20 / 83
やさぐれ令嬢のニワトリ 4
しおりを挟む
口では悪態を吐きながら、こうしてまわりに人がいなくなるとこれである……。
令嬢の胸元はすっかり涙でびしょぬれで、そこに抱きすくめられているパールの頭もすっかり濡れてしまっている。
「お嬢様……このままじゃ、泣きすぎで身体が干からびちゃいます。やっぱりなんとか反撃を……」
しかしエミリアは即座に否定。
「違うわ。これは涙じゃない。何某の、汁よ」
「……汁……」
それが賢いお嬢様の言うことだろうか。
「わたしが泣くのはお父様に何かあったときだけ。あんな奴らのためになんて、涙するのももったいない」
高慢に口をへの字に曲げながらも、その“何某の汁”を、流し続ける令嬢に。ニコラは非情に呆れたが、それ以上つっこむのは諦めた。
この頑なな令嬢が、例の出来事のせいでひどく心を痛めているのは確かなのだから。
エミリアは、どんなに悲しくても、悔しくても。まわりにはけしてクヨクヨしている姿は見せたくないと心に誓っていた。
あんなことで自分たちの立場を優位にしたまま、不義を通そうという者たちになど、絶対に負けるもんかと思っていた。
結果、折れぬ彼女の姿を見た者たちは、彼女を図太い女だと言い、自分たちが傷つけたせいであるのに、彼女がとがった顔をしているのを見ると、『なんて邪悪な顔』『蛇みたいな女だ』と、裏でこそこそと噂した。
それでもエミリアは、弱い自分を見せるよりは断然マシだと思っていた。
彼女の父は王国の元騎士。戦歴も素晴らしく、屈強で、同僚たちにも慕われ、国王にも重用された自慢の父アルフォンス。
けれどもその父は、ふた月前に怪我で引退。
永く国王の忠臣として勤めていた父は、国王のもとを離れなければならないことを、ひどく気に病んでいた。
そんな父のことを考えると……エミリアは、弱音を吐けない。
命さえかけて国を守ってきた父に、色恋のごたごたや、学園生活での人間関係などでクヨクヨする姿など、絶対に見せられなかった。
こんなことで、心配をかけるわけにはいかないのである。
悪役令嬢と呼ばれることは不名誉で、父には絶対に聞かせたくはないが……まずは、悪意に屈する自分を見せたくない。
……だからこそ、エミリアは自分を鼓舞するためにも毒を吐く。
「婚約破棄がなんなのよ……お父様は、いつも命を賭して国を守っていらしたのよ。クソくらえなのよ……。なにが悪役令嬢よ……鳥っこ令嬢よ……蛇女上等よ……強そうじゃないの……やったろうじゃないの……」
「あーはいはい、そうですよね。お嬢様、何某の汁と鼻水が出てますよ」
口と眼光は威勢がいいが、どうにも涙と諸々の汁のせいでなんともしまらない。
仕方がない、と、ニコラ。
あんなに素直に笑っていた彼女が、こうも尖った表情ばかりになってしまったことは悲しいが……本人がこう頑なでは。現状ではどうしようもない。
これは、時の流れが彼女の心を癒すのを待つしかないのかもしれなかった。
「まあ……もう学園生活は今年が最後ですしねぇ……」
と、ニコラがため息をついた瞬間。しかめ面で泣いていたエミリアの目がカッと鋭く光る。
「そうよ! もう最終学年なのよ。弱音を吐いてる場合じゃないの! 勉強よ勉強! ニコラ! 参考書をありったけ持ってきてちょうだい!」
娘は駆り立てられるように奮起した、が。ニコラは困り顔。
「お嬢様……もうお手持ちの参考書は全部終わってしまいましたよ。それに今日もお天気が悪いですし、お買い物に行くのも難しいかと……」
諦めるように言われ、エミリアは残念そうな顔を空へ向ける。
確かに、暗い空は今にも雨が落ちてきそうだった。
ここのところ、この辺りはずっと天気が悪い。
雨期でもないのに、西の空から暗い雲が流れ込んでくる。
