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2 アサータ王国へ
16 仲良し
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マオリはいろんな話をしてくれた。
マオリは小さいころに入った迷いの森で真っ青なドラゴンを見た。子供が入れるような森の入口にドラゴンが現れるはずはないと笑われたのが魔獣の研究者になったきっかけだという話、子供が入ってはいけない奥まで入って両親に叱られたとか、いまだに子供の頃みた真っ青なドラゴンを見つけていないとか……。
セクウはいつもの表情のない顔、なのにちょっと口が開いてしまって王子とは思えない間抜けな顔でその話を聞いていた。
この時から3人は仲が良くなった気がする。”"仲良きことは美しきかな”って前世でじいちゃんちの玄関に飾られた色紙に書いてあったなあ うん めでたし めでたし
なんか じいちゃんの気持ちが分かる気がするぞ
マオリの念入りな健康観察にもすっかり慣れた僕は大きなあくびをする。マオリはそのまま口の中を覗き込んだ。
セクウが言うには、たとえこんなに小さなコドモトビネコであっても普通の人は口の中をのぞき込んだり、指を入れたりする事は出来ないんだって、だから日常的に健康観察ができるマオリって素晴らしい、んだってさ。本当は素晴らしいのは僕なんだけどね。
マオリはまだ有名な研究者って訳じゃ無いけど、行動的な若い研究者としてセクウはマオリに憧れていたみたいなんだ。で、貴族令嬢でレーナのメイドであってもコドモトビネコの観察をしているマオリにますますあこがれちゃったみたい。
学院内で仕入れた知識によると、この世界には身分制度がある。職業と言っていいのか難しいけれど”王族”とか”貴族”というのはある意味24時間年中無休の仕事だ。 商売や職人も大きいところは世襲制みたい。
でも職業選択の自由、が無い訳じゃなくて学園で知識を仕入れたり、資格を取ったりして、なりたい職業つく人だっている。
そうそう あのセクウの部屋にフホウシンニュウした男子学生は新聞記者になりたいんだって。スクープを求めてあんな事件を起こしたんだって。彼は退学になったり、罪に問われたりしたっておかしくなかったのにセクウのとりなしでがっつり叱られただけで済んだからすっかりセクウのシンパになったみたい。
学院で僕に会うと最敬礼して、ついでにセクウの姿が無いか探したりしているし、第二王子(幽霊王子ではない)の賢くてかわいい使い魔の記事を書いてくれたからこそ僕は学院内を大きな顔して歩けるし、レーナの事もよく書いてくれたみたいでセクウが居ない日もお友達と楽しく過ごしているみたい。
新聞の力ってすごいよね?
レーナの居室でマオリの膝で丸くなって、セクウに宿題を教えてもらっているレーナを眺める。
「マー」
あくびをしながらちらりと窓の外に目をやると青い空が目に入る。いいなあ こんな時間がずっと続けばいいのにね。
マオリは小さいころに入った迷いの森で真っ青なドラゴンを見た。子供が入れるような森の入口にドラゴンが現れるはずはないと笑われたのが魔獣の研究者になったきっかけだという話、子供が入ってはいけない奥まで入って両親に叱られたとか、いまだに子供の頃みた真っ青なドラゴンを見つけていないとか……。
セクウはいつもの表情のない顔、なのにちょっと口が開いてしまって王子とは思えない間抜けな顔でその話を聞いていた。
この時から3人は仲が良くなった気がする。”"仲良きことは美しきかな”って前世でじいちゃんちの玄関に飾られた色紙に書いてあったなあ うん めでたし めでたし
なんか じいちゃんの気持ちが分かる気がするぞ
マオリの念入りな健康観察にもすっかり慣れた僕は大きなあくびをする。マオリはそのまま口の中を覗き込んだ。
セクウが言うには、たとえこんなに小さなコドモトビネコであっても普通の人は口の中をのぞき込んだり、指を入れたりする事は出来ないんだって、だから日常的に健康観察ができるマオリって素晴らしい、んだってさ。本当は素晴らしいのは僕なんだけどね。
マオリはまだ有名な研究者って訳じゃ無いけど、行動的な若い研究者としてセクウはマオリに憧れていたみたいなんだ。で、貴族令嬢でレーナのメイドであってもコドモトビネコの観察をしているマオリにますますあこがれちゃったみたい。
学院内で仕入れた知識によると、この世界には身分制度がある。職業と言っていいのか難しいけれど”王族”とか”貴族”というのはある意味24時間年中無休の仕事だ。 商売や職人も大きいところは世襲制みたい。
でも職業選択の自由、が無い訳じゃなくて学園で知識を仕入れたり、資格を取ったりして、なりたい職業つく人だっている。
そうそう あのセクウの部屋にフホウシンニュウした男子学生は新聞記者になりたいんだって。スクープを求めてあんな事件を起こしたんだって。彼は退学になったり、罪に問われたりしたっておかしくなかったのにセクウのとりなしでがっつり叱られただけで済んだからすっかりセクウのシンパになったみたい。
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