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異世界卵スタート
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どうしてこうなったのかな。
全然分からない。
いや、記憶はある。
日本人で高校生だった。
だったっていうのは、バイト先のコンビニで強盗に刺されて死んだからだ。
熱くて痛くて、冷たくなって、目の前が真っ暗になったのを覚えている。
だからたぶん、これは転生したんだと思う。
でも何でこんなに窮屈な物に閉じ込められて、川のような所に流されてるんだろう?
目覚める前の、今世の記憶がほとんどない。
もしかしてアレかな?
川から流れてきたヤツをお婆さんが拾って食べようと真っ二つに・・・・・・。
いや、されたら死ぬって。
竹から生まれたお姫様だって、切りどころが悪かったら死んでるって。
怖いな昔話!
・・・・・・なんてくだらないことを考えてるのは、あまりにも暇なのと体が冷えてきているからだ。
長く水に浸かっているからだろう。
体温がじわじわと奪われている。
そうして眠くなってきたんだよね。
低体温症ってヤツかな。
雪山で遭難したら、眠っちゃいけないって。
そのまま死んじゃうって。
今の僕って、そういう感じだと思うんだ。
・・・・・・何で?
せっかく生まれ変わったらしいのに、気付いたら速攻終わりって。
だってコレって、絶対捨てられたよね?
朧気に『要らない子だ』って誰かが言ったのを覚えてる。
僕、そんなに悪いことしたのかなあ・・・。
どうして捨てられちゃったの?
もし神様がいるなら、次はせめて外の空気を吸わせてください。
一度でいいから外の世界を見てから死にたい。
眠くて眠くて意識が落ちる瞬間、何かにざばっと水の中から抱え上げられたけど、分かったのはそれだけだった。
◇◇◇
──厄介なモノを拾ってしまった。
これは卵だ。
おそらく普通の卵じゃない。
弱々しいが、微かな魔力が肌を刺すようだ。
無意識に威圧をしているのだろうか。
心配ないというようにそっと撫でてやると、すうっと消えた。
・・・消えたが、鼓動も消えそうだ。
慌てて抱え込んで、静かにそっと魔力を流していくと、卵がほんのり温かくなった。
ホッと一安心する。
そのまま暫く魔力を流しながら、卵を観察する。
人族の赤子の頭くらいの大きさで真っ白い色。
何時から水に浸かっていたのか、冷え切っていた。
──俺がソレを見つけたのは偶然だった。
今日の野営場所を決めて近くの川に水を汲みに来たら、今にも沈みそうな白いモノが流れてきたのだ。
何故かもの凄く惹かれて拾い上げれば、今にも死にそうな気配のする卵だった。
卵は温めてやらないと孵らない。
この卵はもうじき孵りそうなくらい育っているのに、中まで冷たくなっていつ死んでもおかしくなかった。
咄嗟に濡れていない上着で包み、野営場所に戻ると魔力を流した。
俺は他に温められるような毛皮とかないから仕方なく抱え込む。
魔力は孵化するのに必要だと聞いたことがあった。
普通は親が温めながら魔力を流して育てるのだと・・・。
どうしてこの卵が川に流されていたのか分からないが、俺には見捨てるという選択肢はなかった。
偶然か必然か。
神の采配か。
とにもかくにも卵は命拾いしたのだった。
暫く魔力を流したら、どうやら鼓動も落ち着いたようだ。
しかしその辺に転がしておくわけにもいかないので、少し考え幅の広い長い布を出し、卵を包んで腹の辺りに来るように肩から斜めがけして固定した。
そのまま野営準備を整える。
もう一度水を汲みに行き、焚き火で簡単なスープを作ると軽く炙ったパンにラズの実のジャムを乗せて齧る。
スープを飲んでひと息吐くと、食器を片付けて焚き火の番をしながら考える。
(卵ということからして、リザードマン系かな?もしくはワイバーン系か。どちらにしても少し様子をうかがって、誰か捜しに来ていれば引き渡そう。そうでない場合は・・・)
そっと撫でて溜息を吐いた。
「拾ったものは最後まで面倒を見るよ」
卵がふるっと震えた。
◇◇◇
僕は夢見心地でうとうとしていた。
温かくてゆらゆら、気持ちいい。
時折流れてくる柔らかい光。
魔力?
微睡みの中で本能的なモノなのか、この世界のこと、自分の力の知識が頭に浮かぶ。
ゆっくりゆっくり・・・。
基本的な情報が頭に入ったとき、パチッと目が醒めた。
まさしく覚醒した。
ここから出なくちゃ。
出て、生きて、世界を見て回るんだ。
ああ。そこに誰かがいてくれるといいな。
独りじゃ寂しいけど、2人ならきっと楽しい。
そう思いながらこの狭い殻にぐっと力を込めた。
なんかその手が自分の知っているモノじゃない気がしたが、出ることに必死でそれ以上考えなかった。
ピシリ。
罅が入った。
◇◇◇
「うわ」
腹に抱えた卵が、寝ず番をしていた明け方近くに急に動き出した。
まさか、孵るのか?!
慌てて布をほどき、布を広げて卵をそっと下ろす。
ジッと見つめていると、罅が入った。
少しづつ罅が広がっていく。
思わずゴクリと唾を飲み込んだ瞬間、パキッと音が響いて、中から顔を出したのは・・・。
「・・・・・・は?」
リザードマンでもワイバーンでもない。
真っ白な鱗に金の瞳。
前足は胸の辺りにあって、翼は普通に背中にある。
リザードマンは翼がないし、ワイバーンは翼に前足がある
どこを見てもその種族に一致しない。
「・・・・・・まさか」
俺は実物を見たことがないが、里には何人か見た者がいて、よく寝物語に聞かせてくれた。
『その性質によって色が違うそうだが、わしらが見たのは水竜でのぉ、水色のきれいな鱗だった。千年生きる我らも初めて見た』
「キュイ?」
そう鳴いて首を傾げる生き物は。
長老たちに聞かされていた『竜』にそっくりだった。
「まじかぁ・・・・・・」
手のひらサイズの可愛らしい竜は、割れた殻をよじ登って俺の方へ身を乗り出そうとし・・・転けた。
ものの見事に、お手本のように転けて顔からべしょっと地面に落ちた。
数秒後、金の瞳に水の膜が張って、みるみる盛り上がっていく。
ヤバいと思った瞬間、目から零れ落ちた。
ピュイーとか細い声を出して。
慌てて抱えて撫で摩った。
「大丈夫か?痛い所ないか?!」
「キュイキュイ」
まるでちゃんと言葉が分かるように、首を振りながら返事をした。
「・・・可愛いなあ」
思わず頬擦りをした。
◇◇◇
殻を割って顔を出した僕は、ぱっと目が合ったお兄さん?に一瞬見蕩れた。
凄く綺麗な人。
淡い金髪に翠の瞳。中性的な顔の・・・。
凄く大きい人。
え?
ここは巨人の国かな?
僕以外は皆大きいって事?
とりあえずあの美人さんの所へ言ってお礼をしなくちゃ。
だって魔力が僕にくれたのとおんなじなんだよ。
この人が助けてくれたんだよね?
頑張って殻をよじ登っていたら、慣れない体に悪戦苦闘して・・・転けた。
顔からべしょっといった。
痛くないけど恥ずかしくて涙が溢れてきた。
さっきから僕の声がキュイピュイ聞こえて、あれ僕言葉が話せない、なんて思って。
手足が爬虫類みたいって思ったら、ああ、僕は『竜』だったって気付いた。
「大丈夫か?痛い所ないか?!」
って美人さんが言うから、大丈夫って首を振った。
実際は「キュイキュイ」言っただけだけどね。
こんな感じで、僕の異世界転生は卵から無事に孵って漸く始まるのだった。
全然分からない。
いや、記憶はある。
日本人で高校生だった。
だったっていうのは、バイト先のコンビニで強盗に刺されて死んだからだ。
熱くて痛くて、冷たくなって、目の前が真っ暗になったのを覚えている。
だからたぶん、これは転生したんだと思う。
でも何でこんなに窮屈な物に閉じ込められて、川のような所に流されてるんだろう?
目覚める前の、今世の記憶がほとんどない。
もしかしてアレかな?
川から流れてきたヤツをお婆さんが拾って食べようと真っ二つに・・・・・・。
いや、されたら死ぬって。
竹から生まれたお姫様だって、切りどころが悪かったら死んでるって。
怖いな昔話!
・・・・・・なんてくだらないことを考えてるのは、あまりにも暇なのと体が冷えてきているからだ。
長く水に浸かっているからだろう。
体温がじわじわと奪われている。
そうして眠くなってきたんだよね。
低体温症ってヤツかな。
雪山で遭難したら、眠っちゃいけないって。
そのまま死んじゃうって。
今の僕って、そういう感じだと思うんだ。
・・・・・・何で?
せっかく生まれ変わったらしいのに、気付いたら速攻終わりって。
だってコレって、絶対捨てられたよね?
朧気に『要らない子だ』って誰かが言ったのを覚えてる。
僕、そんなに悪いことしたのかなあ・・・。
どうして捨てられちゃったの?
もし神様がいるなら、次はせめて外の空気を吸わせてください。
一度でいいから外の世界を見てから死にたい。
眠くて眠くて意識が落ちる瞬間、何かにざばっと水の中から抱え上げられたけど、分かったのはそれだけだった。
◇◇◇
──厄介なモノを拾ってしまった。
これは卵だ。
おそらく普通の卵じゃない。
弱々しいが、微かな魔力が肌を刺すようだ。
無意識に威圧をしているのだろうか。
心配ないというようにそっと撫でてやると、すうっと消えた。
・・・消えたが、鼓動も消えそうだ。
慌てて抱え込んで、静かにそっと魔力を流していくと、卵がほんのり温かくなった。
ホッと一安心する。
そのまま暫く魔力を流しながら、卵を観察する。
人族の赤子の頭くらいの大きさで真っ白い色。
何時から水に浸かっていたのか、冷え切っていた。
──俺がソレを見つけたのは偶然だった。
今日の野営場所を決めて近くの川に水を汲みに来たら、今にも沈みそうな白いモノが流れてきたのだ。
何故かもの凄く惹かれて拾い上げれば、今にも死にそうな気配のする卵だった。
卵は温めてやらないと孵らない。
この卵はもうじき孵りそうなくらい育っているのに、中まで冷たくなっていつ死んでもおかしくなかった。
咄嗟に濡れていない上着で包み、野営場所に戻ると魔力を流した。
俺は他に温められるような毛皮とかないから仕方なく抱え込む。
魔力は孵化するのに必要だと聞いたことがあった。
普通は親が温めながら魔力を流して育てるのだと・・・。
どうしてこの卵が川に流されていたのか分からないが、俺には見捨てるという選択肢はなかった。
偶然か必然か。
神の采配か。
とにもかくにも卵は命拾いしたのだった。
暫く魔力を流したら、どうやら鼓動も落ち着いたようだ。
しかしその辺に転がしておくわけにもいかないので、少し考え幅の広い長い布を出し、卵を包んで腹の辺りに来るように肩から斜めがけして固定した。
そのまま野営準備を整える。
もう一度水を汲みに行き、焚き火で簡単なスープを作ると軽く炙ったパンにラズの実のジャムを乗せて齧る。
スープを飲んでひと息吐くと、食器を片付けて焚き火の番をしながら考える。
(卵ということからして、リザードマン系かな?もしくはワイバーン系か。どちらにしても少し様子をうかがって、誰か捜しに来ていれば引き渡そう。そうでない場合は・・・)
そっと撫でて溜息を吐いた。
「拾ったものは最後まで面倒を見るよ」
卵がふるっと震えた。
◇◇◇
僕は夢見心地でうとうとしていた。
温かくてゆらゆら、気持ちいい。
時折流れてくる柔らかい光。
魔力?
微睡みの中で本能的なモノなのか、この世界のこと、自分の力の知識が頭に浮かぶ。
ゆっくりゆっくり・・・。
基本的な情報が頭に入ったとき、パチッと目が醒めた。
まさしく覚醒した。
ここから出なくちゃ。
出て、生きて、世界を見て回るんだ。
ああ。そこに誰かがいてくれるといいな。
独りじゃ寂しいけど、2人ならきっと楽しい。
そう思いながらこの狭い殻にぐっと力を込めた。
なんかその手が自分の知っているモノじゃない気がしたが、出ることに必死でそれ以上考えなかった。
ピシリ。
罅が入った。
◇◇◇
「うわ」
腹に抱えた卵が、寝ず番をしていた明け方近くに急に動き出した。
まさか、孵るのか?!
慌てて布をほどき、布を広げて卵をそっと下ろす。
ジッと見つめていると、罅が入った。
少しづつ罅が広がっていく。
思わずゴクリと唾を飲み込んだ瞬間、パキッと音が響いて、中から顔を出したのは・・・。
「・・・・・・は?」
リザードマンでもワイバーンでもない。
真っ白な鱗に金の瞳。
前足は胸の辺りにあって、翼は普通に背中にある。
リザードマンは翼がないし、ワイバーンは翼に前足がある
どこを見てもその種族に一致しない。
「・・・・・・まさか」
俺は実物を見たことがないが、里には何人か見た者がいて、よく寝物語に聞かせてくれた。
『その性質によって色が違うそうだが、わしらが見たのは水竜でのぉ、水色のきれいな鱗だった。千年生きる我らも初めて見た』
「キュイ?」
そう鳴いて首を傾げる生き物は。
長老たちに聞かされていた『竜』にそっくりだった。
「まじかぁ・・・・・・」
手のひらサイズの可愛らしい竜は、割れた殻をよじ登って俺の方へ身を乗り出そうとし・・・転けた。
ものの見事に、お手本のように転けて顔からべしょっと地面に落ちた。
数秒後、金の瞳に水の膜が張って、みるみる盛り上がっていく。
ヤバいと思った瞬間、目から零れ落ちた。
ピュイーとか細い声を出して。
慌てて抱えて撫で摩った。
「大丈夫か?痛い所ないか?!」
「キュイキュイ」
まるでちゃんと言葉が分かるように、首を振りながら返事をした。
「・・・可愛いなあ」
思わず頬擦りをした。
◇◇◇
殻を割って顔を出した僕は、ぱっと目が合ったお兄さん?に一瞬見蕩れた。
凄く綺麗な人。
淡い金髪に翠の瞳。中性的な顔の・・・。
凄く大きい人。
え?
ここは巨人の国かな?
僕以外は皆大きいって事?
とりあえずあの美人さんの所へ言ってお礼をしなくちゃ。
だって魔力が僕にくれたのとおんなじなんだよ。
この人が助けてくれたんだよね?
頑張って殻をよじ登っていたら、慣れない体に悪戦苦闘して・・・転けた。
顔からべしょっといった。
痛くないけど恥ずかしくて涙が溢れてきた。
さっきから僕の声がキュイピュイ聞こえて、あれ僕言葉が話せない、なんて思って。
手足が爬虫類みたいって思ったら、ああ、僕は『竜』だったって気付いた。
「大丈夫か?痛い所ないか?!」
って美人さんが言うから、大丈夫って首を振った。
実際は「キュイキュイ」言っただけだけどね。
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