今の時期、このあたりの地域は春の陽気に包まれているはずが、ずっと肌寒かった。
これにはエミリアも心配そうに鶏小屋を見た。
「困ったわね……隣国の竜王陛下は、いったいいつまでご機嫌が悪いのかしら……。これがずっと続くようなら、パールの居場所を少し考えないといけないわ……」
「お嬢様、野鳥たちの噂によれば、竜王陛下はここひと月ほど、末の妹君と大喧嘩なさっていて、隣国はずっと天候が荒れているらしいです。困ったものです。隣国に近い領地は、ここよりももっと影響を受けているみたいですよ……」
ニコラの顔は畏怖に満ちている。
この王国の隣には、偉大なドラゴンを王として栄える竜王国がある。
竜王は、人族では遥かに及ばぬほどのすさまじい魔力を持ち、その力は地を砕き、天を揺るがすと言われている。
彼が怒ると天候が荒れ、近隣の国もその影響を受けてしまう。
「竜王陛下は、口から炎を出して、拳からは雷光を放つほど激しく怒っておられるそうです。怖いですねぇ……」
ヒヨコ顔を肩に沈めるように首をすくめるニコラに、何故かエミリアは「あらぁ」と羨望のまなざし。
「そうなの? なんて羨ましい……」
「は……?」
「わたしも手から雷光でも出たら、即刻ドミニクたちを突き刺してやるのに……残念だわ。わたしも竜人族に生まれつきたかった、ね? パール」
「コケ!」
「……」
エミリアが名を呼ぶと、足元の雄鶏が同意するように鳴く。
いいわねぇ竜王様は……と、実感のこもったため息を吐く娘に、ニコラはまた呆れた顔をした。と、彼女は思い出したように令嬢に訊ねる。
「そういえばお嬢様……宴の日、癇癪を起してダンスホールの天窓を割り散らかしたとか噂されてますけど……本当ですか?」
あんな高いところにあるものをどうやって? と、疑わしそうな顔で首をひねるニコラに、エミリアは眉間にしわをよせる。
「はあ? なんのこと? 知らないわ」
令嬢の胸元はすっかり涙でびしょぬれで、そこに抱きすくめられているパールの頭もすっかり濡れてしまっている。
「お嬢様……このままじゃ、泣きすぎで身体が干からびちゃいます。やっぱりなんとか反撃を……」
しかしエミリアは即座に否定。
「違うわ。これは涙じゃない。何某の、汁よ」
「……汁……」
それが賢いお嬢様の言うことだろうか。
「わたしが泣くのはお父様に何かあったときだけ。あんな奴らのためになんて、涙するのももったいない」
高慢に口をへの字に曲げながらも、その“何某の汁”を、流し続ける令嬢に。ニコラは非情に呆れたが、それ以上つっこむのは諦めた。
この頑なな令嬢が、例の出来事のせいでひどく心を痛めているのは確かなのだから。
エミリアは、どんなに悲しくても、悔しくても。まわりにはけしてクヨクヨしている姿は見せたくないと心に誓っていた。
あんなことで自分たちの立場を優位にしたまま、不義を通そうという者たちになど、絶対に負けるもんかと思っていた。
結果、折れぬ彼女の姿を見た者たちは、彼女を図太い女だと言い、自分たちが傷つけたせいであるのに、彼女がとがった顔をしているのを見ると、『なんて邪悪な顔』『蛇みたいな女だ』と、裏でこそこそと噂した。
それでもエミリアは、弱い自分を見せるよりは断然マシだと思っていた。
彼女の父は王国の元騎士。戦歴も素晴らしく、屈強で、同僚たちにも慕われ、国王にも重用された自慢の父アルフォンス。
けれどもその父は、ふた月前に怪我で引退。
永く国王の忠臣として勤めていた父は、国王のもとを離れなければならないことを、ひどく気に病んでいた。
そんな父のことを考えると……エミリアは、弱音を吐けない。
命さえかけて国を守ってきた父に、色恋のごたごたや、学園生活での人間関係などでクヨクヨする姿など、絶対に見せられなかった。
こんなことで、心配をかけるわけにはいかないのである。
悪役令嬢と呼ばれることは不名誉で、父には絶対に聞かせたくはないが……まずは、悪意に屈する自分を見せたくない。
……だからこそ、エミリアは自分を鼓舞するためにも毒を吐く。
「婚約破棄がなんなのよ……お父様は、いつも命を賭して国を守っていらしたのよ。クソくらえなのよ……。なにが悪役令嬢よ……鳥っこ令嬢よ……蛇女上等よ……強そうじゃないの……やったろうじゃないの……」
「あーはいはい、そうですよね。お嬢様、何某の汁と鼻水が出てますよ」
口と眼光は威勢がいいが、どうにも涙と諸々の汁のせいでなんともしまらない。
仕方がない、と、ニコラ。
あんなに素直に笑っていた彼女が、こうも尖った表情ばかりになってしまったことは悲しいが……本人がこう頑なでは。現状ではどうしようもない。
これは、時の流れが彼女の心を癒すのを待つしかないのかもしれなかった。
「まあ……もう学園生活は今年が最後ですしねぇ……」
と、ニコラがため息をついた瞬間。しかめ面で泣いていたエミリアの目がカッと鋭く光る。
「そうよ! もう最終学年なのよ。弱音を吐いてる場合じゃないの! 勉強よ勉強! ニコラ! 参考書をありったけ持ってきてちょうだい!」
娘は駆り立てられるように奮起した、が。ニコラは困り顔。
「お嬢様……もうお手持ちの参考書は全部終わってしまいましたよ。それに今日もお天気が悪いですし、お買い物に行くのも難しいかと……」
諦めるように言われ、エミリアは残念そうな顔を空へ向ける。
確かに、暗い空は今にも雨が落ちてきそうだった。
ここのところ、この辺りはずっと天気が悪い。
雨期でもないのに、西の空から暗い雲が流れ込んでくる。
今の時期、このあたりの地域は春の陽気に包まれているはずが、ずっと肌寒かった。
これにはエミリアも心配そうに鶏小屋を見た。
「困ったわね……隣国の竜王陛下は、いったいいつまでご機嫌が悪いのかしら……。これがずっと続くようなら、パールの居場所を少し考えないといけないわ……」
「お嬢様、野鳥たちの噂によれば、竜王陛下はここひと月ほど、末の妹君と大喧嘩なさっていて、隣国はずっと天候が荒れているらしいです。困ったものです。隣国に近い領地は、ここよりももっと影響を受けているみたいですよ……」
ニコラの顔は畏怖に満ちている。
この王国の隣には、偉大なドラゴンを王として栄える竜王国がある。
竜王は、人族では遥かに及ばぬほどのすさまじい魔力を持ち、その力は地を砕き、天を揺るがすと言われている。
彼が怒ると天候が荒れ、近隣の国もその影響を受けてしまう。
「竜王陛下は、口から炎を出して、拳からは雷光を放つほど激しく怒っておられるそうです。怖いですねぇ……」
ヒヨコ顔を肩に沈めるように首をすくめるニコラに、何故かエミリアは「あらぁ」と羨望のまなざし。
「そうなの? なんて羨ましい……」
「は……?」
「わたしも手から雷光でも出たら、即刻ドミニクたちを突き刺してやるのに……残念だわ。わたしも竜人族に生まれつきたかった、ね? パール」
「コケ!」
「……」
エミリアが名を呼ぶと、足元の雄鶏が同意するように鳴く。
いいわねぇ竜王様は……と、実感のこもったため息を吐く娘に、ニコラはまた呆れた顔をした。と、彼女は思い出したように令嬢に訊ねる。
「そういえばお嬢様……宴の日、癇癪を起してダンスホールの天窓を割り散らかしたとか噂されてますけど……本当ですか?」
あんな高いところにあるものをどうやって? と、疑わしそうな顔で首をひねるニコラに、エミリアは眉間にしわをよせる。
「はあ? なんのこと? 知らないわ」
14
あなたにおすすめの小説
婚約破棄で、おひとり様になれるはずだったのに!?
パリパリかぷちーの
恋愛
主人公ルシアン・ヴァイオレットは、「悪役令嬢」として振る舞う孤独愛好家の公爵令嬢。念願だった第一王子アランとの婚約破棄を言い渡されると、内心では歓喜し、大都会の喧騒から逃れて森の奥の廃墟同然の別荘へと引きこもる。ルシアンの目的は、誰にも邪魔されない至高の静寂ライフを満喫することだった。
しかし、彼女の理想郷にはすでに先客がいた。それは、無口で無愛想だがハイスペックな謎の男、キース。実は彼は、王国の裏社会を統べる『影の英雄』と呼ばれる辺境伯であり、ルシアンの孤高の姿に心奪われた重度の隠れファンだった。
悪役令嬢はSランク冒険者の弟子になりヒロインから逃げ切りたい
鍋
恋愛
王太子の婚約者として、常に控えめに振る舞ってきたロッテルマリア。
尽くしていたにも関わらず、悪役令嬢として婚約者破棄、国外追放の憂き目に合う。
でも、実は転生者であるロッテルマリアはチートな魔法を武器に、ギルドに登録して旅に出掛けた。
新米冒険者として日々奮闘中。
のんびり冒険をしていたいのに、ヒロインは私を逃がしてくれない。
自身の目的のためにロッテルマリアを狙ってくる。
王太子はあげるから、私をほっといて~
(旧)悪役令嬢は年下Sランク冒険者の弟子になるを手直ししました。
26話で完結
後日談も書いてます。
お人好しの悪役令嬢は悪役になりきれない
あーもんど
恋愛
ある日、悪役令嬢に憑依してしまった主人公。
困惑するものの、わりとすんなり状況を受け入れ、『必ず幸せになる!』と決意。
さあ、第二の人生の幕開けよ!────と意気込むものの、人生そう上手くいかず……
────えっ?悪役令嬢って、家族と不仲だったの?
────ヒロインに『悪役になりきれ』って言われたけど、どうすれば……?
などと悩みながらも、真っ向から人と向き合い、自分なりの道を模索していく。
そんな主人公に惹かれたのか、皆だんだん優しくなっていき……?
ついには、主人公を溺愛するように!
────これは孤独だった悪役令嬢が家族に、攻略対象者に、ヒロインに愛されまくるお語。
◆小説家になろう様にて、先行公開中◆
【完結】ど近眼悪役令嬢に転生しました。言っておきますが、眼鏡は顔の一部ですから!
As-me.com
恋愛
完結しました。
説明しよう。私ことアリアーティア・ローランスは超絶ど近眼の悪役令嬢である……。
気が付いたらファンタジー系ライトノベル≪君の瞳に恋したボク≫の悪役令嬢に転生していたアリアーティア。
原作悪役令嬢には、超絶ど近眼なのにそれを隠して奮闘していたがあらゆることが裏目に出てしまい最後はお約束のように酷い断罪をされる結末が待っていた。
えぇぇぇっ?!それって私の未来なの?!
腹黒最低王子の婚約者になるのも、訳ありヒロインをいじめた罪で死刑になるのも、絶体に嫌だ!
私の視力と明るい未来を守るため、瓶底眼鏡を離さないんだから!
眼鏡は顔の一部です!
※この話は短編≪ど近眼悪役令嬢に転生したので意地でも眼鏡を離さない!≫の連載版です。
基本のストーリーはそのままですが、後半が他サイトに掲載しているのとは少し違うバージョンになりますのでタイトルも変えてあります。
途中まで恋愛タグは迷子です。
婚約破棄を望む伯爵令嬢と逃がしたくない宰相閣下との攻防戦~最短で破棄したいので、悪役令嬢乗っ取ります~
甘寧
恋愛
この世界が前世で読んだ事のある小説『恋の花紡』だと気付いたリリー・エーヴェルト。
その瞬間から婚約破棄を望んでいるが、宰相を務める美麗秀麗な婚約者ルーファス・クライナートはそれを受け入れてくれない。
そんな折、気がついた。
「悪役令嬢になればいいじゃない?」
悪役令嬢になれば断罪は必然だが、幸運な事に原作では処刑されない事になってる。
貴族社会に思い残すことも無いし、断罪後は僻地でのんびり暮らすのもよかろう。
よしっ、悪役令嬢乗っ取ろう。
これで万事解決。
……て思ってたのに、あれ?何で貴方が断罪されてるの?
※全12話で完結です。
若い頃に婚約破棄されたけど、不惑の年になってようやく幸せになれそうです。
長岡更紗
恋愛
侯爵令嬢だったユリアーナは、第一王子のディートフリートと十歳で婚約した。
仲睦まじく過ごしていたある日、父親の死をきっかけにどん底まで落ちたユリアーナは婚約破棄されてしまう。
愛し合う二人は、離れ離れとなってしまったのだった。
ディートフリートを待ち続けるユリアーナ。
ユリアーナを迎えに行こうと奮闘するディートフリート。
二人に巻き込まれてしまった、男装の王弟。
時に笑い、時に泣き、諦めそうになり、奮闘し……
全ては、愛する人と幸せになるために。
他サイトと重複投稿しています。
全面改稿して投稿中です。
ツンデレ王子とヤンデレ執事 (旧 安息を求めた婚約破棄(連載版))
あみにあ
恋愛
公爵家の長女として生まれたシャーロット。
学ぶことが好きで、気が付けば皆の手本となる令嬢へ成長した。
だけど突然妹であるシンシアに嫌われ、そしてなぜか自分を嫌っている第一王子マーティンとの婚約が決まってしまった。
窮屈で居心地の悪い世界で、これが自分のあるべき姿だと言い聞かせるレールにそった人生を歩んでいく。
そんなときある夜会で騎士と出会った。
その騎士との出会いに、新たな想いが芽生え始めるが、彼女に選択できる自由はない。
そして思い悩んだ末、シャーロットが導きだした答えとは……。
表紙イラスト:San+様(Twitterアカウント@San_plus_)
※以前、短編にて投稿しておりました「安息を求めた婚約破棄」の連載版となります。短編を読んでいない方にもわかるようになっておりますので、ご安心下さい。
結末は短編と違いがございますので、最後まで楽しんで頂ければ幸いです。
※毎日更新、全3部構成 全81話。(2020年3月7日21時完結)
★おまけ投稿中★
※小説家になろう様でも掲載しております。
追放された悪役令嬢は貧乏になっても図太く生きますわ!
ワールド
恋愛
貴族の娘として生まれた公爵令嬢クラリッサ。
陰謀の濡れ衣を着せられ、華やかな社交界から追放――そして辿り着いたのは、ボロ小屋と畑だけの辺境村!?
「結構ですわ! 紅茶がなければハーブティーを淹れればいいじゃありませんの!」
貧乏生活でも持ち前の図太さで、村の改革に乗り出すクラリッサ。
貧乏でも優雅に、下剋上でも気高く!
そんな彼女の前に現れたのは、前世(王都)で彼女を陥れた元婚約者……ではなく、なぜか彼の弟で村に潜伏していた元騎士で――?
「俺は見てた。貴女の“ざまぁ”は、きっとまだ終わっちゃいない。」
ざまぁとスローライフ、そしてちょっとの恋。
令嬢、辺境で図太く咲き誇ります!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる