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第一章 銀狼は青に還りて
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*閲覧注意です*
ーーー
あぁ、と声を上げ続ける口からは知らない内に涎が垂れていた。目も自然に潤んで涙が溢れてくる。
「あ、気持ち良い。もっと」
あまりの気持ち良さに、無意識に男にねだってしまった。男はニヤリと笑うと、乳首から口を離して下の方に顔を動かす。
そして太陽のソレを口に含んだ。
あ、これヤバい。気持ちい…。
「ふ…あ、いい」
温かい口内に包まれ腰からゾクゾクと快感が這い上がってきた。
その間にも男は口いっぱいに頬張り、舐め回して。ゆっくりと顔を上下に動かしてきた。
じゅぷ じゅぷ じゅぷ
男が顔を動かす度に、洞内にいやらしい音が響く。太陽の感じる声も反響して辺りに響いた。
「あ!も、もう、イっちゃう!」
男の舌のあまりの気持ち良さに、あぁ!と嬌声を上げた瞬間。快感が弾けた。
太陽の中から熱が迸って、男の口内に飛び出た。それを男が残すことなく口に受け止め、そのまま男の喉仏が上下した。
『他人に口でされる』という初めての快感に、太陽は息を整えながら呆然とした。
昨日ルースと過ごした夜も勿論気持ち良かったし、何より好きな人と触れ合える多幸感に包まれた一夜だった。
でも今夜は刺激と快感しかない。
好きでもない知らない男に触られて。それなのに途方も無い快感を感じてしまった。
何だか自分が汚れてしまった様な気がした。
「うっ、俺、何でこんな…」
途中から自分を抑えられ無かった。始めは仕方なく許した筈なのに、いつの間か快感に支配されて自分からねだってしまった。
「俺こんな筈じゃ…」
罪悪感と嫌悪感でポロポロと泣き出した太陽に男がオロオロと慌て始めた。
「何故泣く?痛かった?」
「違う。気持ち良かった。でも俺ルースさんが好きな筈なのに。こんなに感じるなんて、自分の気持ちがもうわかんない…」
男は太陽を優しく抱きしめた。
「お前、悪くない。俺が頼んだ」
「でも」
「必要な事だった。明日わかる」
男は太陽の下着とズボンを拾うと太陽に渡してくれた。それを履いた頃には、男は獣の姿に戻っていた。
そのまま太陽に寄り添って丸くなる。
「モウオソイ、ネタホウガイイ」
男の言った「必要な事だった」という言葉が気になったが、獣は丸くなるとサッサと目を閉じてしまった。話してくれる様子も無さそうだ。
明日になればわかる。
男はそう言った。それなら今は身体を休めよう。藁は意外にも寝心地が良かった。少し肌寒くて獣に寄り添う。
ルースは今頃どうしてるだろう。
今日は早めに帰ると言っていたのに、帰ったら太陽が居なくて、少しは心配してくれただろうか。少しは探してくれただろうか。それとも、諦めてもう出発してしまった?
寝ようと閉じた目の裏に、ルースの優しい笑顔が浮かんでくる。
おやすみなさい、ルースさん。
心の中でルースにおやすみの挨拶をして、太陽は眠りについた。
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あぁ、と声を上げ続ける口からは知らない内に涎が垂れていた。目も自然に潤んで涙が溢れてくる。
「あ、気持ち良い。もっと」
あまりの気持ち良さに、無意識に男にねだってしまった。男はニヤリと笑うと、乳首から口を離して下の方に顔を動かす。
そして太陽のソレを口に含んだ。
あ、これヤバい。気持ちい…。
「ふ…あ、いい」
温かい口内に包まれ腰からゾクゾクと快感が這い上がってきた。
その間にも男は口いっぱいに頬張り、舐め回して。ゆっくりと顔を上下に動かしてきた。
じゅぷ じゅぷ じゅぷ
男が顔を動かす度に、洞内にいやらしい音が響く。太陽の感じる声も反響して辺りに響いた。
「あ!も、もう、イっちゃう!」
男の舌のあまりの気持ち良さに、あぁ!と嬌声を上げた瞬間。快感が弾けた。
太陽の中から熱が迸って、男の口内に飛び出た。それを男が残すことなく口に受け止め、そのまま男の喉仏が上下した。
『他人に口でされる』という初めての快感に、太陽は息を整えながら呆然とした。
昨日ルースと過ごした夜も勿論気持ち良かったし、何より好きな人と触れ合える多幸感に包まれた一夜だった。
でも今夜は刺激と快感しかない。
好きでもない知らない男に触られて。それなのに途方も無い快感を感じてしまった。
何だか自分が汚れてしまった様な気がした。
「うっ、俺、何でこんな…」
途中から自分を抑えられ無かった。始めは仕方なく許した筈なのに、いつの間か快感に支配されて自分からねだってしまった。
「俺こんな筈じゃ…」
罪悪感と嫌悪感でポロポロと泣き出した太陽に男がオロオロと慌て始めた。
「何故泣く?痛かった?」
「違う。気持ち良かった。でも俺ルースさんが好きな筈なのに。こんなに感じるなんて、自分の気持ちがもうわかんない…」
男は太陽を優しく抱きしめた。
「お前、悪くない。俺が頼んだ」
「でも」
「必要な事だった。明日わかる」
男は太陽の下着とズボンを拾うと太陽に渡してくれた。それを履いた頃には、男は獣の姿に戻っていた。
そのまま太陽に寄り添って丸くなる。
「モウオソイ、ネタホウガイイ」
男の言った「必要な事だった」という言葉が気になったが、獣は丸くなるとサッサと目を閉じてしまった。話してくれる様子も無さそうだ。
明日になればわかる。
男はそう言った。それなら今は身体を休めよう。藁は意外にも寝心地が良かった。少し肌寒くて獣に寄り添う。
ルースは今頃どうしてるだろう。
今日は早めに帰ると言っていたのに、帰ったら太陽が居なくて、少しは心配してくれただろうか。少しは探してくれただろうか。それとも、諦めてもう出発してしまった?
寝ようと閉じた目の裏に、ルースの優しい笑顔が浮かんでくる。
おやすみなさい、ルースさん。
心の中でルースにおやすみの挨拶をして、太陽は眠りについた。
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