
あれ? でも今の声はカナちゃんでは無かったような……
ガチャッ
「はーい、いらっしゃーい、鎌田君。わざわざ加奈子を迎えに来てくれてありがとねぇ?」
元気よく家の外に出て来たのはカナちゃんのお母さんだった。
カナちゃんのお母さんに会うのは2年前のエキサイトランドで会った以来だけど、相変わらずカナちゃんに似て綺麗な人だよなぁ……ってか、カナちゃんがお母さんに似ているんだよな?
ほんと、カナちゃんのお母さんとカナちゃんは香織おばさんと広美と同じで美人母娘だよなぁ……
「こ、こんにちは。お久しぶりです。今日はカナちゃんにうちのボランティア部の手伝いをしてもらうことになりありがとうございます」
「フフフ、何を言っているの、鎌田君? うちの方こそ中学生の娘が大学生のお手伝いをさせていただけるなんて光栄よ。逆にご迷惑をおかけしないかとても心配だしねぇ……」
「いえ、カナちゃんはとてもしっかりしているので全然、大丈夫ですよ。逆にうちの部の1年生の方が心配なくらいですし……ハハハ……」
「フフフ……鎌田君ってとても面白い子ね。それに2年前よりもずっと大人っぽくなっているし……加奈ちゃんが鎌田君の事をお気に入りなのがよく分かるわぁ」
「えっ!? い、いや、あの、そのぉ……」
「フフフ……照れた顔も可愛らしくていいわねぇ。あ、そうだ。おばさんも今日から鎌田君の事をりょう君って呼んでも構わないかしら?」
「え? は、はい……それは別にいいですけど……」
「ダメーッ!! 絶対にダメーッ!!」
カナちゃんが血相を変えて玄関先に飛んで来た。
「か、カナちゃん……」
「あら、加奈ちゃん? やっと準備が終わったのね? あなたの準備が終わるまでお母さんが鎌田君とお話をして繋いでおいたからねっ。ウフッ」
「それはどうも。さぁ、りょう君、お母さんとの話はもういいから早く行きましょう?」
カナちゃんはそう言いながら俺の手を引っ張ってきた。
「え? ああ、そうだね。それでは失礼します」
「はーい、二人共、行ってらっしゃーい」
カナちゃんのお母さんは満面の笑みで俺達の事を見送るのだった。
1
あなたにおすすめの小説
天才天然天使様こと『三天美女』の汐崎真凜に勝手に婚姻届を出され、いつの間にか天使の旦那になったのだが...。【動画投稿】
田中又雄
恋愛
18の誕生日を迎えたその翌日のこと。
俺は分籍届を出すべく役所に来ていた...のだが。
「えっと...結論から申し上げますと...こちらの手続きは不要ですね」「...え?どういうことですか?」「昨日、婚姻届を出されているので親御様とは別の戸籍が作られていますので...」「...はい?」
そうやら俺は知らないうちに結婚していたようだった。
「あの...相手の人の名前は?」
「...汐崎真凛様...という方ですね」
その名前には心当たりがあった。
天才的な頭脳、マイペースで天然な性格、天使のような見た目から『三天美女』なんて呼ばれているうちの高校のアイドル的存在。
こうして俺は天使との-1日婚がスタートしたのだった。
恋人、はじめました。
桜庭かなめ
恋愛
紙透明斗のクラスには、青山氷織という女子生徒がいる。才色兼備な氷織は男子中心にたくさん告白されているが、全て断っている。クールで笑顔を全然見せないことや銀髪であること。「氷織」という名前から『絶対零嬢』と呼ぶ人も。
明斗は半年ほど前に一目惚れしてから、氷織に恋心を抱き続けている。しかし、フラれるかもしれないと恐れ、告白できずにいた。
ある春の日の放課後。ゴミを散らしてしまう氷織を見つけ、明斗は彼女のことを助ける。その際、明斗は勇気を出して氷織に告白する。
「これまでの告白とは違い、胸がほんのり温かくなりました。好意からかは分かりませんが。断る気にはなれません」
「……それなら、俺とお試しで付き合ってみるのはどうだろう?」
明斗からのそんな提案を氷織が受け入れ、2人のお試しの恋人関係が始まった。
一緒にお昼ご飯を食べたり、放課後デートしたり、氷織が明斗のバイト先に来たり、お互いの家に行ったり。そんな日々を重ねるうちに、距離が縮み、氷織の表情も少しずつ豊かになっていく。告白、そして、お試しの恋人関係から始まる甘くて爽やかな学園青春ラブコメディ!
※夏休み小話編2が完結しました!(2025.10.16)
※小説家になろう(N6867GW)、カクヨムでも公開しています。
※お気に入り登録、感想などお待ちしています。
元おっさんの幼馴染育成計画
みずがめ
恋愛
独身貴族のおっさんが逆行転生してしまった。結婚願望がなかったわけじゃない、むしろ強く思っていた。今度こそ人並みのささやかな夢を叶えるために彼女を作るのだ。
だけど結婚どころか彼女すらできたことのないような日陰ものの自分にそんなことができるのだろうか? 軟派なことをできる自信がない。ならば幼馴染の女の子を作ってそのままゴールインすればいい。という考えのもと始まる元おっさんの幼馴染育成計画。
※この作品は小説家になろうにも掲載しています。
※【挿絵あり】の話にはいただいたイラストを載せています。表紙はチャーコさんが依頼して、まるぶち銀河さんに描いていただきました。
∞
桜庭かなめ
恋愛
高校1年生の逢坂玲人は入学時から髪を金色に染め、無愛想なため一匹狼として高校生活を送っている。
入学して間もないある日の放課後、玲人は2年生の生徒会長・如月沙奈にロープで拘束されてしまう。それを解く鍵は彼女を抱きしめると約束することだった。ただ、玲人は上手く言いくるめて彼女から逃げることに成功する。そんな中、銀髪の美少女のアリス・ユメミールと出会い、お互いに好きな猫のことなどを通じて彼女と交流を深めていく。
しかし、沙奈も一度の失敗で諦めるような女の子ではない。玲人は沙奈に追いかけられる日々が始まる。
抱きしめて。生徒会に入って。口づけして。ヤンデレな沙奈からの様々な我が儘を通して見えてくるものは何なのか。見えた先には何があるのか。沙奈の好意が非常に強くも温かい青春ラブストーリー。
※タイトルは「むげん」と読みます。
※完結しました!(2020.7.29)
俺を振ったはずの腐れ縁幼馴染が、俺に告白してきました。
true177
恋愛
一年前、伊藤 健介(いとう けんすけ)は幼馴染の多田 悠奈(ただ ゆうな)に振られた。それも、心無い手紙を下駄箱に入れられて。
それ以来悠奈を避けるようになっていた健介だが、二年生に進級した春になって悠奈がいきなり告白を仕掛けてきた。
これはハニートラップか、一年前の出来事を忘れてしまっているのか……。ともかく、健介は断った。
日常が一変したのは、それからである。やたらと悠奈が絡んでくるようになったのだ。
彼女の狙いは、いったい何なのだろうか……。
※小説家になろう、ハーメルンにも同一作品を投稿しています。
※内部進行完結済みです。毎日連載です。
幸せのありか
神室さち
恋愛
兄の解雇に伴って、本社に呼び戻された氷川哉(ひかわさい)は兄の仕事の後始末とも言える関係企業の整理合理化を進めていた。
決定を下した日、彼のもとに行野樹理(ゆきのじゅり)と名乗る高校生の少女がやってくる。父親の会社との取引を継続してくれるようにと。
哉は、人生というゲームの余興に、一年以内に哉の提示する再建計画をやり遂げれば、以降も取引を続行することを決める。
担保として、樹理を差し出すのならと。止める両親を振りきり、樹理は彼のもとへ行くことを決意した。
とかなんとか書きつつ、幸せのありかを探すお話。
‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐
自サイトに掲載していた作品を、閉鎖により移行。
視点がちょいちょい変わるので、タイトルに記載。
キリのいいところで切るので各話の文字数は一定ではありません。
ものすごく短いページもあります。サクサク更新する予定。
本日何話目、とかの注意は特に入りません。しおりで対応していただけるとありがたいです。
別小説「やさしいキスの見つけ方」のスピンオフとして生まれた作品ですが、メインは単独でも読めます。
直接的な表現はないので全年齢で公開します。
イケボすぎる兄が、『義妹の中の人』をやったらバズった件について
のびすけ。
恋愛
春から一人暮らしを始めた大学一年生、天城コウは――ただの一般人だった。
だが、再会した義妹・ひよりのひと言で、そんな日常は吹き飛ぶ。
「お兄ちゃんにしか頼めないの、私の“中の人”になって!」
ひよりはフォロワー20万人超えの人気Vtuber《ひよこまる♪》。
だが突然の喉の不調で、配信ができなくなったらしい。
その代役に選ばれたのが、イケボだけが取り柄のコウ――つまり俺!?
仕方なく始めた“妹の中の人”としての活動だったが、
「え、ひよこまるの声、なんか色っぽくない!?」
「中の人、彼氏か?」
視聴者の反応は想定外。まさかのバズり現象が発生!?
しかも、ひよりはそのまま「兄妹ユニット結成♡」を言い出して――
同居、配信、秘密の関係……って、これほぼ恋人同棲じゃん!?
「お兄ちゃんの声、独り占めしたいのに……他の女と絡まないでよっ!」
代役から始まる、妹と秘密の“中の人”Vライフ×甘々ハーレムラブコメ、ここに開幕!
社畜OLが学園系乙女ゲームの世界に転生したらモブでした。
星名柚花
恋愛
野々原悠理は高校進学に伴って一人暮らしを始めた。
引越し先のアパートで出会ったのは、見覚えのある男子高校生。
見覚えがあるといっても、それは液晶画面越しの話。
つまり彼は二次元の世界の住人であるはずだった。
ここが前世で遊んでいた学園系乙女ゲームの世界だと知り、愕然とする悠理。
しかし、ヒロインが転入してくるまであと一年ある。
その間、悠理はヒロインの代理を務めようと奮闘するけれど、乙女ゲームの世界はなかなかモブに厳しいようで…?
果たして悠理は無事攻略キャラたちと仲良くなれるのか!?
※たまにシリアスですが、基本は明るいラブコメです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる