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第三章 空を舞う赤、狂いて
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*閲覧注意です*
表現濁してますが、内容はハードです。
ーーー
視界を埋め尽くしたのは鮮やかで美しい緑。
ルースの足元から急速に広がった緑色の光が床や壁を伝って部屋全体を覆うと、蔦の様な植物に実体化した。
部屋全体を覆う緑の籠。いやもしかしたら檻なのかもしれない。
それが部屋全体を覆い、太陽とルースを小さな部屋の中に閉じ込めた。
所々に柔らかく光を放つ花が咲き、幻想的な光が部屋の中と2人を照らす。
蔦が太陽の足元をつたい、両脚にからまった。それはまるで太陽を逃さないとするかの様だ。
「こんなに煽って…もう手放してやれないよ。きっと君が元の世界に帰りたいって泣いて叫んでも、僕は君を閉じ込めて、縛りつけて、きっと逃さない」
昏い瞳で見つめてくるルースにゾクゾクする。彼はこんな表情もするのか。初めて見る表情に思わず笑みが溢れた。
いつもどこか一歩引いてる彼の態度がもどかしかった。いつも自分ばかりが想ってる気がして。でもそうじゃない。こんなにも彼は自分に執着してくれている。
「いいです、俺の事、閉じ込めても。その代わり」
「……」
「もう他の奴を抱いたりしないで。俺がルースさんだけの物になるから。だからルースさんも俺だけの物になってください」
無言で見つめながら、ルースから口づけてきた。それが返事だった。
◇◇◇
視界に映る緑が揺れる。
視界の端に、自由を奪われた己の腕と手が見えていた。天井から伸びた蔦が、太陽の手や腕に絡まり、その自由を奪い拘束して、快感に悶える動きさえ制限していた。
巻きつき絡みつく蔦は自分への執着を表す様で。それがまた嬉しくて。胸を喜びが満たした。
太陽の自由を奪った男の動きに合わせて、太陽はされるがまま揺れていた。
「タイヨウ、愛してる…もうどこにも行かないで」
繰り返される行為に、床には白い液体が滴り落ちていた。出されては、搔き出される。まさに今も。
「あっ、ん!また…」
奥に刺さり、中に熱を放出した。そのまま唇を奪われる。
深く熱い口づけに、息をするのもやっとだ。口の端から、互いに混じり合った唾液がこぼれ落ちる。
その間も、恋人の手は、太陽自身を休ませる事なく刺激した。
「あ…あふっ、ん、いきそう」
「待って…」
強制的に両脚を広げられ、その間に恋人が顔を埋めた。その光景が羞恥心を刺激し、さらに欲望と快感を高める。
太陽が限界を迎え、ルースは全てを飲み込んだ。
そしてまた興奮したルースが、宙吊りにされたままの太陽を再び貫いた。
そして、また、揺れる。
揺れているのは自分。
囲む緑。揺れる視界。
ここには誰も入れない。
誰にも邪魔されない。
自分と愛しい人しか存在しない2人だけの世界。
これまでに感じた事のない喜びに包まれながら、太陽は大きな快楽に飲まれた。
表現濁してますが、内容はハードです。
ーーー
視界を埋め尽くしたのは鮮やかで美しい緑。
ルースの足元から急速に広がった緑色の光が床や壁を伝って部屋全体を覆うと、蔦の様な植物に実体化した。
部屋全体を覆う緑の籠。いやもしかしたら檻なのかもしれない。
それが部屋全体を覆い、太陽とルースを小さな部屋の中に閉じ込めた。
所々に柔らかく光を放つ花が咲き、幻想的な光が部屋の中と2人を照らす。
蔦が太陽の足元をつたい、両脚にからまった。それはまるで太陽を逃さないとするかの様だ。
「こんなに煽って…もう手放してやれないよ。きっと君が元の世界に帰りたいって泣いて叫んでも、僕は君を閉じ込めて、縛りつけて、きっと逃さない」
昏い瞳で見つめてくるルースにゾクゾクする。彼はこんな表情もするのか。初めて見る表情に思わず笑みが溢れた。
いつもどこか一歩引いてる彼の態度がもどかしかった。いつも自分ばかりが想ってる気がして。でもそうじゃない。こんなにも彼は自分に執着してくれている。
「いいです、俺の事、閉じ込めても。その代わり」
「……」
「もう他の奴を抱いたりしないで。俺がルースさんだけの物になるから。だからルースさんも俺だけの物になってください」
無言で見つめながら、ルースから口づけてきた。それが返事だった。
◇◇◇
視界に映る緑が揺れる。
視界の端に、自由を奪われた己の腕と手が見えていた。天井から伸びた蔦が、太陽の手や腕に絡まり、その自由を奪い拘束して、快感に悶える動きさえ制限していた。
巻きつき絡みつく蔦は自分への執着を表す様で。それがまた嬉しくて。胸を喜びが満たした。
太陽の自由を奪った男の動きに合わせて、太陽はされるがまま揺れていた。
「タイヨウ、愛してる…もうどこにも行かないで」
繰り返される行為に、床には白い液体が滴り落ちていた。出されては、搔き出される。まさに今も。
「あっ、ん!また…」
奥に刺さり、中に熱を放出した。そのまま唇を奪われる。
深く熱い口づけに、息をするのもやっとだ。口の端から、互いに混じり合った唾液がこぼれ落ちる。
その間も、恋人の手は、太陽自身を休ませる事なく刺激した。
「あ…あふっ、ん、いきそう」
「待って…」
強制的に両脚を広げられ、その間に恋人が顔を埋めた。その光景が羞恥心を刺激し、さらに欲望と快感を高める。
太陽が限界を迎え、ルースは全てを飲み込んだ。
そしてまた興奮したルースが、宙吊りにされたままの太陽を再び貫いた。
そして、また、揺れる。
揺れているのは自分。
囲む緑。揺れる視界。
ここには誰も入れない。
誰にも邪魔されない。
自分と愛しい人しか存在しない2人だけの世界。
これまでに感じた事のない喜びに包まれながら、太陽は大きな快楽に飲まれた。
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